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2012年01月25日

寒い日は鍋物でほっこり…

厳寒…
と、呼ばれる日が続いております。

1月も終盤にさしかかり、寒い!と感ずる日と暖かく感ずる日とのせめぎ合いの時期に入ってきており、淀川河川敷公園の梅のつぼみもふくらんできておりますので、まもなく訪れる暖かい春が待ち遠しい時期でもあります。

そんな中でもう一つ、年間で最も寒いと言われるこの時期に、残されている体力と気力で見えぬ敵と懸命に闘っている方々もおられます。

「ありがとう 闘い中…」のメールが入りました。

昭和38年の東京オリンピックを契機とした高度成長と、一方で過激な学生集団のデモ闘争は暴徒化し、各地で異常な社会不安を引き起こしておりました。
激動の時代ともいえるこんな不安定な社会情勢の中、時代を駆け抜けた強者は何事もなかったような平和な時代になってもなお、見えぬ病魔との闘いに挑んでおります。

「人生とは闘いの日々」である、とはよく言われ理解しているつもりではありましたが、いきなり現実を突きつけられることのこの厳しさをどのように受け止め伝えてよいのかがわかりません。

年を重ねる毎に、さらに受け止めざるをえない厳しい現実がいや増すであろうこともしっかりと受け止めていかなければならないのが人生であると、思い悩みもがき苦しんでおります。

話題を変えて…

こんな寒い夜はアツアツの鍋を囲んでワイワイとやりましょう。
最近は生姜でポッカポカの鍋物が大人気です。
生姜はすり下ろしでも刻んだものでも入れるだけでほとんどの鍋物に合いますので試してみたらよいと思います。

先日の新聞記事にも生姜特集が載っておりましたが、いろいろな商品があるものですね。
体によいものが一番ですので、そこのところを最大限考慮して新たな商品開発をしていきたいと考えているところです。

2012年01月10日

初春に福来たる

商売繁盛 笹もてコイ♪ 商売繁盛 笹もてコイ♪


「えべっさん」で親しまれている今宮神社に福を頂きに「商売繁盛」祈願をしてきました。
後ろから押され、前から押され、やっとの事で縁起物をぶら下げて頂く笹を手にすることができました。

「大阪で商売をしている人は必ずお参りをする。」という最も重要な場所とのことです。
そのこともあり、会社の従業員全員でお参りをするところもあると聞いております。

「郷にいれば郷に従え」とは古い諺ではありますが、現在にも通用する言葉だと思い小生もいろいろと努力をしたいところですが、でも、未だに出店で売っている串焼きや唐揚げなどを歩きながら食べたりすることができないところは、まだまだ郷に従い切れていないのかも知れません。

ともあれ大阪の初春の一大イベントであることは間違いないようです。

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「笹は頭上高く掲げてお持ち下さい。」のアナウンスもあり、頂いた笹が善男善女の顔に触れないように皆さん高く掲げて福娘の元に移動しています。

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ちなみに、小生のところはこんな具合になっております。
たくさん福がぶら下がっておりますので、これから始まる一年間の無病息災と福を呼び込む「商売繁盛」を祈願し、時には叱咤し、時には激励して頂くことになります。

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2012年01月01日

初日の出

やっと顔を見せてくれました。
2012年、平成24年の初日の出です。

皆様!あけましておめでとうございます。
本年は皆様にとってすばらしい飛躍の年になることを祈念しております。

しばらくは厚い雲に阻まれ、なかなか顔を出してくれませんでしたが、ようやく黄金の光とともに顔を見せてくれました。
まるで本年の先行きを占っているようです。

まだまだ厳しい経済状況は続くものと思われますが、後半は何かしらの明るい兆しが出てきてそのことに向かって大いに目的意識を持つことができますが、それでもはっきりとした輪郭がありませんので慎重にことを運ぶ必要があるようです。

難しい時代だからこそ挑戦する価値があり、ハードルが高いからこそやる気が高まります。
そのためにさらに健康つくりに励み、チャレンジャーとしての資質を高めていきたいと念じております。

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2011年12月27日

成果がもたらす高揚感

寒さにも慣れてきて、気がつけば12月も中盤をすぎて…
と思っていた矢先、クリスマス寒波襲来です。

それにしても、この時期の寒波襲来は年中行事の様相を見せており名称の由来もどうやらこの時期に集中することから命名されたようなところですか。

その寒波もどうやら通り過ぎたようで、寒気は感じられますがまずまずの穏やかな日よりとなっております。

先日、ミーティングで掃除をすることの意義を問いました。

「きれいにするため」
それでは答えになっておりません。

身も心もきれいにするとはどう言うことかがわかっていないようです。

「私はこのように考えている。」と前置きし「仕事に入る前、掃除をすることにより自分の気持ちに喝を入れて、さァー今日も精一杯仕事をやるぞ!」とスイッチを入れ替えることが理由の一つにある。」ことを伝えました。

「身も心もきれいにしたら自然とやる気が出てくるものだ。」と思います。

そして、人生における「仕事」の意義を考えています。

人間にとって仕事はとても大切なものです。
たとえば従事する時間を切り取って単純に計算しますと1日という単位の三分の一は仕事に費やします。
残りの三分の二のうち、半分は睡眠の時間であり、残りを食事やスキルアップなどのプライベートに使います。

このように考えますと、人生の大半を費やす仕事の重要性と位置づけが「人の生きるすべ」といえることかも知れません。

それと、

近頃、とみに気になることがあるのですが、それは「仕事」への考え方が小生のころとかなり変わってきているような気がしてなりません。
仕事への考え方や捉え方が人生を物差しとして評価されておらず、単に生活のための資金確保目的になっているような気がします。

どうしてそのような考え方が支配的になってしまっているかと考えてみました。
理由の一つに刹那主義的な思いがあり、そこに誘因しているのが経済的にも精神的にも不安定要因の元に生活せざるを得ない現実の社会環境があるのではないかと思うのです。

目標・目的がしっかり持てない、希望が持ちにくいことが将来への不安を増幅しており、遠い将来よりも近未来の一時期を無難に通過することをやむなく受け入れてしまっているのではないかと思うのです。

つまりは都会では人と人との社会的繋がりが希薄の中で生活しているという多くの現実があり、その中で誰しもが心を許せる友人を得たいと渇望している側面があります。
「他人に私生活を干渉されたくないけれども孤独は耐えられない。話し相手が欲しい。」ことになります。
この矛盾についてどのように説明したらよいのでしょうか。

目標・目的を持った人生は将来への希望を持たせた大切な人生事業です。
人は「生きる」ことを事業活動としている人生事業の経営者でもあります。
大企業や中小企業等の事業責任者には交代や禅譲などにより経営から退くことができますが、人生事業に引退はありません。

故に、人は「生きる事業活動」と「人生事業の経営」について1日という単位の三分の一を費やす「仕事」を通して、一大事業活動を営んでいることを理解頂けると思うのです。

そして、何事にも真剣に誠実に対応したことが成果として手元にもたらされたとき、人は達成感によるその高揚感に浸り満足することができるのです。

おそらく、その高揚感は明日への栄養素となってさらに前に進む原動力となることは間違いありません。

零細企業の故に小生などには引退などは考えられないことですが、その方が「仕事」ができて返って良いのかも知れません。
日々取るに足らない小さい事柄なのですが、小さいながらにたくさんの目標と目的を持って取り組んでおりますので、為しえた成果によって達成感が得られる確率も数多くあり、結果、小さい高揚感を栄養素にして日々忙しい時間を刻んでおるところです。

2011年12月04日

フグに合うポン酢

今日は12月4日
12月に入ったと思ったら、アッという間にもう4日目です。

月日が経つのはなぜこんなに早いのでしょう。
不思議な感覚に陥っています。

小生、最近某所においてショップ運営全般について、それぞれ専門家の指導により勉強しています。

そこで問題提起がされました。

「すだちぽん酢とフグに合うポン酢のどちらかを選ぶとしたらフグに合うポン酢を選ぶと思う。」

なるほど!

購買意欲は何によって刺激されるか、それは目の中にパッと飛び込むタイトルによって購入の意思判断がされてしまうことが多いようです。

小生の商品は単に「すだちぽんず」です。

「中身が良ければきっとわかってもらえる。」

と、ずっと思っていましたが…

待てよ、だけど、買ってもらわなければ中身の良さもわからない。

手に取るだけではなく、買ってもらえることがまず先決という順序のことかナー

とりあえず「何とかしなければ」いけないことは理解しているのですが…


話は変わって…

このところ、いろいろなところから、いろいろな問い合わせが増えております。

その中には「フグに合うポン酢」もありました。

それは嬉しかったですよ。

これまで蓄積してきた「フグに合うポン酢」がやっと日の目を見る機会が得られようとしているのですから。
聞くところによると、大手有名デパートにも納品されているとか。

どのような方々の手元に届けられるのか期待と不安が入り交じって複雑な心境の中におりますが、心の中には大きな期待を込めながら昨日その仕込みを終えました。

時々に味を確認しながらの作業でしたが、作りたての単調な味の未熟さを残しながらもまずまずの味となり、目標となる位置取りは達成されたものと思います。
これから熟成の期間を待ってさらに磨きがかかり、絶妙な「フグに合う味」に仕上がって行きます。


2011年11月07日

小笠原島レモン

台風の季節が過ぎ、いよいよ秋も深まってきたところに世界自然遺産に登録された小笠原から「小笠原島レモン」が到着しました。

東京から南に1,000㎞離れた小笠原父島から、さらに50㎞離れた母島からこのレモンは送られて参りました。

台風の発生地でもあり、数日居座る台風通過後の塩害などで全滅する年もあったようですが、今年はまずまずの収穫であったようです。

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少し大振りの小笠原島レモンと徳島のすだちを比べてみました。

すだちは24g、大振りの柚子は208g、小笠原島レモンは280gでした。

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2011年11月05日

香りの使者

10年日記帳を読み返していたら、3年前のちょうど今ころフグ料理に合うぽん酢「ゆこうポン酢」の試作に取りかかっていた記述があります。

「鍋物全般」に合うポン酢が主流となっているこの時期に、なぜフグ料理に合うポン酢に敢えて挑戦しようとしていたのかを思い出しています。

その挑戦に対する答えが先日返ってきました。

「フグ料理に合うポン酢」の問い合わせが10月の初めにあり、京都での展示会に出展するところまで全速力で対応することができたのです。

予期せぬ問い合わせに適切に対応するためには日々研鑽を怠らずそこから得られた製品情報などのデータを蓄積し、いざ必要な時のためいくつもの「予備製品」を常備することが大切であることを痛感しているところです。

フグに合うポン酢(ゆこう果汁を主体に味つけをしています。)、ゆずポン酢、すだちポン酢の3種類を出展したのですが、予想に反してゆずポン酢に軍配が上がりました。

「京都は香りを楽しむ」とのコメントも添えられており、なるほど!合点がいきます。

そんな折、晩秋の香りの使者「柚子」が徳島からやって参りました。
今年の柚子達もできが良く、色づきも上々のようです。

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柚子の収穫が終わると木々は葉を落とし、回りの景色は駆け足で冬に向かって参ります。

今年も残り少なくなってきたなアー

気がつけば、いつの間にか11月に突入しておりました。


2011年09月24日

淀川周辺のタデ

あまりにも気候がよいので淀川周辺を散策してきました。

猛暑のころ、大変気になる植物「タデ」の群生地を見つけてありましたので、過酷な自然の中でどのような生育の変化を見せながら成長していくのか、その過程を観察するのが楽しみでしたが、生息環境によってそれぞれ成長のしかたに違いがあることに気づき記録して観察してみました。

土手のヤナギタデは当然水分補給が一番難しく、直射日光にさらされ猛暑のころは刈れてしまったものも認められました。しかしながら、過酷な環境をしぶとく生き延びたものは早くも茎を真っ赤に染め、それぞれの葉の先端からはヤナギのような細い一本の穂を垂らして威風堂々の様子を示しておりました。

このヤナギタデはホンタデとも呼ばれ、細い葉と細い穂、そして秋になると真っ赤に染める茎が特徴です。
もちろん、他のタデにはない強烈な辛味を唯一持っております。

時々葉を噛んで辛味を点検しておりますが、やはり栽培しているタデとは違い辛味が強いように感じます。

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こちらは一番気になる群生地のタデですが、このタデにもチラホラ穂が出始めていることが確認できます。こちらのタデはまだ青々としており、穂の出方も少ないようです。これからどのように変化していくのか大変楽しみな風景となっております。

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自宅で栽培しているタデの出穂の状況です。花も白く上方に向かっており、まだ若々しくて出始めの状況が見て取れます。

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いずれも同じヤナギタデですが、見たとおりに穂の出方や葉の色が違います。植物も生育環境によってこれだけの違いが見て取れますので、人に置き換えてみますとさもあらん、と想像してしまいます。

人の生育環境は過酷な方がよいのか満ち足りている方がよいのかは小生には図りかねるところです。

2011年08月19日

夏の終わりを告げるタデの花

今日は朝から激しい雨が降り、いつもより涼しく感じます。

タデの花が今を盛りに咲いています。
タデの花が咲くと、夏は終わりに向けて駆け足で走り去ろうとしています。
この場所にはイヌタデ、オオイヌタデ、ボントクタデなどがひしめき合って花を咲かせておりますが、これらのタデはいずれも辛味は全くありません。


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花を拡大しています。
別に、赤まんまと呼ばれ、昔はご飯の代わりにしてままごとで遊んでいたところからそのように呼ばれていたと言われています。

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この花の葉は、斑入りがありますのでボントクタデと思われます。

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ボントクタデの特徴は、葉に黒点紋様があることです。
辛味は全くありません。
一説によると、辛味がないことからあまり用をなさない「ぽんつく」からきているようですが、花房は大きく見事ですので観賞用としては十分に用をなしております。

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こちらはヤナギタデですが、まだ花芽を出していません。
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ヤナギタデの群生地の様子です。
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ヤナギタデを拡大しています。
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今までの小生には、川辺にたくさんのタデが群生していてもただの生い茂る夏草どもとして気にもとめていなかったのですが、このごろでは他の夏草と明確に違いが判別でき、向こうからパッと目に飛び込んでくるのが不思議です。

何事も関心を持ってさえいれば向こうから勝手に知らせてくれる、という常の中にある教えの一つだと思います。


2011年07月31日

吉祥の気配?

ツバメが本年2度目の子育てをしております。

ツバメが同じ場所で同時期に2度も子育てするなんて未だかつてなかったことですので驚いております。

子ツバメは4羽が確認できます。猛暑の中、全員身を乗り出して暑さを凌いでいるようです。親ツバメはせっせとえさを運んで子育てに励んでおりますが、この時期だと巣立って程なく南方への長旅にでなくてはなりません。一日も早く巣立って長旅に耐えられるように翼を鍛えなくてはなりません。
早く巣立って長旅への備えをしてもらいたいものです。

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しばらくの間、過ごしやすかった日が続いておりましたが、ここにきて猛暑がぶり返しています。
このようなときは特に体調を崩しやすい状況になりますので要注意です。ニュースでも伝えておりましたが熱中症が増加しているようです。
体温調整ができなくなってしまう状況に陥ってしまうと熱中症になりやすくなるのですが、普段やらないことをしなければならなくなったときは要注意だと思います。

さて、この猛暑を乗り切るためにいろいろと工夫を凝らしているものと思います。
暑くて食欲がなくなるこの時期の食べ物には特に工夫が必要です。

まずキュウリなどの青もの野菜や赤い色をしたトマトをぽんずでさっぱり食べる
食酢などの酸味を活用して食べやすくする
次に味噌など発酵食品の塩辛味を活用して食べやすくする
そしてキムチや柚子こしょうなど刺激物としての香辛料を活用して食欲増進に結びつける、などです。

適度に刺激物を摂取しながら、ゆずやすだちなどの酸味のきいたポン酢などでさっぱり頂ける食事を工夫することによってこの猛暑を乗り切っていきたいと思います。

2011年07月15日

たで酢は今が旬!

今朝方、蝉が鳴き出しました。

それでも大した数ではありません。
いつもの年と何かが違う感じがしますが、その何かがわかりません。

夏の調味料「たで酢」は今が旬!

この暑い時期こそ、爽やかな緑色をした「たで酢」を上手に使い、緑黄野菜のドレッシングとして、また湯通しした豚肉の上からたっぷりとたで酢を振りかけ召し上がってみて下さい。
緑色は見た目に涼しく、そして爽やかな酸味が暑さで減退気味の食欲を誘ってくれるものと思います。

本来はそのまま召し上がって頂いてもよいのですが、暑いので塩辛味がもう一つ、と思われる方には少量のお味噌を加えて見て下さい。

暑い夏ならではの耳寄りな話ですが、夏の定番「冷やしソー麺」のつゆにワンポイント味として「お酢」を数滴垂らすとひと味違ってさっぱりと頂けます。

徳島県の上勝町では、特産品「ゆこう」果汁をつゆに入れて出してくれます。
醸造酢と違い、ゆこう果汁はまろやかな中にも果汁独特の香りが立ちますので、夏向けの食べ方としては最適の調理方法だと思います。

特産品はそこに行かなければ味わえない独自の食べ方があり、それは既成観念にとらわれない食べ方としてとても新鮮です。
新鮮さは感動を与え、新たな商品開発につながるヒントを与えてもくれます。

暑い夏は酸味のあるものと塩辛味の強いもの、そして唐辛子やマスタードなどの辛味を上手に食事に取り入れることで乗り切ることが出来ます。

ちょうど今ころには河原に行きますと食用できる「柳タデ」を見ることができます。
葉がヤナギのように細いことからそのように呼ばれているようですが、食用となるのはこの柳タデのみのようです。

タデは噛んでみるとわかりますが大変な辛味を持っています。
実はこの辛味が古来より「臭みや毒消しを目的として利用されていた。」との見解もあり、酢と和えた調味料として川魚の鮎に添えて出されることでも納得できる気がします。

また、滋賀県栗東市にはタデを使った「ドジョウのなれ鮨」なるものが存在し、なんでも7月に刈り取ったタデを干し、11月ころに作ったドジョウのなれ鮨を翌年の5月に神社に奉納したあと氏子が食べるそうです。

タデがこのような利用のされ方をしていることを知ったときの衝撃は大きく本当にビックリものでしたが、前述の臭みや毒消し目的の利用から見ても納得できるものでもあります。

タデを利用して調味料を作っているものとしましては、いろいろなことが本当に勉強になります。


2011年07月11日

あのうるさい蝉の声が全くしません

連日の猛暑ですが、ガシャガシャガシャが聞こえない。

昨年大発生した蝉が今年は全く鳴き声がしません。
異常な静けさです。

どうしたのでしようか。

確か先週の初めころ初ゼミの声を聞いてから、ああ、また騒がしい夏がやってきた、という思いを持ったばかりだというのに、その後ぴたりと鳴き声がやんで静かです。


でも、暑いです。
出来るだけエアコンを使用しないで、我慢できるところまで精一杯我慢して日々の生活をしておりますが、35℃を超えたらたぶん限界が来るのではないかと思っています。

エネルギーの恩恵を受けながらも、今まででも節電を一生懸命考えて実行してきてはいたのですが、今年の暑さは昨年の比ではないように感じられ、体調を崩す前に少しエアコンを使用せざるを得ない様相を見せています。

暑くなれば景気も飛躍的に上昇するのではないかと期待するのですが、さて、節電対策が今後の景気にどのような影響を及ぼすことになりますでしょうか。

急な暑さに体調が追いついて行かない方が多いのではないかと思います。
小生が若かりしころは「汗をかいても生水をがぶ飲みするな。」と教えられましたが、今は水分を積極的に補給するように言われます。
どちらが正しいのかわかりませんが、時代背景が違う中での利用方法ですので正しいか間違いかは一概に判断出来ないと思います。

ただ言えることは、水分をがぶ飲みすると身体がけだるくなり、なんか力が入らなくなってしまい、何となく意識さえも散逸して集中出来なくなってしまったことを覚えております。

たぶんに水分を摂りすぎてしまったものと思いますが、このようなときにほどほどのところで止めておくこともまた難しい場面でして、よくよく意思の弱さを知るところとなったものです。

一度体調を崩してしまうと、確か一週間ほどは元に戻らなかったように思いますので、ここのところを最重要点として注意していきたいと思います。

2011年06月11日

ポン酢がたこ焼きに合うらしい?

カッと太陽の降り注ぐ季節が待ち遠しい!

「寒いときには暖かい日がいいという。」誠に身勝手な発想を伴ってしまっています。
若葉が目にまぶしい季節も、いつの間にやら日本特有の梅雨気候に入り、気分も上向かない日々が続いています。
長引く景気の低迷は人々の気分まで悪い方向へ悪い方向へと流されてしまっています。

粉もん文化大阪で異変?が起きているらしい。
「たこ焼きにポン酢」の問い合わせがありました。
なんでも、ソース一点張りだった以前と様変わりしており、最近ではポン酢とソースどちらかを選ぶことができるお店が増えてきているようです。

元もと、バリバリのポン酢文化圏ですので違和感のないところですが、ポン酢で食べたところ「これはいける!」と通の間では静かなブームとなっていたようですが、最近になって少し違った食べ方をしてみたい「食の大阪」の虫が騒いだ結果ではないかと推測しています。

ついでのことに、ダシで醤油を薄めたたこ焼き用「ダシ醤油」の問い合わせもありました。
こちらの方はダシ醤油にたこ焼きをつけて食べる食べ方になります。
「美味しい食べ方は、これこれのようにして食べるのが通の食べ方!」なんて押しつけるようなことは迷惑千万!、全く必要ないのですね。
このことからも、本当の食べ方は「皆様に教えて頂く」ことがようくわかりました。

調味料の原点にはいろいろな食材を美味しくさせる黒子の役割があり、関西の食文化の中心である「粉もん」に進出できたことは、まさしく「ポン酢」の評価がされたことになりとても嬉しいことと思っております。


2011年05月15日

タデの若葉がまぶしい季節

雨も上がり爽やかな空気とまぶしい若葉がもどってきました。

このごろ、一週間という期間の過ぎ去るのが早くて、とてもとまどっております。
年のせいか?とも思うこともあるのですが、あまり関連性もないと打ち消してみておりますが、さて思い当たることは…


気にかけておりましたツバメが今年ももどってきております。
昨年確か5羽の雛が巣立ったと思いますが、親ツバメがもどってきて、巣立った子ツバメは別のところに自分たちの巣を作っているのでしょうか。
それとも巣立った子ツバメがもどってきてくれているのでしょうか。
なぜか気になるところです。
時々4~5羽のツバメが乱舞していることもあり、一家で近くにいるのかも知れません。

このところ着色料不使用の「手こね搾りのたで酢」の問い合わせが増えています。
5~6年ほど前に「着色料を使わないでたで酢を作ることができないのか」という問い合わせを契機として、「天然の緑色素材で作るのは不可能」といわれたテーマに取り組んで行くこととし、それでは経営革新事業計画の中で取り組んで行こうということで一念奮起をして3年前に完成させました。

その原料となるタデ葉は、雨上がりの陽光に光り輝き爽やかな風に揺らいでおります。
「このきれいな緑色がこのままタデ酢で表現できたらいいなー」
できあがった今でもそんな風に思います。

若葉が最も鮮やかなこの時期の緑色をそのままの状態を保ちながらタデ酢を作り出すことができたら願いが叶うこととなります。

2011年05月06日

タデ圃場

タデ圃場
4月の始めに本年初めてのタデ圃場訪問を致しました。
採取するまではもう少し時間が必要ですが、もう立派に辛味を保持しており、役割はしっかりと一人前そのものです。

初夏の若鮎の遡上に合わせてすくすくと育つ様は、日本の四季の移ろいの中で最も華やかな芽吹き時から成長期にあってその存在感を物語り、初夏を代表する日本の伝統調味料なる所以でもあります。

そして、その濃い緑色は他の植物とは鮮やかさにおいて追随を許さず、集合体となった緑色のうねりの中に吸い込まれてしまいます。

ピリッと辛いたで酢の元となるタデは今年も元気一杯に育っています。


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畝を拡大しています。

緑のうねりを伴う様はもう少ししたら間近に見ることができます。

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タデ葉を拡大しました。
タデは他の植物と全く違う鮮やかな緑色をしています。
緑色で汚れのないすがすがしさを感じさせてくれているのはタデくらいかも知れません。

いつ見ても感じることは「きれい!」という素直な感想です。


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2011年03月02日

守口のなにわの伝統野菜守口大根(もりぐちだいこん)

春がそこまで駆け足でやって来ています。

完全に三寒四温の時節に入ってきました。
今日は比較的寒い方の日になっております。
こんな日はあまり外に出たくない方の日となります。

ただ、症状が回復傾向となり、昨年から咳もあまりでなくなってきているスギ花粉症があまり活発化していない今のうちが外出に適しているというのもなんと皮肉なものです。
早く暖かくなってもらいたいという気持ちは山々ですが、せっかくの暖かい春先もこれからは黄砂と一緒に飛んでくる粉塵にも要注意です。

さて、5日の土曜日に京阪守口駅直近のテルプラザにおいて「テルテル寄席」なるイベントが開催されます。
大学の落研や口笛吹きの第一人者、落語家も出演するそうです。

地場で栽培されているなにわの伝統野菜守口大根を使った珍しいぽんずを作っている当社にもお声がかかりました。
守口でぽんずを作っているのは当社くらい、とのことでもあり、当社が作っているぽんずはれっきとした「守口産」ということになりますので「守口産のぽんずを展示即売してもらいたい。」との要請です。

当日は守口大根で作った「もりぐちさんちのおろしぽんず」や有機ユズと守口大根をコラボさせた新製品などの試食会を計画しており、併せて展示即売会を行います。
守口大根を栽培している農家さんにも協力も頂き、当日は本物の守口大根の展示も計画されております。
実物を見たことのない人は是非この機会を見逃すことのないように「乞う!お楽しみ」として頂きたいと思います。

都市化の波に押され農地がなくなっているここ守口にあっても、なにわの伝統野菜をしっかりと護って栽培に尽力されておられる方々がおります。
当日はこの方々のご努力に対して敬意を表し、精一杯もりぐち大根の説明をさせて頂きたいと思っております。

2011年02月14日

もりぐち大根

先ほどまで降っていた雪は小降りになってきています。
温暖な大阪にきてから8年、こんな本格的に雪が降っているのは一度あったかそれとも少し弱めの雪が一度あったかくらいで大変驚いています。
気候変動の余波がついに大阪にも到達してしまっているのでしょうか?

さて、なにわのの伝統野菜「守口大根」が入荷致しました。
画像に入りきれないほどに大きく長く成長しております。
この大根は守口市で栽培している正真証明の地元守口産の「守口大根」です。

守口大根の名称のいわれは遠く豊臣秀吉の時代に遡り、大阪と京都を行き来していた当時、ここ守口は守口宿として秀吉の休憩場所として使用されていました。
資料によると、休憩中の秀吉にお茶受けとして守口大根の粕漬を献上したところ、秀吉は大いに賞賛し「守口漬と命名した。」と伝えられています。
大阪府認証の「なにわの伝統野菜 守口大根」の特徴説明にも「豊臣秀吉が香の物を「守口漬」と名付け、「守口大根」と呼ばれるようになった。」と記載されております。

例年12月半ばに第一弾の収穫を行っておりますが、そのときは数量が少なかったようで必要量が手に入りませんでした。
それから2ヶ月ほど経ってのこの成長ぶりは他の大根が持っていない優れた元気一杯の成長特性が見られ、寒さを吹っ飛ばすほどのパワーを感じさせます。

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画像に入りきれないほどの長さであったため、手に持ってもらい比較してもらうこととしました。
頭部を持つと画像に入りきれないので、ちょうど真ん中付近を持って写しましたが、それにしても長い大根です。

皮が固く、一般的な利用方法で料理に使用するのが難しいので「もりぐちさんちのおろしぽんず」として特性を生かしたおろしぽん酢に使用しました。
他にも「緑の調味料」や「ジャム」、また新鮮な発想を加えた調味料など、新たな商品開発を推進しておりますので、完成しましたら順次お知らせしていきたいと考えております。

「もりぐちさんちのおろしぽんず」を含めた守口大根の商品開発を楽しみにしていて下さい。


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2011年01月24日

葬送

悲しみの中に久那土の同級生A君の葬送に参列して参りました。

参列した同級生全員が霊前に並び、代表して同級生Y君は弔辞を述べようとしていましたがなかなか始まる様子もなく、しばらく沈黙の時間が続きました。
同級生代表Y君は流れる涙でメガネが曇り、手にした弔辞の文字を読むことができなかったのです。
霊前に並んだ同級生らは深い悲しみの中にも千金の値のする沈黙の時間を共有しており、その沈黙は参列された方々の涙をいやまして誘うこととなりました。

戦後まもなく生まれの同級生達は、日本全体が経済的に恵まれない中で必死になって日本の復興の一翼を担うべくひた走りに走り続け、ほんの4年ほど前にその大きな役割を終え第一線を退くべく定年退職をしたばかりでした。
同級生A君は故郷山梨に家を建て畑を購入し、家族との時間を少しでも取り戻そうと必死になって残りの人生を組み立て直そうとしておりました。

この世の中でやむなく不公平に甘んじなくてはならないことがあるとしても、同級生A君に当てはまることは皆無に等しいものと確信を持って言い切ることができます。
A君の豪放磊落でありながら、常に他の人のことを優先して考え行動する細やかな気配りは人の生き方の模範であり、誰もが賞賛する清廉潔白な生き方は同級生の鑑たるものでもありました。
そんなA君にせめてあと10年くらい生きることのおまけをやっても誰も文句は言わないことなのに、神様はなんと不公平なことをしてくれるものと大きな声で文句を言いたいのです。

程なくA君が愛してやまなかった故郷山梨はピンク色の桃の花に埋もれ桃源郷と化します。
山梨の春はもうすぐそこまできています。


2011年01月05日

新年のお祝詞を申しあげます。

新年あけましておめでとうございます。

本年は卯年
ピョーン!と大きく跳ねて壮大な夢も叶う飛躍の年にしたいものです。


新年早々に「見本と違うお節が届いたり、或いは1月1日に届かなかったため販売会社の社長が辞任した。」ニュースが目に飛び込みました。

社長が辞任するのはしかたのないことですが、正月行事の中でに家族みんなでお節を食べるのを楽しみにしていた方々には何ともお気の毒なあってはならない出来事です。

「日本の行事」と「食物」との重要な関連性を考えさせられるとともに、食品を扱うものの一人として心して業務を遂行しなければならないことを再認識しているところです。


さて、八坂神社では平安絵巻から抜け出した様を見せる「新年カルタ取り始め会」なるものが3日挙行されておりました。
雅な装いの稚児と平安朝装束の女性の見守る中で、代表となった二人の女性によるカルタ取りが始まりました。

艶やかな読み手の声が流れる中で、優雅な中にも「カルタ取り」で競う二人の姿はまさしく遊びを越えた真剣さが感じられ凛とした美しさを見せてくれておりました。


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いつものことながら八坂神社の裏手から清水寺を目指しました。
ねねの小路を経て、二年坂から三年坂は押すな押すなの人混み状態です。

清水寺の手前には托鉢をしているお坊さんが佇んでおりましたが、善男善女の行き交う傍らに赤くむくんだ素足のままの立ち居姿はとても印象的でした。

… 新らしき 卯年も跳ねる 荒波を 諫めてみせる 変革の波 …

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2010年12月28日

今年もまもなく

上野公園には落ち葉を集めて一夜の臥所にしている人がおりました。
外気温度は2℃、身をつまされる思いで近くを通り過ぎましたが、一体、この寒空に何を求めて生きているのかと、想像することもできません。
ほんの4~500メートルほど離れたアメ横では、すれ違いもできないほどの人の波があり、店先には崩れ落ちそうなまでに積まれたたくさんの食べ物を前に声を嗄らした売り子の叫び声が飛び交い、そのギャップがとても印象的でした。

たまたまでしたが「幸せって何だろうか?」とのコメンテーターの言葉が気になりそのまま某テレビを視聴しておりました。
「現代人の物欲は満たされたが真の幸せを忘れてしまっている。」ともコメントしています。

それでは真の幸せとは何だろうか?

「豊かさとは経済的な側面と精神的な側面が充足された状態を言う。」ともコメントしています。

経済的に充足されても精神的な部分で満足できていない人が多いという裏返しのことでしょうか。

つい、両親のことを思い浮かべてしまいます。

子だくさんで貧乏な生活をしておりましたが、二人とも典型的な田舎の住人であり善人でした。
そういえば、口げんかをしたことも見たことがありません。
貧乏でも、都会にはないそれなりに満たされた生活をしていたせいでしょうか。

豊かさとは、豊かさを求めるのではなく、また豊かでなくてもそれなりのものが得られたらそれでよし、と言う、腹八分目の考え方が実は大切なのではないでしょうか。
衣服でも食事についても、何か他の何かと比較するものがあって、ついチカラを入れすぎてミエの部分が出てきてしまっている自分がおります。

チカラを抜いて、「毀誉恬然」の雰囲気でこの年末年始を過ごしてみましょうか…

2010年12月22日

ゆず湯

今日は冬至。
一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日である。
この日を境に少しづつ時間が逆転していくので、節目の日としてゆず湯につかりカボチャを食べて無病息災を祈る行事が今に伝わっている。

ゆずは奈良時代に渡来人によって日本に導入されたもので、現代では日本における柑橘の代表とも言える存在にもなっている。
外国から見るゆずは「オリエントの香り」だそうである。
何となく東洋の、しかも日本の神秘的な風情が伝わる重厚な言葉ですネ

日本列島の隅々に至る広域にわたって栽培されているゆずは、京都から追われた平家の落人によって全国に運ばれたとする説が有力であり、このことからも古来よりその果実は何かにつけて重宝されていたことが伺へられます。

ゆずは果皮から果汁、種に至るまでの果実の全てが利用されており、最近に至っては油性成分を効率よく抽出した「ユズ精油」が話題となっています。
香り成分をギュッと包み込んだユズ精油は、もともとゆずの香りを食品に着香する目的で抽出されたものでしたが、近年、香りビジネスの台頭とともにその役割が拡大され、様々な製品の付加価値を高める役割を担いつつあるように思えます。

生酢が生薬としての役割を併せ持っていた時代にあっては、果実を搾るだけで手軽に生酢が得られるゆずは大変貴重なものとして、ときの権力者の管理下にあったのではないかと推測しても不思議なことではないと思います。

ともあれ、そのような大切な果実が身近に得られる現在に至っても、気の遠くなる長い空間を経てもなおゆず湯という行事が残っていることを考えながら、今日はゆっくりとゆず湯につかりながら、ゆず特有の香りに癒され無病息災を祈りたいと思います。


2010年12月16日

柚子ポン酢

東京では柚子ポン酢が人気だそうです。

昭和35年に大手醸造会社が醸造酢をベースにしたポン酢を発売したのが一般家庭向け瓶入ポン酢の始まりで、遅れること13年後の昭和47年8月にスダチ果汁をベースにしたスダチ果汁入りポン酢を発売したのが当社の一般家庭向けポン酢の始まりでした。

往時を偲ぶと、当時は現在の場所でスダチの玉を搾っていたそうで、時期になると「スダチを満載した4屯トラックが横付けされ活気があった。」とのことである。

関西はスダチ、京都・山口はダイダイ、九州はカボス、東京はユズとなるとポン酢の一大分布図ができあがります。
鍋の中の食材は様々ですが、関わるポン酢の中身が同じものであってもそれぞれのご当地もののポン酢で賑わいを見せてくれるのは楽しいものです。

果汁の違うポン酢はそれぞれに違った楽しみ方を提供してくれ、和食なるが故の細やかな気配りを感じさせてくれてもいます。

ポン酢から苦みやえぐみを取り去る手法は、味から味へ異なる料理へのバトンタッチの際に前味を残さないためだそうである。
ポン酢に限らず、和食の気配りは前味を残さないで次の料理に違和感なく移させることが必須条件とも聞いている。
ひとつひとつの心配りが料理を美味しくさせる総合力となっていることを再認識させられ、引き立て役であるポン酢造りの戒めとして留めておきたいと思います。

さて、このところ急に寒くなりあつあつ鍋が恋しくなっております。
野菜の価格がちょっと高めなところが心配ですが、いろいろと工夫を凝らしてあつあつ鍋を楽しんで頂きたいと思います。

ここでワンポイント、耳寄り情報です。
この時期はユズ玉が出回っており、幸いにも価格は例年並みになっております。
通常使われている市販のポン酢に、二つ割ユズの絞り汁を少し加えればあっ!という間に料亭の高級ポン酢に早変わり致します。

試してみる価値!は大いにあ・り・ま・す・よ♪

2010年12月06日

京の秋最終便

京都の深まりゆく景色を見納めに、冬支度をしたいと思います。

季節は真冬に向かってひた走りに走っています。
秋景色は春の芽生え時期とは全く別の顔を見せており、今が華やぐ絶頂期を見せびら
かすかのように赤や黄色の派手な色合いを精一杯見せて、そして散り急いでいます。
しばし、降り注ぐ赤や黄色の落ち葉に目を止め、冬への心支度をしていきたいと思い
ます。


南禅寺三門

「一般には山門と書かれるが、正しくは三門と書く。」とパンフレットにあります。
入場料を払い、急階段を登ると最上階に出ることができます。

平地の中で唯一高所となっている三門からは京都の町並みを遠望でき、これもまた
格別の趣があります。

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三門を少し下ると天授庵があり、入り口から覗く庭園はそこだけがライトアップによ
りポコンと浮き出ており、さながら別世界の趣を呈し遠方に掲げられた一幅の絵画に
見えます。

四季折々の移ろいの中で何が人の琴線に一番伝わるのか究極の問いと答えがそこに感
じられ、物事を伝えるのに言葉を使うのをあえて避け、しかもこの時期、その一点に
集中して人の視覚にのみ訴える手法は、凡そ他の何者をも寄せ付けない凛とした美し
さを感じます。

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少し歩くと、皇室ゆかりの青蓮院門跡があります。

青蓮院庭園はまさに紅葉の最盛期にあり、落ち葉紅葉にも風情が感じられ印象に残る
ロケーションです。

ここには有名な不動明王童子画像(青不動)が伝えられております。

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平安神宮の右近の橘です。

国内におけるみかんの野生種で、資料によると「日本の固有種は沖縄のシークワサーと
橘の二種である。」との説があり、いわゆるみかんの原種であると伝えられる。

小生の関心は日本の固有種の一種であろうということにあります。
他の柑橘は外来種であり、特に関心の高い柚子は奈良時代に持ち込まれたという記述
があり、柚子に類似する柑橘は近縁種か突然変異、または雑種交配で増えていったこ
とが考えられています。

神社には必ずといってよいほど橘が植栽されています。
現在生食されているみかんとはほど遠い存在に見えますが、柑橘のルーツを知るには
貴重な存在だと思います。

樹勢も立派で、たくさんの果実を実らせていました。

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最後は永観堂のライトアップされた紅葉です。

この季節の紅葉のライトアップでは特に有名なスポットで、開園までしばらくの間、
長蛇の列の一員となり待ちました。

庭園の中では、ライトアップされた紅葉がまさに今、燃えているような真っ赤な色合
いを見せているのもあれば、黄色の色合いが赤色と混ざり合い、これまた深い味わい
を見せてくれているのもありました。


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極楽橋から見る放生池に落ちた紅葉も見事です。

この場所から見る様は、幻想的とも言える空間を見せてくれております。
放生池に落ちて水面を彩る紅葉とのコントラストもまた、別世界の趣を感じさせてく
れてます。
極楽橋とは言い得て妙、ですネ

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画仙堂の前に赤い毛氈を敷いた休みどころがあり、京の甘酒を飲みながら一休止して
しておりました。

どこからか笙の笛が聞こえてきましたので近づいて見ますと、弁天島に渡る石橋の上
に雅な服装の若者が雅楽を奏でておりました。

ゆったりとした時間が流れています。

周囲を真っ赤な紅葉に囲まれた静寂の中に笙の笛、これだけでも絵になっております。

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京の秋…
堪能できましたでしょうか。

さて、本格的な冬がもうそこまでやってきております。
巷にはジングルベル♪の曲一色になって、もう少しで今年も終わりであることを伝えて
くれています。
寒い時期に向かっています。
こんなときこそ鍋にポン酢です。
野菜の一杯入った「あったか鍋」を大勢で楽しんで頂きたいと思います。


2010年11月23日

古都の錦秋

天気がよかったので奈良に足を伸ばし法隆寺に行ってきました。

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青空に紅く染まった紅葉がきれいに映え、古都奈良は本格的な秋の深まりを伝えております。


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駐車場所の近くで立派なブンタンを見つけたので遠方からパチリ!
もう少し近くでみたいと思っていたら、何とも奇遇なことにかがんで草むしりをしていたおばあさんがおりましたので聞きましたところ、畑の持ち主でした。
早速わけを話しお願いして畑を通らせて頂き、何とか近くまでいくことができました。

77歳であり「北海道や青森のねぶた祭りに行ってきた。友人とあちらこちらに行くのが楽しみ。」とのことで、とても気さくに話をして頂き、帰り際には「持って行きますか。」と、畑に一杯咲いている花を摘んでくれ、大根と一緒に分けて頂きました。

声をかけられたことによって「縁が得られた。」ことをたいそう喜んで頂き、「今度来たときも是非声をかけてください。」といっておりました。

なくなりつつある日本の風情がここに残っているのも、古都なるが故と強く感じました。

2010年11月14日

秋もそろそろ終わりに近づいています…

この時期のことを錦秋とも呼ぶそうですね。
山々が紅葉色に染まる様が目に浮かぶようです。

なんでも、薪を必要としていた少し前の時代には、クヌギやナラなどの落葉樹が幅をきかしており、子供のころ向いの畑の日当たりのよい場所で落ち葉を布団代わりにしてしばし微睡んでいたことを思い出します。

四季の変わり目がはっきりしているのが田舎のよいところで、色彩と匂いがそれを伝えてくれていました。
都会では決して味わうことはできない本物の自然が田舎にはあります。


さて、本日は精油、香りの話です。
都会では「香り」に因んだ商品販売がとても盛んになってきております。
国内における「香り」に関連したものはかなり古くからあり、茶道、華道と並んで伝統的に「たしなみ」として現在に至っているようです。

そこで「香り」情報について少しかじってみました。

現在販売されている多くの「香り」に因む商品は輸入された物がほとんどで、日本で生産される物は「和精油」として認知されているようですが、採れる量も少なく貴重な物となっているそうです。
輸入されている物で最もよく知られる精油はバラの花から抽出される精油で、あの花びらから採れる量は極く々少量のため、大変高価だそうです。

複雑な社会構造の中で生活しているといろいろなストレスが溜まり、そのストレスを緩和し癒してくれるのが香りのようです。
古来より、「五味五色」を食物摂取の基本であるとして食育されてきましたが、現在は五味と五色に「香り」を加える考え方が浸透してきているようです。

香りは「匂い」として嗅覚で感知されますので、従来あまり注目されてこなかった嗅覚という本能の重要性を、現在社会の複雑さによってその必要性が再認識されてきているのではないかと思っています。

この季節は黄色い柚子が店頭に並ぶ時期でもあります。
部屋の片隅に柚子を2~3個おいておくと、ゆず特有の香りで一杯になります。
簡単で割安な方法ですが、天然のゆずの香りを部屋一杯に振りまいてリラックスタイムを作るのも一考だと思います。


2010年10月26日

急激な冷え込みにご注意

急に冷え込んで参りました。

今日のような日は、一年の中でももっとも体調を崩しやすいときですので、皆さん!
今夜は暖かい鍋でも囲んでワイワイ賑やかにいきませんか。

本日来社予定であった方から急にいかれなくなったとの連絡が入りました。
理由は風邪を引いてしまった、とのこと。
内緒の話ですが、実のところ体型から見て風邪などとは無縁のような印象を持っておりましたのでビックリしております。

季節の変わり目は体温調整がうまくいかないため風邪を引きやすいのだと言われています。
特に秋口から冬への移行期がもっとも難しくて、体調不良の状態にあると風邪を引きやすくなるようです。


備えあれば…

などという諺もあり、夏の暑いころから身体を鍛えておけば風邪も引かずに済むかも知れないし、或いは風邪かな?と思っても軽くて済むかも知れません。

ともあれ、今夜は急な冷え込みでもあるし…
ここのところはあったか鍋を囲み、身体の中から体温調整を試みて頂くのが一番!

柑橘果汁のたっぷり入ったポン酢に熱々の野菜などの具をどっさり入れて、ホッホッと息を吹きかけながら召し上がれ!

季節の野菜が体調を整えてくれる、ということも昔からよく言われていることです。

念のためですが…

2010年10月22日

秋の味覚

本格的な秋になり、スーパーの店頭にはリンゴや柿が所狭しと並んでおります。
過ごしやすい気候も体調を整えるのに最適な環境となっておりますので、つい食べ過ぎてしまい反省しなければならない状況です。

ビックニュースが入りました。
某民放テレビが「もりぐちさんちのおろしぽんず」を紹介してくれるそうです。
特定のニュース番組以外をあまり視聴していないので最先端の情報には疎いのですが、何でも、超売れっ子番組のゲストとして出演される有名な方がかなりのぽんず好きで、
番組の中で関西のぽんずを集めて食べ比べをしてみるそうです。
ガチンコ勝負!とまではいかないまでも、食べ比べをしてみていろいろな批評を頂けるのは大歓迎です。

ぽんずといえば、昨年から疑問を抱いていたことがあり、以来関連資料(素材)を集め試作を重ねています。
目的は天然の素材で「旨いポン酢」を作るためです。

化学調味料で強みのある「旨い」味つけをしたものに慣れてしまっているところに、天然素材で優しい味つけになっているものを勧めても、実際の受け止め方には違いが出てしまうのはしかたがないことと思います。
それでも、どこかにヒントが隠されており突破口はあると考えています。

「磨き抜かれた味」などという表現もあり、いつの日かその味に到達したときにはきっと多くの方の感動と共感を呼び込むのではないかと考えております。

「ケンタッキーフライドチキンの味つけは11種類のスパイスからなり、その配合を知る人はごくわずかである。」と紹介されていたが、ノウハウは企業生命であり一方では収益の源でもあります。

多くの人に支持される味造りは企業に大きな収益をもたらし、安定した企業経営を約束させます。
試作を重ね、失敗と廃棄の山の先に光明が射すときがやがてやってくるのが成功であり安定運営であれば、廃棄の山はやがて来る宝の山と同じ高さのものとなるのかも知れません。

いつかその日が来るかも知れないし全くこないかも知れませんが、夢に向かって何事にもチャレンジしていく姿勢は、いずれの場面においても絶対に失ってはならない大切なこと、その人の脳内における「生きる糧」ともなることだと思います。


2010年10月06日

ぽんずの季節となりました。

「国家資格」などと言うたいそうな資格試験にチャレンジしています。

それにしても、20、30代の若者に混じって講師の講義を必死になって聴いていても全く脳裏に残らないのはどうしたものでしょうか。
完全にお手上げの状態です。
覚えられない、といった方が当てはまるかも知れません。

この年になって?
それは当然のこと初めての経験でもあり、検証すべき比較材料がありませんのでしかたがありませんが、どうしたものかなんとしても覚えられずに同じところを何回も行きつ戻りつの繰り返しです。
元もと記憶力においては不得手のところに十数年ぶりの受験という年齢のハンディ?も重なり、相当苦戦しています。

無謀とも言えるチャレンジですが、怖さ知らずのところだけは年齢に関係なく未だ健在のようです。
結果を求めず、参加だけでも…
いつしか悪魔のささやきが聞こえてきます…
でも、意を決してせっかく気分よくチャレンジしていますのでここは一つ結果を出すために若者に負けないように一踏ん張り頑張って見ます。


やっと秋らしくなりました。

季節の変わり目は特に体調を崩しやすいものですが、皆さん体調の方は万全でしょうか。そんなことをものともせずに元気いっぱいに厳しい冬を迎えたいものです。

諺に「転ばぬ先の杖」とか、「備えあれば憂いなし」があります。
かつて先人が普通の生活を送る中で確立されてきた戒めの言葉でもありますが、健康維持に関して現代ではあまり関心を持って実践しているようには思えません。

参考ですが、小生が実践していることで健康維持にはこの時期から励行して頂きたいことがあります。
それは風呂上がりに身体に冷水をかけることです。或いはまた日々身体を乾布摩擦することです。
「風邪は万病の元」、この諺も語り尽くされています。

要は、風邪を引いても通院しなくても済む軽いもので終わらせる強い健康体に心がけて頂きたいと思います。
通院が必要なければ費用もかからず、例えが正しいかどうかはわかりませんが費用対効果についてはまさしくエコにつながるのではないかと思うのです。
健康維持は社会生活を円滑に行う上においては最も大切なことです。
せっかく得られた貴重な人生を、健康維持の中で全うしていきたいと願うものです。

ときは今、ぽんずの季節到来です。
やっと新製品もできました。
いろいろな食材でお鍋を囲み、楽しく賑やかにぽんずで健康維持をして頂きたいと願っているところです。


2010年08月28日

秋がそこまで

蝉の声が急になくなりました。

不思議な現象です。

朝・夕に吹く風も涼しげです。

秋が近づいているのですネ

吹き抜ける風の音や木々のざわめきなど、季節の移り変わりを周辺の雰囲気から感じられるのは本当に久しぶりのことです。

秋への始まりは冬への始まりでもあります。
実はこのときを待っていたことも去りゆく夏を惜しむことも、季節の変わり目が交錯するこの時期が持つ日本的な情緒感でもあります。


待ち望んでいた秋は実りの秋でもあります。
今年はサンマが極端な不漁とのニュースで流れていましたが、半割したスダチを振りかけて食べる焼きたてのサンマが食卓から遠のくことを考えるととても残念でたまりません。

この不景気間時代に、いつもなら家計を助けるはずのサンマまでもが家計の助けにならないとはなんということでしょう。
でも、それなりの値段になってもやはり焼きたてのサンマは食べたい!
秋の始まりを、焼きたての熱々のサンマにスダチの搾り汁をチュッとかけて食べたい!

21日付日経新聞夕刊によると「生育が若干遅れているが価格は前年並み」とのことで、現地情報も格別な違いはありません。

近年、柚子やスダチなどの香酸柑橘が持つ機能性成分に多方向から注目が寄せられています。
これまで、人間はうまいものを食べてまずい物を捨ててきました。
戦後の市民生活の向上による食生活の激変が後押しをしていることもあると思いますが、ここにきて食べるものの中にはまずい物の方が健康に寄与することは雑穀や豆乳などが見直されてきていることからも明白です。

柑橘の皮の苦みなども体質改善に寄与する食物の一つだと小生は注目しています。
多く摂取する必要はないと思います。
ほんの少しだけでよいと思います。
昨日も関係者と会う機会がありましたが、出されたスダチの半割を絞ったあと、がぶりと噛んで「いつもこうしている」と実演してくれました。

機能性成分の大半は果皮に含まれていますので、噛んでチュッと吸って頂ければ必要量が摂取できるものと思います。
食生活は日頃の心がけとちょっとした知識を養い実践することが大切だと思います。
特に柑橘果汁には抗酸化作用の強いフラボノイド類を含んだ精油成分が大量に混入しているようですので、日々これらの食品の摂取を心がければ「健康つくり」に役立つのではないかと思います。


2010年08月25日

残暑

ガシャガシャ!

ミーンミーンとか、カナカナ…とか、日本の夏の風物詩とはほど遠い印象を受ける都会の蝉の鳴き声は、ただうるさく聞こえます。
一夏の命を終えむなしく道ばたに転がる数が増えてきたことで、ストレスがたまる蝉の声もここにきて心なしか少なくなってきたように感じられます。

でも、まだまだ猛暑と寝苦しい夜が続いています。
寝れなくて悶々とした時間を過ごしているとどこからともなくガシャガシャ!
程なく、一斉にガシャガシャ!
もう、何がなんだかわからないくらい、全く統一性のない、ただうるさいだけの蝉の声です。

こうなると、もう何でもいいから早く夏が過ぎてくれればいい、そう願うだけの暑い日はまだしばらくは続きそうです。

ですが…

ここにきて待望の涼風が感じられます。

そうです!

少し空気が澄んできたみたい!
朝方ほんの少しの間でしたが赤トンボの乱舞が見られました。
季節は早くも秋への準備をしているのでしょうか…

夏の調味料たで酢一色だった小生の仕事も、これからボチボチと秋冬向けのぽん酢にとってかわる準備の時期に入ってきました。
記録的な猛暑でどうしょうもなく暑かった夏も、忙しくて自分の時間がとれなかった夏も、涼風や赤トンボの群れと共に何事もなかったように、ただ過ぎ去っていくような気が致します。

それでいいのかな?

と、思いとどまって見ようとしても、所詮はポン酢屋の戯言…

もう少しで憎き猛暑の夏、ガシャガシャの夏ともお別れです。

そう思うと、なんだか急に愛着を覚え、この夏でしか体験できないことをもう少し何とかできないかなァー、なんて身勝手に考えているところです。

残暑が長引くと秋に入るのが遅れるそうですが、それでもいきなり冬!なんてことにはならないと思いますが、このところ季節の移り変わりがかなり不規則になってきているのを感じ取ることができます。

さて、この猛暑は特定の業種に好景気をもたらし、円高も還元セールなどで消費市場は一部で活況を呈しております。

「今時、土日が休めるところはいいネー」
昨日、本音とも嫌みともとられがちな言葉を耳に入れました。
8年前「寄らば大樹の陰」的な生活保証がなされた月給取りの世界から、自営という不安定な商売の世界に転身し、そこで現実の厳しさを知らされ「一般経済状況が強く影響を及ぼす日常生活」の中で、日々普通の出来事に常に大きな影響を及ぼす「経済」というしくみが誠に複雑になっていることを否が応でも知ることとなりました。
「寄らば大樹の陰」の大樹任せの生き方のなんと楽なことか、そして今までの世界がなんといい加減であったかを日々知らされる毎日でもあるのです。

「毎日がいつもギリギリ!
例え一本でも配達するのが当たり前!」

そんな声がいつものように聞こえます。
したくはない?のではなく、そのようにせざるを得ない現状の経済状況を憂えながら猛暑の夏は過ぎようとしています。


2010年07月03日

待ち遠しい!

雨が降り続いています。
それも、かなり激しく降っています。

日々の雑用に追われ、気がつくと一日の仕事時間を既に超過しています。
特に仕事の時間を気にする立場でもありませんので、何のこともないのですが、時間の観念がおろそかになっているのでは、と思うと愕然とするときもあります。

人は皆、何か印象に残る経験をすると、時間の大切さを再認識致します。
小生も例外ではありませんが、毎日、目が覚めると同時に生きていることを実感すると共に、今、まさに、この瞬間に生きとし生けるものが皆同じ空気を呼吸していることの重要性に気づかされるのです。

他愛もないことですが、普段、普通に空気を吸っていることが特に当たり前のこととして、今まではあまり深く考えてはおりませんでした。

一呼吸するたびに時間が過ぎていく、その時間は仕事とか生活に関するものを指して言っているのではなく、人生を刻む時間でもあり、人生の根幹を形成している時間がすなわち呼吸でもあると考えることができます。
そうしてみると、日々を漠然と過ごすことのなんと愚かなことかがわかります。

「一生懸命生きて、やがて命が尽きても世の中の時間は止まらずごく普通に当たり前に動いている。それを知ったとき自分の存在の無力さに愕然とした。」主旨のことが何かに書かれていたことを覚えています。
凡人である小生が特別考えることもないとは思いますが、なるほど、人生をそのような捉え方をされ生きている人もいることに、ついつい感心してしまい覚えていました。

ともあれ、梅雨はうっとうしい限りです。

カーッ!と真夏の太陽が降り注ぐ日が待ち遠しい限りです。


夏が来ると冬がいいという…

折々に、人は誠に手前勝手を言いますが、それでも早く夏が来て欲しい。


野菜や果物は、生育期に気温が低くて収穫期がずれ込み、そのため品薄となり価格が上がりましたが、ようやく充実した品揃えとなっています。
夏は豊富に出回る野菜や果物をたくさん食べて、鋭気を養う時期でもあります。
良く、五味五色と言います。
赤いトマト、緑のキュウリ、黄色いピーマンなどなど…
色とりどりの野菜や果物を一杯食べて、カーッ!と太陽が降り注ぐ厳しい夏に備えたいと思っています。

2010年06月22日

紫陽花がきれいです。

梅雨時の風物詩でもある紫陽花が梅雨に濡れてとてもきれいです。
この花は、雨に濡れると不思議ときれいに見えますが、晴れた日には全くその風情が消えてしまい、活力がありません。
花にもいろいろな特徴があるものと感心させられます。

人は、物を見たり匂いを嗅いだりして感性を磨き、蓄積された記憶を呼び戻してその時々に感情を現します。
特に、花を見て蓄積された記憶は、その花が咲いたら必ず記憶が呼び起こされる、という強烈な印象を植え付けてくれるのが花だと思います。

車窓から見る蛍袋がとても懐かしくて、しばらく見とれておりました。
それも、かなりの区間において咲いておりました。
たぶん、一生忘れられない情景となり、蛍袋を見るとこの日を思い出すに違いありません。
蛍袋は何の変哲もないピンク色をした花です。
花は全部下を向いて咲いています。
紫陽花と違い、華やかさはありません。
だから、きっと、蛍袋が咲いたとき…
来年、再来年、いや、もっと先になっても蛍袋が咲いたとき、きっとこの日を思い出すことでしょう。

梅雨…

雨に濡れた紫陽花…

蛍袋…

涙雨……

梅雨が明けたら、青い空が帰ってきたら…


時はむなしく過ぎていくばかりです…


2010年06月16日

健康について考える…

梅雨入りですけれども…
このところ、健康について深く考えさせられることがありました。

若いころは…

身体を鍛えることの名目のため、暴飲暴食を重ねてきましたが、それ以前に多少なりとも自炊の経験と、その時分に偏食のため体調を崩し通院した経験が「食と健康」を強く意識させ、その後の暴走をある程度コントロールしながら今日に至っているものと痛感しております。

健康の価値観は、得てして筋力の増強ばかりに視点が集まりがちですが、実はそうではなくて、身体内部の内臓や免疫力の強化も大事な視点だと思います。
偏食のため体調を崩し普通の生活ができなくなったそのときにその価値観が初めてわかりました。
そして、同時に規則正しい食事の大切さも体調を崩したことによって、まさに身体で知ることとなりました。

社会人生活の極々始めに、貴重な体験を得たことにより、その後の私生活に反省と改善が施され、今日に至るまで医師から大きな指摘を得ずにこられたことは良かったと思います。

一方では、健康であるから得られる物事も多くあると思います。
健康は得られるものではなくて、自らの責任において作っていくものでもあります。

健康の持つ意義を見つめ直し、今一度、反省と改善を加えた日々を積み重ね、今後したいこと、やらねばならぬことをきっちりと成し遂げたいと思うこのごろです。


2010年06月14日

梅雨入り

アッと言う間に、6月も半ばとなりました。
時間、といいますか、月日といいますか、勝手にさっさと早足で行ってしまいます。
おかげさまで、やりたいことの積み残しばかりが増えて、さて、どうしたものかと悩んでみたりしています。

これから向こう1ヶ月間という、長期間にわたるジメジメ、シトシトの表現がふさわしい梅雨の季節が始まります。
人間にとって、あまり歓迎されない梅雨ですが、農作物にとっては恵みの雨ともなり、成長を促す季節でもありますので、ジメジメ、シトシトは誠に人間の勝手な言い分でもあります。

梅雨時期は、湿気が多いのでカビ菌や他の菌類の活動も活発になります。
この時期はできるだけビネガー類を上手に活用することをお勧め致します。
台所の匂いが強い場所などはお酢を散布すると匂いが消えたり、台所周辺をお酢を浸した布巾で拭きますとカビ菌の活動を低下させたり、酢酸による消毒の効果も期待できます。

さて、梅雨時の身体のメンテはどうしたらいいんでしようか。
小生はシンプルに次のように考え、実践しています。
①ポン酢などお酢が入っている調味料を毎日喫食する。
②普段の料理にお酢または香酸柑橘果汁を上手に取り入れる。
③お湯割りや水割りには必ず香酸柑橘果汁を入れたものを飲むようにする。
④早朝に飲まれるコップ一杯の水には、香酸柑橘果汁を少量入れたものを飲むようにする。

つまりは、香酸柑橘果汁を含めたお酢類をできるだけ日常的に摂取するように心がけて頂くことをお勧め致します。
これからの季節には、さっぱりと食べたり飲んだりしたいと身体が頻繁に要求してきますが、身体が要求するのは身体の内部にチカラを与えてくれることを経験的に身体が知っているからだと思います。

世の中で、最も優秀な食品であるお酢や香酸柑橘果汁を日常生活に上手に取り入れて、この梅雨時期を健康的な元気印で乗り越えて頂きたいと思います。

2010年06月06日

梅雨入前の晴れ模様

昨日も、今日も、本当に暑かったですネー
それでも、暑い中にも梅雨入前の快晴はとても嬉しいものです。

中小零細企業は、日々の売上数字をにらみながら、明日への展望が開けない中で、懸命に前進しようとしてもがいております。
季節は巡りきて、鮎の遡上が始まると共にタデの生長も育まれ、たで酢という日本の伝統調味料を介して、日本の夏の代表的な料理として、鮎料理は今日まで多くの粋人の舌を楽しませて参りました。

夏はたで酢、冬はぽん酢と、季節に応じた食材の引き立て役として、調味料の果たす役割は重要な位置を占め、なければ「味気ない。」との言葉に象徴される陰の立て役者的存在でもあります。

この時期は、タデの生長具合もほど良い具合で、若鮎に比して若タデなどとも呼ばれてもいます。
葉が柔らかく、すり鉢にあてると辛味も強く珍重されます。
川辺にたくさんありますので、先端の柔らかい部分を摘んで、すりごまや酢、味噌などとすり鉢にあて、伝統的な「蓼酢」を試してみるのも「日本の夏」の楽しみ方のひとつとなるかも知れません。


2010年06月02日

いつの間にか6月

本日、鮎解禁!
のニュースが流れていました。

季節の移ろいは、人間が考えているより遙かにスピーディーであり、感傷的なものはさっさと置いてけぼりの状態ですネ
いつの間にか、6月に入っておりました…

手前味噌の話で恐縮ですが、45歳の頃にある方から「あなたは大器晩成型です。後半の人生において望みが叶い、お金に困らない人生を送ることができるでしょう。」とのご託宣を頂き、まんざらでもない気持ちで日々を過ごして参りました。

俗に「人生はトータルで評価する。」とも言われ、考えてみますと前段はあまり芳しくない日々でしたので、後段はその分、幸せにならないとトータルで評価できないことになるので、どんなものかと考えておりました。

お金に困らないことが、全て幸せにつながるとは考えてはいませんが、お金がなくて日々の生活に支障を来すのも困りますので、相応のお金は必要だとも思います。
お金は別途、利便性において最も優位ですので、その優位な利便性によって人間の持つおよその「欲」を解決してくれるので、人間の持つ理性をつい失わせてしまう恐ろしい道具ともなってしまいます。
ともあれ、豊かな感性を磨き、充実した時間を過ごすためにお金は優位であることに間違いありません。

鮎解禁!の報は、待ちに待っていたニュースでもあります。
本日来社した営業マンに聞いてみても、たで酢と鮎の関係をあまりご存じないようでしたので、いつものように講釈をたれてしまいました。
延々と…
終始にこやかな応対でしたが、「早く本題に入りたいナァー」と、顔に書いてありました。

ともあれ、これからタデの成長に合わせて、若鮎の遡上が始まります。
室町の時代から、ズーと守られてきた日本の風物詩、たで酢と鮎の物語は、鮎解禁!によって幕が切って落とされました。



2010年04月27日

たで酢の季節

春から初夏にと、いつものように季節は移ろうとしているはずなのに…
朝夕どうしたわけか暖房器具が離せません。
まもなくゴールデンウイークに突入しようとしているのに、です…

皆様ご無沙汰をしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
不順な気候は体調を崩しやすくなっておりますので細心の注意を払い、規則正しい生活スタイルをキープされるように是非とも心がけて頂きたいと思います。

さて、本題に入りますが、例年どおりであるならば、本来たで酢は鮎の遡上にあわせて出荷も増えて行くのが当たり前でありました。
ところが最近の傾向を見ると、どうもそのような季節の移ろいには全く制約されされずに、どうしたわけかどんどん出て行っております。
実のところ、このような状態になってくると「たで酢と若鮎と初夏」という本来たで酢がつれてくるはずの季節感が実感として感じなくなってしまい「どうなっているのだろうか。」と、とまどってしまっているのが実情です。

それでも、カレンダーをみるとまもなくゴールデンウイークに入るところですので、カレンダーからみる季節は感覚としてそれほど違ってはいないんですね。
何がこんなに小生の季節感をずらしてしまっているのでしょう?
朝夕未だ暖房器具が離せないでいるからなのでしょうか、それとも小生の生活スタイルに何かしら変化が出ているからでしょうか。

忙しい!ということは、本当はこの時節では誠に喜ばしいだと思いますが、老骨?に鞭打っている現状を見ると少し休憩をもらいたい、なんてグチの独り言を言っております。

ともあれ、たで酢が出始めると活気づくのがぽん酢屋の真骨頂!と言うところです。
ぽん酢屋が何でたで酢?なんて、不思議がる方には少しご説明が必要ですが、特別なものはありません。
創業者が当社を立ち上げたとき、ぽん酢もたで酢も料亭などで扱っていたので必然的に扱い始めたものと思います。
ですので、かに酢も同様の理由から扱い始めたと思います。

季節と日本料理の組み合わせは、自然な形で日本文化を語れる方向に向かいます。
そのようなことからも、たで酢などの調味料を通じて日本料理に関わり、日本文化を語れることを一日本人として誇りに思っているところです…


2010年03月18日

柑橘果皮と健康について

柑橘の果皮について少し考えてみたいと思います。

子供の頃を思い出していますが、熟した甲州百目の種の周りについているプルプルしたゼラチン状のところが特に甘くて上手に舌でからみとって食べていましたが、あれは鳥などに食べてもらって遠くに運んでもらい子孫を増やすための自然界における上手なしくみだそうなんですね。
同じように、柑橘の種にもそのようなプルプルがあり、特にユズにはたくさんついています。
甲州百目の方はよく知りませんが、ユズのものはペクチンだそうですね。
ユズの種を手に取ると手がツルッツルになります。
あの酸っぱいユズでも熟してくると種も成熟し、何とか鳥などにも食べられるようになり胃袋に収納され別の場所に運ばれてフンと共に地面に落とされます。
種の保存のための恐るべき自然のなせるチカラです。

さて、柑橘の皮の話です。
つまり果皮のことですが、鳥たちが運ぶ前まで種の成熟するまでその種を護っているのは果皮なんですね。
簡単に取られないように苦み成分や酸味が種を護ってくれています。
このように考えると、果実が熟するのは種が成熟した証しで、何も人間に食べてもらうために熟するわけではないのですね。
時々人間は勝手な解釈をするわけですが、自然界のしくみを知ることはよいことだと思います。

柑橘にはまだまだ知られていない機能性成分がたくさんあり、それらは人間の健康維持に大変有用なものではないかと最近予防医学を中心として注目を集めているようです。
例えば柑橘の酸味は主としてクエン酸ですが血行をよくすることで知られ、疲労回復に即効性があることは周知の事実です。
香気成分からはリラックス効果が得られ、様々な分野において珍重されています。
特に複雑な社会構造の中にあって、必要以上に神経をすり減らしている現代人にはアロマテラピーという形で重宝され活用されています。

そんな中で、近年とみに注目を浴びて来つつあるのが柑橘果皮の苦み成分です。
その昔、柑橘の皮は天日干しした果皮を漢方薬として利用したり、燃やして蚊いぶしに使用したりしていたようです。
現代の生活環境にそのまま当てはまるものではないと思いますが、昔から利用していた事実は現在に通じることもあるのでは、と思うのです。
専門家の研究も特段に進み、柑橘果皮の苦みは予防医学に大いに貢献できるという記事も散見されます。
小生はこのような情報から柑橘を食べてもできる限り果皮を食べるように努力しています。
食べ方は蜂蜜漬けの方法ですが、柑橘の絞り汁をひたひたに足して果皮全体に甘み等が浸透するようにしただけの誠に簡単な調理方法ですが、果皮の苦みが蜂蜜の甘みと相性よく混ざり合い、美味しさを堪能させてくれています。
もちろん苦みは残っていますが身体によいとの情報は小生の単純脳細胞を刺激して美味しさに変化させてくれていますので今のところ支障はありません。
この果皮を食べたり柑橘果汁がたっぷり入ったポン酢や果汁で割った焼酎を毎日飲んだりしているせいか、長年にわたって苦しめられてきた杉花粉症の症状が今のところありません。
大阪の空気が東京よりきれいだからなのか、今年は花粉があまり飛散していないからなのか、それとも柑橘果汁や果皮を一杯摂取しているからなのか改善要因は全くわかりません。
いずれにしましても、花粉症に悩まされている方は半信半疑を前提として実践してみる価値があるかもしれません。
ただし、事前にお知らせしておきますが小生の身体を柑橘漬けにしてから約6年ほど経過していることも事実のところですのでこちらもご参考にしてください。
結論としましては、つたない経験からも予防医学の観点からも柑橘類や柑橘果皮を大いに食べることを是非ともお勧めしたいと思います。

今日は彼岸入りです。
芽吹きの春が本格的な活動期に突入致しました。
いろいろな意味で、酸味の強い柑橘果汁を食卓に上手に取り入れ、普段の食事が美味しく食べられるような健康維持に努めて頂きたいと願っています。


2010年03月06日

春には雨が味方

このところやけに雨が多いのですが、雨が味方となって春が駆け足でやってきていることが身体の軽快な動きによって体感できますね。

このように季節は何事にも真摯に、しかも逃げようとせずに真っ正面から立ち向かって来てくれます。
この日本の季節を捉えて日本的な潔さを感じるのは小生だけでしょうか。
かつて、潔さと清らかさを「恥」という倫理観により武士道を持って日本人の知的感覚を世界に示した一時期もありました。

先日久那土の同級生Tちゃんからフキノトウとフキ味噌が送られてきました。
生まれ育った久那土の香りが満載です。
大事に大事に、少量づつ味を噛みしめながら感謝感謝の思いで食べています。
電話でお礼を言ったら「そんなもん…」て、Tちゃんは相変わらずぶっきらぼうな言い回しで謙遜していましたが、生まれ故郷を離れて半世紀近くにもなる小生にとって、故郷久那土の匂いにはそれは特別な思いがあります。
摘まれたばかりのフキノトウは、熱湯をサッと通し鰹節を載せ自慢のぽん酢をかけて頂きました。
苦み走ったあの独特の味は何ともいえないものでした。
それにしてもサッと茹でたフキノトウにぽん酢はよく合います。
相性がいいのか、小生の思い過ごしなのか…
その辺はわかりません。

さて、先日まで職業訓練の一環と言うことで30歳を少し超えた若者を一ヶ月間預かっていました。
特に仕事に対する考え方と仕事の進め方を中心に指導させて頂きました。
・大きくは、仕事を人生の目標として捉える。
・小さくは、日々仕事の目標を設定し、計画を細かくプログラム化して検証しやすくする。
・昨日より今日は何が前進しているかを細かく分析し、必ず書き留めておく。
・今日の成果は何があったか、それは自分に何をもたらしたか明確に捉える。
・日々反省と工夫改善を加え、明日へつなげる目標設定をして次に備える。

次代を担う若者は将来設計に対する多くの不安を持っており、何かしら自信を失ってしまっているように思えます。
目に見える強さが感じられません。
衣・食・住が充足された平均中流階級という時代の中で、自活が必要な年齢に至るまで身の回りのことを誰かにかまってもらい、ある意味での過保護に育ったが故に自立心が遅れているように感じられます。

厳しく指導した翌日に「昨夜考えて書いてきました。」と、
・目標
・検証
・反省と検討
の文章を提出してきました。

まずは一歩前進といったところです。


仕事とは、人が生きていく上で最も大切な糧を得るために働くことであることを伝えました。
目標や生き甲斐も大切ですが、まずは生きていくための糧を自分で得ることができなくてはその次の設計が成り立ちません。
生きていくためには働かなくてはならないのです。
至極単純明快なことですが、現在はあまりにも自由という中に選択肢がありすぎて、身の丈を超え選ぶことを先にする傾向にあるように思えてなりません。


まもなくタデも若芽を出す時がやってきます。

毎日、毎日たで酢の製造に追われていながら、着実に、確かに季節は冬から春に変わりつつあることを肌で感じております。

新しいタデの若芽は昨年のこぼれ種から芽を吹き出しますが、人の心は何を持って新しいものに変えてくれますでしょうか…

2010年02月16日

40年の軌跡

40年ぶりのOB会が東京で挙行されました。

デフレ? と掛けて(騒がしかったのではっきりと聞き取れなかったが…)
○○さん、○○さん、○○さんと解く。

その心は?

もう毛がない(儲けがない)!


一同大爆笑!

指名され起立した3人とも髪の毛がほとんど後退していてテカテカ光っていたのです。

ちょうど40年前の4月、志を同じくした若者集団が新宿市ヶ谷に集結しました。
来る日も来る日も身体と心を鍛え、同じ釜の飯を食べ合った仲間です。

当時のままの通称や名前で呼び交わし、時間は一瞬のうちに消え去り40年前の、そのまんまが再現されました。

この日のために沖縄県から飛んできた? 仲間もおります。
かくいう小生も大阪から馳せ参じました。


40年の軌跡をたどると、小生にとってまさに現在の生き様を示してくれた原点がその時の集結先にあったことが証明されます。

現在77歳の、気持ちは未だ現役の若きリーダーを中心として、垣根が全くない、40年前のそのまんまの情景です。

あっという間の2時間30分でした。


もっと語らう時間が欲しい!

来年も集まろうじゃないか!

互いを知り尽くしている仲間達はすぐさま次回の幹事を決め、再会を約し後ろ髪を引かれる思いで散会しました。


年月が流れるのは自然の摂理なれど、人情の温もりは年月を感じさせず、しかも全く色あせず
に熟年という形で蓄えられていました。


2010年02月06日

立春も過ぎました。

寒い日が続いていますが皆さん!体調は万全でしょうか。

例年にない冷え込みが続いているような気がしますが、小生は健康ランドに通いせっせと水風呂に入って極寒?の気候に対応できるような体力・気力の調整に励んでいます。

「風呂上がりに冷水をかけると湯冷めをしない。」ことは一般的に知られていることですが、以前スポーツで腰に怪我をしたときに健康ランドに通い、風呂と水風呂の往復を数度行うなど「温浴と冷水浴」を繰り返すことで怪我を克服した経験があります。
以来、温水浴と冷水浴の繰り返しが怪我などの治癒力を高めてくれるものと確信し、機会あるごとに実践しています。

さて、冷え込みの厳しい日が続いていることと関連性はないと思いますが、経済の冷え込み、特に国内での消費の低迷は目を覆うほどです。
周辺では「店閉まい」をするところが増えており、これまで最も安定しているといわれていた会社員の給料やボーナスなども長引く不況の影響から減額、或いは支給なし、さらには倒産・解雇などから住宅ローンの支払い猶予などを選択せざるを得ない人が増えていると聞きました。

「団塊世代約678万人の消費が伸びていない。」とは、2月5日の日経新聞朝刊に報道されていました。
「国内消費の押し上げは団塊世代の期待によるところが大きい。」ことはかなり前から論じられていたことですが、どうやら将来の生活不安から旅行や趣味への消費を控えざるを得ず、さらに不況の影響により子供や孫の支援に回ってしまい自身の余暇や娯楽に回す余裕がないのが本音のところのようです。

持っている人はよいのですが、持たざる小生などは何をもって悩めばよいのやら…

両親から頂いた唯一自慢できる何よりの財産「健康体」をよりどころとして、健康体でいる限り「やりたいことができる、夢と希望が叶えられる可能性がある。」ことを明日への希望につなげ、前に!もっと前に!と気分を奮い立たせていきたいと思うこのごろです。

2010年01月26日

大寒がすぎたらなぜかたで酢…

一年の内で最も寒いと言われている大寒もすぎました。

この時期、蠟梅のふくよかな香りがとても印象的ですが、そういえば数日前のテレビニュースでは早くもふきのとうやつくしの映像が流れており大変驚きましたが、温暖化のせいでしょうかネー

寒い!寒い!と連呼するような時は、小生どもぽん酢屋は猫の手も借りたいほど多忙でなくてはならないのですが…
なんだかいつもの年と様子が違いますネー


時が移り、季節が変わり、大寒もすぎました。
一年で最も寒いこの時期のニュースの定番!酒の寒仕込みは迫力があり誰でも目にしています。
しかし、ぽん酢屋の小生のところではこの時期になると決まって行われるのが「たで酢の仕込み」です。
酒の寒仕込みとは比べるべき派手さやかっこよさはありませんが、小生の跡継ぎが一生懸命大きなタンクに仕込んでいるのが自慢です。

「どうでしょうか?」

味の点検のため、仕込み途中のたで酢を持ってきてくれます。


今年のたで酢の出来具合も上々です。
今年こそ!たで酢で鮎やそのほかの色々な魚をたくさん食べてもらいたいと思っています。
魚を食べるのは塩焼きだけではなく、たで酢で食べることによって魚の意外なうまさを発見してもらいたいと思っています。

2010年01月18日

虎は千里の荒野を走る。

新年のお祝詞を申しあげます。
皆様、輝かしい新春を迎えられたことをお慶び申しあげます。

本年は庚寅、干支の寅も一巡(還暦?) して再出発だそうな。
庚の文字は更(あらたまる) とも読みかえ、草木の成長が止まって新たな形に変化しようとしている状態である…
といろいろなところで説明しています。

一昨年から本格的に試作を重ねていた「ぽん酢」がようやく、まずまずの形になってきました。
それにしても「たかがぽん酢、されどもぽん酢」、ぽん酢の世界のなんと奥深いことか…

すぐに薄まる!

との意見を改善すれば微妙に「濃すぎる!」ぽん酢になってしまい、深みのある味を重視したぽん酢を目指せばダシ醤油に近いものとなり、本来のぽん酢とはかけ離れていってしまいます。

試作中のぽん酢も新たな形に変化しようと模索するのはいいのですが、こちらの方は成長が止まってしまっては元も子もないものになってしまいます。

以前から強く感じていたことですが、「美味しい!ぽん酢、旨いポン酢」を追求するのにおよそ成長が止まることはあり得ないものであり、本当は終着点などないのかもしれません。

「美味しさの追求!」それはバランスのとれた、優れた調味料であるぽん酢の世界にあってこそ注目され、追えでも追えでも距離の縮まらない終わりのない奥深さがあるが故に魅せられ、そして未だ成長途上のぽん酢造りは、100人が望めば100通りの美味しさが味わえるのではないかと強く認識できるのも、ぽん酢の「わがまま」なる所以でもあり魅力であるといえるのかもしれません。

最近ハマっている食べ方のひとつに、鍋物が終わったあとの具材をどんぶりご飯にのせ、分量などにかまわずその上からぽん酢をたっぷりかけて食べるやり方です。
当然ダシの出ている上にぽん酢をかけますので美味しくないはずがありません。
どんぶり飯になりますのでこれがまた意外と食べやすいこともあります。

形にこだわらず最後まで美味しく食べられるぽん酢が本当に美味しいポン酢といえるのかもしれません。
皆さんも是非試してみてください。

2009年12月29日

師走のミナト神戸

12月も押し迫ってきた土曜日に、三宮から異人館を経てモザイクガーデンまで神戸界隈の散策と洒落てきました。


萌黄の館
広場には周囲を異人館が囲んでおりますが、やはり目につくのが萌黄の館です。日本の建築物に緑色を塗ってもあまりマッチしないのですが、洋館はしっくりきます。不思議です。

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風見鶏の館
屋根の上に風見鶏が鎮座しています。色は煉瓦色でこれもしっくりきています。

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異人館通り
道路左右に異人館が建ち並んでいます。

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水仙
近くに神社があって、裏山の展望台に行く途中見つけました。いち早く初春の訪れを知らせてくれています。

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南京町
三宮のはずれの方に中華街があります。南京町と称しており周囲はとても賑やかで色華やかです。いろいろな種類の中華ラーメンや豚まんなど、安価な価格で中華料理を提供していました。
食事時間には早すぎたのですが、匂いに誘われてついつまみ食いをしてしまいました。

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生田神宮
三宮から神戸タワーにいく途中にあります。
有名人が挙式を上げたことで知られています。

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薄暮のモザイクガーデン
やっとミナト神戸に着きました。
暮れかかっている景色はまた格別な趣があります。

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ミナト神戸のシンボル 高さ103㍍の神戸ポートタワーに登りました。
東京タワーが330㍍ですので約三分の一の高さですが、高所嫌いの小生には103㍍でも気分はあまりよくありませんでした。
東京タワーに登るとビリッビリッとした振動が常に足下に伝わり、高所嫌いの小生にはそれがとても気持ち悪く感じるのですが、神戸ポートタワーではそれがありませんでしたので助かりました。

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やっと神戸タワーを下りて食事時間まで夜のモザイクガーデンを散策しました。
ミナト神戸の情緒が感じとれますでしょうか。

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ホテルもきれいでした。

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ガス灯通り
神戸駅まで歩くコースにはガス灯通りがあります。
イルミネーションがとてもきれいで、揺らぐガス灯はいや増してさらに神秘的な境地に誘ってくれます。
今も昔も男性と女性が連れ添って歩くにはとても和やかで微笑ましい風景です。

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平成21年も過ぎ去ろうとしています。

行く年来る年、いろいろな思いが錯綜しているものと思います。

去る年に思いをよせ、来る年を寿ぐ。

一生懸命生きた平成21年はあと2日で過ぎ去り、希望に満ちた新年に改まります。


…来年こそ!今年こそは!と手を打ち還暦がいく…


健康でいて、未だ人の世話にならずに新たな年を迎えられることに感謝しています。


2009年12月25日

本年も残すところ少なくなりました。

2009年も残すところあとわずかとなりました。

しばらくご無沙汰をしておりましたが、何ともわかりにくい業績?のでない忙しさに巻き込まれておりました。
それでも時間は待ってくれませんので、仕事納めである29日に本年一年の「仕事」の成果について総括を行うことと致しました。

それにしても景気は極端に悪く、もしかしたら全国的に重傷状態に陥っているのではないかと疑いたくなるようなひどい状況が続いております。


困ったことに働き盛りの人の働く場所がないようです。

収入が少ないため物も売れない状況です。

出口の見えないトンネルに入ってしまっています。


来年一杯はこんな状況が続くのではないかと感じていますが、それでもこれより下がないと思えば後は上に向かって登るだけ、という考え方もできますので、平坦ではない上り坂をゆっくりと確実によじ登ってみますか。


さて、やっと年賀状の宛先を点検できる時間がとれました。

ですが…


実は、このごろあまり気が進まない事情もあって、住所の点検はドンドン先延ばしになっております。
「年賀状」はご無沙汰をしている方でも、年に一度の挨拶を交わすことができる大変重宝なものでしたが、来年は挨拶ができない方が増えてきています。

誰もがいつかは経験することですが、寂しさはあとからあとから迫ってきます。


「人生あざなえる縄の如し」

今夜も熱々の鍋を囲んで美味しいぽん酢で頂きます!

来る年は、もう「裏はいいから表ばかり」を見せて欲しいと願いながら…


2009年12月14日

大徳寺から金閣寺へ

大徳寺を後にして、次なる目的地「金閣寺」に向かいます。
途中、鈴なりのゆずを発見しました。
間違いなく本ゆずです。とてもきれいな黄金色でした。

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初冬の大文字山です。燃えている火はありませんが、それでも大の字には何か別物としての雄大さが感じられます。

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またまた見つけてしまいました。
今度はダイダイです。
資料によると、正式名は「ナツダイダイ」で、夏みかんの名称は明治の中頃、大阪で販売する際に商品の名前として使用したのが始まり、とか。

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目的地に参りました。
「金閣寺と呼ばれていますが、正しくは「鹿苑寺」と言い、臨済宗相国寺派の禅寺です。」とパンフレットにあります。
小生も、てっきり金閣寺が正式名だとばかり思っていました。
勉強になりますネ

「足利3代将軍義満が大変気に入り、西園寺家から譲り受け、山荘北山殿を作りました。金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したと言われ、後小松天皇(一休禅師の父)をお招きしたり、又、中国(明国)との貿易を盛んにして文化の発展に貢献した所で、この時代の文化を北山文化と言います。
義満の死後、遺言通り夢窓国師を開山(初代の住職) とし義満の法号鹿苑院殿から二字をとり、鹿苑寺と名付けられた。」と続きます。
そうなんだ、歴史がわかるとなんだか胸の内がスッとしますネ

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2009年12月08日

大徳寺のミカン

小生と深い縁?がある大徳寺に行ってきました。

「臨済宗大徳寺派の大本山で、広い寺域に別院二ヶ寺と二十一の塔頭を有する。」と案内板に説明されています。
「応仁の乱で消失したが、「一休さん」として親しまれている四十七世住持の一休宗純が堺の豪商の保護を受けて復興し…」と続いています。
参道には一休さんゆかりの黒い納豆が売られていました。


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「花園天皇と後醍醐天皇の厚い信仰を受けた」ことからか、勅使門があります。
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大徳寺塔頭 龍源院の「阿吽の石庭」(全景の部分)
「阿吽とは吸う息吐く息で、天と地、陰と陽、男と女、電流の+と-と、どの一つを切り離すことのできない宇宙の心理をその侭に表現しているのがこの石庭。」とある。

さて、しばし、「無」 なるところにその身を置いて、宇宙の心理なるものに多少なりとも触れ合うことができますでしょうか…


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礼の間
「和尚と修行僧らが一衆和合、公式の茶礼香礼等を行うところ」と説明されている。
大きな徳を持っている和尚の身近にあって、和尚の吐く息を吸うことのできる空間に、暫時その身が置かれているだけでも知らずのうちに小さな徳が得られるというものかもしれない。

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珍しいクチナシの実
乾燥させたクチナシの実からは紅い染料が採れる。
「古より赤飯の色づけに使用していた。」との記述を読んだ。

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2009年11月18日

価値あるひととき

出雲の国島根県にある庭園日本一の足立美術館に行ってきました。

館内には横山大観特別展示室が設けられており、普段写真でしか見られない貴重な絵画などを鑑賞して参りました。

説明によると、庭園はどの位置から見ても一幅の絵画と見られるように造られており、驚くことにその一幅の絵画は周囲の景観を巧みに取り入れて造られているとのことでした。

絵はがきと見間違えませんようにお願い致します。

21,11,15撮影
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右上に、山頂から落下する滝が確認できますでしょうか。

21,11,15撮影
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少し位置を変えて撮影してみました。

21,11,15撮影
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足立美術館を後にして一路、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ) がまつられている出雲大社を目指しました。

「出雲大社は縁結びの神ともいわれ、いろいろな縁を結ぶ神であり「ムスビ」とは自然界の様々な不思議なつながりのことをいう。」と紹介されております。

本殿に参拝し家内安全と商売繁盛を祈願して参りました。
不思議な光景を目にしましたので近寄って見たところ、かすかな記憶が瞬く間に鮮明となり忘れかけていた童謡を思い出しました。

♪おおきなふくろをかたにかけだいこくさまがきかかるとそこにいなばのしろうさぎ…

境内には神話にまつわる大黒様(大国主大神)と因幡の白ウサギの像がありました。

21,11,15撮影
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2009年10月27日

旨いは甘味

旨い!

という味覚表現は、近年甘味にその大部分を依存しているように思うのですが、皆様はどのように感じておられるでしょうか。

ただいま小生、満を侍してゆずポン酢を試作しております。
ゆずはすだちとは対照的に、あの柔らかな香りから甘みを連想させます。
ですから、他のポン酢とは違って極力甘みを付与してゆずの独自性を出そうと致しました。

何回か試食会を開催していますが、やはり甘め方向に調整したものに軍配が上がます。
確かに酸味が勝っているものより実際に旨く感じます。

味覚センサーなるメカニズムは小生の考えの及ぶところではありませんので、はっきり言ってわかりません。
しかしながら、甘味が酸味を包んで全体的な味をまろやかに感じさせてくれている事はわかります。
いわゆる、酸味を旨い!と味覚する状況を指します。

味覚の中で、旨みというものから限りなく遠ざかっていくものに酸味と苦みがあります。
酸味は腐敗を感じさせ、苦みはえぐみも併せ持っている場合があり、いずれも人間の本能をもって日常的に喫食から排除しているものです。

ところが、その苦みや酸味に病原菌への抑制効果が期待され、近年とみに関心が集まり、いろいろな分野で熱心に研究されているようです。
一般的に薬は苦いので、苦みは身体に良いものだと言うことはわかりますが、もう一つの酸味について、最も代表的なお酢は除菌・殺菌効果が高いことでは多くの人に認識されていることですが、さて、人の身体への健康効果について酸味はどのように認識がされていますでしょうか。

健康に関連したお酢ブームが火付け役になり、手軽に飲めるような飲料酢まで販売されました。
たくさん飲めば健康になるものでもないと思いますが、日常の料理などに上手に取り入れて食事の中から摂取する方法がベストだと思います。

小生の一般的な知識では、お酢の成分である酢酸が血液中の老廃物を分解してくれるので身体によいと理解していますが、単にそれだけではないと思います。

天ぷらや餃子など、油を使用したものをぽん酢で食べると以外とさっぱりと頂けるのを実際に体験された方が多いと思います。

酸味を上手に使いこなすと、マイルドな酸味となり美味しく感じられます。

もうすぐ10月も終わり、木枯らしの吹く11月に突入します。
こうなりますといよいよ「ぽん酢で鍋」の時節到来となります。

旨いぽん酢で鍋一杯の野菜をたくさん食べて「たくさん食べられる」ことが健康の証明であることを確かめながら、今夜もぽん酢で健康であることを確かめてもらいたいと思います。

2009年10月24日

ぽん酢とは

HPリニューアルを実施中ですが、この際、ぽん酢がもたらす役割についてもう一度考え直してみたいと思います。

ぽん酢、ポン酢、ぽんず、ポンズ…

などなど、いろいろな呼び方がありますネ

業務筋では、ぽん酢の材料となる2種類以上の果汁を混合させたものを「合わせ」と呼んでいるところもあり、この場合は種類の違う果汁を混ぜる(合わせる)ところから来ているものと考えられます。

なぜ、わざわざ異なる果汁を合わせる必要があるのか?

という疑問に応えるには、少々専門的なうんちくが必要になります。

例えば、すだちは爽やかな香りと切れ味鋭い酸味が特徴で、柑橘のトップバッターとして9月から収穫期に入ります。

10月はゆこうの収穫期で、徳島県上勝町の特産として、こちらはマイルドな酸味が特徴で、香りは余り強くありません。

11月から12月にかけてはゆずの出番で、耐寒性にも優れているので寒冷地でも栽培しやすく、国内の広範囲にかけて各地域で栽培されていることから、最も身近な柑橘として知られております。

ゆずは独特の強い香りと苦みや渋みを持っているため、そのまま料理に使用すると食材の本来の味や匂いを消してしまう不具合が生じてしまいます。
このため、他の果汁と合わせてほどよい状態にして使用するようになったのも、ごく自然ななりゆきではなかったかと考えております。

つまり、柑橘は味・香り・酸味等については皆違う特性を持っているため、これらを合わせて適度な酸味や香りを創出させ、オリジナルの味を作りたいと考えても不思議ではありません。

ですから、2種類の果汁を混ぜても3種類の果汁を混ぜても同様に「合わせ」と呼びますので、それぞれ合わせる分量によっては幾通りもの「合わせ」ができあがることになりますので、ぽん酢を提供する飲食店によってはオンリーワンの特徴を持たせるという創作の世界が広がります。

これらはいわゆるプロと呼ばれる職人の領域です。

言わずもがな、これがポンズの真骨頂ではないかと思います。

そして、ここに合わせの技術たる所以があります。

加えて、およそぽん酢には独自の味つくりのために隠し味なるものを施します。

その例に沿い、噛めば噛むほど味がでるホタテの干し貝柱を使ってみましたが、特段他のものと差別化できるほどのインパクトは得られませんでした。

隠し味も意外と難しいものであることを知らされました。

聞いた話では、適当に切ったレモンを放り込んで味の調整として使用しているところもあるようです。

いろいろと工夫を凝らしてオリジナルの味付けをするのがぽん酢ですので、是非とも欲しい!と言われるようなぽん酢作りを目指して日々研鑽しているところです。

2009年10月21日

ぽん酢で鍋どんぶり

果遊大徳ホームページは現在リニューアル中です。
ニューHPは、10月末~11月上旬アップを目標にしてリニューアルを実施中です。


さて、この時期になると決まったようにポン酢の出荷量が増えて参ります。

そして、毎年決まったように感じるのは「季節の移ろいの不思議」です…

急に気温が下がり、爽やかな朝は一日中目一杯良い気分にさせてくれるし、一方で何となく食欲が増して体調も良くなってきていることが実感できます。

こんな爽やかな日は理由もなく急に食欲が出てきて、気温が下がることとポン酢の出荷が増え始めることとは、およそ食欲と密接な関連性によってなるほど頷けるところです。

エコ食事と言うか、それともオーソドックスに節約鍋と言った方がよいのか…

小生はかれこれ数回続けて鍋の残りをご飯に乗せ、その上からぽん酢をドバーッとかけて食べています。
飽きがこなくて簡単に鍋どんぶりができて、また日替わりにぽん酢を代えればいろいろな味の鍋どんぶりが楽しめますので、これが意外といけるんです。

昨日はゆずぽん酢で食べました。

結局、この数日間の食費はいったいどれくらいの節約ができたのかな?と検証してみますと、初回はぽん酢につけて食べる鍋スタイル、2回目はすだちぽん酢どんぶり、3回目はゆずぽん酢どんぶり…

あれれ!

鍋で1回、鍋どんぶりは少なくとも2回は頂いていました。

鶏肉は良いダシを出してくれていますし、水菜はいつまでもシャキシャキ感が得られますので、この場合必需品になります。

鍋どんぶり!

この時節、大変重宝している鍋どんぶりです。


2009年10月07日

木喰上人

強い台風18号の進路が気になるところですが、三六会のK君から「郷里久那土の丸畑出身、木喰上人に因むレリーフ看板が完成した。」との近況報告を兼ねた挨拶状が届きました。

さらに「古義真言宗大徳の文章が出てきて、ご縁がある感じがした。」と続いておりました。

子供の頃から「木喰さん」と親しみを込めて呼んでいたのを覚えていますが、丸畑に関して残っているもう一つの記憶は母に連れられて行ったことです。

母は着物を数枚持っておりました。

母から外で待っているように言われ、何もわからないまま待っていると尋ねた家の人が干し芋を幾つか持ってきてくれました。

帰りの母の手には持って行った着物がなく、代わりにサツマイモとお米を持っていました。

成人してから察したことでしたが、そのようにして母は食べ盛りの小生らの食べ物を確保していたのでした。

遠い記憶の中にある丸畑は、懸命に生きた母の記憶が強烈に残っており、ただただ親不孝をしてきたことを詫びております。

キーボードの文字が見えません…

2009年10月06日

やっと、ポン酢の季節らしくなりました。

ようやく涼しさを通り越して、大阪も朝夕肌寒さを感じるようになりました。
待ちに待っていた季節の変わり目が、ようやくやってきました。

大型台風の進路や目を覆うばかりの経済低迷は大変気になるところですが、それでも着実に季節は秋へと向かっています。

不思議なことに、寒くなると暖かい食べ物が欲しくなります。
そう!
鍋にポン酢です!
環境に慣れるために自然な形で身体が要求しているのですね。

あるがまま…

自然体…

そんな風に連想することができます。

身体が自然と要求して、美味しく物が食べられること!
それも幸せの一つの表現だと思います。

世の中には、そのようなことの満足にできない人がいることを思えば、単にできることとは幸せと考えなければいけません。

外ではコオロギが鳴いています。

どのような立場にいる人にでも、美味しいと誉められるポン酢を作ってあげたいと、虫の音を聞きながら思いを巡らせております。

2009年09月26日

秋の始まりはポン酢

大阪では日中30℃を超え、まだまだ暑い日が続いています。

こんな季節はずれの気候の時でも、故郷久那土では涼しさを通り越して肌寒さを感じているのではと、つい望郷の念に駆られてしまいます。

望郷の念に陥ったきっかけは、実は連休中に既にありました。

この連休中、自由気ままに伸び盛っていた庭の植木枝の伐採整理をしていたところ、生前たった一度尋ねてくれた亡父が「新築祝いになんにもできんけんど」と、方言丸出しで申し訳なさそうに言いながら一緒に植えた元気いっぱいのシャクナゲを発見しました。

ああ…なんという巡り合わせというか、驚きの発見!とでも言うべきか…

すっかり亡失していた遠い記憶…

お金や物はいつの間にかなくなってしまうけれども、購入したときわずか500円くらいの小さなシャクナゲがかれこれ20年もの歳月を経てもなお、その存在を誇示していたなんて…

蓄えがあったわけでもなかった亡父が記念となるべきものを残すことを考えたとき、伐採されない限り生き続け植樹した者の存在を示す最も安価で最良な方法として植樹を選択したものと思います。

恐るべし!

年長者の知恵…

そんなわけで、庭の植木整理に汗をかきながらも、驚きの発見によりしばし亡父との思い出に浸ることができました。

夏の間、自由気ままに伸び盛っていた植木の整理を無事終えて、やっと落ち着いて鍋などを囲むことができました。

秋の夜長をすだちポン酢で鍋!

大きな鍋の中にはいろんな思い出が一杯詰まっておりました。


2009年09月11日

ポン酢の季節

朝夕めっきりと、とようやくいえるまでになりました。
今年の夏は、夏らしくない夏に終わってしまいましたが、程なく見るもの聞くもの全てに旺盛な食欲を感じさせる季節が待ち受けていますので、これはこれで良し!としなければいけませんですネ

そういえば、街中のスーパーには早くからサツマイモやリンゴなどが並び、現在は松茸やすだち果実にその場所を明け渡しています。
展示されている農産物はまもなく訪れる季節を先取りして、見る人をして新鮮で高揚感溢れる気分にさせてもくれていますが、先取りがあまりにも定着しすぎているために期待感を損ねている側面もまたあるように思います。

ともあれ!

ポン酢の季節がやって参りました。

この季節到来に先立って、ポン酢の味を知るのに是非とも覚えておいて頂きたいことは「湯豆腐」の存在です。
豆腐はそのまま食べても味気がほとんど感じられません。
この味気の少ない豆腐を湯豆腐にしてポン酢で食べてみて、美味しいと感じられるポン酢は他のものを食べても美味しいし、余り気が進まなければ他のものを食べてもそうなると思います。
豆腐そのものの香りと味を残しながら美味しく頂けるポン酢こそが美味しいポン酢といえるものであり、その意味でも豆腐はポン酢の味を評価する物差しとして是非とも活用して頂きたいと思います。

近年の傾向として、鍋物の中身が多様化してきており、その流れに沿ってポン酢の味付けもかなり濃いめになってきております。
むしろ、鍋そのものに味付けをする食べ方も増えてきております。
いろいろな食べ方によって鍋を楽しまれる事はむしろ歓迎すべき事ですが、やはりお湯に昆布だけの鍋に具を入れてポン酢で食べる食べ方が和食鍋のルーツであることを忘れないようにして大切にしていきたいとも思っております。

何はともあれ!

ポン酢の季節到来です!

いろいろな趣向を凝らして、今夜もポン酢で様々な料理をお楽しみ頂きたいと思います。

2009年09月04日

夏の終わりに…

前回「夏バテと酸味」について持論を述べさせて頂きましたが、実は特にお勧めしたいのがこれです。

夏はともかく汗をかくことが第一、とは前回述べました。
汗を一杯かいて水分を補給して、また汗をかいてを繰り返すとヌルヌル・ベタベタ汗がサラサラ汗に変わってきます。
こうなるとしめたもので、汗腺入り口にたまっていた老廃物が取り除かれ、嫌な匂いもなくなって爽快さを実感できます。

とにもかくにも汗腺の入り口の通りさえ良くなったら、今後は汗腺入り口に老廃物を溜めないように定期的に汗をかいて汗腺入り口の掃除を励行していかなければなりません。
意外と効果的なのは、半身浴で長めに入浴することによって、サウナの代用としてたっぷり汗をかく方法もあります。
できれば入浴前にコップ一杯の水を補給し、状況に応じて途中でもコップ一杯の水を補給するのがたくさん汗を出す秘訣ですので試してみて下さい。

おっと!
忘れるところでした。
お風呂から上がるときには必ず冷水を全身にかけることを励行しましょう。
キリッ!と身が引き締まって気分も爽快になりますし、汗の引きも早くなります。

さて、コップ一杯の水についてです。
水が豊富な日本において、たかがコップ一杯の水ですが、されどコップ一杯の水です。

実は侮れないのがこの水の扱いです。

その昔…
どれくらい遡った昔かは明確に特定できませんが、何かをしている最中、特に運動中の水分補給は「根性なし!」ということでご法度であったことは小生の年代の方々の等しく経験してきたところです。
でも、今は様変わりしていて、スポーツ医学の観点からも水分補給が奨励されています。

小生らの「根性なし!」時代と現代理論とのギャップはいったいどこから作り上げられているのかは知るよしもありませんが、どちらが強靱な体力を作れるかは現状の実態から知ることができます。

この制約された中の一杯の水と、理論に沿った一杯の水とは自ずから目的・用途が違っており、前者からは理論を超えた活力が得られ、後者は理論に沿ったものにとどまります。

つまり、理論で気力を養うことはできないが、制約からは気力らしきものが養われる、或いは生まれることを言いたいのです。

たかが水一杯のことからでも、様々な考え方ができますネ

さて、本題の香酸柑橘果汁です。

是非お勧めしたいのがコップ一杯の水に香酸柑橘果汁を数滴加えた飲み物です。
お風呂上がりの一杯!
コップ一杯の水に、ゆず果汁またはすだち果汁などを加えて飲まれることを是非お勧めします。
口中がさっぱりすることはもちろんですが、なんと言ってもさわやかさとさっぱり感は他の飲み物の追随を許しません。
レモンも捨てがたいものがありますが、できればここのところは国産もん!で行きたいところです。
もちろん、小笠原島レモンがあれば言うことなしですが…

ところで、香酸柑橘にはゆずを筆頭に徳島県のすだち、大分県のかぼす、山口県のダイダイ、沖縄県のシークァーサーなどが知られているところですが、余り知られていないのが徳島県の「ゆこう」という香酸柑橘です。

日本における柑橘のルーツは、右近の橘と呼ばれる橘と沖縄県のシークァーサーを日本古来の原種としており、身近にある柑橘類の多くは中国を原産地にして奈良時代に持ち込まれたゆずに由来することは、多くがゆずの近縁種とされていることでもよく知られているところです。

その中に徳島県上勝町を主栽培地とする「ゆこう」があります。

ゆこうはゆずやすだちの陰に隠れ、表に出ることは余り無かったようでしたが、近年その価値観が評価され、品薄も手伝って価格も上がってきています。
価値観の捉え方にはそれぞれ立場によって違いはありますが、香りはゆずとすだちに劣りますが、味の方はどちらかといえば優しい感じで、中にはゆずとすだちに勝るとも劣らない評価をする人もおります。

上勝地方では古くからいろいろな食材に利用してきており、ちらし寿司や夏向けにめんつゆなどお吸い物にも利用しております。
もちろん柑橘果汁ですので、酸味は醸造酢よりまろやかであることは疑いありません。

話題を変えますが…
今年の夏はあまりにも短かったというか、夏の代名詞である厳しい日照りの日が少なかったですネー
日照不足で高騰した野菜も、もどった日光を浴びてやっと収穫が追いつき、価格もようやく例年並みに落ち着いてきているようです。
周辺における環境が大きく変わってきていることが、あまりにも短い夏によって体感できています。

日中はまだまだ厳しい夏の名残がありますが、夕方になりますととたんに涼しい風によって大変過ごしやすくなってきています。
お風呂とコップ一杯の水を上手に活用し、体調を整えて時節に備えたいものです。


2009年08月17日

真夏の神戸界隈

神戸に行ってきました。

周辺には遊覧船が就航していて、数カ所の桟橋から頻繁に入り船出船を繰り返しておりました。
「いかがですか!」40分くらいの短時間の遊覧コースであることを声高に案内しておりました。
以前、明石大橋までディナー付き1時間30分のコースで利用したことがあったので、やはり夜景を見ながら…の方がお勧めです。

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モザイクガーデン側の桟橋では、帆船が就航しており、ゆったりと時間が流れる情景を作っておりました。

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モザイクガーデンには何回か訪れておりますが、今日のところも小生以外に歩いているオジさんは数えるほどで、それでも違和感を感じさせず若者に混じってブラブラするにはもってこいのところです。
さすがにポン酢屋さんはありませんが、神戸名産○○!の看板が至る所にあって、今はやりのスイーツやケーキ、小物・アクセサリーなどを販売している店舗がほとんどを占めており、キラキラ輝くアクセサリーや小物類を見ていると多少場違いな印象を受けることはやむを得ないところです。

中程には有名百貨店への連絡橋もあり、周辺をくまなく探索?するには結構時間がかかります。
当然のこと、行きましたよ地下の食品売り場!
目的は当然「たで酢」
お魚売り場に行きましたが、アレレ!アユが見あたりません。
アユがいなければ当然のこと、たで酢も見あたりません。
残念!

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そんなわけで、とうとうアユとたで酢に出会うことはできませんでしたが、いつまでも落ち込んでばかりはいられませんので、本日のランチタイムはこちらのホテルでのサマーバイキングと洒落てみました。
予約なしで行ったものですから、覚悟はしていましたがかなり待たされました。
首尾良く席についてすぐに、サマーバイキングの目玉料理であるメインディッシュのステーキを2人前やっつけてしまいました。
バイキングの大敵は、どうしても好きなものばかりを食べることになってしまいますので、年齢を考えてバランス良い食事に気をつけた極々「普通」のサマーバイキングでした。

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2009年08月08日

土用干し

真夏の風物詩でもある、梅の土用干しを致しました。

知人から聞いた話ですが、三日三晩干した後の白梅干しが一番身体によいもの、とか。
なぜ?
との問いに、塩だけで漬けているから…
なるほど、
とても簡単な答えでしたが、簡単なるが故に遠い昔のどこかに忘れてきてしまっているような、そんな印象を受けました。

何はさておき、自前の白梅干しはどのような味となるのでしょうか。
三日三晩の後が待ち遠しい梅の土曜干し風景です。

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待ち切れなくて少し味見をしてみました。なかなかのものですぞ!
ついに、味見の数は種の数5個を数えることとなってしまいました。

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粒は不揃いですが、種類は南高梅です。

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2009年07月29日

夏バテと酸味

夏です!
またまた、暑い暑い夏がやって参りました。

暑い夏ですが、じっとしていてもジワッーと出てくる汗は余り気持ちの良いものではありませんが、活発に動いて汗をかくことは実に気持ちがいいものですネー

100年に一度の世界大不況のさなかに、夏の暑さを物ともせず活発に動ける仕事のある人が羨ましい?なんていつもの真夏の状況とは全く違う、しかもチグハグで意味不明!とお叱りを受けそうな昨今の状況です。

夏ばて防止対策には何をどのようにしておりますか?
知り合いにはクエン酸水を常備している方もおります。
またある人は販売されているペットボトルの水を持ち歩いております。
さて、小生はというと、実は小笠原レモン水にはまっています。
レモン水というと、どこだったか忘れてしまいましたが、食事に立ち寄った小洒落なレストランのテーブルに座ったところ出されたコップからレモンの香りがしたので、隅に置かれていた水が入れてあるピッチャー(容器) のふたを開けて覗いて見ると中にレモン片が浮かんでいました。

気が利くな!

新鮮感覚な、ちょっと得した気分になりました。

レモンの香りは気分をリラックスさせる効果があるそうですネー
ちょっとした気遣いでお客様の気分を和ませる演出は「気が利いている。」と受け止められます。

それでも、身体によいからと言って飲みすぎは返って逆効果であることもありますので、何でもほどほどのところが肝心です。

さて、この時期はなんといってもタデ!タデ!タデ!のオンパレードです。
葉を噛めばたちまち口中は火事!
このような和製ハーブを食材に利用し調理した先人の知恵はすごい!の一言に尽きます。
殺菌効果もあるといわれるタデをアユの捕れるこの時期にアユと共に食べる工夫にも頷けるものがあります。
魚と酢の物はこの時期には欠かせない食材ですので、バランスよい食べ方として大いに楽しみたいですネ

2009年07月16日

「いきいき村」

小生の出身地狭南地区の活性化に向けて粉骨砕身、パワー全開で頑張っている仲間がおります。
その名も「いきいき村の会」 http://ikiiki-mura.seesaa.net/

「商店街の空店舗を改修して、人や物、情報の交流スペースとして活用しようと「いきいき村」が青柳町の国道52号線沿いにオープンした。」(増穂町広報誌プラザから抜粋 )
町や商店街を元気にしたいと言う地元有志が集まり、地元の方々が作った野菜や果物、健康食品を中心に品揃えをし、地産地消を進めております。

故郷を後にしてから40有余年、多少なりとも故郷に恩返しをしなければと強く意識する年齢を迎えておりますが、故郷では地に足を据えて地域のために頑張っている甲州人がたくさんおります。
思い起こせば、当時の若者はみんな東京にあこがれ上京を目指していたような気が致します。
就職難でもあった時代でしたので、就職先が多くしかも世界の大都会東京は大変魅力的であったことを覚えています。

東京での仕事を何とか達成し、今は大阪において次のソフトランディングする場所を探しております。
みんな何かを求めて一生懸命生きているのですけれど、いつ、どこに落ち着き先を見つけられるのかは神のみぞ知る、のです。

「いきいき村」のネーミングも、とてもわかりやすくて親しみがあります。
地域の人々の「憩いの場」の提供というもう一つの目的にも大いに賛同できるものがあります。
今、日本における農村の現状は「限界集落」という新しい言葉によって説明され、便利さがもたらすlifestyleは一極集中をもたらし、より加速化され見放された現状は目を覆うばかりです。
slowlifeもいいですよ、なんて甘い言葉ばかりで日々の生活を維持することは至難なことですが、いきいき村の主旨には大いに賛同できるものがあります。
いきいき村は町の商店街にあり、限界集落の中にあるわけではありませんが、それでも都市中心部から離れていることに変わりはなく、ある種の危機感を抱いていることに違いはないものと推察致します。

大阪の守口市にも某離島のアンテナショップがあります。
3人入れば満席の狭い店舗ですが、いつ見ても数人の人がいて話し込んでいます。
きっと、そこに行けば故郷の言葉で遠慮なく話し合え、故郷の懐かしい食べ物に出会え、故郷の匂いに抱かれるのでしょう。
そしてホッとする時間を共有できるのでしょう。

そんな憩いの場を提供している「いきいき村」のこれからの頑張りにエールを送ります。

2009年07月15日

夏こそ地の恵み

カーッ!と照りつける太陽とミンミン蝉の鳴き声は梅雨の終わりと真夏の到来を告げております。
既に関東方面では梅雨明け宣言が出されました。
うんざりする湿気の多い夏の暑さは日本特有のもので、全ての生き物の機敏な行動を阻害する要因となっていますが、皆さん!真夏を迎えて今が大事な時期です!夏を乗り切るための健康管理には十分な備えが必要です。

それでもこの時期は、ナスにキュウリ、トマトにトウモロコシなどなど、色とりどりの野菜が満載のしかも一年で最も野菜や果物が豊富に出回る時期でもあります。
古来より、日本の四季を円滑な生活スタイルによって過ごすのに、五味・五色・五法からなる和食が確立され健康維持に貢献されてきたものと考えておりますが、真夏を快適に過ごすのにはどのように気をつけていったら良いものか、夏ばてなるものを余り知らない小生の過ごし方が少しでも参考になればと思いますが…

五味はすなわち、甘い・辛い・酸っぱい・塩辛い・苦いことを指し、近年旨味が加わったことは一般に知られているところです。
そこで小生が夏こそ一番にお薦めしたいのは意識して苦みと辛みのある野菜や果物類を適度に食べるということです。
専門家ではありませんので苦みや辛み成分について説明することはできませんが、近年苦みや辛み成分が人間にとって有用な成分であるとの研究発表が盛んになされていることでも関心度の高いことが実証されておりますが、夏こそ苦いものや辛いものを機会に応じて食べることを小生は奨励致します。
ただし、刺激物ですので各自の体調に合わせほどほどにすることはもちろんのことです。
ゴーヤ、ウコン、キュウリ、ナス、ダイコン、柑橘類などはその代表選手です。
特にキュウリは味噌につけて野性的に丸ごと食べることをお勧め致します。
幹からぶら下がっている方にこそ苦みが集積されていますので、味噌を付ければ苦みも気にせず食べることができますので効果的です。

野草の代表選手はタデであることは論を待ちません。
愛知県佐久島にはタデ汁という夏料理もあることから、夏を乗り切るための食べ物にタデが利用されるなど、各地でいろいろと工夫が凝らされてタデの辛みと苦みが利用されているようです。

タデ汁は、だし汁(何でもよいと思いますが、煮干しだしや昆布・かつおなど) +タデ葉+ごま+味噌の簡単な材料のみで仕上げます。
タデの葉とすったごま、味噌をすり鉢に入れ、だし汁で溶いてタデ汁を作りご飯にかけて食べるものです。
タデは近くの水辺で簡単に入手できますので、タデを採取してきて是非タデ汁を作ってみて下さい。
食べられるタデがどれかわからない方は小欄「たで酢の話」を参考にして頂きたいと思います。
ちなみに小生は少し食べやすくするためにちょっとした独自の工夫を加えております。


2009年07月04日

無着色のたで酢

足かけ4年の歳月を経て、ようやく無着色のたで酢ができあがりました。
きっかけはあるところからの返品と苦情からでした。

振り返れば、着色料という添加物によって成り立ってきた商品が「着色料ノー!」という製造不能に陥るかもしれない致命的な製造方法の見直しを突きつけられ、技術的にも全く先の見通しのない中で途方に暮れたものでした。
しかし、ノーという拒否反応はたで酢商品の先行きを占うものとしてポジティブに考え、前人未踏の無着色のたで酢創作に挑戦することと致しました。

全ては既存のものを一旦壊すことから始めなくてはなりません。
50年の歴史…
天然緑色の保持…
難問中の難問です。

「着色しなくて植物の緑色が保持できる方法があったら我々の方で教えてもらいたい。できないから着色料製造会社が成り立っている。」とは某大手研究室研究員の言葉です。

全く新しい発想の元、手探りの状態で出発したのがどうしたら植物「タデ」の緑色が保持できるかと言うことでした。
光合成は植物の緑色、すなわち葉緑素(クロロフィル)の働きによって行われていることは広く知られていることです。
しかしそれらの植物も切ってしまえばたちまちのうちに枯れてしまいます。
さらに、天然素材から抽出した緑色(天然素材であっても色を付ける目的で投与すれば添加物となる。) であっても蛍光灯および直射日光に当てると数日で色が消えてしまいます。
そんな世の中にないものが果たして本当にできるのかというのが最大の疑問でした。

そこで取り入れた技術が特許技術でした。

人工的な緑色を排除し、天然のタデの緑色を保持して作られた「手こね搾りのたで酢」はまだできあがったばかりです。
これからいろいろな方の意見を聞きながら、さらに成長させ多くの方に喜んでもらえる商品とするべく努力していきたいと考えております。


2009年07月03日

吉祥!巣立ち

とうとうツバメの巣立ちが始まりました。

3年前突然巣作りを中断し、もどってきませんでしたので懸念しておりました。
やっと返ってきた今年は中断したままになっていたその後からエコ巣作りを始め、程なく産毛を持った6羽の元気な雛が確認されました。
1羽は右後方に隠れていて見えません。

21,6,20撮影
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こんなに小さく、お口を揃えて…だったのですが…


21,6,20撮影
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21,7,2撮影
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何かの前触れでしょうか、6羽とも巣の全面に身体を押し出しており何か起きる瞬間を待っているように感じられます。


21,7,3撮影
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突然親鳥2羽がけたたましい鳴き声と共に周囲を乱舞し始め、キチキチ!キチキチ!と甲高い鳴き声を発して巣の回りを飛び回りました。
あっという間の出来事でした。
21,7,3撮影
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残された4羽はまだ飛び出す勇気がなかったようです。
親鳥は再度同様の仕草をして残った4羽にも巣立ちを促すものと思います。


近くで親鳥が様子を見ています。
みんなも早くおいでよ!
そんな呼びかけをしているようにも見えます。
21,7,3撮影
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近くの電線にはいつの間にか3羽の雛がとまっており、傍らには親鳥が厳しく周囲を警戒していました。
21,7,3撮影
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雛たちのこれからは想像することもできません。
自らの力で生き抜いていくための、それこそ言葉では言い尽くせない厳しい試練が待ち受けております。
まずは生きていくために自らえさを捕る訓練をしなければなりません。
いずれどこかの時点で親鳥はえさやりをやめ、放って置かれるときがきます。
甘えてもえさはもらえません。
人間の世界と全く違うところです。

天敵のカラスも常に近くを飛来しています。

みんな頑張って成長し、必ず来年もどってくるように祈りながら吉祥のチカラを雛たちから頂きました。

親鳥ツバメさん、本当に子育てご苦労様でした!

もう少しですのでここで気を抜かないで、みんなで力を合わせ広い青空を自由に飛び回ってもらいたいと思います。

2009年06月26日

夏のポン酢

果汁が一杯入った夏の調味料塩ポン酢を試作しています。

夏の調味料はたで酢ばかりかと思われがちですが、このごろは野菜ドレッシングや焼き肉などにもポン酢が使われるようになってきており、夏の調味料の一角を確保しつつあります。
果汁のもたらす酸味が口中をさわやかさにしてくれますし、柑橘の持つ独特の香りも食欲を増進させてくれますので見直されてきているものと思います。

中でも塩ポン酢が最近目につき始めてきております。
これは名前の通り塩味が優先するポン酢ですが、果汁も入っているのでポン酢の名前で呼んでいるものです。
さっぱり感がするうえに柑橘のさわやかさも加味されておりますので、照りつける太陽のもと、夏の調味料としてはピッタリの感じがします。
塩味風味ですので焼き肉にも合うし、生野菜にそのままかけてドレッシングとしてもグッドです。
できるだけ塩分を控えめにして果汁の酸味で味を整える試作を実施しています。

一般的な醤油ベースの味付けポン酢においても、夏の調味料としていろいろな料理にたくさん使ってもらいたいと思っておりますが、柑橘果汁特有のさっぱり感が得られますので是非こちらの方も試して頂きたいと思います。
小生は試作品の余った分で、キュウリやナス、キャベツなどの簡単ポン酢漬けを作ります。
これは小生一押しの夏用料理です。
とても簡単にできますので是非試してみてください。
適当に切ったナスやキュウリ、キャベツをビニール袋に入れ、その中にポン酢をドボドボ入れて適度に揉むなどしてなじませ冷蔵庫に2~3時間入れておくとできあがりです。
そこから必要量出して食べるだけです。
本当に簡単ポン酢漬けです。

ポン酢漬けの野菜をたくさん食べて夏の暑さをものともせず、元気いっぱいの夏を楽しみたいと思います。


2009年06月17日

たで酢の季節

たで酢の季節がやってきました。
そして清流の女王アユとの出会いも巡ってきました。

不思議なもので、このころになると「たで酢」を介して見知らぬ人との出会いも頻繁になってきます。
先日、神戸からわざわざ「たで酢」を求めて尋ねてきてくれた方がおりました。
何でも「近くのスーパーで購入したが、次に行った際には品切れとなっており、本年の入荷予定はないとのことで探し回ったが見つからず尋ねた。」と説明してくれました。
「アユが大好きで、たで酢がなくなったときに果汁で食べてみたがダメだった。」とも言っていました。

「たで酢」の大ファンの方です。

このような方もおいでになることに、たで酢の果たす役割の重さと責任を感じます。

「たで酢」は本当に不思議な調味料です。

「たで酢」…たかが「たで酢」されども「たで酢」
初夏の使者アユとの出会いを楽しませ、そして人との出会いを紡いでくれます。

そして、日本の初夏から夏への移ろいを強烈に感じさせてくれる季節の調味料でもあります。

兵庫のタデ圃場近くでタデ科ミズヒキに似た花を咲かせていた野草を発見しましたので頂いてきました。
野草の名前はわかりません。

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2009年06月07日

ぽん酢と生ポン酢

れっきとした国産レモンの赤ちゃんです。
昨年頂いた時に見た形からリスボン系と思われます
酸味が強く香りがよいことで知られていますが、多くはリスボン系の卵形をした種類で近年国内でも栽培されるようになってきており、特に瀬戸内方面で多く栽培されています。

写真のレモンは自家消費用の大根を作っている畑の隅に植えてあり、もちろん農薬などは一切使用しませんので葉は虫に食べられたりしています。
昨年買い物袋に一杯頂きましたが、今年は昨年ほどの期待ができるでしようか。

さて、先週のことですが「ぽん酢を作りたいが、生ぽん酢のことについて教えてもらいたい。」と一般の方から電話がありました。
ぽん酢に関心を持って頂くことは大変ありがたいことでしたので質問にお答え致しましたが、このような方が多くおられるとぽん酢のなんたるかについて関心を持って頂けていることになりますので製造者の立場からはぽん酢について詳細な説明ができますので大変喜んでおります。

「ぽん酢」は市販されている味付けぽん酢のことを指していると理解している方が多いと思いますが、ポンズの語源とされているオランダ語の「ポンス=果汁=酢」からすると、導入された時代背景(江戸時代初期) からダイダイ果汁(酸味の強い果汁=酢の代用品) や醸造酢のいずれかを原料(ベース) とした調味料がルーツで、後に酒や砂糖、食塩、醤油などが庶民の間に浸透するにつれ、これらを加えて味を調整した調味料が味付けポン酢となっていったものであると思われます。

従いまして、現在のポン酢は「醸造酢のみ」「果汁のみ」「醸造酢と果汁を合わせたもの」などをベース(この部分を生ポン酢として区別しています。) にして、これらにダシやみりん、酒、醤油などを加えたものが主流となっております。

現在関西圏においてぽん酢原料の主流となっているゆずやすだち果汁は明らかに後発組で、中でも京都が今でもダイダイを多く使用している理由としては、山口県のふぐ料理と明治維新との密接なつながりがあったのではないかと推理しています。

酸味の強い果汁が酢の代用として使用されてきた実例は今でも徳島県に残っており、スシ飯やお吸い物はゆこう果汁を使用しており、果汁をかけた野菜を揉んで野菜サラダの逸品を手早く作っております。
また、これからの季節に欠かせない冷やしそうめんや冷麺などの付け汁に酸味の強い果汁をほんの少しかけるだけで香りと酸味の効いた逸品となりますので、是非お試し下さい。

多くのポン酢はダシの種類によって味が左右されやすくなってきており、特に少量のエキス類によってインパクトのある味を作っている商品が多く見受けられます。
またこれらの商品は「美味い!美味しい!」の原点を糖度に依存し、甘みの強いものを「美味い!」と表現されがちにもなっています。
この捉え方は少々偏ったものと考えておりますが、本来のうま味と言う味覚を甘みと言う味覚で代用して表現してしまっている現状では、甘みの少ない商品は「まずい!」表現の商品として選択されがちとなってしまっておりますが、味覚の問題は商品開発に関して大変難しい判断を迫られる問題ともなってきております。


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2009年05月22日

エコツバメ

ツバメが数年ぶりに帰って参りました。

3年ほど前に突然巣作りを中止して、姿を消してしまってからしばらく寄りつかなかったツバメが、どのようないきさつかはわかりませんがやっともどってきてくれました。

もどってきてくれると今度は巣作りの進捗状態が気になって仕方がありません。
子細に観察しておりますと、以前作りかけて途中で放棄したあとからせっせとわらくずや泥を運んできて固めていっているところを見ますと、近頃のツバメもエコに徹しているようです。

瞬く間に形が整い、昨夜からは夫婦とおぼしき二羽のツバメが仲良く巣の中で休んでおりました。
急いで巣作りに励んでいるのには理由があるのでしょうが、それよりも数年前に途中で巣作りを放棄した理由が何だったのか知りたかったのですが、どうもカラスが悪さをしたのではないかと考えています。

この数日中、二・三羽のカラスが近くの電柱に止まってはカーカーガーガーと、ともかくうるさく鳴いていましたので追い散らしてやりました。
もしかしたらカラスも近くに巣作りをしているのかもしれません。
以前もこんな状態であったことが推測され、巣の近くに来てはガーガー鳴いていることに危険を感じたのと嫌気がさしてしまったのとで、途中で巣作りを放棄してしまったのかもしれません。

泥をこねる能力を持っていない他の鳥たちは雨の当たるところにしか巣を作ることができませんが、ツバメは軒下に作るため、風や雨露を避けることができ、しかも野良猫などからも人間が守ってくれます。
人間の生活空間にすんなり入ってくるツバメと人間とはいつからこのような関係を維持するようになったのか興味がありますが、本当に賢くて可愛いらしい鳥だと思います。

まもなく初夏の5月から梅雨に向かうところとなります。
川辺では水面をなでるさわやかな風に任せてタデの若葉が揺れている頃ですが、タデの生長にあわせたかのように若鮎の遡上が見られる頃となりました。
程なく「鮎解禁」となります。
少しも変わらぬ日本の大自然は、いつもと変わらぬ懐の深さで今年もまた多くの太公望を迎えてくれるものと思います。


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2009年05月19日

鈴なり

和歌山県みなべに行って参りました。

まもなく収穫期に入る有名な南高梅は誠に健康的な果実をつけておりました。
今朝の天気予報で沖縄方面では梅雨入りしたことを報じていましたが、そうこうしているうちにこちらも梅雨入りとなり、程なくカーッ!と照りつける暑い夏がやって参ります。

昨日、ネットショップで果汁を購入された方からご丁重なメールが入りました。
「近頃、醤油の代わりに何にでも貴社のポンズをかけて食するクセが付いてしまいました。美味しいですね。」という内容です。

そうなんです。
小生のところで扱う果汁はゆずやすだちで、酸っぱい香酸柑橘と呼ばれる果汁です。
酸っぱい酸味の正体はクエン酸ですが、実はこのクエン酸は五味の中の塩辛味を感じさせる優れものです。
塩分を必要とせずとも塩辛さを味覚として感じさせるのです。
近年、この味覚を活用して醤油の代用して使われる方が多くなってきております。
いろいろな使い方があるものですネ

もちろん梅の酸っぱいのもクエン酸がなせるものです。
日本の暑い夏を乗り切るために、夏が来る前にクエン酸だらけの梅干しを漬けるということは、梅干しが日本の伝統的な食品といわれる所以かもしれません。

21,5,9撮影 受粉用の小梅だそうです。
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かの有名な南高梅です。
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かなり赤身を帯びていますが、日当たりがよいとこのように発色するそうです。
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2009年05月16日

ゆずの花

咲き始めのゆずの花です。

今頃はすでに満開になっているかもしれません。
甘い良い香りがするのは柑橘特有のもので、中でもゆずは他に比べて良い香りがするように思います。
収穫は11月から12月にかけて行われます。

小さい果実が見られるようになって、少しずつ大きくなりながら青いものから黄色くなって行くのをまた見ることができます。
健康に感謝しつつ、今年も豊作であることを念じているところです。

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2009年04月20日

陽気に誘われて

気分転換にと思いつき某県の海を見てきました。

のたり…のたり…
時々波の音がするかしないかぐらいの静かな波打ち際では、夏にはもう少し間があるよ、と潮の香りが告げておりました。


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山の手には市民が憩う公園があり、今を盛りの藤の花が見事に咲き誇っておりました。
4月も半ばを過ぎますと、景色は少しずつ、少しずつ夏に向かっている様子が伺えます。

このような自然の中での景色は、幾月何年を経てもそう大きく変わることはないと思いますが、取り残された観光地や途中の国道で見た光景は、それはひどいもので、道路を挟んで売家・売地の看板、或いは放置された土産物店、広い駐車場の入り口にはロープが張られ、廃業したことが一目でわかる高級料理店、営業の気配が全くないホテル等々、とても写真に納めることができなかった現在の悲しい現実をも見せられました。

競売にもかけられない状況にあるのだろうと推測される物件もあり、栄枯盛衰の現実を目の当たりにして学ぶべきもの、それは?

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2009年04月08日

ボケの花

会社前のプランターにはタデのこぼれ種が目を出し、すでに双葉に成長しておりました。

かわいいものです♪

こんなに小さい葉ですが、噛むと一人前に辛い!のです。
不思議としか例えようのないタデですが、植物には人間の英知も及ばない何かを持っております。

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近くの公園には黄フリージアが咲いておりました。
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そこかしこには花ニラもたくさん咲いており、香りは一人前にニラの匂いが致します。
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ボケの花は以外としっかりとした花を付けておりました。
ずっと前に友人から東洋錦という品種のボケを頂き、小生の家の庭にも咲いておりましたので目に止まりました。
ボケ(木瓜)は花が咲き終わりますとカリンに似た黄色の実を付けます。
堅くて生食はできませんので観賞用としての役割が一般的ですが、焼酎に漬けて果実酒で楽しむこともできます。
思い返してみれば60有余年、ひたすら走り続けてきましたので、ここらは一つ、春のひとときにボケを観賞しながらボケッとした時間を作るのも一計かもしれません。

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2009年04月07日

桜花爛漫

暗いニュースばかりでしたが、やっとこさでそれらを吹き飛ばすような見事な桜が咲きました。

日本の春を代表し、日本人のルーツを嫌が上にも意識させてくれるのがサクラです。
感謝!感謝!で一杯です♪

日本に住んでいて良かった。日本人に生まれて良かった。
サクラを見ていると、何も考えず真っさらで素直な気持ちになっている自分に気がつきます。

サクラは今の世の中の喧噪を知って知らずか、物言わずとも周囲を圧倒する威風堂々の風情を醸し出してくれており、些細なことに悩み苦しんでいる人間がいかに小さな生き物であるかを知らしめてくれてもおります。

小生も少し黙りますので、しばし観桜会と洒落て見ましょうか♪


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俗に言う桜トンネルです。

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こうして近くでじっくり見ると、花びらの一つ一つに何か囁かれているように感じられます。

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この花の名称はわかりませんが、桜とは違った清楚な中にハッとする艶やかさを感じさせてくれます。
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2009年03月27日

花二題

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さて、この花の名前を知っている人はすごい!

いや、ちょっと言葉が足りませんでした。

生まれてこのかた60余年、ずっと菜の花は黄色だとばかり思っておりました。
ところが、守口大根の花は全体が淡い紫色で葉脈に似た紋様がしっかり見えます。
そこで少し調べてみましたら、大根の花は白色又は淡紫色とあります。

そうだったのです。

子供の頃の記憶を呼び戻してみますと、確かに大根の花が白かったことを覚えております。
青首大根でも白首大根でも、大根の部分が地上にかなり出ていてその上に花が咲いていたので菜と間違えることはありませんでした。

単純なことですが、この時期は黄色の絨毯に見える菜の花が話題になり、いやでも目につくものですから無理はありません。
都会では花を見せ、田舎では種を取るために花を咲かせることから、栽培目的が全く違う光景に慣れてしまって大根も菜で「菜の花は黄色」と思いこんでいた自分が恥ずかしくもあります。

でも、菜と大根の違いは花の色で判別できることを思い出させてくれたのは収穫といってよいと思います。
こんな単純なことでさえ、ここにいるとすっかり忘れてしまっていたのです。

田舎生まれの田舎育ちであることを素直に思い出させてくれた守口大根の花に感謝!です。

名前はわかりませんがきれいな花を見つけましたのでパチリ!お礼にお見せします。


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2009年03月26日

タデ、たで、蓼

たで酢、タデ酢、蓼…

などなど、タデにまつわる言葉が頻繁に使われ始める季節となりました。

隣接する児童公園の桜も咲き始め、この週末には野外においてバーベキューなどで楽しいひとときを過ごす計画を立てておられる方も多いものと思います。

ようやく桜に誘われて、巡り巡って「たで酢」の季節がまたやって参りました。

必ずやってくる「桜の咲く季節」を再び無事迎えられたことに感謝しながらも、無事という二文字の重さを一人噛みしめているところです。

ホンの、わずかの間の1年ではありましたが、そのわずかな間に世の中の流れは大きく変わり、昨年の今頃とは似ても似つかぬ様相を示しているのが現実のことです。

小生の1年はまずまず無事であったと言えるのですが、身近には無事でなかった方もおられます。
そうしてみると、たかが1年であってもその1年を振り返ってみると、短くも感じられるし長くも感じられ本当に紆余曲折、いろいろとあります。

でも、100年に一度という未曾有の経済状況では小生の無事も、もはやこれまでかも知れません。
それはそれで宿命として受け入れなければなりませんが、何がこのような世の中にしてしまったのでしょうか。

日曜日のニュースで、派遣切りされた若い女性数名が寝る場所もなく深夜の街中をうろついている映像が流れていましたが、許されて良い社会現象ではありません。
平和ぼけしている(と思われている方が大半の) 日本の現状を憂えても仕方がありませんが、それでも自己責任について問わねばならないのでしょうか。

生んでくれ、苦労して育ててくれた両親には悪いけれども、生まれてこなければ良かったと、つい口をついて出る言葉はグチではなく真実だとしたら…
何ともやりきれない、行き場のない世の中になってしまっておりますネ…

このやりきれない空気の中で、混ぜ込みのモヤモヤを吹き飛ばしてくれた侍ジャパンにはしびれました!
あの神がかり的なパワーを少し分けてもらい、なんだか元気をもらったような、そんな気がしたのは小生だけでなく、多くの日本人が喜びと一時の幸せを共有できたと思います。

政治、なんて難しいことはわかりませんが、素直に喜びと幸せを与えてくれ、一時モヤモヤを吹き飛ばしてくれたチカラは政治の力に勝るとも劣りません。

今までにも、日本全体が何かしらの理由で落ち込んでいるときに、明るい話題を提供して勇気を奮い立たせてくれた出来事が数多くあったような気がします。

負けてたまるか!

負けてたまるか!

余力が少しでもあれば、何とかしてやりたい!

それでも、みんなで力を合わせれば何とかなるのですが…

せめて、せめて…と、咲いた桜に思いを託し、このやるせない気持ちを静めております…


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2009年03月19日

多忙!

多忙!の手前勝手な解釈にすがり、しばらくさぼっておりました。

3月の始めに、守口大根のおろしぽん酢の味などについて、いろいろな方々のご意見を頂くためにモニター募集をしたところ、まもなく100名にも達するほどの多くの方々からご応募頂きました。
栽培している方のご意見も聞かなくてはいけませんので、全体では150名ほどになる勢いです。

毎日少しずつご意見が戻ってきておりますが、味が薄い、大根が苦い、甘い、辛い、味が濃すぎるなど、様々なご意見を頂いております。
中には、わざわざ電話をしてこられ、味について事細かく指導して頂いたモニターの方もおられました。
「モニターさんの真剣さが電話口の向こうから伝わってきていた。」とは電話応接をした者の報告にありました。
多くの皆さんが守口大根のおろしポン酢について、これほど真剣に対応してくれていることに感動するとともに、大変な喜びを感じております。
もちろん、これらのエールは、おいしい守口大根おろしぽん酢を期待しているからに違いありません。

この守口大根のおろしぽん酢は、おおさか地域創造ファンド事業計画として、地域の活性化を目指して進めているものですので、エールの声が大きければ大きいほど責任の重さを感じてまいります。
豊臣秀吉が守口宿で食べて賞賛したという頃から、漬け物以外に利用されてこなかった守口大根に光を当て、おろしぽん酢にして世に出そうという試みに、さて、太閤殿下は何と評すのでしょうか。

大根、されど大根になりうるか。
お披露目はモニターの方々のご意見を反映させて、少し微調整をしてからのこととなります。

2009年03月05日

久那土の香り!

Tっちゃんから郷里久那土の春の香りが届きました。

早速、お礼の℡を入れたら、相変わらず大きな声で「いま、大雪が降っている!」
そうかぁー
まだそんなに寒いのに、久那土の春を伝えるために頑張って顔を出した少数精鋭の「蕗のとう」だったんだ。
貴重なものを本当にありがとうございました。

おかげさまでこのところ、おかずいらずの楽しい食事が続いております。

少しずつ、本当に少しずつご飯に蕗味噌を チョコッと乗せて頂いております。
口に運ぶ前にちょっと箸を止め、香りを鼻腔一杯吸い込むと久那土の春の香りが全てを包み込んでしまいます。
そして、たちどころに野山を駆け回っていた頃に連れ帰ってくれました。
十分に堪能してやっと口の中に運び、そしてフッと我に返ります。
苦みばしったその味はまさしく子供の頃がスッと思い出される郷里久那土の味でした。

味は正直、母のものとは比較にならない美味しさです。
それでも、抵抗なく母が思い出されるのは蕗味噌だからだと思います。
脳裏のずっと奥底にしまっておいた思い出が、昨日の如くに鮮烈に思い出されます。
生まれ育ったところの香りの威力にクラクラしながら、今夜もタイムスリップに期待をして、しばしの夜を過ごしたいと思います…


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2009年03月01日

多くの方からモニター応募を頂きました。

弥生3月となりました。

しかし、まだまだ「暖かい!」とまで行かない日が続いており、今日の大阪はかなり風があり寒かった一日となりました。

昨年9月に、おおさか地域創造ファンド「なにわの伝統野菜 守口大根を活用したおろしぽん酢など調味料開発」が事業採択され、このほどネットショップのメルマガ購読者を対象とした「守口大根おろしぽん酢」のモニター募集を行ったところ、多くの方の応募を頂きました。

今日を含めて、ここ数日は事務処理に追われていますが、守口大根というなにわの伝統野菜がモニターの協力を頂きながら、どんなおろしぽん酢に育っていってくれるのか興味津々というところです。

さて、今日の風は遠方よりかなり大量の花粉を飛ばしてきているようで、鼻がむずむずしてとうとうくしゃみ連発となってしまいました。
本日は歩いてソバを食べに行く予定をしておりましたが、そんなわけで急遽予定を変更して車で移動しました。
エコ生活をしたくてもさせてくれない本当にしゃくに障る花粉ですが、小生を含めて多くの人たちの外出を控えさせるなどエコ生活のじゃまをしてくれたのではないかと思っております。

そんな訳で、昨日も今日も外出を控えて商品開発や開発商品の育て方などを模索しておりましたが、本年中にはあと数種のモニター募集を検討しております。
実際にお客様に商品を使って頂いて、そのご意見を反映した商品つくりを目指しております。

2009年02月13日

自分探し

今日は祈念すべき日♪

そうです!日本列島に向けて春一番が吹きました。
これからは、温かくなったり寒くなったりの気温の変化にとまどいながらも、着実に春!を体感できる暖かな時間が少しずつ増えてくるものと思います。

春は「大地の躍動」も一緒に連れて参ります。
ふれあう風の柔らかさに驚くのも、ちょうどこの季節のころのことです。
今までは乾いた匂いでしかなかった空気の流れが、少ししめった鼻孔をふくらます微風に変わって参ります。
匂いの主を捜すのに、ついふくらませた鼻孔を差し出すのですが、どの方向にも匂いの主は見つかりません。
春は匂いを伴うのが春たる所以なのです。

もうすこしすると枯れ葉の下から顔を出すのがイカリ草の新芽です。
久那土の山々には、まだまだ寒い日が続くというのに、それでも頑張って顔を出します。
覆っている枯れ葉布団の厚みはかなりのもので、寒気からイカリ草の新芽を守ってくれています。
自然の営みは巡り巡って、お互いに助け合って成り立っておるのです。
人間の心配することでもないのですが、春先の久那土の野山での出来事にはいつも新鮮な発見があり、そして生きているその思いのいかに小さいことかを知り、むしろ生かされているのではないかと思いを巡らせます。

イカリ草は長い冬の間をじっと耐え、どの花よりも早く可憐な花を咲かせます。
そんなイカリ草をいとおしく思い自分探しをしておりました。


2009年02月11日

小笠原島レモンがやってきました。

やっときました!
大望の小笠原島レモンです。

この小笠原島レモンは全て無農薬栽培されているものです。
ただ、残念ながらいろいろと事情がありまして、未だ大量に収穫されるところまでに至っておりません。
知恵と工夫を凝らせば何とかやりようがあると思って頑張ってはいるのですが…

大きいので803g、小さいので180gありました。
およそ300gほどのものが平均的な大きさでしたが、現地では通常9月ころから10月ころにかけて収穫しているそうです。
収穫しないで放っておくと、当然のこと自然落下します。

果実の完熟です。

この場合に評される完熟がもたらす意味合いは、「食べ頃」の表現とは完全に一線を画しており、まさに自然落下する状態の完熟を指しており、その説明には言葉を必要とせず「レモンが皮ごとガブリと食べられる。」ことにあります。

昨年1月に訪問した時には、自然落下した大きな島レモンがごろごろしており、木の上ではメジロやまれに飛来する天然記念物のメグロなどが盛んにつついて食べておりましたので、このころが収穫の限界ではなかろうか、とは農園主の話でした。
落下した果実を一ヶ所にまとめておくと、どこからともなくメジロの大群が押し寄せ、それはそれは賑やかなことでした。
この地には蛇や蛙などの天敵がいないため、メジロも地面におりてくるようです。

野生のメジロが人間のすぐそばまで来ることも経験のないことですが、レモンが皮ごとガブリと食べられることは常識を遙かに越えていることであり、不思議とさえ言えることです。

「完熟」とは、本来そういうものであり、私たちが知らなかっただけのことだったのかもしれません…

21,2,10 今回一番大きな(803g)小笠原島レモンです。
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たで酢を横に置いて大きさを比較しています。
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最も小さかった(180g) 小笠原島レモンです。
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二番目に大きい(629g)と思われた小笠原島レモンです。
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2009年02月08日

守口界隈の春

今日は健康維持を目的として守口界隈を歩いてきました。
準備を整え、12時30分に淀川沿いを京都方面に上り、途中大庭町を経て庭窪町・大日町・八雲西町などの町名を確認して、およそ3時間ほど歩きました。

まず目に入ったのがこの白梅です。
品種はわかりませんが、匂いが弱かったので花を見る目的のものかもしれません。

21,2,8 淀川河川敷公園の白梅
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こちらはややピンク色をしておりましたので豊後梅かもしれません。

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大日町を経て、そろそろ3時間ほどになろうかというあたりでした。
駐車場の向こうに大きな果実が見えました。
びっくりものです。
ブンタンでした。
こんな街中にもこのような果実があるんですね。

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ブンタンの横にはこれまたびっくりのレモンです。
形は通常の卵形でしたのでリスボン系と思われます。

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こちらは姫ゆずではないかと思います。
果実は余り大きくなかったのですが、それでもおしりのくぼみはゆず独特の形をしておりました。

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守口界隈を少し歩いただけでこれだけ情報の収穫がありました。
たまには何も考えずにゆったりと歩いてみるのもいいものですネ


2009年02月04日

立春

早いものです。
本当に立春がきてしまいました。

今日は3月上旬の気温だったそうですが、明日はどうなるのでしょうか?
京都の気象観測所での定点観測では、日本タンポポが平年よりかなり早く咲いたとのニュースが流れておりましたが、やはり地球温暖化は進んでいるのでしょうネ
寒い日が続くと嫌ですが、ポン酢をたくさん使うのは寒いときでもあるし…小生にどちらを選ぶかと問われるとどちらとも言えるし、欲張りたいのが本音です!

さて「守口大根のおろしポン酢」についてですが、いろいろな方々のご意見を伺おうかと考えており、モニター募集をする方向で検討しております。
ネーミング案などのご提案も頂こうかと考えておりますが、興味をお持ちの方のご参加を大歓迎致しますのでご検討頂ければ幸いです。
ただし、参加方法はメルマガ配信にて行う予定でおりますので、まずはメルマガ配信をご検討して頂くこととなります。
引き続き「緑ジャム」の出番も控えておりますのでご検討頂けることを期待しております。

季節は春へ!駆け足です!
どこからか春の匂いもしてきたりして、また「新しい仕事が当たって忙しい!」との東京の大切な人からしばらくぶりの連絡があったりして、気分もどことなくウキウキ♪となった一日でした。
明日もその次の日も、こんな日々が続いたらいいなとニコニコ顔でキーボードをたたいております…


2009年02月01日

守口大根の葉ジャム

乾ききった大地に春待ちの雨が降っております。

この時期に振る雨は「慈雨」とでも言いましょうか、おやっ?と思わせる春待ちの匂いを感じさせます。
この匂いの元は大地が活動を始めた兆しによるものと思われます。
乾ききった以前のものとは明らかに変わってきており、草木も眠りから目を覚まし、活動する機会を今や遅しと待っています。

冬の次は春!

失敗の次は成功!

辛いことや苦しいことの次は幸せ!

人生はあざなえる縄のごとし!とはこの大地を生き抜いてきた先人の言葉…
よくぞいったモノです。

先日作ってみました守口大根の葉ジャムをご紹介します。
正直のところ、守口大根の葉の味はしません。
ベースとなっているのが小笠原島レモンですので、味は明らかに小笠原島レモンジャムなのですが、緑色は守口大根の葉の色で出しています。
どういう訳か、守口大根の葉は市販の大根に比べて濃い緑色が特徴のようです。
これからこの濃い緑色を活用した新たな商品開発をいきたいと思っておりますので、アイデアがあったら
是非ご連絡頂きたいと思っております。


21,2,1 「守口大根の葉ジャム」上から覗いてみました。
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他の果物と比較してみました。
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トーストに塗って色合いを確かめました。コーヒーが添えられております。
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2009年01月28日

守口大根のおろしポン酢

守口大根を活用した「守口大根おろしポン酢」の試作品が完成いたしました。
甘い!辛い!、大根のおろし方がもう一つ!など、昨年から9月から取り組んだ試作は10数回を数え、できあがった試作品の自家消費が間に合わないほどの量となった「食べきれない!冷蔵庫が一杯!」などの苦情を背に受けつつ、ようやく自家消費から第三者にモニターをしてもらうところまでこぎ着けることができました。

また、両隣の緑色のものは守口大根の葉をジャムにしてみたものです。
きれいな緑色がでましたので、一応の成果があったものと評価しています。
ちょうど、パティシエの経験がある人が職業訓練のため当社に研修にきていたところから、試作の成果を味見してみて頂きましたところ、現時点で一応合格点を頂きました。
「守口大根の葉」をジャムにするのは明らかにミスマッチですが、栄養価の高い大根の葉をどんな食材に生かせられるかはアイデア次第ということもあり、ミスマッチから評価の高い商品が生まれることもまれにあると思いますので「何事にもチャレンジ精神!」は、もしかしたらとんでもない、素敵な夢を見せてくれることになるかもしれません。

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2009年01月27日

若鮎遡上はもうすぐ!

小生ぐらいの年齢にもなると、身体にもいろいろとトラブルが出てくるようです。
食事事情が最悪の時代に生まれ育ったことから、空腹を満たすために子供の知恵を働かせ、春は山菜、秋は木の実や果物など、付近の野山でありとあらゆる食べられる物を探し歩きました。
おかげで、食べられるものと食べられないものとの判別を自然の形で覚えることができました。

同年代の皆さんはそんなパワーの持ち主ばかりであっても、いつの間にか年齢を重ねてきています。
追いつけ追い越せ!の時代をくぐり抜けてきた戦士は、その闘いに定年というもので終止符を打ち、それぞれの思いを胸に秘め、それぞれの道をまた歩き始めます。

ですが…やっかいなことに、今までに積み重ねたいろいろな疲れがドッと一気に出てくる年齢回りでもありますので注意が肝要です。
健康を害する要因は様々ですが、小生らの要因は積み重ねたいわば金属疲労と同じ内容のものでもありますので部品を取り替えることはできませんので誠にやっかいでもあります。
定年退職は緊張の緩む一つの要因といえますが、その点、小生に定年退職がないのはよいことなのかよくないことなのかは、実はそこのところは何とも言えません。
それでも、人間は常時緊張を維持することはできませんので、この辺は大変難しいところです。

最近小生の周辺では体調不良の話をよく耳にします。
激動の時代を生き抜いてきた戦士が、定年を迎えてホッとしたところであったと思います。
少し休んで身体をいたわる時間をくれたのだと解釈してますので、元々がタフな育ち方をしているのですから、この機会を活用して疲れ切った身体をいたわり、点検を実施し元気な身体に戻して頂きたいと思います。

この時期の定番文句…
冬来たりなば春遠からじ…
そう…まもなく遡上してくる若鮎も、水温む春を待ちわびております…


2009年01月23日

興奮!夢!信念!決意!

すごかったですネー

アメリカ大統領就任演説に聞き惚れました。
もちろん、字幕を見ながらの興奮でしたが、あの人間の心を揺り動かす言葉のチカラはどこから湧きいずるのでしょうか?
誰が見ても「アメリカは早期に再生する」との印象を持ったはずです。
だって、国民の80数パーセントの指示を得て「アメリカよ」と呼びかけられたら身震いして奮い立つのではないかと思います。
貧しいところから苦学して得た経験も光っています。
とても親近感を覚え、一緒に頑張って夢を実現してくれる安心感が得られます。
リーダーとはかくあるべきと感じました。

ところで、今日本の中小零細企業はあえいでおります。
「倒産」という記事の載らない日がない新聞やテレビ報道は見たくも聞きたくもありませんが、どのチャンネルを回しても目に入ってくるのにはどうすることもできません。
「経営責任」という思い十字架を背負って仕事をしている立場から、泣き言をいってみても仕方がないことですが小生はこのようなときこそ「夢が欲しい」と訴えます。
世の中の全体を見回しますと、どうも目標となる夢がなくなってしまっているのではないかと思うのです。

失われたもの…

夢…希望…目標…仕事…生活の安定…安心…家族団欒…絆…等々

とても数え切れないほどに…

夢はそのままではお金にはなりませんが、やる気や潜在能力を引き出すチカラを作ってくれます。
やる気や潜在能力は活動力となり、そこに生産が始まります。
「夢・目標」の実現が個々に醸成されたならば、そのエネルギーは強大なものとなり、経済は動き出し社会は安定方向に向かうと思います。
難しいことはわかりませんし、小生にはいりません。
小生はやる気と人間の潜在能力を引き出す夢と目標を汲み出すエネルギーの注入をして欲しいのです。

ポン酢で実現可能であれば小生がとっくにしているのですが、敵は誠に強大なハリケーンです。
それでも夢を見つけたくて、小生はポン酢の旅をしております。

2009年01月20日

タデの種まき

今日は二十四節気の一つ大寒。
辞書によると「一年のうちで最も寒いころにあたる。」とある。

「寒稽古」や「稽古始め」などの言葉を遣っていたころがとても懐かしく感じられる年齢ともなりました。
もうすこしすると立春の声が聞こえる時にもなりましたので、むしろこちらの方が懐かしく嬉しくも思ったりしておりますが、やはりこれは年のせいでしょうか?

風呂上がりに冷水を浴びて、少しばかりは往事を偲んで寒稽古?に勤しんではおりますが、鏡に映し出される体型はというと、往事のものとは完全にかけ離れたもので、出なくてもよいところが出てしまい、残しておきたいところが細身となってしまっております。
「身体を鍛える」ことに喜びを感じていた時の面影は、今や、わずかに風呂上がりの水かぶりのみとなってしまっていることを知ったとき、そこには駆け足で追いかけてくる何かに怯えている自分がおり、一抹の寂しささえ感じさせてもくれております。
季節の移ろいは、時に人を感傷的にもさせ、そして自らの分を再確認する時間を与えてくれます。
そして今を季節にゆだねて自分を再確認することとなります。

種まき…
もう、一部の圃場ではタデの種まきを終えております。
タデの若葉が出るまでの間、温度管理を徹底していきます。
タデは特に温度には敏感で、勘違いして早く芽を出してしまうと当然のように穂が早く上がってしまい、商品にならないとは栽培者の弁です。
タデの若葉がこの圃場一面を緑の海と変えてくれるそのころには、海水から淡水に魚体を慣れさせた若鮎が満を持して日本各地の清流を遡上して参ります。
一日千秋の思いでその日を待ちこがれているのはさて、小生だけのことでしょうか…

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2009年01月19日

なにわの伝統野菜「守口大根」

これが噂の「なにわの伝統野菜 守口大根」です。

守口大根について大阪府の報道発表資料によると「20世紀初頭まで大阪市から守口市の淀川沿いで栽培されていたが、その後宅地化等で栽培が途絶えた。守口大根は、1645年の「毛吹き草」に「天満宮前大根」として始めて文献に登場します。…「天満宮前大根」は味醂糟を用いた香の物として利用されていました。
この香の物を天正13年(1585年)に豊臣秀吉が守口宿本陣で食し、その風味を褒め「守口漬」と名付けた(慶応4年 資料「河内名産守口漬」より)ことから、次第に「守口大根」という名称が用いられたものと考えられています 。…」とあります。
現在では岐阜・愛知両県の木曽川沿いにおいて栽培され、加工された守口大根は名古屋名産守口漬としても有名です。
大阪府では平成19年にこの守口大根を「なにわの伝統野菜」に認証致しました。
守口大根の歴史においては、今日に至るまで多くの方々の汗の結晶を得て「伝統野菜」として大切に守られてきたことが伺われ、先人のご苦労に改めて敬意を表すものでございます。
細長い特異な姿特性を持った守口大根が、多くの人の知るところとなってその特性が生かされた新たな商品開発がなされ発展することを祈念しているところです。

写真は二股に分かれていたり、太さもまばらで決して見栄えのするものではありませんが、細長い種類の大根としては大変珍しく、引き抜かれた大根の長さは平均で1メートル強ほどありました。
この守口大根は強い辛味と繊維質であることと、細長い姿特性から生食には向かないため漬け物以外の利用はされて来なかったようでしたので、二次利用の観点からもこの大根で調味料を作って見たらどうなるのかと考えました。

現在は幾つかレシピを作って試作を行っておりますが、果たして気に入った調味料ができるかどうかは全く未知の世界のことですので、とりあえず興味津々というところです。

新たな商品開発にはいろいろな苦難が待ち受けているものと思いますが、持ち前の二枚腰で何とか切り抜けていきたいと考えているところです。


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2009年01月05日

新春のご挨拶を申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新春の2日に京都の八坂神社と清水寺にお参りしてきました。
八坂神社の裏手から出店の間をくぐり抜けて、公園の中程から右に抜けてぶらぶら歩くのがいつものコースですが、三年坂で甘酒を飲みながら久しぶりにゆったりとした時間を過ごしました。
晴れ間の中から時折時雨れて雨がぱらつくあいにくの天気でしたが、京都はどんな天気でも受け入れてくれるのが京都らしいところで、歴史の重みを感じさせてくれます。

清水寺では、舞台にいく正面入り口に商売繁盛の大黒天が祭られており、普段は信心のない小生ですがこのときばかりは「商売がうまくいきますように…」と神妙に手を合わせました。
なんだかご利益があるような気がしてくるのは不思議なものです。

大勢の人の波の中にあっても、時折瞬間的に静寂を感じさせてくれる京都は、京都の空気に触れるだけで心を落ち着かせてくれる俗世界におけるアロマテラピーのような存在かもしれません。


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2008年12月31日

大晦日

とうとう大晦日がやって参りました。
本年中頂いた小生へのご支援に対し、厚く感謝申し上げます。
来る平成21年(2009年)が皆様にとって飛躍の年でありますよう心より祈念致しております。

大掃除を終へ、年が改まるのを待ちます。
ですが、平成21年の経営戦略・戦術を立てなければなりませんので、昨日、財務管理と会社資本に関する専門書を購入しました。
この休み中に読もうかと思っております。

そして、一方では平成20年(西暦2008) という年のことを思い返しております。
この日本において、同じ空気を吸って、同じ空間で、同じ大地の上で生きている人たち。
仕事にあぶれることもなく、食べるものにも困らない、したいことができる「自由」を享受していることが「幸せ」であると言えるはずであった。
また、つい数ヶ月前までは「コンビニが捨てる消費・賞味期限切れの弁当の数量は○○屯も捨てられ、或いはブタのエサとなっている。」ほどの生活を謳歌していた私たちは、ここにきていきなりモノを買うことをためらわせ、誰もがそそくさと家に帰って食べる節約の生活を始めました。
何でもそれを「巣ごもり」と称しているそうです。
それにしても活力の見られない、覇気が感じられない言葉ですネ

「全国民中流階級」と言われていたことも、みな突然泡のごとくに記憶の彼方に消え去りました。
世界一安全の国、お金持ち、戦後奇跡の復興を遂げた日本というところで一体何が起こったのか。
「前触れは○○年前から始まっていた。」「いや、○○年のあのときから!」などなど、諸説紛々です。
ニートと呼ばれる就職しない若者のことや、派遣社員というわかりにくい新しい社会システム。
安定と言う窮屈より手軽さを自由とはき違えた中で選んだ報いと、一口で切り捨てられない現実がここにあります。

その荒れた2008年も今日で終わりです。
日本人は何かでけじめをつけることを好む民族であるといわれていますので、ここはタイミングよく大晦日でけじめをつけると致しましょうか。

… 巣ごもりに けじめをつけて 初春の 大志を挙げて 柏手を打つ …


2008年12月30日

B級品への挑戦

挑戦!
好きな言葉です。

強いモノに向かっていくときは余りポカしないものですが、相手を余り知らないうちにことを進めてしまうと意外な障壁にぶつかったり致します。
多少気が短いところがあって、急いてことをし損じることが多々あるもんですから損をすることが多くて、短期は損気でもありますが、ですが、そんなことを気にしないでイケイケのところもまた小生の真骨頂というところでしょうかネ

かなり前になりますが、「食材を余すことなく利用する。」ことで、市場に出せないB級品の新たな商品開発を某所に提案したことがあります。
「二次利用を図るため既存の利用以外の商品開発を目指す。」と紹介されていたものですから問い合わせを致しました。

「市場に出せないB級品」はいろいろなところでたくさん出ることは多くの人の知るところです。
最近では「訳あり商品」などと表示して格安で販売されているものもあります。
数年前には台風被害にあった青森のリンゴを某大手スーパーが引き受け、訳あり販売したことでも知られています。
傷ついたところを取り除けば全く同じものですから、訳を知っていたお客様は抵抗なく買って行かれました。

「食材を余すことなく利用する。」
当たり前のことですが、生産しても活用されずに余ってしまって困っているのがいわゆるB級品ですが、その材料を格安で譲って頂き、よいものを安く提供できる商品開発をする自信があります。
ただ、しがらみやら感情とやらの利害関係に惑わされますと、なかなか理解されず前に進めない実態もあります。
わかりやすく説明すれば「捨てていた部分を活用する」と言う、本来ならば栽培者にとっても朗報ともなることですが、実情を知らずに感情が先にでてしまいますとなかなか前に進めません。
まァー小生も感情のぶつかる理由を知らないのですから、何とも説明できませんが…

日本人の文化・伝統は「共生」です。
小生が求めているところも、まさしくそこのところです。
ともに生かし、ともに生かされる考え方は近年、日本人がすっかり忘れていたものでありますが、それでも日本人には、やはり「共生」という言葉が一番しっくり致します。


2008年12月29日

シークワシャー

接ぎ木された3年ものですが、この木には棘がありません。
柑橘の仲間の中では、棘がないのは大変珍しいと言えます。
棘がないことから、ゆずの近縁種ではないことがわかります。
落ちていた果実を割って食べてみましたが、意外と甘くてびっくりしました。
夏期の青い果実が最盛期とばかり思っていましたが、冬場の今時が熟れ時なんですね。

柑橘類の固有種としては日本に2種しかないうちの一種がシークワシャーであると言われており「ポン酢にできたら、きっとおもしろいものができる。」と大変興味を持ったので、5年ほど前の夏に沖縄に飛びました。
ところが、事前調査をしていなかったことが災いしました。
シークワシャーに機能性成分があることを報道されたのと日本一の長寿村に自生していることで一躍脚光を浴びてしまった直後の訪問でした。
そもそも、柑橘に限らず全ての食物には機能性成分がなければ「栄養」という観点において説明が付きません。
徳島県には「すだちを搾った後に皮を噛め」との言い伝えが残っているそうですが、カンキツ総論によると「日本のカンキツは沖縄に野生するシークワシャーと九州や本州南部に古来野生していたタチバナだけで、現在存在するカキツは外国から渡来したもの」とある。
シークワシャーを食べれば長生きできるわけでもないと思いますが、テレビなどで大々的に報道された影響が大きかったと思います。

「内地から業者がいっぱいきました。」

地域の財産を孫子の代まで残す意義を述べるまでもなく、関係機関の方の大きなため息を聞くは目になってしまいました。

小生の熱い思いを真剣に伝えても、伝わるかどうかは相手方の聞く耳次第ということの結論です。
滞在中、南から北まで海とは無縁の行動をとり、レンタカーでひたすら走り続けた末の空回りのむなしさと限界を感じるとき、まだまだ努力が足りない自分の器の小ささをただひたすら責め続けることで慰めておりました。

シークワシャーは、小生が駆け出しのころに苦い思い出を残してくれた柑橘でもありました。

20,12,27撮影
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2008年12月27日

兵庫のレモン

今日はタデの栽培をお願いしている兵庫県まで年末の挨拶に行って参りました。
別の場所ではレモンがたくさんなっていたので驚いて訪ねると「これはどこでもなるよ。」とぶっきらぼうに答えてくれました。
「兵庫でもこんなに立派なレモンがなるんだ。」
そう言えば春ころにタデの圃場を見せてもらいに伺ったとき、花をたくさんつけていたのを思い出しました。
そのとき咲いていた花が殆ど実をつけたのではないかと疑うほどのなり方です。
「見た目には形の悪いのがあるが、農薬を一切かけていないのでそのようなのがでてくる。それが当たり前だ」
と説明してくれました。
立派な聖護院大根も作っており、クレーターのようなでこぼこを指さし「農薬をかければこれがなくなり、八百屋で1本7~800円で売ってるよ。」
そうなんだ…

でも、形のよいきれいな野菜を作ることもお客さんからの強い要望だから仕方がないのかもしれません。
減農薬や有機肥料で頑張っているところもあるし、あんまり形が悪いと市場に出せないから、農家としては即、生活にかかわる問題だから本当に難しいところです。
「クレーターがいい!」
褒め倒してちゃっかり3株ほど頂いてきました。

ともあれ、大阪からさほど離れていないところでも、こんな立派なレモンがなることがわかってちょっぴり得した気分になりました。

20,12,27 撮影 正真正銘の無農薬レモンです。
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シークワーサーとレモンです。
シークワーサーは完全に熟れていて、食べてみると甘みが感じられました。
シークワーサーは沖縄を連想させ、青い果実しか見たことがありませんでした。
当然のこと、夏期の柑橘果実と言うことになりますが、いまころの時期に熟れてくることを知ったのは大発見です。

20,12,27 撮影
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2008年12月26日

年の瀬

クリスマスが終わって、多少なりとも年の瀬を迎える準備をされているものと思います。

一方では、職を失い、住むところを失った人々が街中にあふれ、支援者が炊き出しをしている状況などが毎日のようにニュースで流れております。
恒例行事のように…年の瀬になると「炊き出し」が当たり前のようにニュースとなっておりました。
歳末募金、善意の鍋などなど…
前例にない…のが異常気象であるとすれば、このような現象をなんと呼んだらよいのでしょう。

田舎に帰ればよいのに…つい出た言葉です。

でも、帰る交通費もないのだそうです。

誰のせいでもないのですが…
生まれた時代が悪かったのか…

そもそも、お金とは一体何だろうか?
お金が人間の正常な生活を乱している現状にあって、人はそのお金に頼り、そのお金に縛られている。
そんな絶大な力を持っているお金が実は紙で作られている。
紙に価値をつけて人間を自由に操るお金とは一体何だろうか。
人間は一体いつからお金に縛られるようになったのだろうか、そのような疑問を持ち始めました。

昨日年末挨拶に来られた方とそんな話題で持ちきりでした。

ですが…
小生のところでも20日と月末という業務特有の支払い日と集金日があり、販売した商品のお金を回収して仕入れした原材料費や必要な経費を支払います。
先に支払いを済ませるのですが、準備資金が不足したときは困ります。
それこそ、かき集めて…の作業で必死状況となります。
それだけで済むのでしたらなんてことはありませんが、事前に資金が必要となるのが通例です。
すなわち運転資金です。
何で運転資金というのか5年前大阪に来たばかりの小生には耳新しい言葉だったのですが、このごろようやく慣れてきました。
運転資金だって、金融機関がすんなり出してくれたら安全運転には絶対自信があるのですが、貸してくれなければエンジンもかけられません!
大型2種免許保有者であっても、運転資金の運転は別物ですものネー

人生いろいろありますけれど、前を向いて歩いて行けばきっとよいこともあるでしょう。

昨夜は小田和正のライブを見てしまいました。
終わったのが午前1時30分でした。
小生には1年に1回あるかないかの深夜テレビです。
聞いている若い多くの女性が泣いていました。
画面は美しい方ばかり映し出しております。
そう思ったのですが、奥の方におられる方もなぜか、皆さん美人ばかり…
その泣き方がすごく自然できれいです。
涙だけがほほを伝わり、視線はちゃんと前方にあります。
小生と同じ年齢の人が、歌で多くの人を、しかも若い女性を感動させ、聞いている多くの女性がきれいな涙を流している。
ついつい小生も午前1時過ぎまで付き合わされてしまいました。
そして、あの澄んだ声によって心が洗われました。
詩の内容も自然体で、いいですネ
「ババァー」の声も嫌みに聞こえなくてかわいく聞こえるのは何だろう?

そうか、人は外連身のない「清らかさ」に惹かれるのか、自然体にこそ惹かれるのか。
それが小田和正の魅力なのか。

駆け足を欠かさないのはよい歌を聴いてもらいたいためだそうです。
軽い足取りです。
完全に負けそうです。

迷惑かもしれませんが「ジジィー」もその魅力に惹かれてしまいました。


小笠原からの訪問者

今日、小笠原母島からバンペイユ(晩白柚。ブンタン類)が届きました。
東京晴海埠頭を経由して、はるばる1,650㎞の長旅です。
大きい方で2,5㎏ありました。

カンキツ総論によりますと「我が国では全てブンタンとかザボンとか呼んでいる。…ブンタンはシトロンとならび、カンキツ類中最も巨大な果実…バンペイユはブンタンの中では最も大果」とある。
市販されているブンタン(バンペイユではない別の品種) は夏みかんより少し大きいほどのものが殆どですが果皮が厚く、じょうのうに至るまでにさらに白い綿状の内皮があるために、それらを取り除くと残った中身があまりにも小さかったのに驚いた記憶があります。
また同書には「バンペイユは1920年、島田弥一がサイゴン植物園から台湾に導入し晩白柚と名付けられた。…我が国へは1930年鹿児島県果実試験場に伝えられた。」とある。
そのバンペイユ(晩白柚)がどうして小笠原にあるのか不思議ですし、どこをどのように経由して小笠原に渡ったのかにも興味があります。

果実一つとって見てもロマンがあるものですネ

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2008年12月22日

冬至雨

本年も残すところ10日ほどになりました。
早い!早すぎる!
還暦を過ぎてから、なぜか急に時間が過ぎるのを早く感じてしまい、オロオロしながらとまどっております。
残りの人生が短くなっているからかなァー
やり残していることがまだたくさんあるのに、神様は平等に扱ってくれてはいないようです。

今日は冬至。
二十四節気の一つで、太陽の高度が一年中で最も低く、昼が最も短い日です。
ゆず湯につかり、カボチャを食べて厳しい冬に備える慣習行事が各地に残されております。
外は雨ですので、暗くなるはもいつもより早いと思います。
たまにはゆったりと、芳香豊かなゆず湯に浸かって、何も考えずにひたすら時を過ごしていたいものです。

柚子は九州から東北地方に至るまでかなり広範囲に分布しておりますが、古来から日本に自生していたものではなく外来種です。
原産は中国揚子江上流域といわれており、朝鮮半島を経て日本に伝わったとされておりますが、柑橘類の中では比較的寒さに強いため、全国に普及したものと思います。
普及過程において、各地において品種改良や突然変異により、多くの近縁種が残され土着しております。
香りが高く、酸味の強い柑橘類は柚子近縁種とみるのが自然です。
日本では調味料としての用途があったため、広く普及したとみる考え方もあります。
各地に伝わる郷土料理には柚子を利用しているものがたくさんみられるのも、こうした生活に密着した用途を工夫した先人の知恵によるといっても過言ではないと思います。

ともあれ、今日は冬至!
ゆったりとゆず湯に浸かって、多難であった一年を振り返るのもまたよし!である。


2008年12月21日

一人鍋

「一人鍋」と言うよくわからない鍋が出回っているようです。

一体どんな鍋ですか?

ポン酢屋がわからないのですから、知っている人は少ないのではと思いますが…
一体全体、鍋は大勢でワイワイ騒ぎながら食べるから鍋なんだけど、一人鍋があるわけないでしょう。
誰がそんなこと言ったんですかネ
「大勢鍋」では様にならないからでしょうか。
だったら、ワイワイ鍋でどうですか!

ここ守口市は「なにわの伝統野菜」に認証された守口大根発祥の地といわれております。
豊臣秀吉が守口宿で休憩した折りに、お茶請けに出された大根の漬け物がいたく気に入り「守口漬」と命名したと言われるいわく付きの大根です。
世界一長い大根とも言われ、古くから大阪の淀川縁において栽培されていたが、都市化の波に
さらされ姿を消した大根です。
いまでは、愛知県と岐阜県において栽培され、その細長い大根の特徴を活用して粕漬け加工された「守口漬」となり、両県の特産品としても有名です。

守口大根は細くて長いため栽培が難しく、成長した大根も堅くて辛いため漬け物以外に利用されず、一般に出回っている大根とは全く異なります。
消えてしまった文化を復活させ、伝統に灯をともすのは並大抵の努力では為し得ないことで、その取り組みをされている方々のご苦労に対し敬意を表したいと思います。
一方で、特産品として栽培している岐阜・愛知県では、先祖代々苦労して守り育て上げた守口大根が、発祥の地といわれる大阪守口市において伝統野菜として復活させようとしていることについてのご意見にも耳を傾け、率直な意見交換をしていかなければいけないと思います。

最近、各地で伝統野菜の復活に熱心に取り組んでおられるニュースを目にすることが多くなってきました。
「幻の…を復活!」などの活字も良く目に致します。
これらの取り組みをなさっている多くの方々の思いは、良き伝統・文化を次代を担う子供に伝えようとしていることが本旨であることを是非ご理解頂きたいと思います。
日本の伝統と文化は「共生の精神」を持って永く維持されてきたと信じて疑いません。

2008年12月14日

粋な計らい

この夏元気に頑張っていたハカラメが、ここ2~3日の寒さに負けてしまい葉が萎れてしまいました。
慌てて室内に避難させましたが、大半の葉は萎れてしまいかわいそうなことをしてしまいました。
萎れたハカラメを見て、改めて小笠原の植物であったことを知ることとなりました。
本当にうっかりしていましたが、もうすこし早く気づいていれば楽しみにしていた花が見られたのに、本当に悔しい思いと放っておいたうっかり責任が交錯してしまい複雑な思いです。
でも、気を取り直してみると、萎れたハカラメを発見したことによってようやく冬らしい寒さを認識することとなりましたが、放っておかれたハカラメによって小生の現状をお察し頂きたい、とは誠に勝手な言い分でもあります。

師走と書いて、師(坊さん)も走るほど行事が立て込んでいる様子を例えていると教えられましたが、いま世の中は師走ではない迷走をしており、一体何が起こっているのかわからないまま生活している人も多いと思います。
小生は数年前まで、生活に関してだけはこのような環境とは全くと言って良いほど縁遠いところにいたことを、なぜか恥じながら沈思黙考しております。
そして、何の因果か生活に対する不安定と安定の差が天と地ほどもあることを、誠に持って恥ずかしながら、還暦を超えたばかりのこの年齢になって初体験しております。
本当に、このようなことは体験者でなければわからないんですね。

それでも、小生には40数年支払っていた年金が2ヶ月に一度入りますので、例え少額であっても決まった収入となっておりますので、決まった収入のない方々のことを思えばまだまだギリギリの体験者とは言えないかもしれません。

「個人責任」と言う言葉が聲高に言われ続けたときには、それもそうだな、なんて納得しておりましたが、いまの世間の状態を見ると、それは少し違っていたのではないかと言うことがわかります。
リーダーもまた重い責任を自覚して、個人責任をしっかりと果たさないと前に進むことはできません。

昨日某大手スーパーのお客様相談担当者がお見えになりました。
「地元産の製品製造者から商品製造への熱い思いを聞いて、その思いを正確にお客様に伝えお客様が理解した上で安心して商品を購入できるようにするにはどうしたらよいのか」を利用者でもある主婦の立場で探ることが目的のようでした。
それにしても、今時粋な計らいですネ
そして、小生がいままで最も望んでいたことでしたので興奮してしゃべりまくってしまいました。
ウーン!このように「責任」を前面に出して安全を自ら確かめて商品を売ろうとしているから多くの人が集まるんですね!
そして安心して買い物ができるんですね。
参りました!

時間を忘れるくらい、しゃべりまくりましたよ!

そして、小生は某大手スーパーの真のファンになりました。
新製品が完成したときは真っ先に連絡しますので、小生の熱い思いをお客様に伝えてください。
手塩にかけた商品を買って頂ける人のことを考えて、熱い思いで一生懸命商品を作っているのは小生です!
この熱い思いを…

2008年12月03日

落ち紅葉

とうとう師走に突入致しました。
そして、既に今日は3日を過ぎようとしております。
早い!
なんだか考える暇もないほど、そう!たった今のこの時が過ぎるのをとっても早く感じるのは小生だけでしょうか。
元来不器用の小生にとって、急ぎすぎる時間遣いは最も不得手のところですので、その際たる師走って余り好きではありません。
もっと、何かでゆっくりした時間を見つけたいのが本音のところです。

巷に吹く風は方向が一定せず、ところかまわず迷走しているようです。
ぽん酢屋家業に吹く風も、余り温かくはないように感じられます…
それはともかくとして、今夜の団欒のメニューはいかがでしたか?
「鍋」だったら何とかぽん酢屋の面目は立てられそうなんですが…

急に寒くなったと思ったら少し持ち直してみたり、このごろ本当に気ままな天候が続いておりますネー
このようなときは、皆さん!鍋ですよ!
野菜を一杯入れた鍋を囲んで、ホッカホッカ、ほんわかほんわか、ワイワイといきたいものですネ

今朝の某テレビニュースで京都嵯峨野周辺の落ち紅葉の映像が流れておりました。
落下した紅葉の葉が地面を紅葉色に染める様を表しているようですが、季節感を伝え優しく心に残る言葉です。
普段、気にもとめない短い空間の出来事を、短い言葉で見事に表現している落ち紅葉は、京都の秋の終わりを告げているようです。

2008年11月27日

これって柚子?

21日関東の某所で珍しい果実を発見しましたのでパチリ!
この時期に鮮やかな黄色に色づいている果実は疑いもなく柚子であろうとタカを括っておりました。
葉の特徴や色合い、鋭くて長い棘からして間違いなく柚子の木になっている果実らしく見えますが、近づいてみると表面がマジックミラーのようになっているのにはびっくりしました。
果実はソフトボール大の大きさですが、丸形の平べったい果実で表面がツルツルの夏みかんとは別のものであることは明らかです。
家の人がいたら果実の名前を聞いてみたかったのですが、あいにく会うことができませんでした。

26日には徳島に行って参りましたが、徳島の柚子は既に終盤に入っており、今月いっぱいで搾り終わるようです。
今年は裏年でしたが台風の襲来もなく、例年にない良い果実が収穫できたそうです。
裏年とは、柑橘などの果実はたいがい「表と裏」とが交互にあって、収穫があまり期待できない年のことを「裏年」と呼んでおります。
中でも柚子は頑固一徹に表と裏を例外なく繰り返し、今年はその裏年にあたり例年に比べて収穫は少なかったようです。
とはいっても、未だ山間には陽の光に照り返された鮮やかな黄色の柚子が見られますが、年々高齢化が進んでいるために収穫できなくて残っている柚子のようです。
後継者問題は中小・零細企業に限らず、いろいろなところで深刻な影を落としているように思えてなりません。

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2008年11月09日

あったか鍋料理

季節は冬に向かってまっしぐら!
今日は朝から気温が上がらず、いつもより寒く感じますので体調管理には十分注意する必要があります。

今年は台風の襲来もなく、農産物はまずまずの出来具合のようです。
みかんは裏年にあたるにもかかわらず、先日の日経新聞によると需給調整により卸値が上昇傾向にあることが報じられておりました。
例年、11月上旬からゆずの収穫が始まりますが、今年は裏年ですので収穫は例年を下回るものと思います。
ただ、台風の襲来がなかった分、良い果実が収穫できるものと期待しています。
3年ほど前から極端な数量不足となったゆずですが、需要と供給のバランスが崩れてゆず果汁の品不足がでたのは一昨年のことでした。
ゆず果汁が市場に行き渡らなかった理由として、気候変動による極端な収穫減に伴い、絶対数量不足による一部投機的売買から流通に異変が起こったことにあるようです。
栽培農家の高齢化に伴う栽培面積の縮小や困難な収穫作業に伴う収穫量の減少は需要とのバランスを崩す要因ともなっておりますが、さて、値段が高くなってしまったゆずの国内消費はこれからどのような方向に向かっていくのでしょうか。

中国を原産地とし、東アジアでしか栽培されていない柑橘のゆずは、寒くなるこれからの食卓には欠かすことのできない大変重宝する食材の一つでもあります。
特にあったか鍋から上る湯気とともに鼻腔に入る香気は、時の移ろいの使者となって食卓を賑わせ、家庭に貴重な「団欒」をプレゼントしてくれます。
「ゆず」はその独特の香気をして、冬の食卓「鍋」の名脇役といわれる所以です。

あったか鍋を囲んで、いつもより30分早く食事を始め、いつもより30分遅くまで食事を続けるのも、時流にあった今風の食卓と言えます
楽しい出来事が一杯聞かせてもらえる「あったか鍋」を囲んで、今夜はワインでゆっくり過ごしましょうか…


2008年10月28日

秋は真っ盛り!それとも終盤?

今朝はいつもより特にひんやりと感じましたが、皆様のところではいかがでしょうか?
ここ、守口市は新大阪駅から京都方向へ車で約30分くらいの距離にありますが、近隣における樹木や町並みから季節の色を感じさせてくれるものは意外と少ないように感じられます。
それでも、昼ころバルコニーに差し込む陽の光がとても心地よく感じられ、淀川の土手を眺めていたらそろそろ秋も終盤を迎えつつあるのかな?と、ふとそう感じました。

ここのところ、小生の食卓は鍋!ナベ!なべ!のオンパレードとなっております。

そう!
今、小生の頭の中は「創作?の秋」真っ盛りなのです。

そして、創作から生まれる新商品の試作には当然のこととしてたくさんの試作品ができていきます。
そのたくさんの試作品を処理するには、ともかく鍋物や生野菜など、あらゆる食材を試食して次から次へと評価していかないといけません。
特に注意しているところは生野菜などに対してはしつこくからみつくように調整することと、鍋物のほかに焼き肉にも合うようにと、ずいぶん欲張った使用感覚を持たせた試作となっております。

生野菜と鍋と焼き肉の違いについて考えてみると、まず生ものと熱い物と焼き物という、調理条件の全く違う食べ物であることが言えると思います。
この調理条件の全く違う食べ物全てに対応できる調味料であれば、ずいぶん使い勝手がよくて重宝するのではないかと考えました。
その結果は…

第三回目試作が終了し小生の独断と偏見で評価してみましたが、まずまずの成績で推移しておりますので、方向性は間違っていないことが立証?され、ほんの小さな自信となっております。

夜長も過ぎて、自然の恵みや人々の汗の結晶などを称して「実りの秋」とも申しますが、多くの方々に喜んで頂ける調味料ができることを大いに期待しているところです。

… 人集う 淀川土手は 秋!秋!秋! …

2008年10月20日

実りの秋

気分爽快の秋晴れ!のすばらしい天気が続いております。

木漏れ日の当たる場所で、しばし微睡んでいたいような、ゆったりとした時が流れます…
それなのに…こんなに爽快で気分の良い貴重な時を、昨日も一昨日も連チャンで新製品の創作に明け暮れておりました。

そうなんです!
小生にも宿題がありまして、どうしても今しなければならない新製品の試作作業があったのです。

美味しいものを作るのはそんなに難しいことではないと思っておりますが、いざ、製品化となると装丁やらネーミングやらクリアーしなければならない問題が山積しております。
でも、そんな中でも特に重要なことは、いろいろと多方向から検討してやっと設定されたネーミングがお客様に正しく伝わっているのかどうか、その中身がちゃんと値段に反映され、果たして消費者に受け入れられ売れるのかどうかの判断だと思います。
よく言われることですが、どんなに商品の中身が良いと判断されてもそれは売り手側の独自判断であって、商品につけられたネーミングによっては買い手である消費者に伝わりにくく、どうしても売れない状況に陥る事例が多々あります。

小生のところに「ゆららぎ」という商品があります。
味に深みがあって、小生はとても気に入っておりますが、「ゆららぎというネーミングでは中身が何なのかわからない。」という意見が多数を占め、もう一つ人気がなくて他の商品に比べたらあまり売れません。
この商品は他の商品開発を行っていたときに偶然の形でできあがったものです。
「ゆららぎ」は製造してから2~3ヶ月経過した方が美味しくなるという特性があり、他の商品とは一線を画していたのですが、なぜそうなるのかわからず不思議でなりませんでした。
この不思議から「ゆらぎ」という4/1理論を参考にして命名しましたが、不思議という観念だけでは商品の中身が今ひとつ買い手に伝わらなかった、ということです。
この際は、商品名を「時が味をつけたポン酢」とつけた方がより伝わりやすかったのかもしれません。

そんなこんなで、小生もいろいろと経験を積んできたことでもあるので、ここのところは一つ、頑張って実りの秋とするべく、この度の試作品はものすごくわかりやすいネーミングで行こうかと思案を巡らせておるところです。

2008年10月10日

十三夜

ほどよく空気が乾燥していて、渡りくる風のなんとも清々しい季節となりました。
このような時節を過ごすとき「気分爽快」と言えるかもしれません。

さて、八百屋さんの店頭では赤梨の幸水や長十郎などから豊水にバトンタッチされつつあり、青梨の二十世紀もそろそろ終盤に入ってきているのではないかと思います。
びっくりするくらい大きな新高や愛宕がナシの最後を締めくくることになりますが、この大きなナシは他のナシに比べると格段の日持ちがすることでも知られております。
ナシは冷やしすぎると甘みが抑えられて美味しくなくなるようです。
ほどほどのところで食べるのがよいようですネ

ナシ…このナシには小さいころの思い出が一杯詰まっております。
その昔…小生の子供のころには、ちょうど今ころの季節になると各家々では庭に面した和室の障子を一杯に開けて、お月様に見えるような位置にまでお供え物をせり出して「お月見」を致します。
そこには垂涎のご馳走である団子や柿、リンゴにブドウとナシなどが山盛りに飾られておりました。
「お月見」は、神秘な月をあがめて月にご馳走を供える田舎における年中行事の一つでしたが、実は子供にとっては全く別ものであり、わくわくする狩りを期待させるような楽しみの行事でもあったのです。
準備をするのもまた楽しみの一つで、明るいうちに回る家の順番を決め、それから、およそ1,5メートルほどの細長い竹竿を用意し、その先端に5寸釘を縛り付け、いわゆる即席のモリを作ります。
サァー、そこからが腕の見せ所となります。
獲物はもちろんお供え物のご馳走です。
でも、そこにはちゃんとルールがあって、一つの家から2個のご馳走を頂いてはいけないことが暗黙のうちに決められておりました。
ですから、お供え物の中で何が一番立派であるかを見極めることが最も重要なことでした。
小生は、ある家の庭から侵入?し、今まで食べたこともない一番立派な二十世紀を突きました。

してやったり!

と、退散しかけたところにどういうことか家人に気付かれてしまいました。

コラー!

の大声を背に受けて慌てて退散したところで、なぜ気付かれてしまったのか考えたところ、一番上に載せてあった一番大きな二十世紀を突いてしまったためにお供え物の形が代わってしまい、たちどころにばれてしまった、という訳でした。

子供の浅知恵が事を簡単に露呈させてしまったわけですが、それでも、この年齢に至り現実と向き合って沈思黙考するとき、子供のころの遊びにはちゃんとルールがあって、しかも考えながら準備と段取りがなされていたんだな、と我ながら感心することしきりです。
もちろん!苦労して得た、生まれて初めて食べる二十世紀は、それは別世界の食べ物であったことはいうまでもありません。
安全な場所を見つけ、果汁がほとばしるガブリ食いでやっつけしまったことを覚えております。

このようなことが大人になってから役に立ったか否かはっきりとはわかりませんが、少なくとも考えながら遊んだことは決して無駄にはなっていないことは確かだと思います。
また、あのころの大人も生意気な子供の遊びをわかっていて、大声を出すだけで追いかけてこなかったことを見ても、何事もわかっていたのだなと勝手解釈をして自らに言い聞かせてもおります。

綿密な準備と効率よい段取りはいつの世でも大いに期待されるものですが、それでもなお、ほころびが生じたときに、心に余裕を持たせたしかり方は人を育む原点ともなることを信じて疑いません。
今でもなお高価な二十世紀梨をおいそれとは食べられませんが、比較的求めやすい甘酸っぱい豊水を味わいながら往事のことを思い返しているところです。



2008年10月02日

たで酢が調味料専門書に掲載されました。

東京地図出版社発行の調味料専門書≪ニッポンのごちそう 全国調味料カタログ「おいしい調味料ご案内帖」≫初版本 にたで酢が掲載されました。

それにしても、よくもこれだけのニッポンの調味料を調べ上げたものです。
各県別にも整理されており、とてもわかりやすくなっております。
ヘェーこんなものもあったのか、と驚きの連続でしたが、編集を担当された方々のご労苦に対して敬意を表したいと思います。
このような書物は常に手が届くようなところにおいて、今後の新商品開発研究などに大いに活用させて頂きたいと思っております。

さて、季節は移り、ようやく夏の終焉を肌で感じるところとなりました。

秋…を伝える藍タデの花が今年も咲きました。

花は小さくてとても愛らしいピンク色をしております。
藍タデの葉からは、この花の色から到底創造できない、古来から日本に伝わるあの藍の染料を作り出します。
「藍」は長い時間と人の手を借り、発酵を繰り返しながら複雑な工程を経て染料としての「藍」を作り出します。
一説によると、藍には虫除けや血止めなどの効果があり、特に利用が盛んであった江戸時代は、その製造場所などは幕府の管理下におかれ、その一方では、藍は虫除けや傷の消毒効果に優れ、藍で染めた衣類を着ることによって害虫などから身を守っていたともいわれております。
小生の子供の頃の夏の風物詩でもあった「吊りカヤ」は、田舎ではどこの家にもあって、小生の家には大きな吊りカヤが一枚しかなかったので家族全員がカヤの中に入って一緒に寝ていたものでした。
現在では網戸に取って代わり、全くといってよいほど使われなくなりましたが、この吊りカヤは藍で染めてあり、細かく編み上げた布製の網でもありました。

藍タデは、既に歴史の大役を終え、楚々と吹く秋風にそのかわいらしいピンクの花穂を揺らしておりました。

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2008年10月01日

寒くなるとなぜか鍋!

急に!本当に急に!
昨日、一昨日とも寒かったですネー
何で、こんなに急に寒くなったりするんでしょうネー
おかげで、慌ててしまい込んだ下着を探し回ったり、食事も一変し夕べも、その前の日も、鍋、鍋に終始しました。

大阪は鶏肉をカシワと呼んで好んで食べておりますが、そういえば、ここ守口界隈でも焼鳥をメインに料理を出しているお店の多いこと。
ですから「どこどこに飲みに行こう。」ではなくて「どこどこの焼き鳥が美味しいから食べに行こう。」という会話になります。

鍋の中でも、寄せ鍋は最もポピュラーな鍋物と言えると思いますが、最近ではカレー鍋とかが話題となっているようで、鍋物も様変わりしてきております。
ともあれ、小生は野菜たっぷりの中にぶつ切りの鶏肉を入れて、グツグツ煮えてきたところでプッチリ丸まったカシワを箸でつまみ、ポン酢にドボンとつけたものをフウフウ、フワフワってな具合で口の中で転がしながら、ジワッとしみ出す肉汁とポン酢がミックスされた絶妙な味を、ゆっくり楽しみながら食べるのを最も得意な食べ方としております。
それも、大阪にきてからのことです。
大阪の鶏肉は旨い!ことが理由です。
年齢的にも、油成分が少ない鶏肉を身体が要求しているからかもしれません。
食べ過ぎ?にはもちろん!十分に注意しております。
でも、言い訳がましいのですが、ダイコン、ニンジン、ネギ、イトコンニャク、白菜、シイタケなどの野菜と鶏肉ですので、食べ過ぎたかな?と思っても意外と消化は早いようですヨ

最近では、カロテンやペクチンは特に病気に対して強い抑制力を持っていることが研究者によって明らかになってきているようですが、それだけを食べていれば良いというものではないと思いますので、やはりバランス良い食事を心がけたいものです。
食べ物を「美味しく頂く」ということは、精神衛生上最も大事なことですので、雰囲気作りも重要な側面を併せ持っておりますね。

笑い!が作る雰囲気作りは、最も大事にしたい生活習慣の一つです。


2008年09月27日

残滓と食育

本日、生活環境問題(特に廃棄物や残滓の再利用)を勉強している学生3名が、搾り終わったすだちの皮を頂きたいと言うことで来社しました。
「生活上人が出す廃棄物や残滓を有効活用して、廃棄物を少なくする努力をしながら環境問題を考えるなどの研究をしている。」とのことで、テーマは「すだちの皮に含まれている機能性成分について」だそうです。

サァー!○○学級の始まりです。

小生の部屋に招じ入れ、研究テーマにすだちを選んだ動機について伺ってみると、徳島県出身者がおりました。

やはり、というか納得! です。

それにしても、感心な若者達ばかりです。
小生の質問にも、的確に答えてくれます。
この会社がすだちを扱っていることがどうしてわかったのか質問してみると「インターネットで検索した。徳島に行けば当然あることはわかっているけれど、交通費がかかるので近いところの大阪で探した。」とのことであった。
若者らしい好感の持てるストレートな答え方です。

「残滓として捨てられているすだちの皮から機能性成分を抽出して医療などに役立たせることはできないか。残滓が少なくなれば環境にも役立つ。」とのことでした。

とてもしっかりした考え方を持っております。

すだちや他の柑橘の皮に含まれている「苦み」やペクチン、カロテンはまさしく、今、最も注目されている研究材料となっており、程なく解明されるであろうことを述べました。

ウーンこれは、モタモタしていると先を越されてしまうかな?

そうそう、小生が最も関心を持っている食育になぞらえて、一般的に使用されている「美味い」という表現を切り口に、間違った食生活について説明致しました。
つまり、過去には「まずい」といわれるものを人は積極的に排除してきた。現在は生活の豊かさから「美味しい」ものや好きなものばかりを自由に選んで食べることができることから、食べ過ぎや栄養のとりすぎ、偏った食生活、不規則な食生活が蔓延し、人の本能までもが退化した不健康を助長している食生活を送っている人が多い。

なぜ、嫌いなものを食べないのか?

機能性成分の抽出はすばらしい研究テーマだが、なしえた後にその機能性成分を多量に摂取することは逆効果となるおそれもあるので注意しなければならない。
最も望ましいのは、バランスの良い食生活と規則正しい生活を維持することです。

小生の最も言いたかったのはこのことです。

「○○が○○に効く。」とどこかの誰かが伝えると、そのことを頭から信じて大量に摂取してみても、結局は偏った食生活となることを理解しなければなりません。
何事も、ほどほどが肝心のところです。

真剣さは、小生の目にまっすぐに向けられた視線でわかります。
研究成果がでたら知らせてもらえることを約束して帰って行きましたが、このような勉強熱心な若者は大歓迎です。
心底今日は清々しい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。

2008年09月22日

手搾りすだち

明日は秋分の日。
小生のところでは例年、特にこの日は特別の日として位置づけております。

そうなんです。
徳島の現地ではごく普通に行っている「すだちの手搾り」を、小生のところではこの日を定めて、例年伝統的に行事として行う特別な日としております。
なぜ、このようなことを行うのか、と申しますと、最も美味しいとされるすだち果汁を得るには手搾りの方法が一番良い方法とされているからです。
理由はシンプルなもので、人の手で搾るため加わる力がほどほどとなり、よけいに皮を搾ることもなく、種をつぶすこともありません。
ましてや、途中でひねりを加えるために内皮に含まれているカロテンやペクチンなどのとろみ成分がほどよく絞れるために、トロ~リとした極上の果汁となるのです。
実はこの皮や種に含まれている苦み成分は、せっかくのすだち果汁の爽やかな酸味を美味しくない別なものにしてしまいがちなために嫌われるのですが、手搾りではこの皮を絞ることがありませんので、結果的に効を奏していることとなります。

ところが、近年では、香酸柑橘の皮の苦み成分にがん抑制効果があることに着目した研究が盛んになされており、ことは誠にやっかいなものとなってきております。
昔から「薬は苦いもの」と言われてきたように、やっぱり!との感じを強く受けてはおりますが、このような苦みを旨い!とか、美味しい!とかで表現できるのであれば問題はないのですが、この場合の苦みは旨いや美味しいとは縁遠いものになり、食べ物とは相性が悪いため「美味しくない」食べ物にしてしまいます。

ともあれ、すだちは今が旬です。
本場徳島では9月から10月始め頃までがすだちの収穫期となっていますが、9月中頃を過ぎた今頃は収穫の最盛期を迎えており、すだち玉の太り具合も上々の頃です。
すだちをはじめとした香酸柑橘類は、未成熟の時は堅くて手搾りには不向きですが、熟れてきますと皮が柔らかくなり、難なく搾ることができます。
現地の栽培者の話では、手搾りをするすだちは収穫してからしばらく放っておくとやや黄色みがかって、さらに柔らかくなるので簡単に搾れるとのことでした。
実際にやってみましたら簡単に搾ることができましたが、際だった酸味が薄らいでおりましたので、やはり熟れた緑色のすだちを搾るのが一番かもしれません。

搾り終わった果汁のことばかり褒めてきましたが、先ほどから申しているとおり皮の部分には未だ未知の有効成分が一杯詰まっております。
「搾った皮を少しかじると身体によい。」ことを昔からそのように教えられずっと続けてきていることは、そうすることが何かしら身体によいと信じられてきた証だと思います。
昔からずっとやってきたことに間違いはありません。

嫌われものの苦い皮にも、もしかしたら、未知の世界から脚光という光がいきなり当たる時がくるかもしれませんですネ


2008年09月18日

一言!

「一言!」というメールが入っておりました。
うん?
ナンのことだろうと思い、メールを開く前にカーソルを合わせましたところ、右ブースに表示された内容は

「質問ではないのですが、一言」

の書き出しの文章が目に入りましたのでメールを開きました。
かいつまんだところの内容はこうです。

≪かにを食べるのにはいつも御社のかに酢を使っています。使い切ってしまったのでいつもの店に買いに行ったところ扱ってなく、やむを得ず他のものを購入してかにを食べたが全然うまくなかった。
何種類かのかに酢を試してみたがやはり美味くない。
かにを食べるときはやはりこのかに酢でず~と食べたいので、是非、末永く販売して頂けることを念願しています。
近くで販売しているところを教えてください。≫

とのことです。

嬉しいですネー
小生は、一方では無類の感激屋さんでもあるので、ついつい「プレゼントしちゃおうか。」と思ったほどでした。
食品を製造している者にとって、何が一番励ましになるかというと、商品を購入し消費された方が、その商品の中身を高く評価して頂き、そのコメントを頂けることです。
およそ、このようなことは面倒なことで、殆どの方は当たり前のように流してしまいます。
でも、名の通った場所での食事の席でよく目にする作法には、料理を作ってくれた職人に対する労を称える賛辞の儀礼があります。

「一言!」という端的な言葉で表現したセンスもすばらしいものが感じ取られ、頂戴したお褒めの言葉は自然とわき上がる「やりがい!」をもたらせる金言でもあり敬服するばかりです。
小生が百の褒め言葉を持ってしても、かなうはずもない何層倍もの威力がこの「一言!」にあることを教えられた貴重なメールでもありました。


2008年09月16日

今が旬!のすだち

先週の金曜日12日に徳島に行って参りました。

旬!

今が旬のすだちです。

日本語の中で最も好きな言葉の一つに入ります。
「旬」という季節感を、つい忘れがちな都会生活には、時々リフレッシュして、旬を探しに出かける機会が大切であると考えております。

この果実は濃い緑色が特徴です。
包丁で二つに切ると周囲はたちまち爽やかな香りに包まれ、夏場にダメージを受けた胃を刺激してくれます。
味わいにはキリッとした、際だった酸味があり、これもまた身体全体をリフレッシュしてくれる気が致します。
それぞれの枝には、およそゴルフボール大のものがびっしりと付いており、豊産系であることがわかります。

これからしばらくは、二つに切ったすだちを単純にチュッと搾ったチューハイで過ぎゆく時間を楽しむ日々が増えていきそうです。

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2008年09月02日

初秋

9月に入り、ススキの穂も一人前に垂れ下がるようになって参りました。
朝夕の涼風はホッとする時間をしばし与えてくれております。

今朝の天気図を見ると、低気圧に包囲された日本列島となっておりましたが、このような天気図の時は、低気圧の間を温かくしめった空気が北上して雷雲が発生し、各地に雷雨をもたらすので注意が必要と予報していました。
このところ、各地でゲリラ的な豪雨により被害が出ておりますが、台風と違って予見しにくい状況が顕著です。

現在の経済状況も、最近の天候状態とどこか似通ったところがあるように思えてなりませんが、つい先日のこと、ある企業が不渡りを出したそうです。
企業所在地においては伝統と歴史を誇った中堅企業としての実績があり、業績は順調であったようでした。
実際のところは聞いてみないとわからない深い事情があると思いますが、経営者の責任の重さを自覚させる出来事でもあります。
小生が大阪に来てから5年余の間、把握できているだけでも実に倒産3件、廃業3件、連絡不能3件の出来事に遭遇しております。
関わりのある人達の次の人生はいったいどうなるのだろう、と他人事でも心配になりますが、善人の顔をして他人の心配をしていられる状況に今はないのが実情のところです。
本当にどうなるのでしょうネー

さて、日曜日にスーパーに買い物に行ってきました。
お店に入るとすぐのところに、鍋物グッズが満載です!
もう秋になったんだ…
と、今年も夏の終わりを告げて秋を知らせる光景をスーパーで知ることとなりました。
アキアカネの大群が三沢川の広い河川敷を、それこそ我が物顔に、所狭しと乱舞していた光景が久那土の今頃の風景で、懐かしい故郷の情景が昨日のことのように思い出されます。
あれだけの大群が、よく互いがぶつからずに舞っていられるものだと感心しながら飽きずに見ていたことを思い出します。
次第に薄闇に包まれていく河川敷には、どこからかリーン、リーン…キンキロリン…と虫の鳴き声が聞こえてきます。
三沢川の松虫はキンキロリンと鳴きます。
違う違う!どこの松虫もみんな一緒でチンチロリン!
と、誰かに言われそうですが、そのころの小生の常識も確かにチンチロリンでしたので、かなりの時間チンチロリンではないかずっと耳を澄ましておりました。
試しにチンチロリン!と復唱もしてみました。
でも、どうしてもキンキロキンとしか聞こえません。
キン、キン…キンキロ!
時々、へんてこりんな鳴き声を出すものもおり、新米松虫が賢明に練習している状況が感じ取れました。
何せ、三沢川の松虫は他所のものよりすこぶる元気がよいから、キンキロリン!と勢いよく羽を鳴らしていたのかもしれません。
日本国中の松虫全部が同じ鳴き声、というのも納得がいかないことですから、久那土の松虫は元気さが違う!ということでそのときの小生の疑問は解けた次第です。

物憂い秋の始まり…
もう少し爽やかな気候となれば、身も心も晴れ晴れとするのですが…


2008年08月25日

繁栄と家族の絆

…選り分けたスイカ一つ持って友と会う…

いいですネー
定年を経て、猛暑の中、直接頭に太陽の光を受けても照り返すほどの勢いを持っている平成の信玄入道様が、自宅の畑で丹誠込めて栽培していたスイカの、その中でも選り分けたものを持って友に会いに行く…
還暦を超えてもなお、時間が縮まらない関係でいられるのは、夢と希望ではち切れんばかりの空間を共有した小中学校時代の同級生だからだと思います。

それぞれが、みな、等しく相応の充実した社会貢献の時期を経て、その大切な友にスイカを持っていった友も、それぞれみんないい人ばかりです。
せっかく?持っていったのですが、当の平成の信玄入道様は現役時代に鍛えに鍛えた「アポ取り」の常識を実行しないで、いきなり「飛び込み訪問?」をしてしまったものですから、友はゴルフに行っていて留守だったそうな…
ウーン、みんなそれぞれに体調管理に精出しているんだ。
負けていられないけど…
何せ、「石部金吉」なんて呼ばれていたこともあって、そんな、もっぱらハイソサエティの方々が親しむゴルフなんかには全く縁がないし…
未だに小生の○○性分は変わってはいないようです。

ところで、今日の大阪の気候ですが、ズバリ、涼しい風が吹いております。
急に、まさしく急に涼しくなりました。
あの猛暑とか酷暑とかが別世界のことのように感じられます。
会社前の公園では、ススキの穂がわずかずつですが垂れ始め、夏から秋への季節の変わり目を伝える最初の使者として、いっぱしの役割を担っているように思えます。

会社の隣地には新築の家も建ち、祖父母と若夫婦らの新生活が始まろうとしております。
総勢10名からなる家族の集いは、昨今では珍しい三世代が同居する形となります。
あえてこの形を選択したのは、それぞれの持ち場でそれぞれが持っている力を合わせた家族の繁栄を望んだからにほかありません。
この固い絆は、この地に集う家族全員の繁栄をもたらすものと信じてやみません。

さて、涼風に誘われて、まもなくポン酢の季節到来となります。
今年も美味しいポン酢が作れますように、涼風とともにやってきた季節と家族の絆に感謝!感謝!で一杯です。

2008年08月21日

夏の終わりに、なぜ「かに酢」?

…コオロギの 初音に夏の 終わりかな…

暑かった…
今年の夏もようやく終盤にさしかかってきており、朝夕の風も心なしか涼しく感じられるようになって参りました。
うだるような、との表現がそのまま当てはまる日々が続いた今年の夏でしたが、ようやく一息入れるところにきております。

初夏から始まった「鮎とたで酢」のシーズンも一息入り、秋からの定番である「鍋物とポン酢」とのバトンタッチの機会を伺っているところです。 
季節を感じさせる食べ物の脇役でもある調味料は、時には主役を引き立たせる役割を担っていることにより、季節の移ろいに愛着を覚えることとなるのはごく自然の成り行きだと思っております。
このように考えてみますと、季節の移ろいと食とには切り離せない密接な関係にあることかがおわかりになると思います。
人々は季節と食とを上手に融和させながら、いろいろと工夫を重ねて悠久の時を刻んできたのですね。

さて、昨日のこと、まだうだるような暑いさなかに「かに酢を購入できるところを教えてもらいたい。」との問い合わせがありました。
「美味しいかに酢を探していたが、仕出しに入っていたかに酢を食べて問い合わせた。」とのことでした。
ここのところは大変誤解されやすいところですので最初に断っておかなければなりませんが、小生の経験上から申しますと「美味しいかに酢」というものではせっかくのカニを美味しく食べることはできないと思います。
本当に誤解しないでもらいたいのですが、「美味しいかに酢」ではなくて、「カニを美味しく食べさせてくれるかに酢」であるかどうかが重要なのです。
本来もっているカニの甘みと旨味をいかに引き出してくれるかが「かに酢」の役割にほかならないからです。
ですから小生のところのかに酢を「美味しいかに酢」と説明したことはありません。
「カニを美味しく食べさせてくれるのがこのかに酢です。」と説明しています。
小生の言い回しについて説明不足のところが多々あると思いますが、ここのところは個々の味覚の問題としてご勘弁願いたいと思います。

カニは生きているものを焼いて食べるか、塩ゆでにしてその場で何も付けないで食べるのがベストであることはどなたでも知っていることです。
しかしながらここで問題なのは、生きているカニがいつでもどこでも簡単に入手できないことにあります。
流通の問題もあったりして「冷凍カニ」が手軽に入手できるカニの主流を占める所以となるわけです。
そこで「かに酢」の真骨頂が問われることとなります。

小生が最も強調したいことは、冷凍カニに生きているカニと同じ味を求めることは無理があるということで、むしろ全く別の美味しい食味を作り上げてくれるのが「かに酢」の役割である、ということです。
美味しさは個々の味覚の話ですので、異を差し挟むつもりはありませんが、誰が食べても美味しい生きているカニと冷凍カニを比較することにはかなり無理があると思いますし、ましてや、昨年捕獲されたものなのか、一昨年なのか、それとも…
表示記載がされたものを見たことがありませんですよね。
かに酢が介在することにより、冷凍カニがむしろ生きているカニとは別の美味しい食味を提供してくれるのであったら「美味しいかに酢」と表現しても違和感がありません。
問い合わせをされた方が最も言いたかったことはここのところだと思います。
そういう存在感のある「かに酢」であることを目指しております。


2008年08月12日

ナギンデー

暦の上では立秋も過ぎ、立秋という響きから夕刻になって吹き出す風も心なしか涼しさを感じられるようになって参りました。
でも、日曜日午後3時過ぎのアスファルトとコンクリートで囲まれた繁華街の温度は36度でしたので、出歩かない方が賢明ともいえる猛暑日でした。
琵琶湖を源流とする一級河川の淀川が近くを流れているので、さどや涼しい川風が吹いてくるものとばかり思っていましたが、どうして、夜になっても温度が下がらないのは、この守口界隈もいわゆるヒートアイランド状態となっていることからでしょうか。

ともあれ、まもなく「お盆さん」を迎えます。
家族が大勢いて、賑やかだった子供の頃、供物を供え、迎え火を炊いてご先祖をお迎えし、子供会が主催する三沢川での「ナギンデー(新盆を迎えた家から拠出して頂いた杉の木や檜、孟宗竹などの先端に、麦わらで蜂巣状の受け皿を作り、倒れないように四方を針金で張って支えた塔のようなものを立てます。別に、小石を芯にして布きれを巻き、針金でギリギリと縛りながらソフトボール大の布玉を作り、1メートルほど針金をのばしてその先端を丸くして指が入りやすく作ったものを石油に浸し、火を付けてグルグル回しながら蜂巣状のところめがけて投げるもので、子供の頃は夏の害虫退治のために行うものと教えられていましたが、どうも古くから伝わる川にまつわる様々な思いを鎮めるための行事のようです。そういえば、三沢川が氾濫し、橋が流され道路が決壊し、人が流されたことを覚えています。)」は大人の盆踊りとは別の子供の重要な盆行事の一つでした。
外灯の少ない田舎でのことです。漆黒の中にゆったりと回りながら夜空に舞い上がり、遠目にはかなりの時間をかけて彼方に落ちていく火の玉は、暗闇をキャンパスにした幻想的な火の舞のように見えたものです。

大人も子供もご先祖様も、みんな一緒になって盆踊りを楽しみ、キュウリやナスでこしらえた精霊馬を三沢川に流し、ご先祖様にお帰り願う送り盆までの一連の盆行事も、今や子供の頃の思い出の中にしかたどることができません。
正月行事はご先祖様を迎える初春の行事としたならば、初秋の盆行事はやはり心なしかうら寂しい何かが重なり合います。
齢を重ねて田舎を意識すればするほど、ご先祖様を迎え入れる場所をなくしたことはやるせないどうすることもできない寂しいものが突き上げて来てしまいます。
田舎とは、そういう存在であったのですね。

…盆の里 家族集いし 三沢川 太き流れも河鹿も失せて…  


2008年08月04日

無事、これ名馬なり!

猛暑に関わらず訪問される方には大変気の毒に思います。
まずアポ取りの電話があり、来社して挨拶を交わした言葉遣いでほぼ目的が見て取れます。
それにしても、また値上げ!
それでも、できあがった商品に値上げ分をそのまま転嫁できれば良いのですが、殆どの原材料が値上げされ、再々度値上げ予定もある現状下で、製造する側としては安易な転嫁が良いとは思えませんし、このようなときこそ知恵を絞り、何か別の方法を考えることの方が大切ではないかと思います。
いくつかある要因の中で、資源のない我が国では唯一の技術力をもって対抗できていた訳ですが、コストを下げるために人件費の安い国に工場と技術を持って行ったために若者は雇用の機会を失い、技術の継承もできなくなり、ローコスト・大量生産・廉価品は「商品の多くは使い捨て」傾向に誘い「もったいない」言葉を世界共通語に押し上げてもおります。
このような状況下で、後継者問題は日本の中小零細企業の存続を脅かす大きな要因ともなっています。
雇用の機会が失われたため失業率も高くなり、日本社会の安全神話も崩れつつあります。全てはこれらのツケが来ているのではないかと思いますが、歴史は繰り返す?の例え通りだと思えませんか?


ついこの前のこと「資産もあり無借金経営の会社ですが、後任社長のなり手がいない。誰か知り合いに情熱をもった人がいませんか。社長さんはあと何年するつもりですか?」
オッと!白羽の矢、ですか!
「ずっとです。」
躊躇ない小生の答えに話題がとぎれましたが、黒字経営の会社にも、まさかのこのような悩みがあるとは驚きました。いっそ、頑張っている中小零細企業に資産を譲って、後顧の憂いなく悠々と余生を送られたらホント、清々すると思いますがいかがなものでしょうか。
なかなか、中小零細企業の現状には目に見えないところでどうすることもできない厳しいものがあるものですね。


これまでは小生どもの商品は「値段が高すぎる!」との声がありましたが、最近になって殆ど聞かなくなりました。今では「いよいよ時節到来ですね。」と言って後押しをしてくれる声が多くなってきております。
安いものを買うことに異議を差し挟むものではありませんが、良い商品を作ってその商品にそれなりの値段を付けることに躊躇はありません。
「高くて売りにくい」ということとは別もので、商品の内容にお客様が納得して頂けるのであれば値段が高くても何ら問題はない、と小生は考えております。
もちろん、知恵と工夫を凝らすことは大切なことであり、良い商品を少しでも廉価に製造する努力を惜しむものではありません。


安価な商品と品質の間には、商品を選択する際において「錯覚」に陥りやすい何かが潜んでいるように思えます。目利きを媒介にした、より安い値段のものを瞬間的に選ばせる競争心理に問いかけるものです。
競争心理は、誰よりも早く手に入れたい願望を満たしてもくれます。
もしかして、選ぶことより知らないうちに「錯覚」によって選ばされているのであったらどうでしょうか。
じっくり選ぶ、ということは単純な割に意外と大切なことかもしれません。


また「良いもの」の定義や基準はどうやって決めているのだろうか、ということにも興味があります。
インターネットの普及により、今や口コミをビジネスにしているところもありますが、自信をもって第三者に紹介できるものは、古くから唯一手堅く安心できる良品として多くの人に支持されてきました。
伝統の○○、老舗、本舗、元祖、創業○○年なども長年にわたり顧客に支持されてきた証です。
多くの顧客に支持されてきた証には重いものがあり、絶対揺るがない商品に対する自信にも繋がっていることと思います。


〃無事、これ名馬なり〃とは、小生の恩師の言葉でもあります。

2008年07月22日

「美味しさ」とは

日が昇る前の、まだ起きるのには早すぎる時間からミンミンゼミが狂ったように一斉に鳴き出して目が覚める日々が続いています。
夏になると睡眠不足になる原因の一つはこのミンミンゼミの一斉鳴きにあります。
まさか樹液を吸い尽くされることもないとは思いますが、信じられないくらいの集団でミンミンゼミが1本の樹にまつわりついています。
地球温暖化の一つの現象としてみている学者もいるようですが、それにしても他の蝉はいったいどこに行ってしまったのでしょうか。

真っ暗になった空からいきなり雷鳴がとどろき、大粒の雨がドサーッと落ちてくる不安定な天候が続いておりますが、時にかまうことなくそれでも明日からは8月となります。
暑い暑い!といっている期間もあと20日あまり…
あっという間の何とやらになりませんように、少しは夏らしきものの恩恵に浸りたいと思うこのごろです。
とりあえず、仕事を終えたあとの一杯!のおいしさは格別ですが、本当のところは一杯汗を流したあとの爽快感の余韻をもって一杯!を所望したいところですが、デスクワークに明け暮れている現状ではその爽快感に巡りあっておりません。
そうです!
夏になるといつも思い出すのがこのことです。
美味しいものを飲みたければ、汗を一杯流して身体が自ら要求するような状態を作れば、摂取するものはどんなものでも美味しく感じるはずです。
「のどを鳴らす」という言葉の表現がありますが、まさしくそのように状態をいっているように思えます。
ゴクゴク、グビグビ、ゴックンゴックンなどはそのような状態をよく表しております。
つまり、無理矢理飲むのではなく、体内に水分を補給しなければならない、飲みたいような状態を作ればどんなものでも美味しく頂ける、ということになります。
少し話題がそれますが、江戸時代の庶民の食事は1日2回だったことを何かの書物で読んだことを覚えておりますが、その回数より多く食事をして、さらに間食や糖類の入った飲み物を、ほぼ一日中ダラダラと摂取している現代人は、食べ物の本当のおいしさを知らないのではないだろうか、と思うようになってきました。
普段身の回りにあって、蛇口をひねるといつでも勢いよく飛び出る水は飲んでもさほど美味しく感じません。
その水がどこでも手に入らない山登りの一休みしたところで飲むと別物のおいしさを感じます。
スポーツのあと、しばらく身体を休めてから飲むビールの味はさらに格別なものとなります。
「この世の中で最も美味しい飲み物の発明はビール」といい切った有識者もいたほどです。

夏だからこそ、節度を保った食事を心がけ、間違っても間食や糖類の入った飲み物の摂取を避けて、美味しい!と感じる健康的な食生活に徹したいと思います。


2008年07月11日

空蝉

大阪の夏は暑い!の一言です。
全国一暑いのも大阪だそうです。
3日ほど前にここ、大阪守口ではミンミン蝉の初鳴きを聞きました。
またこの大阪に暑い夏がやってきた!の実感です。
東京にいたときも大阪にきてからも、都市部ではミンミン蝉の鳴き声しか聞こえませんが、ミンミン蝉は都市型の蝉で「地球温暖化に大いに関係がある。」とは今日のセミナーでの某大学教授のコメントです。

小生の田舎、山梨の久那土ではこの時期、小型のニイニイ蝉がやかましく鳴いている頃だと思います。
その次に大型のアブラ蝉が鳴き始め、アツーい夏に突入致します。
不思議なことに、ニイニイ蝉はクヌギの木などの落葉樹に多くおり、アブラ蝉は松などの常緑樹に多くいたことを覚えております。
生家の裏山にはご先祖様のそのまたご先祖様の祖となる墓があり、土盛りが残っているだけの古い墓所も多く残っておりましたが、周囲は大きな松の木やクヌギの木などの林となっており蝉とりにはもってこいの場所でもありました。

現在は菩提寺に先祖を祭るようになっていますが、集落の基礎を築いたご先祖の祖はそれぞれの家の裏山に墓所を確保し、代々のご先祖が見守る形で集落を形成していったものと思われます。
小生の生家のあるところはその昔、一番高い場所に総本家(ご先祖の祖) が住み、そこから分家するに従って下方に降りていったので、集落には道路がほぼまっすぐ上に伸び、下から上って行き着いたところが総本家で、それぞれに3本の道路がありましたので起源は3軒の総本家から成り立った集落であることが道路をたどることによって理解することができます。
その集落の一番上にある総本家3軒の裏山にはそれぞれのご先祖の眠る場所があり、小生の生家の本家に当たる古いご先祖は総本家からの分家ですので裏山の別の場所に眠る墓所がありました。
子供の頃には、まず最初に裏山の墓所へのお参りをされられ、終わってから菩提寺にいって本家のご先祖にお参りをしておりましたが、何もわからないままそれぞれの墓所に手を合わせていた思い出があります。

同じ日本の空気を吸っているとはいえ、還暦をすぎた今なぜ大阪なのかと山梨と大阪の距離に人生のなんたるかを考えさせられる大阪の夏でもあります。

…蝉時雨 名もなき墓のにぎわいも 時に流れて空蝉となる…

2008年07月03日

夏の味覚「苦み」と「辛み」

宮城県の方から「たで酢を売っているところを教えてください。」」の問い合わせがありました。

宮城県は7月1日鮎解禁になったそうですが、これで鮎解禁が出そろい、日本列島はいよいよ本格的な夏に突入することとなります。
食卓には茹でトウモロコシや枝豆、キューリともろみみそなどまさに夏の定番ともいうべき食材が満載で、夕食時の食卓をにぎわしているものと思います。
夏の青野菜は、日本の夏を乗り切るのに不可欠な食べ物が多く、まさに凉を呼ぶものとなります。
中でもキューリは体内温度を下げ、その苦みは食欲増進作用があることでも知られています。
ただ、新鮮なもぎたてのキューリでないと苦みが残っていないかもしれません。
ヘタ部分を少し切ってすりあわせるとその苦みがとれると母親に教えられましたが、子供のことですので気にすることもなく、そのままガブリ食べをしていました。
また、キュウリを薄く切ったものを額に乗せ、熱冷ましの代用として使用したことや、やけどにも使用したことを覚えています。
暑くて食欲のない時でも、塩もみのキューリだけはたくさん食べることができて、あの独特の苦みがさらに食欲の後押しをしてくれていたことを覚えています。
さらにあの独特の香ばしい匂いが食欲をそそる焼きトウモロコシは何本食べても飽きることがありませんでした。
夏の食べ物はそれなりにそれぞれ大切な役割を持っているものですネー

「鮎の内臓の苦みとタデの辛みがお互いに絡み合ってそれぞれの苦みを打ち消している。」とは、小生が栽培をお願いしているタデ栽培者の言葉ですが、もしかして、鮎の内臓の苦みもタデの辛みもキューリと同じ役割を持っているのかもしれません。
これらのことを考えるとき、今日まで忌み嫌われていた「苦み」や「辛み」は、実は夏を乗り切るための大切な味覚として見直され、むしろ夏の必須栄養素としてその地位を不動のものとして甘みより重宝されるやもしれませんですネ


2008年06月26日

正直者は馬鹿を見る?

「正直者の業者は馬鹿を見る。」今朝の日経新聞にウナギ産地偽装に絡んで地方の養鰻業者のコメントとして掲載されておりました。

日本人は「恥を知る民族」であり、新渡戸稲造著「武士道」によれば、日本人の精神の基盤は武士道にあり、義・仁・勇・礼・誠・名誉・忠義などによって己を磨いた、とあります。

ですから、決して「正直者が馬鹿を見る。」ものではなく、むしろ尊ぶべきものであったはずです。
いつから…そうなったのかを嘆くより、正直者を尊ぶ日本人魂をもう一度呼び戻したいものですネ。

さて、6月も後段に突入し梅雨明けもまもなくかと思われますが、ここは一つスカッ!と、どこまでも見渡せる青空が欲しいところですネ。
忌み嫌われている梅雨も、田んぼには必要な水を補給してくれるし、そこかしこに咲いているアジサイはハッ!とする妖艶さを見せ、梅雨時のクラーイ気分を和ませてくれてますので、それぞれがそれなりに相応の役割を果たしている健気さを日本人特有の懐の深さを持って受け止めてやりたいものです。

「夏が来ると冬がいいと言う。
冬が来ると夏がいいと言う。
……   
……
おれがおれがを捨てて、おかげさまで、おかげさまでと暮らしたい。」

誰が作ったかは不明ですが、小生の好きな言葉の一つでもあります。

2008年06月20日

鮎売り

「京都では昔、桂女(かつらめ)とよばれた女性達が鮎を売り歩いていた。」との記事が12日の日経夕刊関西版にありました。
京都大原女の花売りのことは知っておりましたが、桂女と呼ばれた鮎売りの女性が京都にいたことは初めて知りました。
京都に都がおかれていた頃のことでしょうから、海辺から遠い都には様々な方法でいろいろな海産物が運び込まれ、塩漬けにした鯖を運んだ「鯖街道」はその名を今に残しています。
日本海沿いにはヘシコと呼ばれる鯖などを糠漬けにしたものが土産物として売られていますが、地域によってはいろいろな保存方法があるものですネ

海から遠い都では、もっぱら近くの川辺で捕れる新鮮な川魚を好んで食べていたことが伺われ、鮎を持ってしても、京都には「桂女」といわれる鮎売りをしていた女性がいたという、都大路の古き良き日本の夏を彷彿させる情景がしのばれるところですね。

今年の鮎漁は豊漁が期待され、夏の走りのこの季節、店頭にはたくさんの鮎が並んでおります。
今夜は一つ奮発して、焼きたての鮎の身をひとつまみ、たで酢につけて召し上がれ!


2008年06月11日

たで酢と鮎

古くて新しい話題、それはたで酢と鮎の話。

たで酢(タデ酢)になじみのない方に、ざくっ!と説明させて頂きますが、これがなんと川魚に限らず海の魚とも相性が良いのです。
それでは肉には不向きなのか、と思われる方がいると思いますが、どうしてどうして、意外?なことに肉料理もまた相性がよいのです。
相性の元となるものはナンだろうかと考えてみましたら、「生臭さ」という匂いにあるのではないかと考えております。
たで酢は、一方で生臭い匂いを消してくれる効果が期待できるのです。
こんなところから、小生はたで酢に少量の醤油を垂らししたものを納豆など匂いの強い食品を食べるときに和えて食べて頂くことをおすすめしています。

それでは、いったい日本人はいつから鮎をたで酢で食べ始めたのでしょう。
万葉集には鮎を詠んだものが数種見られ、古の人々は、海の魚よりも鮎や鯉、スズキなど川の魚をこよなく愛していたことが伺われます。
大変興味があるところですが、鮎とタデ酢の関係についての明確な文献に出会っていないので、確信を持ってコメントすることができません。
一昨年6月に「日本の伝統調味料 たで酢」のテレビ取材があり、室町時代の料理書四条流包丁書(1489) に「魚料理にはタデ酢(タデズと濁るそうです。)が合う」と紹介されていることを映像で確認させて頂きました。
そもそも、選ぶのに一苦労するほどあふれている現代版調味料と違い、塩、酢、酒、醤など、限られたものだけで味を作っていた時代のことですので、当時のたで酢は大変貴重な調味料ではなかったかと推測することができます。

「清流の女王」といわれる鮎の遡上に合わせて、その水辺でこぼれ種から芽を出し成長していく「タデ」との関係は、どこか不思議なロマンを感じさせ、他方でいろいろな呼び名を持っているところも似ています。
氷魚、子鮎、若鮎、香魚、年魚、落ち鮎等々、季節や成長の移ろいに合わせてその呼び名を持ち、魚体はどこまでも美しく、そこから発する香りはメロンともスイカとも例えられております。
タデ(食べられるタデ)は、そのアユの遡上する川辺に育ち、マタデ、ホンタデ、ヤナギタデなどと呼ばれ、市場においては鮎タデ、笹タデ(いずれも栽培されているタデ)とも呼ばれております。
刺身のつまに出されるのは発芽後すぐの芽タデで、赤い色をした紅タデと緑色のアオタデを見たことがあると思います。

現代における「たで酢」の利用法は「鮎」のみ、のところからさほど進展をみておりません。
小生はこのことを真剣に考え、どうにかして「たで酢」をもっと利用して頂き、いいろいろなおいしい食べ方があることを多くの人に知ってもらいたいと願っております。
小生は最も伝統的なスタイルの「タデ酢みそ」が大好きです。
大阪では夏の定番として提供される「豚の冷しゃぶ」に特に合い、かけてもつけてもよしの優れものです。
タコのぶつ切りは、これもキュウリの薄切りを合わせて夏料理の一品となりますが、これにも実によく合います。
そうそう、できればみそは「白みそ」でお願いします。
他にも、タデ酢に醤油を少し垂らして野菜ドレッシングなどにもグーです。

梅雨が終われば夏本番!
古くて新しい食べ物「タデ酢みそ」で今年の夏を乗り切ることを是非!おすすめ致します。

2008年06月07日

たで酢への問い合わせ

各地で鮎釣りが解禁になったせいでしょうか、たで酢についての問い合わせが引きも切りません。
何でも、今年は例年になく鮎の遡上が増えているとの各地からの情報が入っているとのことです。
これも温暖化のせい?
昨年は増水による水の濁りのため、一昨年は渇水のため鮎の遡上が少なかったようですが、ともあれ、今年の鮎の遡上が増えてくれていることに感謝せねばなりません。

昨年は北海道の方からも問い合わせがあり大変驚かされましたが、結局、沖縄県に至るまで対応させて頂きました。
よくよく考えてみますと、四方海に囲まれている日本では、卵から孵化して若鮎になるまで海で育
つ鮎がどこの海から遡上してきても不思議ではありませんが、それにしても沖縄にも鮎がいるのかな、と少し疑問に思って聞いてみたら、実は関西から移住した方で、無性に鮎を食べたくなってこちらから郵送してもらったそうですが、届いた鮎をいざ食べる段になって「たで酢」がなかったために問い合わせがあったことがわかりました。

全国津々浦々にまでに「たで酢」を普及させることはなかなか至難のことかもしれませんが、「たで酢」で鮎を食べる食習慣を持っている関西人が全国と交流する際に「たで酢」の親善使節となって頂けたら意外と早くに普及するかもしれません。
その日のくるのを期待するためには、良い商品つくりをしなければいけません。
いま進めている「新たで酢」試作品は、まさにその期待を一身に受けていると言っても過言ではありません。
試作品は社員全員に持って帰ってもらい、月曜日に味についての感想を聞くこととしております。


2008年06月05日

非凡

世の中にはすごい人がいるものですネー

「人間は下から覗いて初めてその価値や真価が分かる」

若いころ心身の鍛錬の場で、有識者から聞いたことがありましたが、目の前で突然の形で語ら