国内各地で鮎漁も解禁となり、新聞などでアユ釣りの活況状況が報道されていました。
そのアユ料理に必須の調味料が「たで酢」です。
京都の床料理に供されるアユ料理は初夏の風物詩ともなります。
タデは、そのアユ料理を支える唯一の「たで酢」の原料となります。
このタデ圃場は、農薬類は一切使用しておりませんので、これからの圃場は来る日も来るも雑草との戦いとなります。
少し間をおくと手がつけられなくなりますので、その時間を作るのも大変です。
「アユにたで酢」はなぜ?
これは夏という厳しい暑さを乗り切るための古の知恵が詰まっていることにたどり着きます。
タデには辛み成分が含まれており、愛知県には夏の食べ物として「タデ汁」があることが報道されていました。
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雨が少なかった割りには順調に育っています。
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遡上する若鮎の成長と共に育つタデの存在は、古来より引き継がれた日本の伝統調味料を今に残す役割も担っています。
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無農薬栽培に徹してから、雑草との戦いを覚悟して見たものの、雑草はやはり強いですね。
それでも、懸命に大きな雑草から抜いていく作業を行い、小さな雑草は大きくなったら抜くという手抜きを覚えて実行しています。
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タデ圃場の隅に植えた柿が花をつけ、実がついていました。
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柿と同じく、圃場の隅に植えておいたすだちが実をつけています。
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樹高は1メートル足らずですが、意外とたくさんの実をつけています。
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こちらはレモンです。
レモンの木は、意外としっかりしていて鋭い刺も持っています。
周辺の柑橘の中では最も多く葉を食べられています。
無農薬なので、蝶にとっては安心が約束された産卵場所なのでしょう。
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虫食い状態の圃場ですが、「たで食う虫も好きずき」とはよく言ったものです。
タデ葉も虫に食べられています。
無農薬栽培とは、雑草との戦いの栽培方法でもあります。