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2006年10月28日

ポン酢の共同開発

初めての試みでしたが、やってみました。

弊社のたで酢が縁で、「近海高級魚に合うポン酢を共同開発して貰えないか」との東京築地市場の老舗仲卸「尾辰商店」様からのご依頼です。

「尾辰商店」といえば、関サバ、関アジなど、近海高級魚を扱う東京築地市場の老舗仲卸としても知名度が高く、なにせ、「創業が明治元年、尾張の辰五郎さんが始めた…」となると築地市場の前身、日本橋魚河岸、その前の徳川幕府時代に…など、築地市場の発祥から検証しないと分からないほどの老舗中の老舗でもあり、つい最近「築地の老舗仲卸がデパ地下に初めて進出。」とのことでも話題になり、つとに知れ渡っている元気一杯、注目の仲卸様でもあります。

内容は「お客様に提供する近海鮮魚を最も美味しい状態で食べて頂けるポン酢を共同で開発したい。近海鮮魚に見劣りしない凛とした品格を持ったポン酢。」という難しいものでした。
食べ物の味覚と好き嫌いは十人十色です。味の上と下を合わせて塩梅をよくするなんてことはまったくもって至難の業といえるものです。
しかも近海の高級鮮魚となれば、素材自体が秀でているため、もしかしたら素材本体の味をじゃまする恐れもあります。
むしろ、味のない魚を引き立てる脇役としての役割の方がたやすいことと思ったりしましたが…

結局、あれこれ検討した結果、12とおりの試作品を造ることとなりました。
いずれも甲乙つけがたい良いものができあがりましたが、尾辰商店から送られてきたタラやブリ、アンコウなどの近海鮮魚で、いざ、実際に試食してみますと、それぞれの味に微妙な違いがあり、しかも関西と関東とでは味に対する評価の決定的な違いが出たりもしました。

地域によって評価の異なる「味」とは、誠に不思議なものと感心したり納得したりしております。

2006年10月25日

小粒でも…キラリ

銘柄は本物となりうるか…
キラリと光る、品質本意の食品が地方にはたくさんあります。
近年では、ネット販売の急速な普及に伴い、どこにいても通販を通じて欲しいものが手に入るようになってきております。

一時、その地方に行かなければ購入できなかった地方名産も今やその対象となってきており、急速な地方色の薄れも通販の発達とは無関係ではないように思われます。

そんな中でも、キラリと光る地方色丸出し製品の発掘は、さながらビーチコーミングに似せている様をも見せております。
何かしらの新しい発見に遭遇するかもしれないワクワク、ドキドキ感は人間の本性の一部が露出したものであるかもしれません。

先日、小生どものたで酢を取り上げて頂きました宮城の地方情報誌「ほっとらいん」が届きました。
【ひと味違う 注目〝地ダレ〝大特集】5品目の中の一品として弊社のたで酢の紹介を頂きました。
福井、青森、沖縄、北海道の、いずれも甲乙つけがたい地方の地ダレですが、よくもこれだけの地ダレを発掘したものと感心すると共に、取材・編集をされた方々のご苦労を思い、心からその労に敬意を表したいと思います。
聞くところによると、たで酢の色合いを出すのが難しくて、かなり無理をお願いしたとのこと、関係者の細やかなご配慮には頭が下がりますが、その細やかさは随所ににじみ出ており、全体的に品格のある小冊子と高く評価できます。

「小粒でもキラリと光る個性ある地方情報誌が宮城にある。」と、細やかな取材・編集を通じてその存在を強くアピールしていって頂きたいと、ファンの一人としてエールを送ります。

2006年10月23日

ポン酢と霜降

昨日は天気も良かったので奈良の生駒山に行ってまいりました。
木々の色は未だ染めいるまでには至りませんでしたが、そこかしこには深秋の兆しである落葉と紅葉がまだら模様となっており、美しさにはほど遠い景色として目につきました。

その中でも、葉を落とした山柿の大木が、その多くを黄色に染めて深空に映えてる様は、秋の深まりを決定づけるものとして、物言わぬ威厳を解き放つ貫禄さえも見せ、ひときわ冴えた風情を見せてくれてもおりました。

山頂に至る中腹には「ふれあい公園」があり、周囲を散策できるように整備されておりましたが、今は珍しい小さな山栗のイガ栗がそこかしこに落ちていたり、ドングリの実が落ち葉の陰にあったりと、しばし仕事のことを忘れて大阪の近郊にある豊かな自然を楽しんでまいりました。

暦の上では霜降。季節は秋から冬の準備へと、確実に歩を進めていることが強く感じられます。
季節の移ろいに敏感な大阪の各スーパー、デパートには鍋物のパートナー「ポン酢」が既に勢揃いしております。
林立している各種ポン酢の中で、ひときわ異彩を放つ「ポン酢」!
材料は全て国産の本物素材、手間暇かけた手造り製造、添加物なし、そしてどこまでも具材本来の味をじゃましない中で凛とした品格を兼ね備えている、そんなポン酢が今、正に世に生まれ出ようとしております。


2006年10月18日

味とは…

不思議なものです…

これで万全!と思って自信を持って作った果汁100%だけのぽんずが具材の活け締めタラに合いませんでした。
脂が乗っている活け締めのタラを食べたのも初めての経験でしたが、タラの身がこれほどうまいものだと知ったことは大発見です。

多くの方の常識は「タラはパサパサしていて味も素っ気もないもの。」で、小生も同じ思いで
「果汁だけの濃厚な味」をイメージしてレシピを作りましたが、結果は意外にも醸造酢を入れたものの方がキリッとした味となり、脂の乗ったタラにすんなり合いました。

思い入れと現実とではかなりのギャップがあることで、思い入れに単純にのめり込んだ頭をガツンと一発やられましたが、味とはかくも不思議なものと再認識をしております。

2006年10月16日

ヤナギタデの花が咲きました。

ヤナギタデの花が咲きました。
タデの葉もかなり赤みを帯びてきております。まだ多少の辛味は残っておりますが、初夏の強烈なピリッとは少し違った辛味です。
鮎を美味しく引き立たせてくれた「たで酢」の原料としての役割を終えて、次の世代へ引き継ぐための種を残す時期に入ってきていることが伺われます。

そして、季節の移ろいは夏の「たで酢」から深秋の「鍋物」へと確実にひた走っております。


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2006年10月12日

イヌタデの花

今年の初夏に採取したイヌタデの花が咲きました。
傍らには食用のヤナギタデがあり、少しずつ花を持ち始めております。

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2006年10月11日

文旦とすだち

柑橘系では最大級の文旦と徳島のすだちを比べてみました。

すだちは今が旬で、今年豊漁の秋刀魚をジュージュー焼いて、熱々のところにチュッと搾りかけて食べて頂ければ大衆魚が高級魚に大変身!醤油は全くいりません。

こんなに小さな果実でも、その存在感は大きなものがありますネ。

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2006年10月05日

小笠原からきた文旦

大きいですネー
昨日、小笠原母島から届きました。
小笠原母島からはるばる1,050㎏の船旅をして、更に陸路約600㎞の旅を終え、やっと大阪に届きました巨大な文旦です。

それにしてもこの様な巨大な果実が、一本の樹に数え切れないほどぶら下がっている様は見ている者を圧倒する壮観さがあるものと思います。

小笠原の自然は何でもでっかい!ものがあります。


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2006年10月04日

チャレンジ

美味しい秋!到来!

爽やかな風を終日感じる秋が来て、収穫の時を迎えました。
生きとし生けるもの、全ての生き物が喜び楽しむ収穫の時…
ズーと古代より続いている生物の営みはとぎれることなく、今年もまた大いなる大地は人が流した汗に応えてあまりある恵みをもたらしてくれました。

今、小生の工場はすだちの香りで一杯!です。
多くの善意の人の手を経て、今年も大いなる大地の恵みを一杯頂きました。

そのすだちの爽やかな香りに引かれて…新しいポン酢造りにチャレンジしております。
何回も何回も検討を重ねたレシピができて、ようやく試作までこぎ着けました。
手造りというシンプルな製造方法で、ポン酢の常識を越え、あまたある名のあるポン酢を退けることができるか否か、戦いは今、始まりました。


2006年10月02日

美味しいポン酢

「ポン酢」は調味料の雄「醤油」の地位に並ぶことができ得るか?
否、しからばソースにはどうか…

数ある和食調味料の中で「ポン酢」がクローズアップされております。
いろいろな判断要素がある中で、特に使いかっての良さが評価されているものと思います。
少し前までは高級料亭の調味料として、或いは「鍋物」以外への利用が殆ど為されないなど用途が限られ、季節の調味料の印象が強くありました。
しかしながら最近ではお酢ブームが引っ張ってくれていることもありますが、ここに至ってお酢商品が身近なものになり、使い方にもなじんできている人が増大したことがポン酢の評価に繋がっているものと思います。

多くのポン酢の中で「美味しい」の評価は人それぞれの持っている価値観にゆだねられるものと思いますが、当然のこととして厳選された確かな素材と作り手の持つ信頼感は、味と品質に的はずれのないポン酢を作り出すことは疑う余地がありません。

「美味しいポン酢造り」それはまさしく小生のずっと追い求める永遠のテーマ、終わりのない旅、です!