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京の秋最終便

京都の深まりゆく景色を見納めに、冬支度をしたいと思います。

季節は真冬に向かってひた走りに走っています。
秋景色は春の芽生え時期とは全く別の顔を見せており、今が華やぐ絶頂期を見せびら
かすかのように赤や黄色の派手な色合いを精一杯見せて、そして散り急いでいます。
しばし、降り注ぐ赤や黄色の落ち葉に目を止め、冬への心支度をしていきたいと思い
ます。


南禅寺三門

「一般には山門と書かれるが、正しくは三門と書く。」とパンフレットにあります。
入場料を払い、急階段を登ると最上階に出ることができます。

平地の中で唯一高所となっている三門からは京都の町並みを遠望でき、これもまた
格別の趣があります。

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三門を少し下ると天授庵があり、入り口から覗く庭園はそこだけがライトアップによ
りポコンと浮き出ており、さながら別世界の趣を呈し遠方に掲げられた一幅の絵画に
見えます。

四季折々の移ろいの中で何が人の琴線に一番伝わるのか究極の問いと答えがそこに感
じられ、物事を伝えるのに言葉を使うのをあえて避け、しかもこの時期、その一点に
集中して人の視覚にのみ訴える手法は、凡そ他の何者をも寄せ付けない凛とした美し
さを感じます。

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少し歩くと、皇室ゆかりの青蓮院門跡があります。

青蓮院庭園はまさに紅葉の最盛期にあり、落ち葉紅葉にも風情が感じられ印象に残る
ロケーションです。

ここには有名な不動明王童子画像(青不動)が伝えられております。

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平安神宮の右近の橘です。

国内におけるみかんの野生種で、資料によると「日本の固有種は沖縄のシークワサーと
橘の二種である。」との説があり、いわゆるみかんの原種であると伝えられる。

小生の関心は日本の固有種の一種であろうということにあります。
他の柑橘は外来種であり、特に関心の高い柚子は奈良時代に持ち込まれたという記述
があり、柚子に類似する柑橘は近縁種か突然変異、または雑種交配で増えていったこ
とが考えられています。

神社には必ずといってよいほど橘が植栽されています。
現在生食されているみかんとはほど遠い存在に見えますが、柑橘のルーツを知るには
貴重な存在だと思います。

樹勢も立派で、たくさんの果実を実らせていました。

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最後は永観堂のライトアップされた紅葉です。

この季節の紅葉のライトアップでは特に有名なスポットで、開園までしばらくの間、
長蛇の列の一員となり待ちました。

庭園の中では、ライトアップされた紅葉がまさに今、燃えているような真っ赤な色合
いを見せているのもあれば、黄色の色合いが赤色と混ざり合い、これまた深い味わい
を見せてくれているのもありました。


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極楽橋から見る放生池に落ちた紅葉も見事です。

この場所から見る様は、幻想的とも言える空間を見せてくれております。
放生池に落ちて水面を彩る紅葉とのコントラストもまた、別世界の趣を感じさせてく
れてます。
極楽橋とは言い得て妙、ですネ

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画仙堂の前に赤い毛氈を敷いた休みどころがあり、京の甘酒を飲みながら一休止して
しておりました。

どこからか笙の笛が聞こえてきましたので近づいて見ますと、弁天島に渡る石橋の上
に雅な服装の若者が雅楽を奏でておりました。

ゆったりとした時間が流れています。

周囲を真っ赤な紅葉に囲まれた静寂の中に笙の笛、これだけでも絵になっております。

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京の秋…
堪能できましたでしょうか。

さて、本格的な冬がもうそこまでやってきております。
巷にはジングルベル♪の曲一色になって、もう少しで今年も終わりであることを伝えて
くれています。
寒い時期に向かっています。
こんなときこそ鍋にポン酢です。
野菜の一杯入った「あったか鍋」を大勢で楽しんで頂きたいと思います。