メイン

2010年03月06日

春には雨が味方

このところやけに雨が多いのですが、雨が味方となって春が駆け足でやってきていることが身体の軽快な動きによって体感できますね。

このように季節は何事にも真摯に、しかも逃げようとせずに真っ正面から立ち向かって来てくれます。
この日本の季節を捉えて日本的な潔さを感じるのは小生だけでしょうか。
かつて、潔さと清らかさを「恥」という倫理観により武士道を持って日本人の知的感覚を世界に示した一時期もありました。

先日久那土の同級生Tちゃんからフキノトウとフキ味噌が送られてきました。
生まれ育った久那土の香りが満載です。
大事に大事に、少量づつ味を噛みしめながら感謝感謝の思いで食べています。
電話でお礼を言ったら「そんなもん…」て、Tちゃんは相変わらずぶっきらぼうな言い回しで謙遜していましたが、生まれ故郷を離れて半世紀近くにもなる小生にとって、故郷久那土の匂いにはそれは特別な思いがあります。
摘まれたばかりのフキノトウは、熱湯をサッと通し鰹節を載せ自慢のぽん酢をかけて頂きました。
苦み走ったあの独特の味は何ともいえないものでした。
それにしてもサッと茹でたフキノトウにぽん酢はよく合います。
相性がいいのか、小生の思い過ごしなのか…
その辺はわかりません。

さて、先日まで職業訓練の一環と言うことで30歳を少し超えた若者を一ヶ月間預かっていました。
特に仕事に対する考え方と仕事の進め方を中心に指導させて頂きました。
・大きくは、仕事を人生の目標として捉える。
・小さくは、日々仕事の目標を設定し、計画を細かくプログラム化して検証しやすくする。
・昨日より今日は何が前進しているかを細かく分析し、必ず書き留めておく。
・今日の成果は何があったか、それは自分に何をもたらしたか明確に捉える。
・日々反省と工夫改善を加え、明日へつなげる目標設定をして次に備える。

次代を担う若者は将来設計に対する多くの不安を持っており、何かしら自信を失ってしまっているように思えます。
目に見える強さが感じられません。
衣・食・住が充足された平均中流階級という時代の中で、自活が必要な年齢に至るまで身の回りのことを誰かにかまってもらい、ある意味での過保護に育ったが故に自立心が遅れているように感じられます。

厳しく指導した翌日に「昨夜考えて書いてきました。」と、
・目標
・検証
・反省と検討
の文章を提出してきました。

まずは一歩前進といったところです。


仕事とは、人が生きていく上で最も大切な糧を得るために働くことであることを伝えました。
目標や生き甲斐も大切ですが、まずは生きていくための糧を自分で得ることができなくてはその次の設計が成り立ちません。
生きていくためには働かなくてはならないのです。
至極単純明快なことですが、現在はあまりにも自由という中に選択肢がありすぎて、身の丈を超え選ぶことを先にする傾向にあるように思えてなりません。


まもなくタデも若芽を出す時がやってきます。

毎日、毎日たで酢の製造に追われていながら、着実に、確かに季節は冬から春に変わりつつあることを肌で感じております。

新しいタデの若芽は昨年のこぼれ種から芽を吹き出しますが、人の心は何を持って新しいものに変えてくれますでしょうか…

2010年02月16日

40年の軌跡

40年ぶりのOB会が東京で挙行されました。

デフレ? と掛けて(騒がしかったのではっきりと聞き取れなかったが…)
○○さん、○○さん、○○さんと解く。

その心は?

もう毛がない(儲けがない)!


一同大爆笑!

指名され起立した3人とも髪の毛がほとんど後退していてテカテカ光っていたのです。

ちょうど40年前の4月、志を同じくした若者集団が新宿市ヶ谷に集結しました。
来る日も来る日も身体と心を鍛え、同じ釜の飯を食べ合った仲間です。

当時のままの通称や名前で呼び交わし、時間は一瞬のうちに消え去り40年前の、そのまんまが再現されました。

この日のために沖縄県から飛んできた? 仲間もおります。
かくいう小生も大阪から馳せ参じました。


40年の軌跡をたどると、小生にとってまさに現在の生き様を示してくれた原点がその時の集結先にあったことが証明されます。

現在77歳の、気持ちは未だ現役の若きリーダーを中心として、垣根が全くない、40年前のそのまんまの情景です。

あっという間の2時間30分でした。


もっと語らう時間が欲しい!

来年も集まろうじゃないか!

互いを知り尽くしている仲間達はすぐさま次回の幹事を決め、再会を約し後ろ髪を引かれる思いで散会しました。


年月が流れるのは自然の摂理なれど、人情の温もりは年月を感じさせず、しかも全く色あせず
に熟年という形で蓄えられていました。


2010年02月06日

立春も過ぎました。

寒い日が続いていますが皆さん!体調は万全でしょうか。

例年にない冷え込みが続いているような気がしますが、小生は健康ランドに通いせっせと水風呂に入って極寒?の気候に対応できるような体力・気力の調整に励んでいます。

「風呂上がりに冷水をかけると湯冷めをしない。」ことは一般的に知られていることですが、以前スポーツで腰に怪我をしたときに健康ランドに通い、風呂と水風呂の往復を数度行うなど「温浴と冷水浴」を繰り返すことで怪我を克服した経験があります。
以来、温水浴と冷水浴の繰り返しが怪我などの治癒力を高めてくれるものと確信し、機会あるごとに実践しています。

さて、冷え込みの厳しい日が続いていることと関連性はないと思いますが、経済の冷え込み、特に国内での消費の低迷は目を覆うほどです。
周辺では「店閉まい」をするところが増えており、これまで最も安定しているといわれていた会社員の給料やボーナスなども長引く不況の影響から減額、或いは支給なし、さらには倒産・解雇などから住宅ローンの支払い猶予などを選択せざるを得ない人が増えていると聞きました。

「団塊世代約678万人の消費が伸びていない。」とは、2月5日の日経新聞朝刊に報道されていました。
「国内消費の押し上げは団塊世代の期待によるところが大きい。」ことはかなり前から論じられていたことですが、どうやら将来の生活不安から旅行や趣味への消費を控えざるを得ず、さらに不況の影響により子供や孫の支援に回ってしまい自身の余暇や娯楽に回す余裕がないのが本音のところのようです。

持っている人はよいのですが、持たざる小生などは何をもって悩めばよいのやら…

両親から頂いた唯一自慢できる何よりの財産「健康体」をよりどころとして、健康体でいる限り「やりたいことができる、夢と希望が叶えられる可能性がある。」ことを明日への希望につなげ、前に!もっと前に!と気分を奮い立たせていきたいと思うこのごろです。

2010年01月26日

大寒がすぎたらなぜかたで酢…

一年の内で最も寒いと言われている大寒もすぎました。

この時期、蠟梅のふくよかな香りがとても印象的ですが、そういえば数日前のテレビニュースでは早くもふきのとうやつくしの映像が流れており大変驚きましたが、温暖化のせいでしょうかネー

寒い!寒い!と連呼するような時は、小生どもぽん酢屋は猫の手も借りたいほど多忙でなくてはならないのですが…
なんだかいつもの年と様子が違いますネー


時が移り、季節が変わり、大寒もすぎました。
一年で最も寒いこの時期のニュースの定番!酒の寒仕込みは迫力があり誰でも目にしています。
しかし、ぽん酢屋の小生のところではこの時期になると決まって行われるのが「たで酢の仕込み」です。
酒の寒仕込みとは比べるべき派手さやかっこよさはありませんが、小生の跡継ぎが一生懸命大きなタンクに仕込んでいるのが自慢です。

「どうでしょうか?」

味の点検のため、仕込み途中のたで酢を持ってきてくれます。


今年のたで酢の出来具合も上々です。
今年こそ!たで酢で鮎やそのほかの色々な魚をたくさん食べてもらいたいと思っています。
魚を食べるのは塩焼きだけではなく、たで酢で食べることによって魚の意外なうまさを発見してもらいたいと思っています。

2010年01月18日

虎は千里の荒野を走る。

新年のお祝詞を申しあげます。
皆様、輝かしい新春を迎えられたことをお慶び申しあげます。

本年は庚寅、干支の寅も一巡(還暦?) して再出発だそうな。
庚の文字は更(あらたまる) とも読みかえ、草木の成長が止まって新たな形に変化しようとしている状態である…
といろいろなところで説明しています。

一昨年から本格的に試作を重ねていた「ぽん酢」がようやく、まずまずの形になってきました。
それにしても「たかがぽん酢、されどもぽん酢」、ぽん酢の世界のなんと奥深いことか…

すぐに薄まる!

との意見を改善すれば微妙に「濃すぎる!」ぽん酢になってしまい、深みのある味を重視したぽん酢を目指せばダシ醤油に近いものとなり、本来のぽん酢とはかけ離れていってしまいます。

試作中のぽん酢も新たな形に変化しようと模索するのはいいのですが、こちらの方は成長が止まってしまっては元も子もないものになってしまいます。

以前から強く感じていたことですが、「美味しい!ぽん酢、旨いポン酢」を追求するのにおよそ成長が止まることはあり得ないものであり、本当は終着点などないのかもしれません。

「美味しさの追求!」それはバランスのとれた、優れた調味料であるぽん酢の世界にあってこそ注目され、追えでも追えでも距離の縮まらない終わりのない奥深さがあるが故に魅せられ、そして未だ成長途上のぽん酢造りは、100人が望めば100通りの美味しさが味わえるのではないかと強く認識できるのも、ぽん酢の「わがまま」なる所以でもあり魅力であるといえるのかもしれません。

最近ハマっている食べ方のひとつに、鍋物が終わったあとの具材をどんぶりご飯にのせ、分量などにかまわずその上からぽん酢をたっぷりかけて食べるやり方です。
当然ダシの出ている上にぽん酢をかけますので美味しくないはずがありません。
どんぶり飯になりますのでこれがまた意外と食べやすいこともあります。

形にこだわらず最後まで美味しく食べられるぽん酢が本当に美味しいポン酢といえるのかもしれません。
皆さんも是非試してみてください。

2009年12月29日

師走のミナト神戸

12月も押し迫ってきた土曜日に、三宮から異人館を経てモザイクガーデンまで神戸界隈の散策と洒落てきました。


萌黄の館
広場には周囲を異人館が囲んでおりますが、やはり目につくのが萌黄の館です。日本の建築物に緑色を塗ってもあまりマッチしないのですが、洋館はしっくりきます。不思議です。

P1070713_320.jpg


風見鶏の館
屋根の上に風見鶏が鎮座しています。色は煉瓦色でこれもしっくりきています。

P1070723_320.jpg


異人館通り
道路左右に異人館が建ち並んでいます。

P1070719_320.jpg


水仙
近くに神社があって、裏山の展望台に行く途中見つけました。いち早く初春の訪れを知らせてくれています。

P1070728_320.jpg

南京町
三宮のはずれの方に中華街があります。南京町と称しており周囲はとても賑やかで色華やかです。いろいろな種類の中華ラーメンや豚まんなど、安価な価格で中華料理を提供していました。
食事時間には早すぎたのですが、匂いに誘われてついつまみ食いをしてしまいました。

P1070753_320.jpg


生田神宮
三宮から神戸タワーにいく途中にあります。
有名人が挙式を上げたことで知られています。

P1070751_320.jpg

薄暮のモザイクガーデン
やっとミナト神戸に着きました。
暮れかかっている景色はまた格別な趣があります。

P1070763_320.jpg

ミナト神戸のシンボル 高さ103㍍の神戸ポートタワーに登りました。
東京タワーが330㍍ですので約三分の一の高さですが、高所嫌いの小生には103㍍でも気分はあまりよくありませんでした。
東京タワーに登るとビリッビリッとした振動が常に足下に伝わり、高所嫌いの小生にはそれがとても気持ち悪く感じるのですが、神戸ポートタワーではそれがありませんでしたので助かりました。

P1070770_320.jpg


やっと神戸タワーを下りて食事時間まで夜のモザイクガーデンを散策しました。
ミナト神戸の情緒が感じとれますでしょうか。

P1070787_320.jpg

ホテルもきれいでした。

P1070783_320.jpg


ガス灯通り
神戸駅まで歩くコースにはガス灯通りがあります。
イルミネーションがとてもきれいで、揺らぐガス灯はいや増してさらに神秘的な境地に誘ってくれます。
今も昔も男性と女性が連れ添って歩くにはとても和やかで微笑ましい風景です。

P1070792_320.jpg


平成21年も過ぎ去ろうとしています。

行く年来る年、いろいろな思いが錯綜しているものと思います。

去る年に思いをよせ、来る年を寿ぐ。

一生懸命生きた平成21年はあと2日で過ぎ去り、希望に満ちた新年に改まります。


…来年こそ!今年こそは!と手を打ち還暦がいく…


健康でいて、未だ人の世話にならずに新たな年を迎えられることに感謝しています。


2009年12月25日

本年も残すところ少なくなりました。

2009年も残すところあとわずかとなりました。

しばらくご無沙汰をしておりましたが、何ともわかりにくい業績?のでない忙しさに巻き込まれておりました。
それでも時間は待ってくれませんので、仕事納めである29日に本年一年の「仕事」の成果について総括を行うことと致しました。

それにしても景気は極端に悪く、もしかしたら全国的に重傷状態に陥っているのではないかと疑いたくなるようなひどい状況が続いております。


困ったことに働き盛りの人の働く場所がないようです。

収入が少ないため物も売れない状況です。

出口の見えないトンネルに入ってしまっています。


来年一杯はこんな状況が続くのではないかと感じていますが、それでもこれより下がないと思えば後は上に向かって登るだけ、という考え方もできますので、平坦ではない上り坂をゆっくりと確実によじ登ってみますか。


さて、やっと年賀状の宛先を点検できる時間がとれました。

ですが…


実は、このごろあまり気が進まない事情もあって、住所の点検はドンドン先延ばしになっております。
「年賀状」はご無沙汰をしている方でも、年に一度の挨拶を交わすことができる大変重宝なものでしたが、来年は挨拶ができない方が増えてきています。

誰もがいつかは経験することですが、寂しさはあとからあとから迫ってきます。


「人生あざなえる縄の如し」

今夜も熱々の鍋を囲んで美味しいぽん酢で頂きます!

来る年は、もう「裏はいいから表ばかり」を見せて欲しいと願いながら…


2009年12月14日

大徳寺から金閣寺へ

大徳寺を後にして、次なる目的地「金閣寺」に向かいます。
途中、鈴なりのゆずを発見しました。
間違いなく本ゆずです。とてもきれいな黄金色でした。

P1070549_320.jpg

初冬の大文字山です。燃えている火はありませんが、それでも大の字には何か別物としての雄大さが感じられます。

P1070559_320.jpg

またまた見つけてしまいました。
今度はダイダイです。
資料によると、正式名は「ナツダイダイ」で、夏みかんの名称は明治の中頃、大阪で販売する際に商品の名前として使用したのが始まり、とか。

P1070564_320.jpg


目的地に参りました。
「金閣寺と呼ばれていますが、正しくは「鹿苑寺」と言い、臨済宗相国寺派の禅寺です。」とパンフレットにあります。
小生も、てっきり金閣寺が正式名だとばかり思っていました。
勉強になりますネ

「足利3代将軍義満が大変気に入り、西園寺家から譲り受け、山荘北山殿を作りました。金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したと言われ、後小松天皇(一休禅師の父)をお招きしたり、又、中国(明国)との貿易を盛んにして文化の発展に貢献した所で、この時代の文化を北山文化と言います。
義満の死後、遺言通り夢窓国師を開山(初代の住職) とし義満の法号鹿苑院殿から二字をとり、鹿苑寺と名付けられた。」と続きます。
そうなんだ、歴史がわかるとなんだか胸の内がスッとしますネ

P1070585_320.jpg


2009年12月08日

大徳寺のミカン

小生と深い縁?がある大徳寺に行ってきました。

「臨済宗大徳寺派の大本山で、広い寺域に別院二ヶ寺と二十一の塔頭を有する。」と案内板に説明されています。
「応仁の乱で消失したが、「一休さん」として親しまれている四十七世住持の一休宗純が堺の豪商の保護を受けて復興し…」と続いています。
参道には一休さんゆかりの黒い納豆が売られていました。


P1070386_320.jpg

「花園天皇と後醍醐天皇の厚い信仰を受けた」ことからか、勅使門があります。
P1070386_395.jpg

大徳寺塔頭 龍源院の「阿吽の石庭」(全景の部分)
「阿吽とは吸う息吐く息で、天と地、陰と陽、男と女、電流の+と-と、どの一つを切り離すことのできない宇宙の心理をその侭に表現しているのがこの石庭。」とある。

さて、しばし、「無」 なるところにその身を置いて、宇宙の心理なるものに多少なりとも触れ合うことができますでしょうか…


P1070411_320.jpg


礼の間
「和尚と修行僧らが一衆和合、公式の茶礼香礼等を行うところ」と説明されている。
大きな徳を持っている和尚の身近にあって、和尚の吐く息を吸うことのできる空間に、暫時その身が置かれているだけでも知らずのうちに小さな徳が得られるというものかもしれない。

P1070427_320.jpg


珍しいクチナシの実
乾燥させたクチナシの実からは紅い染料が採れる。
「古より赤飯の色づけに使用していた。」との記述を読んだ。

P1070502_320.jpg

2009年11月18日

価値あるひととき

出雲の国島根県にある庭園日本一の足立美術館に行ってきました。

館内には横山大観特別展示室が設けられており、普段写真でしか見られない貴重な絵画などを鑑賞して参りました。

説明によると、庭園はどの位置から見ても一幅の絵画と見られるように造られており、驚くことにその一幅の絵画は周囲の景観を巧みに取り入れて造られているとのことでした。

絵はがきと見間違えませんようにお願い致します。

21,11,15撮影
P1070257_320.jpg


右上に、山頂から落下する滝が確認できますでしょうか。

21,11,15撮影
P1070279_320.jpg


少し位置を変えて撮影してみました。

21,11,15撮影
P1070299_320.jpg


足立美術館を後にして一路、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ) がまつられている出雲大社を目指しました。

「出雲大社は縁結びの神ともいわれ、いろいろな縁を結ぶ神であり「ムスビ」とは自然界の様々な不思議なつながりのことをいう。」と紹介されております。

本殿に参拝し家内安全と商売繁盛を祈願して参りました。
不思議な光景を目にしましたので近寄って見たところ、かすかな記憶が瞬く間に鮮明となり忘れかけていた童謡を思い出しました。

♪おおきなふくろをかたにかけだいこくさまがきかかるとそこにいなばのしろうさぎ…

境内には神話にまつわる大黒様(大国主大神)と因幡の白ウサギの像がありました。

21,11,15撮影
P1070327_320.jpg


2009年10月27日

旨いは甘味

旨い!

という味覚表現は、近年甘味にその大部分を依存しているように思うのですが、皆様はどのように感じておられるでしょうか。

ただいま小生、満を侍してゆずポン酢を試作しております。
ゆずはすだちとは対照的に、あの柔らかな香りから甘みを連想させます。
ですから、他のポン酢とは違って極力甘みを付与してゆずの独自性を出そうと致しました。

何回か試食会を開催していますが、やはり甘め方向に調整したものに軍配が上がます。
確かに酸味が勝っているものより実際に旨く感じます。

味覚センサーなるメカニズムは小生の考えの及ぶところではありませんので、はっきり言ってわかりません。
しかしながら、甘味が酸味を包んで全体的な味をまろやかに感じさせてくれている事はわかります。
いわゆる、酸味を旨い!と味覚する状況を指します。

味覚の中で、旨みというものから限りなく遠ざかっていくものに酸味と苦みがあります。
酸味は腐敗を感じさせ、苦みはえぐみも併せ持っている場合があり、いずれも人間の本能をもって日常的に喫食から排除しているものです。

ところが、その苦みや酸味に病原菌への抑制効果が期待され、近年とみに関心が集まり、いろいろな分野で熱心に研究されているようです。
一般的に薬は苦いので、苦みは身体に良いものだと言うことはわかりますが、もう一つの酸味について、最も代表的なお酢は除菌・殺菌効果が高いことでは多くの人に認識されていることですが、さて、人の身体への健康効果について酸味はどのように認識がされていますでしょうか。

健康に関連したお酢ブームが火付け役になり、手軽に飲めるような飲料酢まで販売されました。
たくさん飲めば健康になるものでもないと思いますが、日常の料理などに上手に取り入れて食事の中から摂取する方法がベストだと思います。

小生の一般的な知識では、お酢の成分である酢酸が血液中の老廃物を分解してくれるので身体によいと理解していますが、単にそれだけではないと思います。

天ぷらや餃子など、油を使用したものをぽん酢で食べると以外とさっぱりと頂けるのを実際に体験された方が多いと思います。

酸味を上手に使いこなすと、マイルドな酸味となり美味しく感じられます。

もうすぐ10月も終わり、木枯らしの吹く11月に突入します。
こうなりますといよいよ「ぽん酢で鍋」の時節到来となります。

旨いぽん酢で鍋一杯の野菜をたくさん食べて「たくさん食べられる」ことが健康の証明であることを確かめながら、今夜もぽん酢で健康であることを確かめてもらいたいと思います。

2009年10月24日

ぽん酢とは

HPリニューアルを実施中ですが、この際、ぽん酢がもたらす役割についてもう一度考え直してみたいと思います。

ぽん酢、ポン酢、ぽんず、ポンズ…

などなど、いろいろな呼び方がありますネ

業務筋では、ぽん酢の材料となる2種類以上の果汁を混合させたものを「合わせ」と呼んでいるところもあり、この場合は種類の違う果汁を混ぜる(合わせる)ところから来ているものと考えられます。

なぜ、わざわざ異なる果汁を合わせる必要があるのか?

という疑問に応えるには、少々専門的なうんちくが必要になります。

例えば、すだちは爽やかな香りと切れ味鋭い酸味が特徴で、柑橘のトップバッターとして9月から収穫期に入ります。

10月はゆこうの収穫期で、徳島県上勝町の特産として、こちらはマイルドな酸味が特徴で、香りは余り強くありません。

11月から12月にかけてはゆずの出番で、耐寒性にも優れているので寒冷地でも栽培しやすく、国内の広範囲にかけて各地域で栽培されていることから、最も身近な柑橘として知られております。

ゆずは独特の強い香りと苦みや渋みを持っているため、そのまま料理に使用すると食材の本来の味や匂いを消してしまう不具合が生じてしまいます。
このため、他の果汁と合わせてほどよい状態にして使用するようになったのも、ごく自然ななりゆきではなかったかと考えております。

つまり、柑橘は味・香り・酸味等については皆違う特性を持っているため、これらを合わせて適度な酸味や香りを創出させ、オリジナルの味を作りたいと考えても不思議ではありません。

ですから、2種類の果汁を混ぜても3種類の果汁を混ぜても同様に「合わせ」と呼びますので、それぞれ合わせる分量によっては幾通りもの「合わせ」ができあがることになりますので、ぽん酢を提供する飲食店によってはオンリーワンの特徴を持たせるという創作の世界が広がります。

これらはいわゆるプロと呼ばれる職人の領域です。

言わずもがな、これがポンズの真骨頂ではないかと思います。

そして、ここに合わせの技術たる所以があります。

加えて、およそぽん酢には独自の味つくりのために隠し味なるものを施します。

その例に沿い、噛めば噛むほど味がでるホタテの干し貝柱を使ってみましたが、特段他のものと差別化できるほどのインパクトは得られませんでした。

隠し味も意外と難しいものであることを知らされました。

聞いた話では、適当に切ったレモンを放り込んで味の調整として使用しているところもあるようです。

いろいろと工夫を凝らしてオリジナルの味付けをするのがぽん酢ですので、是非とも欲しい!と言われるようなぽん酢作りを目指して日々研鑽しているところです。

2009年10月21日

ぽん酢で鍋どんぶり

果遊大徳ホームページは現在リニューアル中です。
ニューHPは、10月末~11月上旬アップを目標にしてリニューアルを実施中です。


さて、この時期になると決まったようにポン酢の出荷量が増えて参ります。

そして、毎年決まったように感じるのは「季節の移ろいの不思議」です…

急に気温が下がり、爽やかな朝は一日中目一杯良い気分にさせてくれるし、一方で何となく食欲が増して体調も良くなってきていることが実感できます。

こんな爽やかな日は理由もなく急に食欲が出てきて、気温が下がることとポン酢の出荷が増え始めることとは、およそ食欲と密接な関連性によってなるほど頷けるところです。

エコ食事と言うか、それともオーソドックスに節約鍋と言った方がよいのか…

小生はかれこれ数回続けて鍋の残りをご飯に乗せ、その上からぽん酢をドバーッとかけて食べています。
飽きがこなくて簡単に鍋どんぶりができて、また日替わりにぽん酢を代えればいろいろな味の鍋どんぶりが楽しめますので、これが意外といけるんです。

昨日はゆずぽん酢で食べました。

結局、この数日間の食費はいったいどれくらいの節約ができたのかな?と検証してみますと、初回はぽん酢につけて食べる鍋スタイル、2回目はすだちぽん酢どんぶり、3回目はゆずぽん酢どんぶり…

あれれ!

鍋で1回、鍋どんぶりは少なくとも2回は頂いていました。

鶏肉は良いダシを出してくれていますし、水菜はいつまでもシャキシャキ感が得られますので、この場合必需品になります。

鍋どんぶり!

この時節、大変重宝している鍋どんぶりです。


2009年10月07日

木喰上人

強い台風18号の進路が気になるところですが、三六会のK君から「郷里久那土の丸畑出身、木喰上人に因むレリーフ看板が完成した。」との近況報告を兼ねた挨拶状が届きました。

さらに「古義真言宗大徳の文章が出てきて、ご縁がある感じがした。」と続いておりました。

子供の頃から「木喰さん」と親しみを込めて呼んでいたのを覚えていますが、丸畑に関して残っているもう一つの記憶は母に連れられて行ったことです。

母は着物を数枚持っておりました。

母から外で待っているように言われ、何もわからないまま待っていると尋ねた家の人が干し芋を幾つか持ってきてくれました。

帰りの母の手には持って行った着物がなく、代わりにサツマイモとお米を持っていました。

成人してから察したことでしたが、そのようにして母は食べ盛りの小生らの食べ物を確保していたのでした。

遠い記憶の中にある丸畑は、懸命に生きた母の記憶が強烈に残っており、ただただ親不孝をしてきたことを詫びております。

キーボードの文字が見えません…

2009年10月06日

やっと、ポン酢の季節らしくなりました。

ようやく涼しさを通り越して、大阪も朝夕肌寒さを感じるようになりました。
待ちに待っていた季節の変わり目が、ようやくやってきました。

大型台風の進路や目を覆うばかりの経済低迷は大変気になるところですが、それでも着実に季節は秋へと向かっています。

不思議なことに、寒くなると暖かい食べ物が欲しくなります。
そう!
鍋にポン酢です!
環境に慣れるために自然な形で身体が要求しているのですね。

あるがまま…

自然体…

そんな風に連想することができます。

身体が自然と要求して、美味しく物が食べられること!
それも幸せの一つの表現だと思います。

世の中には、そのようなことの満足にできない人がいることを思えば、単にできることとは幸せと考えなければいけません。

外ではコオロギが鳴いています。

どのような立場にいる人にでも、美味しいと誉められるポン酢を作ってあげたいと、虫の音を聞きながら思いを巡らせております。

2009年09月26日

秋の始まりはポン酢

大阪では日中30℃を超え、まだまだ暑い日が続いています。

こんな季節はずれの気候の時でも、故郷久那土では涼しさを通り越して肌寒さを感じているのではと、つい望郷の念に駆られてしまいます。

望郷の念に陥ったきっかけは、実は連休中に既にありました。

この連休中、自由気ままに伸び盛っていた庭の植木枝の伐採整理をしていたところ、生前たった一度尋ねてくれた亡父が「新築祝いになんにもできんけんど」と、方言丸出しで申し訳なさそうに言いながら一緒に植えた元気いっぱいのシャクナゲを発見しました。

ああ…なんという巡り合わせというか、驚きの発見!とでも言うべきか…

すっかり亡失していた遠い記憶…

お金や物はいつの間にかなくなってしまうけれども、購入したときわずか500円くらいの小さなシャクナゲがかれこれ20年もの歳月を経てもなお、その存在を誇示していたなんて…

蓄えがあったわけでもなかった亡父が記念となるべきものを残すことを考えたとき、伐採されない限り生き続け植樹した者の存在を示す最も安価で最良な方法として植樹を選択したものと思います。

恐るべし!

年長者の知恵…

そんなわけで、庭の植木整理に汗をかきながらも、驚きの発見によりしばし亡父との思い出に浸ることができました。

夏の間、自由気ままに伸び盛っていた植木の整理を無事終えて、やっと落ち着いて鍋などを囲むことができました。

秋の夜長をすだちポン酢で鍋!

大きな鍋の中にはいろんな思い出が一杯詰まっておりました。


2009年09月11日

ポン酢の季節

朝夕めっきりと、とようやくいえるまでになりました。
今年の夏は、夏らしくない夏に終わってしまいましたが、程なく見るもの聞くもの全てに旺盛な食欲を感じさせる季節が待ち受けていますので、これはこれで良し!としなければいけませんですネ

そういえば、街中のスーパーには早くからサツマイモやリンゴなどが並び、現在は松茸やすだち果実にその場所を明け渡しています。
展示されている農産物はまもなく訪れる季節を先取りして、見る人をして新鮮で高揚感溢れる気分にさせてもくれていますが、先取りがあまりにも定着しすぎているために期待感を損ねている側面もまたあるように思います。

ともあれ!

ポン酢の季節がやって参りました。

この季節到来に先立って、ポン酢の味を知るのに是非とも覚えておいて頂きたいことは「湯豆腐」の存在です。
豆腐はそのまま食べても味気がほとんど感じられません。
この味気の少ない豆腐を湯豆腐にしてポン酢で食べてみて、美味しいと感じられるポン酢は他のものを食べても美味しいし、余り気が進まなければ他のものを食べてもそうなると思います。
豆腐そのものの香りと味を残しながら美味しく頂けるポン酢こそが美味しいポン酢といえるものであり、その意味でも豆腐はポン酢の味を評価する物差しとして是非とも活用して頂きたいと思います。

近年の傾向として、鍋物の中身が多様化してきており、その流れに沿ってポン酢の味付けもかなり濃いめになってきております。
むしろ、鍋そのものに味付けをする食べ方も増えてきております。
いろいろな食べ方によって鍋を楽しまれる事はむしろ歓迎すべき事ですが、やはりお湯に昆布だけの鍋に具を入れてポン酢で食べる食べ方が和食鍋のルーツであることを忘れないようにして大切にしていきたいとも思っております。

何はともあれ!

ポン酢の季節到来です!

いろいろな趣向を凝らして、今夜もポン酢で様々な料理をお楽しみ頂きたいと思います。

2009年09月04日

夏の終わりに…

前回「夏バテと酸味」について持論を述べさせて頂きましたが、実は特にお勧めしたいのがこれです。

夏はともかく汗をかくことが第一、とは前回述べました。
汗を一杯かいて水分を補給して、また汗をかいてを繰り返すとヌルヌル・ベタベタ汗がサラサラ汗に変わってきます。
こうなるとしめたもので、汗腺入り口にたまっていた老廃物が取り除かれ、嫌な匂いもなくなって爽快さを実感できます。

とにもかくにも汗腺の入り口の通りさえ良くなったら、今後は汗腺入り口に老廃物を溜めないように定期的に汗をかいて汗腺入り口の掃除を励行していかなければなりません。
意外と効果的なのは、半身浴で長めに入浴することによって、サウナの代用としてたっぷり汗をかく方法もあります。
できれば入浴前にコップ一杯の水を補給し、状況に応じて途中でもコップ一杯の水を補給するのがたくさん汗を出す秘訣ですので試してみて下さい。

おっと!
忘れるところでした。
お風呂から上がるときには必ず冷水を全身にかけることを励行しましょう。
キリッ!と身が引き締まって気分も爽快になりますし、汗の引きも早くなります。

さて、コップ一杯の水についてです。
水が豊富な日本において、たかがコップ一杯の水ですが、されどコップ一杯の水です。

実は侮れないのがこの水の扱いです。

その昔…
どれくらい遡った昔かは明確に特定できませんが、何かをしている最中、特に運動中の水分補給は「根性なし!」ということでご法度であったことは小生の年代の方々の等しく経験してきたところです。
でも、今は様変わりしていて、スポーツ医学の観点からも水分補給が奨励されています。

小生らの「根性なし!」時代と現代理論とのギャップはいったいどこから作り上げられているのかは知るよしもありませんが、どちらが強靱な体力を作れるかは現状の実態から知ることができます。

この制約された中の一杯の水と、理論に沿った一杯の水とは自ずから目的・用途が違っており、前者からは理論を超えた活力が得られ、後者は理論に沿ったものにとどまります。

つまり、理論で気力を養うことはできないが、制約からは気力らしきものが養われる、或いは生まれることを言いたいのです。

たかが水一杯のことからでも、様々な考え方ができますネ

さて、本題の香酸柑橘果汁です。

是非お勧めしたいのがコップ一杯の水に香酸柑橘果汁を数滴加えた飲み物です。
お風呂上がりの一杯!
コップ一杯の水に、ゆず果汁またはすだち果汁などを加えて飲まれることを是非お勧めします。
口中がさっぱりすることはもちろんですが、なんと言ってもさわやかさとさっぱり感は他の飲み物の追随を許しません。
レモンも捨てがたいものがありますが、できればここのところは国産もん!で行きたいところです。
もちろん、小笠原島レモンがあれば言うことなしですが…

ところで、香酸柑橘にはゆずを筆頭に徳島県のすだち、大分県のかぼす、山口県のダイダイ、沖縄県のシークァーサーなどが知られているところですが、余り知られていないのが徳島県の「ゆこう」という香酸柑橘です。

日本における柑橘のルーツは、右近の橘と呼ばれる橘と沖縄県のシークァーサーを日本古来の原種としており、身近にある柑橘類の多くは中国を原産地にして奈良時代に持ち込まれたゆずに由来することは、多くがゆずの近縁種とされていることでもよく知られているところです。

その中に徳島県上勝町を主栽培地とする「ゆこう」があります。

ゆこうはゆずやすだちの陰に隠れ、表に出ることは余り無かったようでしたが、近年その価値観が評価され、品薄も手伝って価格も上がってきています。
価値観の捉え方にはそれぞれ立場によって違いはありますが、香りはゆずとすだちに劣りますが、味の方はどちらかといえば優しい感じで、中にはゆずとすだちに勝るとも劣らない評価をする人もおります。

上勝地方では古くからいろいろな食材に利用してきており、ちらし寿司や夏向けにめんつゆなどお吸い物にも利用しております。
もちろん柑橘果汁ですので、酸味は醸造酢よりまろやかであることは疑いありません。

話題を変えますが…
今年の夏はあまりにも短かったというか、夏の代名詞である厳しい日照りの日が少なかったですネー
日照不足で高騰した野菜も、もどった日光を浴びてやっと収穫が追いつき、価格もようやく例年並みに落ち着いてきているようです。
周辺における環境が大きく変わってきていることが、あまりにも短い夏によって体感できています。

日中はまだまだ厳しい夏の名残がありますが、夕方になりますととたんに涼しい風によって大変過ごしやすくなってきています。
お風呂とコップ一杯の水を上手に活用し、体調を整えて時節に備えたいものです。


2009年08月17日

真夏の神戸界隈

神戸に行ってきました。

周辺には遊覧船が就航していて、数カ所の桟橋から頻繁に入り船出船を繰り返しておりました。
「いかがですか!」40分くらいの短時間の遊覧コースであることを声高に案内しておりました。
以前、明石大橋までディナー付き1時間30分のコースで利用したことがあったので、やはり夜景を見ながら…の方がお勧めです。

P1070131_320.jpg


モザイクガーデン側の桟橋では、帆船が就航しており、ゆったりと時間が流れる情景を作っておりました。

P1070134_320.jpg

モザイクガーデンには何回か訪れておりますが、今日のところも小生以外に歩いているオジさんは数えるほどで、それでも違和感を感じさせず若者に混じってブラブラするにはもってこいのところです。
さすがにポン酢屋さんはありませんが、神戸名産○○!の看板が至る所にあって、今はやりのスイーツやケーキ、小物・アクセサリーなどを販売している店舗がほとんどを占めており、キラキラ輝くアクセサリーや小物類を見ていると多少場違いな印象を受けることはやむを得ないところです。

中程には有名百貨店への連絡橋もあり、周辺をくまなく探索?するには結構時間がかかります。
当然のこと、行きましたよ地下の食品売り場!
目的は当然「たで酢」
お魚売り場に行きましたが、アレレ!アユが見あたりません。
アユがいなければ当然のこと、たで酢も見あたりません。
残念!

P1070127_320.jpg


そんなわけで、とうとうアユとたで酢に出会うことはできませんでしたが、いつまでも落ち込んでばかりはいられませんので、本日のランチタイムはこちらのホテルでのサマーバイキングと洒落てみました。
予約なしで行ったものですから、覚悟はしていましたがかなり待たされました。
首尾良く席についてすぐに、サマーバイキングの目玉料理であるメインディッシュのステーキを2人前やっつけてしまいました。
バイキングの大敵は、どうしても好きなものばかりを食べることになってしまいますので、年齢を考えてバランス良い食事に気をつけた極々「普通」のサマーバイキングでした。

P1070130_320.jpg


2009年08月08日

土用干し

真夏の風物詩でもある、梅の土用干しを致しました。

知人から聞いた話ですが、三日三晩干した後の白梅干しが一番身体によいもの、とか。
なぜ?
との問いに、塩だけで漬けているから…
なるほど、
とても簡単な答えでしたが、簡単なるが故に遠い昔のどこかに忘れてきてしまっているような、そんな印象を受けました。

何はさておき、自前の白梅干しはどのような味となるのでしょうか。
三日三晩の後が待ち遠しい梅の土曜干し風景です。

P1070096_320.jpg


待ち切れなくて少し味見をしてみました。なかなかのものですぞ!
ついに、味見の数は種の数5個を数えることとなってしまいました。

P1070108_320.jpg


粒は不揃いですが、種類は南高梅です。

P1070112_320.jpg

2009年07月29日

夏バテと酸味

夏です!
またまた、暑い暑い夏がやって参りました。

暑い夏ですが、じっとしていてもジワッーと出てくる汗は余り気持ちの良いものではありませんが、活発に動いて汗をかくことは実に気持ちがいいものですネー

100年に一度の世界大不況のさなかに、夏の暑さを物ともせず活発に動ける仕事のある人が羨ましい?なんていつもの真夏の状況とは全く違う、しかもチグハグで意味不明!とお叱りを受けそうな昨今の状況です。

夏ばて防止対策には何をどのようにしておりますか?
知り合いにはクエン酸水を常備している方もおります。
またある人は販売されているペットボトルの水を持ち歩いております。
さて、小生はというと、実は小笠原レモン水にはまっています。
レモン水というと、どこだったか忘れてしまいましたが、食事に立ち寄った小洒落なレストランのテーブルに座ったところ出されたコップからレモンの香りがしたので、隅に置かれていた水が入れてあるピッチャー(容器) のふたを開けて覗いて見ると中にレモン片が浮かんでいました。

気が利くな!

新鮮感覚な、ちょっと得した気分になりました。

レモンの香りは気分をリラックスさせる効果があるそうですネー
ちょっとした気遣いでお客様の気分を和ませる演出は「気が利いている。」と受け止められます。

それでも、身体によいからと言って飲みすぎは返って逆効果であることもありますので、何でもほどほどのところが肝心です。

さて、この時期はなんといってもタデ!タデ!タデ!のオンパレードです。
葉を噛めばたちまち口中は火事!
このような和製ハーブを食材に利用し調理した先人の知恵はすごい!の一言に尽きます。
殺菌効果もあるといわれるタデをアユの捕れるこの時期にアユと共に食べる工夫にも頷けるものがあります。
魚と酢の物はこの時期には欠かせない食材ですので、バランスよい食べ方として大いに楽しみたいですネ

2009年07月16日

「いきいき村」

小生の出身地狭南地区の活性化に向けて粉骨砕身、パワー全開で頑張っている仲間がおります。
その名も「いきいき村の会」 http://ikiiki-mura.seesaa.net/

「商店街の空店舗を改修して、人や物、情報の交流スペースとして活用しようと「いきいき村」が青柳町の国道52号線沿いにオープンした。」(増穂町広報誌プラザから抜粋 )
町や商店街を元気にしたいと言う地元有志が集まり、地元の方々が作った野菜や果物、健康食品を中心に品揃えをし、地産地消を進めております。

故郷を後にしてから40有余年、多少なりとも故郷に恩返しをしなければと強く意識する年齢を迎えておりますが、故郷では地に足を据えて地域のために頑張っている甲州人がたくさんおります。
思い起こせば、当時の若者はみんな東京にあこがれ上京を目指していたような気が致します。
就職難でもあった時代でしたので、就職先が多くしかも世界の大都会東京は大変魅力的であったことを覚えています。

東京での仕事を何とか達成し、今は大阪において次のソフトランディングする場所を探しております。
みんな何かを求めて一生懸命生きているのですけれど、いつ、どこに落ち着き先を見つけられるのかは神のみぞ知る、のです。

「いきいき村」のネーミングも、とてもわかりやすくて親しみがあります。
地域の人々の「憩いの場」の提供というもう一つの目的にも大いに賛同できるものがあります。
今、日本における農村の現状は「限界集落」という新しい言葉によって説明され、便利さがもたらすlifestyleは一極集中をもたらし、より加速化され見放された現状は目を覆うばかりです。
slowlifeもいいですよ、なんて甘い言葉ばかりで日々の生活を維持することは至難なことですが、いきいき村の主旨には大いに賛同できるものがあります。
いきいき村は町の商店街にあり、限界集落の中にあるわけではありませんが、それでも都市中心部から離れていることに変わりはなく、ある種の危機感を抱いていることに違いはないものと推察致します。

大阪の守口市にも某離島のアンテナショップがあります。
3人入れば満席の狭い店舗ですが、いつ見ても数人の人がいて話し込んでいます。
きっと、そこに行けば故郷の言葉で遠慮なく話し合え、故郷の懐かしい食べ物に出会え、故郷の匂いに抱かれるのでしょう。
そしてホッとする時間を共有できるのでしょう。

そんな憩いの場を提供している「いきいき村」のこれからの頑張りにエールを送ります。

2009年07月15日

夏こそ地の恵み

カーッ!と照りつける太陽とミンミン蝉の鳴き声は梅雨の終わりと真夏の到来を告げております。
既に関東方面では梅雨明け宣言が出されました。
うんざりする湿気の多い夏の暑さは日本特有のもので、全ての生き物の機敏な行動を阻害する要因となっていますが、皆さん!真夏を迎えて今が大事な時期です!夏を乗り切るための健康管理には十分な備えが必要です。

それでもこの時期は、ナスにキュウリ、トマトにトウモロコシなどなど、色とりどりの野菜が満載のしかも一年で最も野菜や果物が豊富に出回る時期でもあります。
古来より、日本の四季を円滑な生活スタイルによって過ごすのに、五味・五色・五法からなる和食が確立され健康維持に貢献されてきたものと考えておりますが、真夏を快適に過ごすのにはどのように気をつけていったら良いものか、夏ばてなるものを余り知らない小生の過ごし方が少しでも参考になればと思いますが…

五味はすなわち、甘い・辛い・酸っぱい・塩辛い・苦いことを指し、近年旨味が加わったことは一般に知られているところです。
そこで小生が夏こそ一番にお薦めしたいのは意識して苦みと辛みのある野菜や果物類を適度に食べるということです。
専門家ではありませんので苦みや辛み成分について説明することはできませんが、近年苦みや辛み成分が人間にとって有用な成分であるとの研究発表が盛んになされていることでも関心度の高いことが実証されておりますが、夏こそ苦いものや辛いものを機会に応じて食べることを小生は奨励致します。
ただし、刺激物ですので各自の体調に合わせほどほどにすることはもちろんのことです。
ゴーヤ、ウコン、キュウリ、ナス、ダイコン、柑橘類などはその代表選手です。
特にキュウリは味噌につけて野性的に丸ごと食べることをお勧め致します。
幹からぶら下がっている方にこそ苦みが集積されていますので、味噌を付ければ苦みも気にせず食べることができますので効果的です。

野草の代表選手はタデであることは論を待ちません。
愛知県佐久島にはタデ汁という夏料理もあることから、夏を乗り切るための食べ物にタデが利用されるなど、各地でいろいろと工夫が凝らされてタデの辛みと苦みが利用されているようです。

タデ汁は、だし汁(何でもよいと思いますが、煮干しだしや昆布・かつおなど) +タデ葉+ごま+味噌の簡単な材料のみで仕上げます。
タデの葉とすったごま、味噌をすり鉢に入れ、だし汁で溶いてタデ汁を作りご飯にかけて食べるものです。
タデは近くの水辺で簡単に入手できますので、タデを採取してきて是非タデ汁を作ってみて下さい。
食べられるタデがどれかわからない方は小欄「たで酢の話」を参考にして頂きたいと思います。
ちなみに小生は少し食べやすくするためにちょっとした独自の工夫を加えております。


2009年07月04日

無着色のたで酢

足かけ4年の歳月を経て、ようやく無着色のたで酢ができあがりました。
きっかけはあるところからの返品と苦情からでした。

振り返れば、着色料という添加物によって成り立ってきた商品が「着色料ノー!」という製造不能に陥るかもしれない致命的な製造方法の見直しを突きつけられ、技術的にも全く先の見通しのない中で途方に暮れたものでした。
しかし、ノーという拒否反応はたで酢商品の先行きを占うものとしてポジティブに考え、前人未踏の無着色のたで酢創作に挑戦することと致しました。

全ては既存のものを一旦壊すことから始めなくてはなりません。
50年の歴史…
天然緑色の保持…
難問中の難問です。

「着色しなくて植物の緑色が保持できる方法があったら我々の方で教えてもらいたい。できないから着色料製造会社が成り立っている。」とは某大手研究室研究員の言葉です。

全く新しい発想の元、手探りの状態で出発したのがどうしたら植物「タデ」の緑色が保持できるかと言うことでした。
光合成は植物の緑色、すなわち葉緑素(クロロフィル)の働きによって行われていることは広く知られていることです。
しかしそれらの植物も切ってしまえばたちまちのうちに枯れてしまいます。
さらに、天然素材から抽出した緑色(天然素材であっても色を付ける目的で投与すれば添加物となる。) であっても蛍光灯および直射日光に当てると数日で色が消えてしまいます。
そんな世の中にないものが果たして本当にできるのかというのが最大の疑問でした。

そこで取り入れた技術が特許技術でした。

人工的な緑色を排除し、天然のタデの緑色を保持して作られた「手こね搾りのたで酢」はまだできあがったばかりです。
これからいろいろな方の意見を聞きながら、さらに成長させ多くの方に喜んでもらえる商品とするべく努力していきたいと考えております。


2009年07月03日

吉祥!巣立ち

とうとうツバメの巣立ちが始まりました。

3年前突然巣作りを中断し、もどってきませんでしたので懸念しておりました。
やっと返ってきた今年は中断したままになっていたその後からエコ巣作りを始め、程なく産毛を持った6羽の元気な雛が確認されました。
1羽は右後方に隠れていて見えません。

21,6,20撮影
P1060816_320.jpg

こんなに小さく、お口を揃えて…だったのですが…


21,6,20撮影
P1060819_320.jpg


21,7,2撮影
P1060891_320.jpg


何かの前触れでしょうか、6羽とも巣の全面に身体を押し出しており何か起きる瞬間を待っているように感じられます。


21,7,3撮影
P1070001_320.jpg

突然親鳥2羽がけたたましい鳴き声と共に周囲を乱舞し始め、キチキチ!キチキチ!と甲高い鳴き声を発して巣の回りを飛び回りました。
あっという間の出来事でした。
21,7,3撮影
P1070015_320.jpg


残された4羽はまだ飛び出す勇気がなかったようです。
親鳥は再度同様の仕草をして残った4羽にも巣立ちを促すものと思います。


近くで親鳥が様子を見ています。
みんなも早くおいでよ!
そんな呼びかけをしているようにも見えます。
21,7,3撮影
P1070035_320.jpg


近くの電線にはいつの間にか3羽の雛がとまっており、傍らには親鳥が厳しく周囲を警戒していました。
21,7,3撮影
P1070044_320.jpg

雛たちのこれからは想像することもできません。
自らの力で生き抜いていくための、それこそ言葉では言い尽くせない厳しい試練が待ち受けております。
まずは生きていくために自らえさを捕る訓練をしなければなりません。
いずれどこかの時点で親鳥はえさやりをやめ、放って置かれるときがきます。
甘えてもえさはもらえません。
人間の世界と全く違うところです。

天敵のカラスも常に近くを飛来しています。

みんな頑張って成長し、必ず来年もどってくるように祈りながら吉祥のチカラを雛たちから頂きました。

親鳥ツバメさん、本当に子育てご苦労様でした!

もう少しですのでここで気を抜かないで、みんなで力を合わせ広い青空を自由に飛び回ってもらいたいと思います。

2009年06月26日

夏のポン酢

果汁が一杯入った夏の調味料塩ポン酢を試作しています。

夏の調味料はたで酢ばかりかと思われがちですが、このごろは野菜ドレッシングや焼き肉などにもポン酢が使われるようになってきており、夏の調味料の一角を確保しつつあります。
果汁のもたらす酸味が口中をさわやかさにしてくれますし、柑橘の持つ独特の香りも食欲を増進させてくれますので見直されてきているものと思います。

中でも塩ポン酢が最近目につき始めてきております。
これは名前の通り塩味が優先するポン酢ですが、果汁も入っているのでポン酢の名前で呼んでいるものです。
さっぱり感がするうえに柑橘のさわやかさも加味されておりますので、照りつける太陽のもと、夏の調味料としてはピッタリの感じがします。
塩味風味ですので焼き肉にも合うし、生野菜にそのままかけてドレッシングとしてもグッドです。
できるだけ塩分を控えめにして果汁の酸味で味を整える試作を実施しています。

一般的な醤油ベースの味付けポン酢においても、夏の調味料としていろいろな料理にたくさん使ってもらいたいと思っておりますが、柑橘果汁特有のさっぱり感が得られますので是非こちらの方も試して頂きたいと思います。
小生は試作品の余った分で、キュウリやナス、キャベツなどの簡単ポン酢漬けを作ります。
これは小生一押しの夏用料理です。
とても簡単にできますので是非試してみてください。
適当に切ったナスやキュウリ、キャベツをビニール袋に入れ、その中にポン酢をドボドボ入れて適度に揉むなどしてなじませ冷蔵庫に2~3時間入れておくとできあがりです。
そこから必要量出して食べるだけです。
本当に簡単ポン酢漬けです。

ポン酢漬けの野菜をたくさん食べて夏の暑さをものともせず、元気いっぱいの夏を楽しみたいと思います。


2009年06月17日

たで酢の季節

たで酢の季節がやってきました。
そして清流の女王アユとの出会いも巡ってきました。

不思議なもので、このころになると「たで酢」を介して見知らぬ人との出会いも頻繁になってきます。
先日、神戸からわざわざ「たで酢」を求めて尋ねてきてくれた方がおりました。
何でも「近くのスーパーで購入したが、次に行った際には品切れとなっており、本年の入荷予定はないとのことで探し回ったが見つからず尋ねた。」と説明してくれました。
「アユが大好きで、たで酢がなくなったときに果汁で食べてみたがダメだった。」とも言っていました。

「たで酢」の大ファンの方です。

このような方もおいでになることに、たで酢の果たす役割の重さと責任を感じます。

「たで酢」は本当に不思議な調味料です。

「たで酢」…たかが「たで酢」されども「たで酢」
初夏の使者アユとの出会いを楽しませ、そして人との出会いを紡いでくれます。

そして、日本の初夏から夏への移ろいを強烈に感じさせてくれる季節の調味料でもあります。

兵庫のタデ圃場近くでタデ科ミズヒキに似た花を咲かせていた野草を発見しましたので頂いてきました。
野草の名前はわかりません。

水引.jpg

2009年06月07日

ぽん酢と生ポン酢

れっきとした国産レモンの赤ちゃんです。
昨年頂いた時に見た形からリスボン系と思われます
酸味が強く香りがよいことで知られていますが、多くはリスボン系の卵形をした種類で近年国内でも栽培されるようになってきており、特に瀬戸内方面で多く栽培されています。

写真のレモンは自家消費用の大根を作っている畑の隅に植えてあり、もちろん農薬などは一切使用しませんので葉は虫に食べられたりしています。
昨年買い物袋に一杯頂きましたが、今年は昨年ほどの期待ができるでしようか。

さて、先週のことですが「ぽん酢を作りたいが、生ぽん酢のことについて教えてもらいたい。」と一般の方から電話がありました。
ぽん酢に関心を持って頂くことは大変ありがたいことでしたので質問にお答え致しましたが、このような方が多くおられるとぽん酢のなんたるかについて関心を持って頂けていることになりますので製造者の立場からはぽん酢について詳細な説明ができますので大変喜んでおります。

「ぽん酢」は市販されている味付けぽん酢のことを指していると理解している方が多いと思いますが、ポンズの語源とされているオランダ語の「ポンス=果汁=酢」からすると、導入された時代背景(江戸時代初期) からダイダイ果汁(酸味の強い果汁=酢の代用品) や醸造酢のいずれかを原料(ベース) とした調味料がルーツで、後に酒や砂糖、食塩、醤油などが庶民の間に浸透するにつれ、これらを加えて味を調整した調味料が味付けポン酢となっていったものであると思われます。

従いまして、現在のポン酢は「醸造酢のみ」「果汁のみ」「醸造酢と果汁を合わせたもの」などをベース(この部分を生ポン酢として区別しています。) にして、これらにダシやみりん、酒、醤油などを加えたものが主流となっております。

現在関西圏においてぽん酢原料の主流となっているゆずやすだち果汁は明らかに後発組で、中でも京都が今でもダイダイを多く使用している理由としては、山口県のふぐ料理と明治維新との密接なつながりがあったのではないかと推理しています。

酸味の強い果汁が酢の代用として使用されてきた実例は今でも徳島県に残っており、スシ飯やお吸い物はゆこう果汁を使用しており、果汁をかけた野菜を揉んで野菜サラダの逸品を手早く作っております。
また、これからの季節に欠かせない冷やしそうめんや冷麺などの付け汁に酸味の強い果汁をほんの少しかけるだけで香りと酸味の効いた逸品となりますので、是非お試し下さい。

多くのポン酢はダシの種類によって味が左右されやすくなってきており、特に少量のエキス類によってインパクトのある味を作っている商品が多く見受けられます。
またこれらの商品は「美味い!美味しい!」の原点を糖度に依存し、甘みの強いものを「美味い!」と表現されがちにもなっています。
この捉え方は少々偏ったものと考えておりますが、本来のうま味と言う味覚を甘みと言う味覚で代用して表現してしまっている現状では、甘みの少ない商品は「まずい!」表現の商品として選択されがちとなってしまっておりますが、味覚の問題は商品開発に関して大変難しい判断を迫られる問題ともなってきております。


P1060631_320.jpg

2009年05月22日

エコツバメ

ツバメが数年ぶりに帰って参りました。

3年ほど前に突然巣作りを中止して、姿を消してしまってからしばらく寄りつかなかったツバメが、どのようないきさつかはわかりませんがやっともどってきてくれました。

もどってきてくれると今度は巣作りの進捗状態が気になって仕方がありません。
子細に観察しておりますと、以前作りかけて途中で放棄したあとからせっせとわらくずや泥を運んできて固めていっているところを見ますと、近頃のツバメもエコに徹しているようです。

瞬く間に形が整い、昨夜からは夫婦とおぼしき二羽のツバメが仲良く巣の中で休んでおりました。
急いで巣作りに励んでいるのには理由があるのでしょうが、それよりも数年前に途中で巣作りを放棄した理由が何だったのか知りたかったのですが、どうもカラスが悪さをしたのではないかと考えています。

この数日中、二・三羽のカラスが近くの電柱に止まってはカーカーガーガーと、ともかくうるさく鳴いていましたので追い散らしてやりました。
もしかしたらカラスも近くに巣作りをしているのかもしれません。
以前もこんな状態であったことが推測され、巣の近くに来てはガーガー鳴いていることに危険を感じたのと嫌気がさしてしまったのとで、途中で巣作りを放棄してしまったのかもしれません。

泥をこねる能力を持っていない他の鳥たちは雨の当たるところにしか巣を作ることができませんが、ツバメは軒下に作るため、風や雨露を避けることができ、しかも野良猫などからも人間が守ってくれます。
人間の生活空間にすんなり入ってくるツバメと人間とはいつからこのような関係を維持するようになったのか興味がありますが、本当に賢くて可愛いらしい鳥だと思います。

まもなく初夏の5月から梅雨に向かうところとなります。
川辺では水面をなでるさわやかな風に任せてタデの若葉が揺れている頃ですが、タデの生長にあわせたかのように若鮎の遡上が見られる頃となりました。
程なく「鮎解禁」となります。
少しも変わらぬ日本の大自然は、いつもと変わらぬ懐の深さで今年もまた多くの太公望を迎えてくれるものと思います。


21,5,20
P1060531_320.jpg

21,5,22
P1060535_320.jpg

2009年05月19日

鈴なり

和歌山県みなべに行って参りました。

まもなく収穫期に入る有名な南高梅は誠に健康的な果実をつけておりました。
今朝の天気予報で沖縄方面では梅雨入りしたことを報じていましたが、そうこうしているうちにこちらも梅雨入りとなり、程なくカーッ!と照りつける暑い夏がやって参ります。

昨日、ネットショップで果汁を購入された方からご丁重なメールが入りました。
「近頃、醤油の代わりに何にでも貴社のポンズをかけて食するクセが付いてしまいました。美味しいですね。」という内容です。

そうなんです。
小生のところで扱う果汁はゆずやすだちで、酸っぱい香酸柑橘と呼ばれる果汁です。
酸っぱい酸味の正体はクエン酸ですが、実はこのクエン酸は五味の中の塩辛味を感じさせる優れものです。
塩分を必要とせずとも塩辛さを味覚として感じさせるのです。
近年、この味覚を活用して醤油の代用して使われる方が多くなってきております。
いろいろな使い方があるものですネ

もちろん梅の酸っぱいのもクエン酸がなせるものです。
日本の暑い夏を乗り切るために、夏が来る前にクエン酸だらけの梅干しを漬けるということは、梅干しが日本の伝統的な食品といわれる所以かもしれません。

21,5,9撮影 受粉用の小梅だそうです。
P1060519_320.jpg

かの有名な南高梅です。
P1060468_320.jpg

かなり赤身を帯びていますが、日当たりがよいとこのように発色するそうです。
P1060488_320.jpg


2009年05月16日

ゆずの花

咲き始めのゆずの花です。

今頃はすでに満開になっているかもしれません。
甘い良い香りがするのは柑橘特有のもので、中でもゆずは他に比べて良い香りがするように思います。
収穫は11月から12月にかけて行われます。

小さい果実が見られるようになって、少しずつ大きくなりながら青いものから黄色くなって行くのをまた見ることができます。
健康に感謝しつつ、今年も豊作であることを念じているところです。

P1060416_320.jpg

2009年04月20日

陽気に誘われて

気分転換にと思いつき某県の海を見てきました。

のたり…のたり…
時々波の音がするかしないかぐらいの静かな波打ち際では、夏にはもう少し間があるよ、と潮の香りが告げておりました。


21,4,19
P1060347_320.jpg

山の手には市民が憩う公園があり、今を盛りの藤の花が見事に咲き誇っておりました。
4月も半ばを過ぎますと、景色は少しずつ、少しずつ夏に向かっている様子が伺えます。

このような自然の中での景色は、幾月何年を経てもそう大きく変わることはないと思いますが、取り残された観光地や途中の国道で見た光景は、それはひどいもので、道路を挟んで売家・売地の看板、或いは放置された土産物店、広い駐車場の入り口にはロープが張られ、廃業したことが一目でわかる高級料理店、営業の気配が全くないホテル等々、とても写真に納めることができなかった現在の悲しい現実をも見せられました。

競売にもかけられない状況にあるのだろうと推測される物件もあり、栄枯盛衰の現実を目の当たりにして学ぶべきもの、それは?

21,4,19
P1060356_320.jpg


2009年04月08日

ボケの花

会社前のプランターにはタデのこぼれ種が目を出し、すでに双葉に成長しておりました。

かわいいものです♪

こんなに小さい葉ですが、噛むと一人前に辛い!のです。
不思議としか例えようのないタデですが、植物には人間の英知も及ばない何かを持っております。

21,4,6
P1060250_320.jpg

近くの公園には黄フリージアが咲いておりました。
21,4,6
P1060275_320.jpg


そこかしこには花ニラもたくさん咲いており、香りは一人前にニラの匂いが致します。
21,4,6
P1060272_320.jpg

ボケの花は以外としっかりとした花を付けておりました。
ずっと前に友人から東洋錦という品種のボケを頂き、小生の家の庭にも咲いておりましたので目に止まりました。
ボケ(木瓜)は花が咲き終わりますとカリンに似た黄色の実を付けます。
堅くて生食はできませんので観賞用としての役割が一般的ですが、焼酎に漬けて果実酒で楽しむこともできます。
思い返してみれば60有余年、ひたすら走り続けてきましたので、ここらは一つ、春のひとときにボケを観賞しながらボケッとした時間を作るのも一計かもしれません。

21,4,6
P1060288_320.jpg

2009年04月07日

桜花爛漫

暗いニュースばかりでしたが、やっとこさでそれらを吹き飛ばすような見事な桜が咲きました。

日本の春を代表し、日本人のルーツを嫌が上にも意識させてくれるのがサクラです。
感謝!感謝!で一杯です♪

日本に住んでいて良かった。日本人に生まれて良かった。
サクラを見ていると、何も考えず真っさらで素直な気持ちになっている自分に気がつきます。

サクラは今の世の中の喧噪を知って知らずか、物言わずとも周囲を圧倒する威風堂々の風情を醸し出してくれており、些細なことに悩み苦しんでいる人間がいかに小さな生き物であるかを知らしめてくれてもおります。

小生も少し黙りますので、しばし観桜会と洒落て見ましょうか♪


P1060193_320.jpg

俗に言う桜トンネルです。

P1060255_320.jpg

こうして近くでじっくり見ると、花びらの一つ一つに何か囁かれているように感じられます。

P1060223_320.jpg


この花の名称はわかりませんが、桜とは違った清楚な中にハッとする艶やかさを感じさせてくれます。
P1060264_320.jpg


2009年03月27日

花二題

21,3,27
P1060128_320.jpg

さて、この花の名前を知っている人はすごい!

いや、ちょっと言葉が足りませんでした。

生まれてこのかた60余年、ずっと菜の花は黄色だとばかり思っておりました。
ところが、守口大根の花は全体が淡い紫色で葉脈に似た紋様がしっかり見えます。
そこで少し調べてみましたら、大根の花は白色又は淡紫色とあります。

そうだったのです。

子供の頃の記憶を呼び戻してみますと、確かに大根の花が白かったことを覚えております。
青首大根でも白首大根でも、大根の部分が地上にかなり出ていてその上に花が咲いていたので菜と間違えることはありませんでした。

単純なことですが、この時期は黄色の絨毯に見える菜の花が話題になり、いやでも目につくものですから無理はありません。
都会では花を見せ、田舎では種を取るために花を咲かせることから、栽培目的が全く違う光景に慣れてしまって大根も菜で「菜の花は黄色」と思いこんでいた自分が恥ずかしくもあります。

でも、菜と大根の違いは花の色で判別できることを思い出させてくれたのは収穫といってよいと思います。
こんな単純なことでさえ、ここにいるとすっかり忘れてしまっていたのです。

田舎生まれの田舎育ちであることを素直に思い出させてくれた守口大根の花に感謝!です。

名前はわかりませんがきれいな花を見つけましたのでパチリ!お礼にお見せします。


21,3,27
P1060137_320.jpg

2009年03月26日

タデ、たで、蓼

たで酢、タデ酢、蓼…

などなど、タデにまつわる言葉が頻繁に使われ始める季節となりました。

隣接する児童公園の桜も咲き始め、この週末には野外においてバーベキューなどで楽しいひとときを過ごす計画を立てておられる方も多いものと思います。

ようやく桜に誘われて、巡り巡って「たで酢」の季節がまたやって参りました。

必ずやってくる「桜の咲く季節」を再び無事迎えられたことに感謝しながらも、無事という二文字の重さを一人噛みしめているところです。

ホンの、わずかの間の1年ではありましたが、そのわずかな間に世の中の流れは大きく変わり、昨年の今頃とは似ても似つかぬ様相を示しているのが現実のことです。

小生の1年はまずまず無事であったと言えるのですが、身近には無事でなかった方もおられます。
そうしてみると、たかが1年であってもその1年を振り返ってみると、短くも感じられるし長くも感じられ本当に紆余曲折、いろいろとあります。

でも、100年に一度という未曾有の経済状況では小生の無事も、もはやこれまでかも知れません。
それはそれで宿命として受け入れなければなりませんが、何がこのような世の中にしてしまったのでしょうか。

日曜日のニュースで、派遣切りされた若い女性数名が寝る場所もなく深夜の街中をうろついている映像が流れていましたが、許されて良い社会現象ではありません。
平和ぼけしている(と思われている方が大半の) 日本の現状を憂えても仕方がありませんが、それでも自己責任について問わねばならないのでしょうか。

生んでくれ、苦労して育ててくれた両親には悪いけれども、生まれてこなければ良かったと、つい口をついて出る言葉はグチではなく真実だとしたら…
何ともやりきれない、行き場のない世の中になってしまっておりますネ…

このやりきれない空気の中で、混ぜ込みのモヤモヤを吹き飛ばしてくれた侍ジャパンにはしびれました!
あの神がかり的なパワーを少し分けてもらい、なんだか元気をもらったような、そんな気がしたのは小生だけでなく、多くの日本人が喜びと一時の幸せを共有できたと思います。

政治、なんて難しいことはわかりませんが、素直に喜びと幸せを与えてくれ、一時モヤモヤを吹き飛ばしてくれたチカラは政治の力に勝るとも劣りません。

今までにも、日本全体が何かしらの理由で落ち込んでいるときに、明るい話題を提供して勇気を奮い立たせてくれた出来事が数多くあったような気がします。

負けてたまるか!

負けてたまるか!

余力が少しでもあれば、何とかしてやりたい!

それでも、みんなで力を合わせれば何とかなるのですが…

せめて、せめて…と、咲いた桜に思いを託し、このやるせない気持ちを静めております…


P1060120_320.jpg

2009年03月19日

多忙!

多忙!の手前勝手な解釈にすがり、しばらくさぼっておりました。

3月の始めに、守口大根のおろしぽん酢の味などについて、いろいろな方々のご意見を頂くためにモニター募集をしたところ、まもなく100名にも達するほどの多くの方々からご応募頂きました。
栽培している方のご意見も聞かなくてはいけませんので、全体では150名ほどになる勢いです。

毎日少しずつご意見が戻ってきておりますが、味が薄い、大根が苦い、甘い、辛い、味が濃すぎるなど、様々なご意見を頂いております。
中には、わざわざ電話をしてこられ、味について事細かく指導して頂いたモニターの方もおられました。
「モニターさんの真剣さが電話口の向こうから伝わってきていた。」とは電話応接をした者の報告にありました。
多くの皆さんが守口大根のおろしポン酢について、これほど真剣に対応してくれていることに感動するとともに、大変な喜びを感じております。
もちろん、これらのエールは、おいしい守口大根おろしぽん酢を期待しているからに違いありません。

この守口大根のおろしぽん酢は、おおさか地域創造ファンド事業計画として、地域の活性化を目指して進めているものですので、エールの声が大きければ大きいほど責任の重さを感じてまいります。
豊臣秀吉が守口宿で食べて賞賛したという頃から、漬け物以外に利用されてこなかった守口大根に光を当て、おろしぽん酢にして世に出そうという試みに、さて、太閤殿下は何と評すのでしょうか。

大根、されど大根になりうるか。
お披露目はモニターの方々のご意見を反映させて、少し微調整をしてからのこととなります。

2009年03月05日

久那土の香り!

Tっちゃんから郷里久那土の春の香りが届きました。

早速、お礼の℡を入れたら、相変わらず大きな声で「いま、大雪が降っている!」
そうかぁー
まだそんなに寒いのに、久那土の春を伝えるために頑張って顔を出した少数精鋭の「蕗のとう」だったんだ。
貴重なものを本当にありがとうございました。

おかげさまでこのところ、おかずいらずの楽しい食事が続いております。

少しずつ、本当に少しずつご飯に蕗味噌を チョコッと乗せて頂いております。
口に運ぶ前にちょっと箸を止め、香りを鼻腔一杯吸い込むと久那土の春の香りが全てを包み込んでしまいます。
そして、たちどころに野山を駆け回っていた頃に連れ帰ってくれました。
十分に堪能してやっと口の中に運び、そしてフッと我に返ります。
苦みばしったその味はまさしく子供の頃がスッと思い出される郷里久那土の味でした。

味は正直、母のものとは比較にならない美味しさです。
それでも、抵抗なく母が思い出されるのは蕗味噌だからだと思います。
脳裏のずっと奥底にしまっておいた思い出が、昨日の如くに鮮烈に思い出されます。
生まれ育ったところの香りの威力にクラクラしながら、今夜もタイムスリップに期待をして、しばしの夜を過ごしたいと思います…


P1060065_320.jpg

2009年03月01日

多くの方からモニター応募を頂きました。

弥生3月となりました。

しかし、まだまだ「暖かい!」とまで行かない日が続いており、今日の大阪はかなり風があり寒かった一日となりました。

昨年9月に、おおさか地域創造ファンド「なにわの伝統野菜 守口大根を活用したおろしぽん酢など調味料開発」が事業採択され、このほどネットショップのメルマガ購読者を対象とした「守口大根おろしぽん酢」のモニター募集を行ったところ、多くの方の応募を頂きました。

今日を含めて、ここ数日は事務処理に追われていますが、守口大根というなにわの伝統野菜がモニターの協力を頂きながら、どんなおろしぽん酢に育っていってくれるのか興味津々というところです。

さて、今日の風は遠方よりかなり大量の花粉を飛ばしてきているようで、鼻がむずむずしてとうとうくしゃみ連発となってしまいました。
本日は歩いてソバを食べに行く予定をしておりましたが、そんなわけで急遽予定を変更して車で移動しました。
エコ生活をしたくてもさせてくれない本当にしゃくに障る花粉ですが、小生を含めて多くの人たちの外出を控えさせるなどエコ生活のじゃまをしてくれたのではないかと思っております。

そんな訳で、昨日も今日も外出を控えて商品開発や開発商品の育て方などを模索しておりましたが、本年中にはあと数種のモニター募集を検討しております。
実際にお客様に商品を使って頂いて、そのご意見を反映した商品つくりを目指しております。

2009年02月13日

自分探し

今日は祈念すべき日♪

そうです!日本列島に向けて春一番が吹きました。
これからは、温かくなったり寒くなったりの気温の変化にとまどいながらも、着実に春!を体感できる暖かな時間が少しずつ増えてくるものと思います。

春は「大地の躍動」も一緒に連れて参ります。
ふれあう風の柔らかさに驚くのも、ちょうどこの季節のころのことです。
今までは乾いた匂いでしかなかった空気の流れが、少ししめった鼻孔をふくらます微風に変わって参ります。
匂いの主を捜すのに、ついふくらませた鼻孔を差し出すのですが、どの方向にも匂いの主は見つかりません。
春は匂いを伴うのが春たる所以なのです。

もうすこしすると枯れ葉の下から顔を出すのがイカリ草の新芽です。
久那土の山々には、まだまだ寒い日が続くというのに、それでも頑張って顔を出します。
覆っている枯れ葉布団の厚みはかなりのもので、寒気からイカリ草の新芽を守ってくれています。
自然の営みは巡り巡って、お互いに助け合って成り立っておるのです。
人間の心配することでもないのですが、春先の久那土の野山での出来事にはいつも新鮮な発見があり、そして生きているその思いのいかに小さいことかを知り、むしろ生かされているのではないかと思いを巡らせます。

イカリ草は長い冬の間をじっと耐え、どの花よりも早く可憐な花を咲かせます。
そんなイカリ草をいとおしく思い自分探しをしておりました。


2009年02月11日

小笠原島レモンがやってきました。

やっときました!
大望の小笠原島レモンです。

この小笠原島レモンは全て無農薬栽培されているものです。
ただ、残念ながらいろいろと事情がありまして、未だ大量に収穫されるところまでに至っておりません。
知恵と工夫を凝らせば何とかやりようがあると思って頑張ってはいるのですが…

大きいので803g、小さいので180gありました。
およそ300gほどのものが平均的な大きさでしたが、現地では通常9月ころから10月ころにかけて収穫しているそうです。
収穫しないで放っておくと、当然のこと自然落下します。

果実の完熟です。

この場合に評される完熟がもたらす意味合いは、「食べ頃」の表現とは完全に一線を画しており、まさに自然落下する状態の完熟を指しており、その説明には言葉を必要とせず「レモンが皮ごとガブリと食べられる。」ことにあります。

昨年1月に訪問した時には、自然落下した大きな島レモンがごろごろしており、木の上ではメジロやまれに飛来する天然記念物のメグロなどが盛んにつついて食べておりましたので、このころが収穫の限界ではなかろうか、とは農園主の話でした。
落下した果実を一ヶ所にまとめておくと、どこからともなくメジロの大群が押し寄せ、それはそれは賑やかなことでした。
この地には蛇や蛙などの天敵がいないため、メジロも地面におりてくるようです。

野生のメジロが人間のすぐそばまで来ることも経験のないことですが、レモンが皮ごとガブリと食べられることは常識を遙かに越えていることであり、不思議とさえ言えることです。

「完熟」とは、本来そういうものであり、私たちが知らなかっただけのことだったのかもしれません…

21,2,10 今回一番大きな(803g)小笠原島レモンです。
P1060046_320.jpg

たで酢を横に置いて大きさを比較しています。
P1060058_320.jpg

最も小さかった(180g) 小笠原島レモンです。
P1060049_320.jpg


二番目に大きい(629g)と思われた小笠原島レモンです。
P1060051_320.jpg

2009年02月08日

守口界隈の春

今日は健康維持を目的として守口界隈を歩いてきました。
準備を整え、12時30分に淀川沿いを京都方面に上り、途中大庭町を経て庭窪町・大日町・八雲西町などの町名を確認して、およそ3時間ほど歩きました。

まず目に入ったのがこの白梅です。
品種はわかりませんが、匂いが弱かったので花を見る目的のものかもしれません。

21,2,8 淀川河川敷公園の白梅
P1050891_320.jpg


こちらはややピンク色をしておりましたので豊後梅かもしれません。

P1050881_320.jpg

大日町を経て、そろそろ3時間ほどになろうかというあたりでした。
駐車場の向こうに大きな果実が見えました。
びっくりものです。
ブンタンでした。
こんな街中にもこのような果実があるんですね。

P1050896_320.jpg

ブンタンの横にはこれまたびっくりのレモンです。
形は通常の卵形でしたのでリスボン系と思われます。

P1050901_320.jpg

こちらは姫ゆずではないかと思います。
果実は余り大きくなかったのですが、それでもおしりのくぼみはゆず独特の形をしておりました。

P1050907_320.jpg

守口界隈を少し歩いただけでこれだけ情報の収穫がありました。
たまには何も考えずにゆったりと歩いてみるのもいいものですネ


2009年02月04日

立春

早いものです。
本当に立春がきてしまいました。

今日は3月上旬の気温だったそうですが、明日はどうなるのでしょうか?
京都の気象観測所での定点観測では、日本タンポポが平年よりかなり早く咲いたとのニュースが流れておりましたが、やはり地球温暖化は進んでいるのでしょうネ
寒い日が続くと嫌ですが、ポン酢をたくさん使うのは寒いときでもあるし…小生にどちらを選ぶかと問われるとどちらとも言えるし、欲張りたいのが本音です!

さて「守口大根のおろしポン酢」についてですが、いろいろな方々のご意見を伺おうかと考えており、モニター募集をする方向で検討しております。
ネーミング案などのご提案も頂こうかと考えておりますが、興味をお持ちの方のご参加を大歓迎致しますのでご検討頂ければ幸いです。
ただし、参加方法はメルマガ配信にて行う予定でおりますので、まずはメルマガ配信をご検討して頂くこととなります。
引き続き「緑ジャム」の出番も控えておりますのでご検討頂けることを期待しております。

季節は春へ!駆け足です!
どこからか春の匂いもしてきたりして、また「新しい仕事が当たって忙しい!」との東京の大切な人からしばらくぶりの連絡があったりして、気分もどことなくウキウキ♪となった一日でした。
明日もその次の日も、こんな日々が続いたらいいなとニコニコ顔でキーボードをたたいております…


2009年02月01日

守口大根の葉ジャム

乾ききった大地に春待ちの雨が降っております。

この時期に振る雨は「慈雨」とでも言いましょうか、おやっ?と思わせる春待ちの匂いを感じさせます。
この匂いの元は大地が活動を始めた兆しによるものと思われます。
乾ききった以前のものとは明らかに変わってきており、草木も眠りから目を覚まし、活動する機会を今や遅しと待っています。

冬の次は春!

失敗の次は成功!

辛いことや苦しいことの次は幸せ!

人生はあざなえる縄のごとし!とはこの大地を生き抜いてきた先人の言葉…
よくぞいったモノです。

先日作ってみました守口大根の葉ジャムをご紹介します。
正直のところ、守口大根の葉の味はしません。
ベースとなっているのが小笠原島レモンですので、味は明らかに小笠原島レモンジャムなのですが、緑色は守口大根の葉の色で出しています。
どういう訳か、守口大根の葉は市販の大根に比べて濃い緑色が特徴のようです。
これからこの濃い緑色を活用した新たな商品開発をいきたいと思っておりますので、アイデアがあったら
是非ご連絡頂きたいと思っております。


21,2,1 「守口大根の葉ジャム」上から覗いてみました。
P1050856_320.jpg


他の果物と比較してみました。
P1050859_320.jpg

トーストに塗って色合いを確かめました。コーヒーが添えられております。
P1050875_320.jpg

2009年01月28日

守口大根のおろしポン酢

守口大根を活用した「守口大根おろしポン酢」の試作品が完成いたしました。
甘い!辛い!、大根のおろし方がもう一つ!など、昨年から9月から取り組んだ試作は10数回を数え、できあがった試作品の自家消費が間に合わないほどの量となった「食べきれない!冷蔵庫が一杯!」などの苦情を背に受けつつ、ようやく自家消費から第三者にモニターをしてもらうところまでこぎ着けることができました。

また、両隣の緑色のものは守口大根の葉をジャムにしてみたものです。
きれいな緑色がでましたので、一応の成果があったものと評価しています。
ちょうど、パティシエの経験がある人が職業訓練のため当社に研修にきていたところから、試作の成果を味見してみて頂きましたところ、現時点で一応合格点を頂きました。
「守口大根の葉」をジャムにするのは明らかにミスマッチですが、栄養価の高い大根の葉をどんな食材に生かせられるかはアイデア次第ということもあり、ミスマッチから評価の高い商品が生まれることもまれにあると思いますので「何事にもチャレンジ精神!」は、もしかしたらとんでもない、素敵な夢を見せてくれることになるかもしれません。

P1050852_320.jpg

2009年01月27日

若鮎遡上はもうすぐ!

小生ぐらいの年齢にもなると、身体にもいろいろとトラブルが出てくるようです。
食事事情が最悪の時代に生まれ育ったことから、空腹を満たすために子供の知恵を働かせ、春は山菜、秋は木の実や果物など、付近の野山でありとあらゆる食べられる物を探し歩きました。
おかげで、食べられるものと食べられないものとの判別を自然の形で覚えることができました。

同年代の皆さんはそんなパワーの持ち主ばかりであっても、いつの間にか年齢を重ねてきています。
追いつけ追い越せ!の時代をくぐり抜けてきた戦士は、その闘いに定年というもので終止符を打ち、それぞれの思いを胸に秘め、それぞれの道をまた歩き始めます。

ですが…やっかいなことに、今までに積み重ねたいろいろな疲れがドッと一気に出てくる年齢回りでもありますので注意が肝要です。
健康を害する要因は様々ですが、小生らの要因は積み重ねたいわば金属疲労と同じ内容のものでもありますので部品を取り替えることはできませんので誠にやっかいでもあります。
定年退職は緊張の緩む一つの要因といえますが、その点、小生に定年退職がないのはよいことなのかよくないことなのかは、実はそこのところは何とも言えません。
それでも、人間は常時緊張を維持することはできませんので、この辺は大変難しいところです。

最近小生の周辺では体調不良の話をよく耳にします。
激動の時代を生き抜いてきた戦士が、定年を迎えてホッとしたところであったと思います。
少し休んで身体をいたわる時間をくれたのだと解釈してますので、元々がタフな育ち方をしているのですから、この機会を活用して疲れ切った身体をいたわり、点検を実施し元気な身体に戻して頂きたいと思います。

この時期の定番文句…
冬来たりなば春遠からじ…
そう…まもなく遡上してくる若鮎も、水温む春を待ちわびております…


2009年01月23日

興奮!夢!信念!決意!

すごかったですネー

アメリカ大統領就任演説に聞き惚れました。
もちろん、字幕を見ながらの興奮でしたが、あの人間の心を揺り動かす言葉のチカラはどこから湧きいずるのでしょうか?
誰が見ても「アメリカは早期に再生する」との印象を持ったはずです。
だって、国民の80数パーセントの指示を得て「アメリカよ」と呼びかけられたら身震いして奮い立つのではないかと思います。
貧しいところから苦学して得た経験も光っています。
とても親近感を覚え、一緒に頑張って夢を実現してくれる安心感が得られます。
リーダーとはかくあるべきと感じました。

ところで、今日本の中小零細企業はあえいでおります。
「倒産」という記事の載らない日がない新聞やテレビ報道は見たくも聞きたくもありませんが、どのチャンネルを回しても目に入ってくるのにはどうすることもできません。
「経営責任」という思い十字架を背負って仕事をしている立場から、泣き言をいってみても仕方がないことですが小生はこのようなときこそ「夢が欲しい」と訴えます。
世の中の全体を見回しますと、どうも目標となる夢がなくなってしまっているのではないかと思うのです。

失われたもの…

夢…希望…目標…仕事…生活の安定…安心…家族団欒…絆…等々

とても数え切れないほどに…

夢はそのままではお金にはなりませんが、やる気や潜在能力を引き出すチカラを作ってくれます。
やる気や潜在能力は活動力となり、そこに生産が始まります。
「夢・目標」の実現が個々に醸成されたならば、そのエネルギーは強大なものとなり、経済は動き出し社会は安定方向に向かうと思います。
難しいことはわかりませんし、小生にはいりません。
小生はやる気と人間の潜在能力を引き出す夢と目標を汲み出すエネルギーの注入をして欲しいのです。

ポン酢で実現可能であれば小生がとっくにしているのですが、敵は誠に強大なハリケーンです。
それでも夢を見つけたくて、小生はポン酢の旅をしております。

2009年01月20日

タデの種まき

今日は二十四節気の一つ大寒。
辞書によると「一年のうちで最も寒いころにあたる。」とある。

「寒稽古」や「稽古始め」などの言葉を遣っていたころがとても懐かしく感じられる年齢ともなりました。
もうすこしすると立春の声が聞こえる時にもなりましたので、むしろこちらの方が懐かしく嬉しくも思ったりしておりますが、やはりこれは年のせいでしょうか?

風呂上がりに冷水を浴びて、少しばかりは往事を偲んで寒稽古?に勤しんではおりますが、鏡に映し出される体型はというと、往事のものとは完全にかけ離れたもので、出なくてもよいところが出てしまい、残しておきたいところが細身となってしまっております。
「身体を鍛える」ことに喜びを感じていた時の面影は、今や、わずかに風呂上がりの水かぶりのみとなってしまっていることを知ったとき、そこには駆け足で追いかけてくる何かに怯えている自分がおり、一抹の寂しささえ感じさせてもくれております。
季節の移ろいは、時に人を感傷的にもさせ、そして自らの分を再確認する時間を与えてくれます。
そして今を季節にゆだねて自分を再確認することとなります。

種まき…
もう、一部の圃場ではタデの種まきを終えております。
タデの若葉が出るまでの間、温度管理を徹底していきます。
タデは特に温度には敏感で、勘違いして早く芽を出してしまうと当然のように穂が早く上がってしまい、商品にならないとは栽培者の弁です。
タデの若葉がこの圃場一面を緑の海と変えてくれるそのころには、海水から淡水に魚体を慣れさせた若鮎が満を持して日本各地の清流を遡上して参ります。
一日千秋の思いでその日を待ちこがれているのはさて、小生だけのことでしょうか…

P1050749_320.jpg

2009年01月19日

なにわの伝統野菜「守口大根」

これが噂の「なにわの伝統野菜 守口大根」です。

守口大根について大阪府の報道発表資料によると「20世紀初頭まで大阪市から守口市の淀川沿いで栽培されていたが、その後宅地化等で栽培が途絶えた。守口大根は、1645年の「毛吹き草」に「天満宮前大根」として始めて文献に登場します。…「天満宮前大根」は味醂糟を用いた香の物として利用されていました。
この香の物を天正13年(1585年)に豊臣秀吉が守口宿本陣で食し、その風味を褒め「守口漬」と名付けた(慶応4年 資料「河内名産守口漬」より)ことから、次第に「守口大根」という名称が用いられたものと考えられています 。…」とあります。
現在では岐阜・愛知両県の木曽川沿いにおいて栽培され、加工された守口大根は名古屋名産守口漬としても有名です。
大阪府では平成19年にこの守口大根を「なにわの伝統野菜」に認証致しました。
守口大根の歴史においては、今日に至るまで多くの方々の汗の結晶を得て「伝統野菜」として大切に守られてきたことが伺われ、先人のご苦労に改めて敬意を表すものでございます。
細長い特異な姿特性を持った守口大根が、多くの人の知るところとなってその特性が生かされた新たな商品開発がなされ発展することを祈念しているところです。

写真は二股に分かれていたり、太さもまばらで決して見栄えのするものではありませんが、細長い種類の大根としては大変珍しく、引き抜かれた大根の長さは平均で1メートル強ほどありました。
この守口大根は強い辛味と繊維質であることと、細長い姿特性から生食には向かないため漬け物以外の利用はされて来なかったようでしたので、二次利用の観点からもこの大根で調味料を作って見たらどうなるのかと考えました。

現在は幾つかレシピを作って試作を行っておりますが、果たして気に入った調味料ができるかどうかは全く未知の世界のことですので、とりあえず興味津々というところです。

新たな商品開発にはいろいろな苦難が待ち受けているものと思いますが、持ち前の二枚腰で何とか切り抜けていきたいと考えているところです。


P1050676_320.jpg

2009年01月05日

新春のご挨拶を申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新春の2日に京都の八坂神社と清水寺にお参りしてきました。
八坂神社の裏手から出店の間をくぐり抜けて、公園の中程から右に抜けてぶらぶら歩くのがいつものコースですが、三年坂で甘酒を飲みながら久しぶりにゆったりとした時間を過ごしました。
晴れ間の中から時折時雨れて雨がぱらつくあいにくの天気でしたが、京都はどんな天気でも受け入れてくれるのが京都らしいところで、歴史の重みを感じさせてくれます。

清水寺では、舞台にいく正面入り口に商売繁盛の大黒天が祭られており、普段は信心のない小生ですがこのときばかりは「商売がうまくいきますように…」と神妙に手を合わせました。
なんだかご利益があるような気がしてくるのは不思議なものです。

大勢の人の波の中にあっても、時折瞬間的に静寂を感じさせてくれる京都は、京都の空気に触れるだけで心を落ち着かせてくれる俗世界におけるアロマテラピーのような存在かもしれません。


P1050810_320.jpg

2008年12月31日

大晦日

とうとう大晦日がやって参りました。
本年中頂いた小生へのご支援に対し、厚く感謝申し上げます。
来る平成21年(2009年)が皆様にとって飛躍の年でありますよう心より祈念致しております。

大掃除を終へ、年が改まるのを待ちます。
ですが、平成21年の経営戦略・戦術を立てなければなりませんので、昨日、財務管理と会社資本に関する専門書を購入しました。
この休み中に読もうかと思っております。

そして、一方では平成20年(西暦2008) という年のことを思い返しております。
この日本において、同じ空気を吸って、同じ空間で、同じ大地の上で生きている人たち。
仕事にあぶれることもなく、食べるものにも困らない、したいことができる「自由」を享受していることが「幸せ」であると言えるはずであった。
また、つい数ヶ月前までは「コンビニが捨てる消費・賞味期限切れの弁当の数量は○○屯も捨てられ、或いはブタのエサとなっている。」ほどの生活を謳歌していた私たちは、ここにきていきなりモノを買うことをためらわせ、誰もがそそくさと家に帰って食べる節約の生活を始めました。
何でもそれを「巣ごもり」と称しているそうです。
それにしても活力の見られない、覇気が感じられない言葉ですネ

「全国民中流階級」と言われていたことも、みな突然泡のごとくに記憶の彼方に消え去りました。
世界一安全の国、お金持ち、戦後奇跡の復興を遂げた日本というところで一体何が起こったのか。
「前触れは○○年前から始まっていた。」「いや、○○年のあのときから!」などなど、諸説紛々です。
ニートと呼ばれる就職しない若者のことや、派遣社員というわかりにくい新しい社会システム。
安定と言う窮屈より手軽さを自由とはき違えた中で選んだ報いと、一口で切り捨てられない現実がここにあります。

その荒れた2008年も今日で終わりです。
日本人は何かでけじめをつけることを好む民族であるといわれていますので、ここはタイミングよく大晦日でけじめをつけると致しましょうか。

… 巣ごもりに けじめをつけて 初春の 大志を挙げて 柏手を打つ …


2008年12月30日

B級品への挑戦

挑戦!
好きな言葉です。

強いモノに向かっていくときは余りポカしないものですが、相手を余り知らないうちにことを進めてしまうと意外な障壁にぶつかったり致します。
多少気が短いところがあって、急いてことをし損じることが多々あるもんですから損をすることが多くて、短期は損気でもありますが、ですが、そんなことを気にしないでイケイケのところもまた小生の真骨頂というところでしょうかネ

かなり前になりますが、「食材を余すことなく利用する。」ことで、市場に出せないB級品の新たな商品開発を某所に提案したことがあります。
「二次利用を図るため既存の利用以外の商品開発を目指す。」と紹介されていたものですから問い合わせを致しました。

「市場に出せないB級品」はいろいろなところでたくさん出ることは多くの人の知るところです。
最近では「訳あり商品」などと表示して格安で販売されているものもあります。
数年前には台風被害にあった青森のリンゴを某大手スーパーが引き受け、訳あり販売したことでも知られています。
傷ついたところを取り除けば全く同じものですから、訳を知っていたお客様は抵抗なく買って行かれました。

「食材を余すことなく利用する。」
当たり前のことですが、生産しても活用されずに余ってしまって困っているのがいわゆるB級品ですが、その材料を格安で譲って頂き、よいものを安く提供できる商品開発をする自信があります。
ただ、しがらみやら感情とやらの利害関係に惑わされますと、なかなか理解されず前に進めない実態もあります。
わかりやすく説明すれば「捨てていた部分を活用する」と言う、本来ならば栽培者にとっても朗報ともなることですが、実情を知らずに感情が先にでてしまいますとなかなか前に進めません。
まァー小生も感情のぶつかる理由を知らないのですから、何とも説明できませんが…

日本人の文化・伝統は「共生」です。
小生が求めているところも、まさしくそこのところです。
ともに生かし、ともに生かされる考え方は近年、日本人がすっかり忘れていたものでありますが、それでも日本人には、やはり「共生」という言葉が一番しっくり致します。


2008年12月29日

シークワシャー

接ぎ木された3年ものですが、この木には棘がありません。
柑橘の仲間の中では、棘がないのは大変珍しいと言えます。
棘がないことから、ゆずの近縁種ではないことがわかります。
落ちていた果実を割って食べてみましたが、意外と甘くてびっくりしました。
夏期の青い果実が最盛期とばかり思っていましたが、冬場の今時が熟れ時なんですね。

柑橘類の固有種としては日本に2種しかないうちの一種がシークワシャーであると言われており「ポン酢にできたら、きっとおもしろいものができる。」と大変興味を持ったので、5年ほど前の夏に沖縄に飛びました。
ところが、事前調査をしていなかったことが災いしました。
シークワシャーに機能性成分があることを報道されたのと日本一の長寿村に自生していることで一躍脚光を浴びてしまった直後の訪問でした。
そもそも、柑橘に限らず全ての食物には機能性成分がなければ「栄養」という観点において説明が付きません。
徳島県には「すだちを搾った後に皮を噛め」との言い伝えが残っているそうですが、カンキツ総論によると「日本のカンキツは沖縄に野生するシークワシャーと九州や本州南部に古来野生していたタチバナだけで、現在存在するカキツは外国から渡来したもの」とある。
シークワシャーを食べれば長生きできるわけでもないと思いますが、テレビなどで大々的に報道された影響が大きかったと思います。

「内地から業者がいっぱいきました。」

地域の財産を孫子の代まで残す意義を述べるまでもなく、関係機関の方の大きなため息を聞くは目になってしまいました。

小生の熱い思いを真剣に伝えても、伝わるかどうかは相手方の聞く耳次第ということの結論です。
滞在中、南から北まで海とは無縁の行動をとり、レンタカーでひたすら走り続けた末の空回りのむなしさと限界を感じるとき、まだまだ努力が足りない自分の器の小ささをただひたすら責め続けることで慰めておりました。

シークワシャーは、小生が駆け出しのころに苦い思い出を残してくれた柑橘でもありました。

20,12,27撮影
P1050734_320.jpg

2008年12月27日

兵庫のレモン

今日はタデの栽培をお願いしている兵庫県まで年末の挨拶に行って参りました。
別の場所ではレモンがたくさんなっていたので驚いて訪ねると「これはどこでもなるよ。」とぶっきらぼうに答えてくれました。
「兵庫でもこんなに立派なレモンがなるんだ。」
そう言えば春ころにタデの圃場を見せてもらいに伺ったとき、花をたくさんつけていたのを思い出しました。
そのとき咲いていた花が殆ど実をつけたのではないかと疑うほどのなり方です。
「見た目には形の悪いのがあるが、農薬を一切かけていないのでそのようなのがでてくる。それが当たり前だ」
と説明してくれました。
立派な聖護院大根も作っており、クレーターのようなでこぼこを指さし「農薬をかければこれがなくなり、八百屋で1本7~800円で売ってるよ。」
そうなんだ…

でも、形のよいきれいな野菜を作ることもお客さんからの強い要望だから仕方がないのかもしれません。
減農薬や有機肥料で頑張っているところもあるし、あんまり形が悪いと市場に出せないから、農家としては即、生活にかかわる問題だから本当に難しいところです。
「クレーターがいい!」
褒め倒してちゃっかり3株ほど頂いてきました。

ともあれ、大阪からさほど離れていないところでも、こんな立派なレモンがなることがわかってちょっぴり得した気分になりました。

20,12,27 撮影 正真正銘の無農薬レモンです。
P1050743_320.jpg


シークワーサーとレモンです。
シークワーサーは完全に熟れていて、食べてみると甘みが感じられました。
シークワーサーは沖縄を連想させ、青い果実しか見たことがありませんでした。
当然のこと、夏期の柑橘果実と言うことになりますが、いまころの時期に熟れてくることを知ったのは大発見です。

20,12,27 撮影
P1050757_320.jpg

2008年12月26日

年の瀬

クリスマスが終わって、多少なりとも年の瀬を迎える準備をされているものと思います。

一方では、職を失い、住むところを失った人々が街中にあふれ、支援者が炊き出しをしている状況などが毎日のようにニュースで流れております。
恒例行事のように…年の瀬になると「炊き出し」が当たり前のようにニュースとなっておりました。
歳末募金、善意の鍋などなど…
前例にない…のが異常気象であるとすれば、このような現象をなんと呼んだらよいのでしょう。

田舎に帰ればよいのに…つい出た言葉です。

でも、帰る交通費もないのだそうです。

誰のせいでもないのですが…
生まれた時代が悪かったのか…

そもそも、お金とは一体何だろうか?
お金が人間の正常な生活を乱している現状にあって、人はそのお金に頼り、そのお金に縛られている。
そんな絶大な力を持っているお金が実は紙で作られている。
紙に価値をつけて人間を自由に操るお金とは一体何だろうか。
人間は一体いつからお金に縛られるようになったのだろうか、そのような疑問を持ち始めました。

昨日年末挨拶に来られた方とそんな話題で持ちきりでした。

ですが…
小生のところでも20日と月末という業務特有の支払い日と集金日があり、販売した商品のお金を回収して仕入れした原材料費や必要な経費を支払います。
先に支払いを済ませるのですが、準備資金が不足したときは困ります。
それこそ、かき集めて…の作業で必死状況となります。
それだけで済むのでしたらなんてことはありませんが、事前に資金が必要となるのが通例です。
すなわち運転資金です。
何で運転資金というのか5年前大阪に来たばかりの小生には耳新しい言葉だったのですが、このごろようやく慣れてきました。
運転資金だって、金融機関がすんなり出してくれたら安全運転には絶対自信があるのですが、貸してくれなければエンジンもかけられません!
大型2種免許保有者であっても、運転資金の運転は別物ですものネー

人生いろいろありますけれど、前を向いて歩いて行けばきっとよいこともあるでしょう。

昨夜は小田和正のライブを見てしまいました。
終わったのが午前1時30分でした。
小生には1年に1回あるかないかの深夜テレビです。
聞いている若い多くの女性が泣いていました。
画面は美しい方ばかり映し出しております。
そう思ったのですが、奥の方におられる方もなぜか、皆さん美人ばかり…
その泣き方がすごく自然できれいです。
涙だけがほほを伝わり、視線はちゃんと前方にあります。
小生と同じ年齢の人が、歌で多くの人を、しかも若い女性を感動させ、聞いている多くの女性がきれいな涙を流している。
ついつい小生も午前1時過ぎまで付き合わされてしまいました。
そして、あの澄んだ声によって心が洗われました。
詩の内容も自然体で、いいですネ
「ババァー」の声も嫌みに聞こえなくてかわいく聞こえるのは何だろう?

そうか、人は外連身のない「清らかさ」に惹かれるのか、自然体にこそ惹かれるのか。
それが小田和正の魅力なのか。

駆け足を欠かさないのはよい歌を聴いてもらいたいためだそうです。
軽い足取りです。
完全に負けそうです。

迷惑かもしれませんが「ジジィー」もその魅力に惹かれてしまいました。


小笠原からの訪問者

今日、小笠原母島からバンペイユ(晩白柚。ブンタン類)が届きました。
東京晴海埠頭を経由して、はるばる1,650㎞の長旅です。
大きい方で2,5㎏ありました。

カンキツ総論によりますと「我が国では全てブンタンとかザボンとか呼んでいる。…ブンタンはシトロンとならび、カンキツ類中最も巨大な果実…バンペイユはブンタンの中では最も大果」とある。
市販されているブンタン(バンペイユではない別の品種) は夏みかんより少し大きいほどのものが殆どですが果皮が厚く、じょうのうに至るまでにさらに白い綿状の内皮があるために、それらを取り除くと残った中身があまりにも小さかったのに驚いた記憶があります。
また同書には「バンペイユは1920年、島田弥一がサイゴン植物園から台湾に導入し晩白柚と名付けられた。…我が国へは1930年鹿児島県果実試験場に伝えられた。」とある。
そのバンペイユ(晩白柚)がどうして小笠原にあるのか不思議ですし、どこをどのように経由して小笠原に渡ったのかにも興味があります。

果実一つとって見てもロマンがあるものですネ

P1050723_320.jpg

2008年12月22日

冬至雨

本年も残すところ10日ほどになりました。
早い!早すぎる!
還暦を過ぎてから、なぜか急に時間が過ぎるのを早く感じてしまい、オロオロしながらとまどっております。
残りの人生が短くなっているからかなァー
やり残していることがまだたくさんあるのに、神様は平等に扱ってくれてはいないようです。

今日は冬至。
二十四節気の一つで、太陽の高度が一年中で最も低く、昼が最も短い日です。
ゆず湯につかり、カボチャを食べて厳しい冬に備える慣習行事が各地に残されております。
外は雨ですので、暗くなるはもいつもより早いと思います。
たまにはゆったりと、芳香豊かなゆず湯に浸かって、何も考えずにひたすら時を過ごしていたいものです。

柚子は九州から東北地方に至るまでかなり広範囲に分布しておりますが、古来から日本に自生していたものではなく外来種です。
原産は中国揚子江上流域といわれており、朝鮮半島を経て日本に伝わったとされておりますが、柑橘類の中では比較的寒さに強いため、全国に普及したものと思います。
普及過程において、各地において品種改良や突然変異により、多くの近縁種が残され土着しております。
香りが高く、酸味の強い柑橘類は柚子近縁種とみるのが自然です。
日本では調味料としての用途があったため、広く普及したとみる考え方もあります。
各地に伝わる郷土料理には柚子を利用しているものがたくさんみられるのも、こうした生活に密着した用途を工夫した先人の知恵によるといっても過言ではないと思います。

ともあれ、今日は冬至!
ゆったりとゆず湯に浸かって、多難であった一年を振り返るのもまたよし!である。


2008年12月21日

一人鍋

「一人鍋」と言うよくわからない鍋が出回っているようです。

一体どんな鍋ですか?

ポン酢屋がわからないのですから、知っている人は少ないのではと思いますが…
一体全体、鍋は大勢でワイワイ騒ぎながら食べるから鍋なんだけど、一人鍋があるわけないでしょう。
誰がそんなこと言ったんですかネ
「大勢鍋」では様にならないからでしょうか。
だったら、ワイワイ鍋でどうですか!

ここ守口市は「なにわの伝統野菜」に認証された守口大根発祥の地といわれております。
豊臣秀吉が守口宿で休憩した折りに、お茶請けに出された大根の漬け物がいたく気に入り「守口漬」と命名したと言われるいわく付きの大根です。
世界一長い大根とも言われ、古くから大阪の淀川縁において栽培されていたが、都市化の波に
さらされ姿を消した大根です。
いまでは、愛知県と岐阜県において栽培され、その細長い大根の特徴を活用して粕漬け加工された「守口漬」となり、両県の特産品としても有名です。

守口大根は細くて長いため栽培が難しく、成長した大根も堅くて辛いため漬け物以外に利用されず、一般に出回っている大根とは全く異なります。
消えてしまった文化を復活させ、伝統に灯をともすのは並大抵の努力では為し得ないことで、その取り組みをされている方々のご苦労に対し敬意を表したいと思います。
一方で、特産品として栽培している岐阜・愛知県では、先祖代々苦労して守り育て上げた守口大根が、発祥の地といわれる大阪守口市において伝統野菜として復活させようとしていることについてのご意見にも耳を傾け、率直な意見交換をしていかなければいけないと思います。

最近、各地で伝統野菜の復活に熱心に取り組んでおられるニュースを目にすることが多くなってきました。
「幻の…を復活!」などの活字も良く目に致します。
これらの取り組みをなさっている多くの方々の思いは、良き伝統・文化を次代を担う子供に伝えようとしていることが本旨であることを是非ご理解頂きたいと思います。
日本の伝統と文化は「共生の精神」を持って永く維持されてきたと信じて疑いません。

2008年12月14日

粋な計らい

この夏元気に頑張っていたハカラメが、ここ2~3日の寒さに負けてしまい葉が萎れてしまいました。
慌てて室内に避難させましたが、大半の葉は萎れてしまいかわいそうなことをしてしまいました。
萎れたハカラメを見て、改めて小笠原の植物であったことを知ることとなりました。
本当にうっかりしていましたが、もうすこし早く気づいていれば楽しみにしていた花が見られたのに、本当に悔しい思いと放っておいたうっかり責任が交錯してしまい複雑な思いです。
でも、気を取り直してみると、萎れたハカラメを発見したことによってようやく冬らしい寒さを認識することとなりましたが、放っておかれたハカラメによって小生の現状をお察し頂きたい、とは誠に勝手な言い分でもあります。

師走と書いて、師(坊さん)も走るほど行事が立て込んでいる様子を例えていると教えられましたが、いま世の中は師走ではない迷走をしており、一体何が起こっているのかわからないまま生活している人も多いと思います。
小生は数年前まで、生活に関してだけはこのような環境とは全くと言って良いほど縁遠いところにいたことを、なぜか恥じながら沈思黙考しております。
そして、何の因果か生活に対する不安定と安定の差が天と地ほどもあることを、誠に持って恥ずかしながら、還暦を超えたばかりのこの年齢になって初体験しております。
本当に、このようなことは体験者でなければわからないんですね。

それでも、小生には40数年支払っていた年金が2ヶ月に一度入りますので、例え少額であっても決まった収入となっておりますので、決まった収入のない方々のことを思えばまだまだギリギリの体験者とは言えないかもしれません。

「個人責任」と言う言葉が聲高に言われ続けたときには、それもそうだな、なんて納得しておりましたが、いまの世間の状態を見ると、それは少し違っていたのではないかと言うことがわかります。
リーダーもまた重い責任を自覚して、個人責任をしっかりと果たさないと前に進むことはできません。

昨日某大手スーパーのお客様相談担当者がお見えになりました。
「地元産の製品製造者から商品製造への熱い思いを聞いて、その思いを正確にお客様に伝えお客様が理解した上で安心して商品を購入できるようにするにはどうしたらよいのか」を利用者でもある主婦の立場で探ることが目的のようでした。
それにしても、今時粋な計らいですネ
そして、小生がいままで最も望んでいたことでしたので興奮してしゃべりまくってしまいました。
ウーン!このように「責任」を前面に出して安全を自ら確かめて商品を売ろうとしているから多くの人が集まるんですね!
そして安心して買い物ができるんですね。
参りました!

時間を忘れるくらい、しゃべりまくりましたよ!

そして、小生は某大手スーパーの真のファンになりました。
新製品が完成したときは真っ先に連絡しますので、小生の熱い思いをお客様に伝えてください。
手塩にかけた商品を買って頂ける人のことを考えて、熱い思いで一生懸命商品を作っているのは小生です!
この熱い思いを…

2008年12月03日

落ち紅葉

とうとう師走に突入致しました。
そして、既に今日は3日を過ぎようとしております。
早い!
なんだか考える暇もないほど、そう!たった今のこの時が過ぎるのをとっても早く感じるのは小生だけでしょうか。
元来不器用の小生にとって、急ぎすぎる時間遣いは最も不得手のところですので、その際たる師走って余り好きではありません。
もっと、何かでゆっくりした時間を見つけたいのが本音のところです。

巷に吹く風は方向が一定せず、ところかまわず迷走しているようです。
ぽん酢屋家業に吹く風も、余り温かくはないように感じられます…
それはともかくとして、今夜の団欒のメニューはいかがでしたか?
「鍋」だったら何とかぽん酢屋の面目は立てられそうなんですが…

急に寒くなったと思ったら少し持ち直してみたり、このごろ本当に気ままな天候が続いておりますネー
このようなときは、皆さん!鍋ですよ!
野菜を一杯入れた鍋を囲んで、ホッカホッカ、ほんわかほんわか、ワイワイといきたいものですネ

今朝の某テレビニュースで京都嵯峨野周辺の落ち紅葉の映像が流れておりました。
落下した紅葉の葉が地面を紅葉色に染める様を表しているようですが、季節感を伝え優しく心に残る言葉です。
普段、気にもとめない短い空間の出来事を、短い言葉で見事に表現している落ち紅葉は、京都の秋の終わりを告げているようです。

2008年11月27日

これって柚子?

21日関東の某所で珍しい果実を発見しましたのでパチリ!
この時期に鮮やかな黄色に色づいている果実は疑いもなく柚子であろうとタカを括っておりました。
葉の特徴や色合い、鋭くて長い棘からして間違いなく柚子の木になっている果実らしく見えますが、近づいてみると表面がマジックミラーのようになっているのにはびっくりしました。
果実はソフトボール大の大きさですが、丸形の平べったい果実で表面がツルツルの夏みかんとは別のものであることは明らかです。
家の人がいたら果実の名前を聞いてみたかったのですが、あいにく会うことができませんでした。

26日には徳島に行って参りましたが、徳島の柚子は既に終盤に入っており、今月いっぱいで搾り終わるようです。
今年は裏年でしたが台風の襲来もなく、例年にない良い果実が収穫できたそうです。
裏年とは、柑橘などの果実はたいがい「表と裏」とが交互にあって、収穫があまり期待できない年のことを「裏年」と呼んでおります。
中でも柚子は頑固一徹に表と裏を例外なく繰り返し、今年はその裏年にあたり例年に比べて収穫は少なかったようです。
とはいっても、未だ山間には陽の光に照り返された鮮やかな黄色の柚子が見られますが、年々高齢化が進んでいるために収穫できなくて残っている柚子のようです。
後継者問題は中小・零細企業に限らず、いろいろなところで深刻な影を落としているように思えてなりません。

P1050524_320.jpg

2008年11月09日

あったか鍋料理

季節は冬に向かってまっしぐら!
今日は朝から気温が上がらず、いつもより寒く感じますので体調管理には十分注意する必要があります。

今年は台風の襲来もなく、農産物はまずまずの出来具合のようです。
みかんは裏年にあたるにもかかわらず、先日の日経新聞によると需給調整により卸値が上昇傾向にあることが報じられておりました。
例年、11月上旬からゆずの収穫が始まりますが、今年は裏年ですので収穫は例年を下回るものと思います。
ただ、台風の襲来がなかった分、良い果実が収穫できるものと期待しています。
3年ほど前から極端な数量不足となったゆずですが、需要と供給のバランスが崩れてゆず果汁の品不足がでたのは一昨年のことでした。
ゆず果汁が市場に行き渡らなかった理由として、気候変動による極端な収穫減に伴い、絶対数量不足による一部投機的売買から流通に異変が起こったことにあるようです。
栽培農家の高齢化に伴う栽培面積の縮小や困難な収穫作業に伴う収穫量の減少は需要とのバランスを崩す要因ともなっておりますが、さて、値段が高くなってしまったゆずの国内消費はこれからどのような方向に向かっていくのでしょうか。

中国を原産地とし、東アジアでしか栽培されていない柑橘のゆずは、寒くなるこれからの食卓には欠かすことのできない大変重宝する食材の一つでもあります。
特にあったか鍋から上る湯気とともに鼻腔に入る香気は、時の移ろいの使者となって食卓を賑わせ、家庭に貴重な「団欒」をプレゼントしてくれます。
「ゆず」はその独特の香気をして、冬の食卓「鍋」の名脇役といわれる所以です。

あったか鍋を囲んで、いつもより30分早く食事を始め、いつもより30分遅くまで食事を続けるのも、時流にあった今風の食卓と言えます
楽しい出来事が一杯聞かせてもらえる「あったか鍋」を囲んで、今夜はワインでゆっくり過ごしましょうか…


2008年10月28日

秋は真っ盛り!それとも終盤?

今朝はいつもより特にひんやりと感じましたが、皆様のところではいかがでしょうか?
ここ、守口市は新大阪駅から京都方向へ車で約30分くらいの距離にありますが、近隣における樹木や町並みから季節の色を感じさせてくれるものは意外と少ないように感じられます。
それでも、昼ころバルコニーに差し込む陽の光がとても心地よく感じられ、淀川の土手を眺めていたらそろそろ秋も終盤を迎えつつあるのかな?と、ふとそう感じました。

ここのところ、小生の食卓は鍋!ナベ!なべ!のオンパレードとなっております。

そう!
今、小生の頭の中は「創作?の秋」真っ盛りなのです。

そして、創作から生まれる新商品の試作には当然のこととしてたくさんの試作品ができていきます。
そのたくさんの試作品を処理するには、ともかく鍋物や生野菜など、あらゆる食材を試食して次から次へと評価していかないといけません。
特に注意しているところは生野菜などに対してはしつこくからみつくように調整することと、鍋物のほかに焼き肉にも合うようにと、ずいぶん欲張った使用感覚を持たせた試作となっております。

生野菜と鍋と焼き肉の違いについて考えてみると、まず生ものと熱い物と焼き物という、調理条件の全く違う食べ物であることが言えると思います。
この調理条件の全く違う食べ物全てに対応できる調味料であれば、ずいぶん使い勝手がよくて重宝するのではないかと考えました。
その結果は…

第三回目試作が終了し小生の独断と偏見で評価してみましたが、まずまずの成績で推移しておりますので、方向性は間違っていないことが立証?され、ほんの小さな自信となっております。

夜長も過ぎて、自然の恵みや人々の汗の結晶などを称して「実りの秋」とも申しますが、多くの方々に喜んで頂ける調味料ができることを大いに期待しているところです。

… 人集う 淀川土手は 秋!秋!秋! …

2008年10月20日

実りの秋

気分爽快の秋晴れ!のすばらしい天気が続いております。

木漏れ日の当たる場所で、しばし微睡んでいたいような、ゆったりとした時が流れます…
それなのに…こんなに爽快で気分の良い貴重な時を、昨日も一昨日も連チャンで新製品の創作に明け暮れておりました。

そうなんです!
小生にも宿題がありまして、どうしても今しなければならない新製品の試作作業があったのです。

美味しいものを作るのはそんなに難しいことではないと思っておりますが、いざ、製品化となると装丁やらネーミングやらクリアーしなければならない問題が山積しております。
でも、そんな中でも特に重要なことは、いろいろと多方向から検討してやっと設定されたネーミングがお客様に正しく伝わっているのかどうか、その中身がちゃんと値段に反映され、果たして消費者に受け入れられ売れるのかどうかの判断だと思います。
よく言われることですが、どんなに商品の中身が良いと判断されてもそれは売り手側の独自判断であって、商品につけられたネーミングによっては買い手である消費者に伝わりにくく、どうしても売れない状況に陥る事例が多々あります。

小生のところに「ゆららぎ」という商品があります。
味に深みがあって、小生はとても気に入っておりますが、「ゆららぎというネーミングでは中身が何なのかわからない。」という意見が多数を占め、もう一つ人気がなくて他の商品に比べたらあまり売れません。
この商品は他の商品開発を行っていたときに偶然の形でできあがったものです。
「ゆららぎ」は製造してから2~3ヶ月経過した方が美味しくなるという特性があり、他の商品とは一線を画していたのですが、なぜそうなるのかわからず不思議でなりませんでした。
この不思議から「ゆらぎ」という4/1理論を参考にして命名しましたが、不思議という観念だけでは商品の中身が今ひとつ買い手に伝わらなかった、ということです。
この際は、商品名を「時が味をつけたポン酢」とつけた方がより伝わりやすかったのかもしれません。

そんなこんなで、小生もいろいろと経験を積んできたことでもあるので、ここのところは一つ、頑張って実りの秋とするべく、この度の試作品はものすごくわかりやすいネーミングで行こうかと思案を巡らせておるところです。

2008年10月10日

十三夜

ほどよく空気が乾燥していて、渡りくる風のなんとも清々しい季節となりました。
このような時節を過ごすとき「気分爽快」と言えるかもしれません。

さて、八百屋さんの店頭では赤梨の幸水や長十郎などから豊水にバトンタッチされつつあり、青梨の二十世紀もそろそろ終盤に入ってきているのではないかと思います。
びっくりするくらい大きな新高や愛宕がナシの最後を締めくくることになりますが、この大きなナシは他のナシに比べると格段の日持ちがすることでも知られております。
ナシは冷やしすぎると甘みが抑えられて美味しくなくなるようです。
ほどほどのところで食べるのがよいようですネ

ナシ…このナシには小さいころの思い出が一杯詰まっております。
その昔…小生の子供のころには、ちょうど今ころの季節になると各家々では庭に面した和室の障子を一杯に開けて、お月様に見えるような位置にまでお供え物をせり出して「お月見」を致します。
そこには垂涎のご馳走である団子や柿、リンゴにブドウとナシなどが山盛りに飾られておりました。
「お月見」は、神秘な月をあがめて月にご馳走を供える田舎における年中行事の一つでしたが、実は子供にとっては全く別ものであり、わくわくする狩りを期待させるような楽しみの行事でもあったのです。
準備をするのもまた楽しみの一つで、明るいうちに回る家の順番を決め、それから、およそ1,5メートルほどの細長い竹竿を用意し、その先端に5寸釘を縛り付け、いわゆる即席のモリを作ります。
サァー、そこからが腕の見せ所となります。
獲物はもちろんお供え物のご馳走です。
でも、そこにはちゃんとルールがあって、一つの家から2個のご馳走を頂いてはいけないことが暗黙のうちに決められておりました。
ですから、お供え物の中で何が一番立派であるかを見極めることが最も重要なことでした。
小生は、ある家の庭から侵入?し、今まで食べたこともない一番立派な二十世紀を突きました。

してやったり!

と、退散しかけたところにどういうことか家人に気付かれてしまいました。

コラー!

の大声を背に受けて慌てて退散したところで、なぜ気付かれてしまったのか考えたところ、一番上に載せてあった一番大きな二十世紀を突いてしまったためにお供え物の形が代わってしまい、たちどころにばれてしまった、という訳でした。

子供の浅知恵が事を簡単に露呈させてしまったわけですが、それでも、この年齢に至り現実と向き合って沈思黙考するとき、子供のころの遊びにはちゃんとルールがあって、しかも考えながら準備と段取りがなされていたんだな、と我ながら感心することしきりです。
もちろん!苦労して得た、生まれて初めて食べる二十世紀は、それは別世界の食べ物であったことはいうまでもありません。
安全な場所を見つけ、果汁がほとばしるガブリ食いでやっつけしまったことを覚えております。

このようなことが大人になってから役に立ったか否かはっきりとはわかりませんが、少なくとも考えながら遊んだことは決して無駄にはなっていないことは確かだと思います。
また、あのころの大人も生意気な子供の遊びをわかっていて、大声を出すだけで追いかけてこなかったことを見ても、何事もわかっていたのだなと勝手解釈をして自らに言い聞かせてもおります。

綿密な準備と効率よい段取りはいつの世でも大いに期待されるものですが、それでもなお、ほころびが生じたときに、心に余裕を持たせたしかり方は人を育む原点ともなることを信じて疑いません。
今でもなお高価な二十世紀梨をおいそれとは食べられませんが、比較的求めやすい甘酸っぱい豊水を味わいながら往事のことを思い返しているところです。



2008年10月02日

たで酢が調味料専門書に掲載されました。

東京地図出版社発行の調味料専門書≪ニッポンのごちそう 全国調味料カタログ「おいしい調味料ご案内帖」≫初版本 にたで酢が掲載されました。

それにしても、よくもこれだけのニッポンの調味料を調べ上げたものです。
各県別にも整理されており、とてもわかりやすくなっております。
ヘェーこんなものもあったのか、と驚きの連続でしたが、編集を担当された方々のご労苦に対して敬意を表したいと思います。
このような書物は常に手が届くようなところにおいて、今後の新商品開発研究などに大いに活用させて頂きたいと思っております。

さて、季節は移り、ようやく夏の終焉を肌で感じるところとなりました。

秋…を伝える藍タデの花が今年も咲きました。

花は小さくてとても愛らしいピンク色をしております。
藍タデの葉からは、この花の色から到底創造できない、古来から日本に伝わるあの藍の染料を作り出します。
「藍」は長い時間と人の手を借り、発酵を繰り返しながら複雑な工程を経て染料としての「藍」を作り出します。
一説によると、藍には虫除けや血止めなどの効果があり、特に利用が盛んであった江戸時代は、その製造場所などは幕府の管理下におかれ、その一方では、藍は虫除けや傷の消毒効果に優れ、藍で染めた衣類を着ることによって害虫などから身を守っていたともいわれております。
小生の子供の頃の夏の風物詩でもあった「吊りカヤ」は、田舎ではどこの家にもあって、小生の家には大きな吊りカヤが一枚しかなかったので家族全員がカヤの中に入って一緒に寝ていたものでした。
現在では網戸に取って代わり、全くといってよいほど使われなくなりましたが、この吊りカヤは藍で染めてあり、細かく編み上げた布製の網でもありました。

藍タデは、既に歴史の大役を終え、楚々と吹く秋風にそのかわいらしいピンクの花穂を揺らしておりました。

P1050438_320.jpg

2008年10月01日

寒くなるとなぜか鍋!

急に!本当に急に!
昨日、一昨日とも寒かったですネー
何で、こんなに急に寒くなったりするんでしょうネー
おかげで、慌ててしまい込んだ下着を探し回ったり、食事も一変し夕べも、その前の日も、鍋、鍋に終始しました。

大阪は鶏肉をカシワと呼んで好んで食べておりますが、そういえば、ここ守口界隈でも焼鳥をメインに料理を出しているお店の多いこと。
ですから「どこどこに飲みに行こう。」ではなくて「どこどこの焼き鳥が美味しいから食べに行こう。」という会話になります。

鍋の中でも、寄せ鍋は最もポピュラーな鍋物と言えると思いますが、最近ではカレー鍋とかが話題となっているようで、鍋物も様変わりしてきております。
ともあれ、小生は野菜たっぷりの中にぶつ切りの鶏肉を入れて、グツグツ煮えてきたところでプッチリ丸まったカシワを箸でつまみ、ポン酢にドボンとつけたものをフウフウ、フワフワってな具合で口の中で転がしながら、ジワッとしみ出す肉汁とポン酢がミックスされた絶妙な味を、ゆっくり楽しみながら食べるのを最も得意な食べ方としております。
それも、大阪にきてからのことです。
大阪の鶏肉は旨い!ことが理由です。
年齢的にも、油成分が少ない鶏肉を身体が要求しているからかもしれません。
食べ過ぎ?にはもちろん!十分に注意しております。
でも、言い訳がましいのですが、ダイコン、ニンジン、ネギ、イトコンニャク、白菜、シイタケなどの野菜と鶏肉ですので、食べ過ぎたかな?と思っても意外と消化は早いようですヨ

最近では、カロテンやペクチンは特に病気に対して強い抑制力を持っていることが研究者によって明らかになってきているようですが、それだけを食べていれば良いというものではないと思いますので、やはりバランス良い食事を心がけたいものです。
食べ物を「美味しく頂く」ということは、精神衛生上最も大事なことですので、雰囲気作りも重要な側面を併せ持っておりますね。

笑い!が作る雰囲気作りは、最も大事にしたい生活習慣の一つです。


2008年09月27日

残滓と食育

本日、生活環境問題(特に廃棄物や残滓の再利用)を勉強している学生3名が、搾り終わったすだちの皮を頂きたいと言うことで来社しました。
「生活上人が出す廃棄物や残滓を有効活用して、廃棄物を少なくする努力をしながら環境問題を考えるなどの研究をしている。」とのことで、テーマは「すだちの皮に含まれている機能性成分について」だそうです。

サァー!○○学級の始まりです。

小生の部屋に招じ入れ、研究テーマにすだちを選んだ動機について伺ってみると、徳島県出身者がおりました。

やはり、というか納得! です。

それにしても、感心な若者達ばかりです。
小生の質問にも、的確に答えてくれます。
この会社がすだちを扱っていることがどうしてわかったのか質問してみると「インターネットで検索した。徳島に行けば当然あることはわかっているけれど、交通費がかかるので近いところの大阪で探した。」とのことであった。
若者らしい好感の持てるストレートな答え方です。

「残滓として捨てられているすだちの皮から機能性成分を抽出して医療などに役立たせることはできないか。残滓が少なくなれば環境にも役立つ。」とのことでした。

とてもしっかりした考え方を持っております。

すだちや他の柑橘の皮に含まれている「苦み」やペクチン、カロテンはまさしく、今、最も注目されている研究材料となっており、程なく解明されるであろうことを述べました。

ウーンこれは、モタモタしていると先を越されてしまうかな?

そうそう、小生が最も関心を持っている食育になぞらえて、一般的に使用されている「美味い」という表現を切り口に、間違った食生活について説明致しました。
つまり、過去には「まずい」といわれるものを人は積極的に排除してきた。現在は生活の豊かさから「美味しい」ものや好きなものばかりを自由に選んで食べることができることから、食べ過ぎや栄養のとりすぎ、偏った食生活、不規則な食生活が蔓延し、人の本能までもが退化した不健康を助長している食生活を送っている人が多い。

なぜ、嫌いなものを食べないのか?

機能性成分の抽出はすばらしい研究テーマだが、なしえた後にその機能性成分を多量に摂取することは逆効果となるおそれもあるので注意しなければならない。
最も望ましいのは、バランスの良い食生活と規則正しい生活を維持することです。

小生の最も言いたかったのはこのことです。

「○○が○○に効く。」とどこかの誰かが伝えると、そのことを頭から信じて大量に摂取してみても、結局は偏った食生活となることを理解しなければなりません。
何事も、ほどほどが肝心のところです。

真剣さは、小生の目にまっすぐに向けられた視線でわかります。
研究成果がでたら知らせてもらえることを約束して帰って行きましたが、このような勉強熱心な若者は大歓迎です。
心底今日は清々しい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。

2008年09月22日

手搾りすだち

明日は秋分の日。
小生のところでは例年、特にこの日は特別の日として位置づけております。

そうなんです。
徳島の現地ではごく普通に行っている「すだちの手搾り」を、小生のところではこの日を定めて、例年伝統的に行事として行う特別な日としております。
なぜ、このようなことを行うのか、と申しますと、最も美味しいとされるすだち果汁を得るには手搾りの方法が一番良い方法とされているからです。
理由はシンプルなもので、人の手で搾るため加わる力がほどほどとなり、よけいに皮を搾ることもなく、種をつぶすこともありません。
ましてや、途中でひねりを加えるために内皮に含まれているカロテンやペクチンなどのとろみ成分がほどよく絞れるために、トロ~リとした極上の果汁となるのです。
実はこの皮や種に含まれている苦み成分は、せっかくのすだち果汁の爽やかな酸味を美味しくない別なものにしてしまいがちなために嫌われるのですが、手搾りではこの皮を絞ることがありませんので、結果的に効を奏していることとなります。

ところが、近年では、香酸柑橘の皮の苦み成分にがん抑制効果があることに着目した研究が盛んになされており、ことは誠にやっかいなものとなってきております。
昔から「薬は苦いもの」と言われてきたように、やっぱり!との感じを強く受けてはおりますが、このような苦みを旨い!とか、美味しい!とかで表現できるのであれば問題はないのですが、この場合の苦みは旨いや美味しいとは縁遠いものになり、食べ物とは相性が悪いため「美味しくない」食べ物にしてしまいます。

ともあれ、すだちは今が旬です。
本場徳島では9月から10月始め頃までがすだちの収穫期となっていますが、9月中頃を過ぎた今頃は収穫の最盛期を迎えており、すだち玉の太り具合も上々の頃です。
すだちをはじめとした香酸柑橘類は、未成熟の時は堅くて手搾りには不向きですが、熟れてきますと皮が柔らかくなり、難なく搾ることができます。
現地の栽培者の話では、手搾りをするすだちは収穫してからしばらく放っておくとやや黄色みがかって、さらに柔らかくなるので簡単に搾れるとのことでした。
実際にやってみましたら簡単に搾ることができましたが、際だった酸味が薄らいでおりましたので、やはり熟れた緑色のすだちを搾るのが一番かもしれません。

搾り終わった果汁のことばかり褒めてきましたが、先ほどから申しているとおり皮の部分には未だ未知の有効成分が一杯詰まっております。
「搾った皮を少しかじると身体によい。」ことを昔からそのように教えられずっと続けてきていることは、そうすることが何かしら身体によいと信じられてきた証だと思います。
昔からずっとやってきたことに間違いはありません。

嫌われものの苦い皮にも、もしかしたら、未知の世界から脚光という光がいきなり当たる時がくるかもしれませんですネ


2008年09月18日

一言!

「一言!」というメールが入っておりました。
うん?
ナンのことだろうと思い、メールを開く前にカーソルを合わせましたところ、右ブースに表示された内容は

「質問ではないのですが、一言」

の書き出しの文章が目に入りましたのでメールを開きました。
かいつまんだところの内容はこうです。

≪かにを食べるのにはいつも御社のかに酢を使っています。使い切ってしまったのでいつもの店に買いに行ったところ扱ってなく、やむを得ず他のものを購入してかにを食べたが全然うまくなかった。
何種類かのかに酢を試してみたがやはり美味くない。
かにを食べるときはやはりこのかに酢でず~と食べたいので、是非、末永く販売して頂けることを念願しています。
近くで販売しているところを教えてください。≫

とのことです。

嬉しいですネー
小生は、一方では無類の感激屋さんでもあるので、ついつい「プレゼントしちゃおうか。」と思ったほどでした。
食品を製造している者にとって、何が一番励ましになるかというと、商品を購入し消費された方が、その商品の中身を高く評価して頂き、そのコメントを頂けることです。
およそ、このようなことは面倒なことで、殆どの方は当たり前のように流してしまいます。
でも、名の通った場所での食事の席でよく目にする作法には、料理を作ってくれた職人に対する労を称える賛辞の儀礼があります。

「一言!」という端的な言葉で表現したセンスもすばらしいものが感じ取られ、頂戴したお褒めの言葉は自然とわき上がる「やりがい!」をもたらせる金言でもあり敬服するばかりです。
小生が百の褒め言葉を持ってしても、かなうはずもない何層倍もの威力がこの「一言!」にあることを教えられた貴重なメールでもありました。


2008年09月16日

今が旬!のすだち

先週の金曜日12日に徳島に行って参りました。

旬!

今が旬のすだちです。

日本語の中で最も好きな言葉の一つに入ります。
「旬」という季節感を、つい忘れがちな都会生活には、時々リフレッシュして、旬を探しに出かける機会が大切であると考えております。

この果実は濃い緑色が特徴です。
包丁で二つに切ると周囲はたちまち爽やかな香りに包まれ、夏場にダメージを受けた胃を刺激してくれます。
味わいにはキリッとした、際だった酸味があり、これもまた身体全体をリフレッシュしてくれる気が致します。
それぞれの枝には、およそゴルフボール大のものがびっしりと付いており、豊産系であることがわかります。

これからしばらくは、二つに切ったすだちを単純にチュッと搾ったチューハイで過ぎゆく時間を楽しむ日々が増えていきそうです。

P1050401_320.jpg

2008年09月02日

初秋

9月に入り、ススキの穂も一人前に垂れ下がるようになって参りました。
朝夕の涼風はホッとする時間をしばし与えてくれております。

今朝の天気図を見ると、低気圧に包囲された日本列島となっておりましたが、このような天気図の時は、低気圧の間を温かくしめった空気が北上して雷雲が発生し、各地に雷雨をもたらすので注意が必要と予報していました。
このところ、各地でゲリラ的な豪雨により被害が出ておりますが、台風と違って予見しにくい状況が顕著です。

現在の経済状況も、最近の天候状態とどこか似通ったところがあるように思えてなりませんが、つい先日のこと、ある企業が不渡りを出したそうです。
企業所在地においては伝統と歴史を誇った中堅企業としての実績があり、業績は順調であったようでした。
実際のところは聞いてみないとわからない深い事情があると思いますが、経営者の責任の重さを自覚させる出来事でもあります。
小生が大阪に来てから5年余の間、把握できているだけでも実に倒産3件、廃業3件、連絡不能3件の出来事に遭遇しております。
関わりのある人達の次の人生はいったいどうなるのだろう、と他人事でも心配になりますが、善人の顔をして他人の心配をしていられる状況に今はないのが実情のところです。
本当にどうなるのでしょうネー

さて、日曜日にスーパーに買い物に行ってきました。
お店に入るとすぐのところに、鍋物グッズが満載です!
もう秋になったんだ…
と、今年も夏の終わりを告げて秋を知らせる光景をスーパーで知ることとなりました。
アキアカネの大群が三沢川の広い河川敷を、それこそ我が物顔に、所狭しと乱舞していた光景が久那土の今頃の風景で、懐かしい故郷の情景が昨日のことのように思い出されます。
あれだけの大群が、よく互いがぶつからずに舞っていられるものだと感心しながら飽きずに見ていたことを思い出します。
次第に薄闇に包まれていく河川敷には、どこからかリーン、リーン…キンキロリン…と虫の鳴き声が聞こえてきます。
三沢川の松虫はキンキロリンと鳴きます。
違う違う!どこの松虫もみんな一緒でチンチロリン!
と、誰かに言われそうですが、そのころの小生の常識も確かにチンチロリンでしたので、かなりの時間チンチロリンではないかずっと耳を澄ましておりました。
試しにチンチロリン!と復唱もしてみました。
でも、どうしてもキンキロキンとしか聞こえません。
キン、キン…キンキロ!
時々、へんてこりんな鳴き声を出すものもおり、新米松虫が賢明に練習している状況が感じ取れました。
何せ、三沢川の松虫は他所のものよりすこぶる元気がよいから、キンキロリン!と勢いよく羽を鳴らしていたのかもしれません。
日本国中の松虫全部が同じ鳴き声、というのも納得がいかないことですから、久那土の松虫は元気さが違う!ということでそのときの小生の疑問は解けた次第です。

物憂い秋の始まり…
もう少し爽やかな気候となれば、身も心も晴れ晴れとするのですが…


2008年08月25日

繁栄と家族の絆

…選り分けたスイカ一つ持って友と会う…

いいですネー
定年を経て、猛暑の中、直接頭に太陽の光を受けても照り返すほどの勢いを持っている平成の信玄入道様が、自宅の畑で丹誠込めて栽培していたスイカの、その中でも選り分けたものを持って友に会いに行く…
還暦を超えてもなお、時間が縮まらない関係でいられるのは、夢と希望ではち切れんばかりの空間を共有した小中学校時代の同級生だからだと思います。

それぞれが、みな、等しく相応の充実した社会貢献の時期を経て、その大切な友にスイカを持っていった友も、それぞれみんないい人ばかりです。
せっかく?持っていったのですが、当の平成の信玄入道様は現役時代に鍛えに鍛えた「アポ取り」の常識を実行しないで、いきなり「飛び込み訪問?」をしてしまったものですから、友はゴルフに行っていて留守だったそうな…
ウーン、みんなそれぞれに体調管理に精出しているんだ。
負けていられないけど…
何せ、「石部金吉」なんて呼ばれていたこともあって、そんな、もっぱらハイソサエティの方々が親しむゴルフなんかには全く縁がないし…
未だに小生の○○性分は変わってはいないようです。

ところで、今日の大阪の気候ですが、ズバリ、涼しい風が吹いております。
急に、まさしく急に涼しくなりました。
あの猛暑とか酷暑とかが別世界のことのように感じられます。
会社前の公園では、ススキの穂がわずかずつですが垂れ始め、夏から秋への季節の変わり目を伝える最初の使者として、いっぱしの役割を担っているように思えます。

会社の隣地には新築の家も建ち、祖父母と若夫婦らの新生活が始まろうとしております。
総勢10名からなる家族の集いは、昨今では珍しい三世代が同居する形となります。
あえてこの形を選択したのは、それぞれの持ち場でそれぞれが持っている力を合わせた家族の繁栄を望んだからにほかありません。
この固い絆は、この地に集う家族全員の繁栄をもたらすものと信じてやみません。

さて、涼風に誘われて、まもなくポン酢の季節到来となります。
今年も美味しいポン酢が作れますように、涼風とともにやってきた季節と家族の絆に感謝!感謝!で一杯です。

2008年08月21日

夏の終わりに、なぜ「かに酢」?

…コオロギの 初音に夏の 終わりかな…

暑かった…
今年の夏もようやく終盤にさしかかってきており、朝夕の風も心なしか涼しく感じられるようになって参りました。
うだるような、との表現がそのまま当てはまる日々が続いた今年の夏でしたが、ようやく一息入れるところにきております。

初夏から始まった「鮎とたで酢」のシーズンも一息入り、秋からの定番である「鍋物とポン酢」とのバトンタッチの機会を伺っているところです。 
季節を感じさせる食べ物の脇役でもある調味料は、時には主役を引き立たせる役割を担っていることにより、季節の移ろいに愛着を覚えることとなるのはごく自然の成り行きだと思っております。
このように考えてみますと、季節の移ろいと食とには切り離せない密接な関係にあることかがおわかりになると思います。
人々は季節と食とを上手に融和させながら、いろいろと工夫を重ねて悠久の時を刻んできたのですね。

さて、昨日のこと、まだうだるような暑いさなかに「かに酢を購入できるところを教えてもらいたい。」との問い合わせがありました。
「美味しいかに酢を探していたが、仕出しに入っていたかに酢を食べて問い合わせた。」とのことでした。
ここのところは大変誤解されやすいところですので最初に断っておかなければなりませんが、小生の経験上から申しますと「美味しいかに酢」というものではせっかくのカニを美味しく食べることはできないと思います。
本当に誤解しないでもらいたいのですが、「美味しいかに酢」ではなくて、「カニを美味しく食べさせてくれるかに酢」であるかどうかが重要なのです。
本来もっているカニの甘みと旨味をいかに引き出してくれるかが「かに酢」の役割にほかならないからです。
ですから小生のところのかに酢を「美味しいかに酢」と説明したことはありません。
「カニを美味しく食べさせてくれるのがこのかに酢です。」と説明しています。
小生の言い回しについて説明不足のところが多々あると思いますが、ここのところは個々の味覚の問題としてご勘弁願いたいと思います。

カニは生きているものを焼いて食べるか、塩ゆでにしてその場で何も付けないで食べるのがベストであることはどなたでも知っていることです。
しかしながらここで問題なのは、生きているカニがいつでもどこでも簡単に入手できないことにあります。
流通の問題もあったりして「冷凍カニ」が手軽に入手できるカニの主流を占める所以となるわけです。
そこで「かに酢」の真骨頂が問われることとなります。

小生が最も強調したいことは、冷凍カニに生きているカニと同じ味を求めることは無理があるということで、むしろ全く別の美味しい食味を作り上げてくれるのが「かに酢」の役割である、ということです。
美味しさは個々の味覚の話ですので、異を差し挟むつもりはありませんが、誰が食べても美味しい生きているカニと冷凍カニを比較することにはかなり無理があると思いますし、ましてや、昨年捕獲されたものなのか、一昨年なのか、それとも…
表示記載がされたものを見たことがありませんですよね。
かに酢が介在することにより、冷凍カニがむしろ生きているカニとは別の美味しい食味を提供してくれるのであったら「美味しいかに酢」と表現しても違和感がありません。
問い合わせをされた方が最も言いたかったことはここのところだと思います。
そういう存在感のある「かに酢」であることを目指しております。


2008年08月12日

ナギンデー

暦の上では立秋も過ぎ、立秋という響きから夕刻になって吹き出す風も心なしか涼しさを感じられるようになって参りました。
でも、日曜日午後3時過ぎのアスファルトとコンクリートで囲まれた繁華街の温度は36度でしたので、出歩かない方が賢明ともいえる猛暑日でした。
琵琶湖を源流とする一級河川の淀川が近くを流れているので、さどや涼しい川風が吹いてくるものとばかり思っていましたが、どうして、夜になっても温度が下がらないのは、この守口界隈もいわゆるヒートアイランド状態となっていることからでしょうか。

ともあれ、まもなく「お盆さん」を迎えます。
家族が大勢いて、賑やかだった子供の頃、供物を供え、迎え火を炊いてご先祖をお迎えし、子供会が主催する三沢川での「ナギンデー(新盆を迎えた家から拠出して頂いた杉の木や檜、孟宗竹などの先端に、麦わらで蜂巣状の受け皿を作り、倒れないように四方を針金で張って支えた塔のようなものを立てます。別に、小石を芯にして布きれを巻き、針金でギリギリと縛りながらソフトボール大の布玉を作り、1メートルほど針金をのばしてその先端を丸くして指が入りやすく作ったものを石油に浸し、火を付けてグルグル回しながら蜂巣状のところめがけて投げるもので、子供の頃は夏の害虫退治のために行うものと教えられていましたが、どうも古くから伝わる川にまつわる様々な思いを鎮めるための行事のようです。そういえば、三沢川が氾濫し、橋が流され道路が決壊し、人が流されたことを覚えています。)」は大人の盆踊りとは別の子供の重要な盆行事の一つでした。
外灯の少ない田舎でのことです。漆黒の中にゆったりと回りながら夜空に舞い上がり、遠目にはかなりの時間をかけて彼方に落ちていく火の玉は、暗闇をキャンパスにした幻想的な火の舞のように見えたものです。

大人も子供もご先祖様も、みんな一緒になって盆踊りを楽しみ、キュウリやナスでこしらえた精霊馬を三沢川に流し、ご先祖様にお帰り願う送り盆までの一連の盆行事も、今や子供の頃の思い出の中にしかたどることができません。
正月行事はご先祖様を迎える初春の行事としたならば、初秋の盆行事はやはり心なしかうら寂しい何かが重なり合います。
齢を重ねて田舎を意識すればするほど、ご先祖様を迎え入れる場所をなくしたことはやるせないどうすることもできない寂しいものが突き上げて来てしまいます。
田舎とは、そういう存在であったのですね。

…盆の里 家族集いし 三沢川 太き流れも河鹿も失せて…  


2008年08月04日

無事、これ名馬なり!

猛暑に関わらず訪問される方には大変気の毒に思います。
まずアポ取りの電話があり、来社して挨拶を交わした言葉遣いでほぼ目的が見て取れます。
それにしても、また値上げ!
それでも、できあがった商品に値上げ分をそのまま転嫁できれば良いのですが、殆どの原材料が値上げされ、再々度値上げ予定もある現状下で、製造する側としては安易な転嫁が良いとは思えませんし、このようなときこそ知恵を絞り、何か別の方法を考えることの方が大切ではないかと思います。
いくつかある要因の中で、資源のない我が国では唯一の技術力をもって対抗できていた訳ですが、コストを下げるために人件費の安い国に工場と技術を持って行ったために若者は雇用の機会を失い、技術の継承もできなくなり、ローコスト・大量生産・廉価品は「商品の多くは使い捨て」傾向に誘い「もったいない」言葉を世界共通語に押し上げてもおります。
このような状況下で、後継者問題は日本の中小零細企業の存続を脅かす大きな要因ともなっています。
雇用の機会が失われたため失業率も高くなり、日本社会の安全神話も崩れつつあります。全てはこれらのツケが来ているのではないかと思いますが、歴史は繰り返す?の例え通りだと思えませんか?


ついこの前のこと「資産もあり無借金経営の会社ですが、後任社長のなり手がいない。誰か知り合いに情熱をもった人がいませんか。社長さんはあと何年するつもりですか?」
オッと!白羽の矢、ですか!
「ずっとです。」
躊躇ない小生の答えに話題がとぎれましたが、黒字経営の会社にも、まさかのこのような悩みがあるとは驚きました。いっそ、頑張っている中小零細企業に資産を譲って、後顧の憂いなく悠々と余生を送られたらホント、清々すると思いますがいかがなものでしょうか。
なかなか、中小零細企業の現状には目に見えないところでどうすることもできない厳しいものがあるものですね。


これまでは小生どもの商品は「値段が高すぎる!」との声がありましたが、最近になって殆ど聞かなくなりました。今では「いよいよ時節到来ですね。」と言って後押しをしてくれる声が多くなってきております。
安いものを買うことに異議を差し挟むものではありませんが、良い商品を作ってその商品にそれなりの値段を付けることに躊躇はありません。
「高くて売りにくい」ということとは別もので、商品の内容にお客様が納得して頂けるのであれば値段が高くても何ら問題はない、と小生は考えております。
もちろん、知恵と工夫を凝らすことは大切なことであり、良い商品を少しでも廉価に製造する努力を惜しむものではありません。


安価な商品と品質の間には、商品を選択する際において「錯覚」に陥りやすい何かが潜んでいるように思えます。目利きを媒介にした、より安い値段のものを瞬間的に選ばせる競争心理に問いかけるものです。
競争心理は、誰よりも早く手に入れたい願望を満たしてもくれます。
もしかして、選ぶことより知らないうちに「錯覚」によって選ばされているのであったらどうでしょうか。
じっくり選ぶ、ということは単純な割に意外と大切なことかもしれません。


また「良いもの」の定義や基準はどうやって決めているのだろうか、ということにも興味があります。
インターネットの普及により、今や口コミをビジネスにしているところもありますが、自信をもって第三者に紹介できるものは、古くから唯一手堅く安心できる良品として多くの人に支持されてきました。
伝統の○○、老舗、本舗、元祖、創業○○年なども長年にわたり顧客に支持されてきた証です。
多くの顧客に支持されてきた証には重いものがあり、絶対揺るがない商品に対する自信にも繋がっていることと思います。


〃無事、これ名馬なり〃とは、小生の恩師の言葉でもあります。

2008年07月22日

「美味しさ」とは

日が昇る前の、まだ起きるのには早すぎる時間からミンミンゼミが狂ったように一斉に鳴き出して目が覚める日々が続いています。
夏になると睡眠不足になる原因の一つはこのミンミンゼミの一斉鳴きにあります。
まさか樹液を吸い尽くされることもないとは思いますが、信じられないくらいの集団でミンミンゼミが1本の樹にまつわりついています。
地球温暖化の一つの現象としてみている学者もいるようですが、それにしても他の蝉はいったいどこに行ってしまったのでしょうか。

真っ暗になった空からいきなり雷鳴がとどろき、大粒の雨がドサーッと落ちてくる不安定な天候が続いておりますが、時にかまうことなくそれでも明日からは8月となります。
暑い暑い!といっている期間もあと20日あまり…
あっという間の何とやらになりませんように、少しは夏らしきものの恩恵に浸りたいと思うこのごろです。
とりあえず、仕事を終えたあとの一杯!のおいしさは格別ですが、本当のところは一杯汗を流したあとの爽快感の余韻をもって一杯!を所望したいところですが、デスクワークに明け暮れている現状ではその爽快感に巡りあっておりません。
そうです!
夏になるといつも思い出すのがこのことです。
美味しいものを飲みたければ、汗を一杯流して身体が自ら要求するような状態を作れば、摂取するものはどんなものでも美味しく感じるはずです。
「のどを鳴らす」という言葉の表現がありますが、まさしくそのように状態をいっているように思えます。
ゴクゴク、グビグビ、ゴックンゴックンなどはそのような状態をよく表しております。
つまり、無理矢理飲むのではなく、体内に水分を補給しなければならない、飲みたいような状態を作ればどんなものでも美味しく頂ける、ということになります。
少し話題がそれますが、江戸時代の庶民の食事は1日2回だったことを何かの書物で読んだことを覚えておりますが、その回数より多く食事をして、さらに間食や糖類の入った飲み物を、ほぼ一日中ダラダラと摂取している現代人は、食べ物の本当のおいしさを知らないのではないだろうか、と思うようになってきました。
普段身の回りにあって、蛇口をひねるといつでも勢いよく飛び出る水は飲んでもさほど美味しく感じません。
その水がどこでも手に入らない山登りの一休みしたところで飲むと別物のおいしさを感じます。
スポーツのあと、しばらく身体を休めてから飲むビールの味はさらに格別なものとなります。
「この世の中で最も美味しい飲み物の発明はビール」といい切った有識者もいたほどです。

夏だからこそ、節度を保った食事を心がけ、間違っても間食や糖類の入った飲み物の摂取を避けて、美味しい!と感じる健康的な食生活に徹したいと思います。


2008年07月11日

空蝉

大阪の夏は暑い!の一言です。
全国一暑いのも大阪だそうです。
3日ほど前にここ、大阪守口ではミンミン蝉の初鳴きを聞きました。
またこの大阪に暑い夏がやってきた!の実感です。
東京にいたときも大阪にきてからも、都市部ではミンミン蝉の鳴き声しか聞こえませんが、ミンミン蝉は都市型の蝉で「地球温暖化に大いに関係がある。」とは今日のセミナーでの某大学教授のコメントです。

小生の田舎、山梨の久那土ではこの時期、小型のニイニイ蝉がやかましく鳴いている頃だと思います。
その次に大型のアブラ蝉が鳴き始め、アツーい夏に突入致します。
不思議なことに、ニイニイ蝉はクヌギの木などの落葉樹に多くおり、アブラ蝉は松などの常緑樹に多くいたことを覚えております。
生家の裏山にはご先祖様のそのまたご先祖様の祖となる墓があり、土盛りが残っているだけの古い墓所も多く残っておりましたが、周囲は大きな松の木やクヌギの木などの林となっており蝉とりにはもってこいの場所でもありました。

現在は菩提寺に先祖を祭るようになっていますが、集落の基礎を築いたご先祖の祖はそれぞれの家の裏山に墓所を確保し、代々のご先祖が見守る形で集落を形成していったものと思われます。
小生の生家のあるところはその昔、一番高い場所に総本家(ご先祖の祖) が住み、そこから分家するに従って下方に降りていったので、集落には道路がほぼまっすぐ上に伸び、下から上って行き着いたところが総本家で、それぞれに3本の道路がありましたので起源は3軒の総本家から成り立った集落であることが道路をたどることによって理解することができます。
その集落の一番上にある総本家3軒の裏山にはそれぞれのご先祖の眠る場所があり、小生の生家の本家に当たる古いご先祖は総本家からの分家ですので裏山の別の場所に眠る墓所がありました。
子供の頃には、まず最初に裏山の墓所へのお参りをされられ、終わってから菩提寺にいって本家のご先祖にお参りをしておりましたが、何もわからないままそれぞれの墓所に手を合わせていた思い出があります。

同じ日本の空気を吸っているとはいえ、還暦をすぎた今なぜ大阪なのかと山梨と大阪の距離に人生のなんたるかを考えさせられる大阪の夏でもあります。

…蝉時雨 名もなき墓のにぎわいも 時に流れて空蝉となる…

2008年07月03日

夏の味覚「苦み」と「辛み」

宮城県の方から「たで酢を売っているところを教えてください。」」の問い合わせがありました。

宮城県は7月1日鮎解禁になったそうですが、これで鮎解禁が出そろい、日本列島はいよいよ本格的な夏に突入することとなります。
食卓には茹でトウモロコシや枝豆、キューリともろみみそなどまさに夏の定番ともいうべき食材が満載で、夕食時の食卓をにぎわしているものと思います。
夏の青野菜は、日本の夏を乗り切るのに不可欠な食べ物が多く、まさに凉を呼ぶものとなります。
中でもキューリは体内温度を下げ、その苦みは食欲増進作用があることでも知られています。
ただ、新鮮なもぎたてのキューリでないと苦みが残っていないかもしれません。
ヘタ部分を少し切ってすりあわせるとその苦みがとれると母親に教えられましたが、子供のことですので気にすることもなく、そのままガブリ食べをしていました。
また、キュウリを薄く切ったものを額に乗せ、熱冷ましの代用として使用したことや、やけどにも使用したことを覚えています。
暑くて食欲のない時でも、塩もみのキューリだけはたくさん食べることができて、あの独特の苦みがさらに食欲の後押しをしてくれていたことを覚えています。
さらにあの独特の香ばしい匂いが食欲をそそる焼きトウモロコシは何本食べても飽きることがありませんでした。
夏の食べ物はそれなりにそれぞれ大切な役割を持っているものですネー

「鮎の内臓の苦みとタデの辛みがお互いに絡み合ってそれぞれの苦みを打ち消している。」とは、小生が栽培をお願いしているタデ栽培者の言葉ですが、もしかして、鮎の内臓の苦みもタデの辛みもキューリと同じ役割を持っているのかもしれません。
これらのことを考えるとき、今日まで忌み嫌われていた「苦み」や「辛み」は、実は夏を乗り切るための大切な味覚として見直され、むしろ夏の必須栄養素としてその地位を不動のものとして甘みより重宝されるやもしれませんですネ


2008年06月26日

正直者は馬鹿を見る?

「正直者の業者は馬鹿を見る。」今朝の日経新聞にウナギ産地偽装に絡んで地方の養鰻業者のコメントとして掲載されておりました。

日本人は「恥を知る民族」であり、新渡戸稲造著「武士道」によれば、日本人の精神の基盤は武士道にあり、義・仁・勇・礼・誠・名誉・忠義などによって己を磨いた、とあります。

ですから、決して「正直者が馬鹿を見る。」ものではなく、むしろ尊ぶべきものであったはずです。
いつから…そうなったのかを嘆くより、正直者を尊ぶ日本人魂をもう一度呼び戻したいものですネ。

さて、6月も後段に突入し梅雨明けもまもなくかと思われますが、ここは一つスカッ!と、どこまでも見渡せる青空が欲しいところですネ。
忌み嫌われている梅雨も、田んぼには必要な水を補給してくれるし、そこかしこに咲いているアジサイはハッ!とする妖艶さを見せ、梅雨時のクラーイ気分を和ませてくれてますので、それぞれがそれなりに相応の役割を果たしている健気さを日本人特有の懐の深さを持って受け止めてやりたいものです。

「夏が来ると冬がいいと言う。
冬が来ると夏がいいと言う。
……   
……
おれがおれがを捨てて、おかげさまで、おかげさまでと暮らしたい。」

誰が作ったかは不明ですが、小生の好きな言葉の一つでもあります。

2008年06月20日

鮎売り

「京都では昔、桂女(かつらめ)とよばれた女性達が鮎を売り歩いていた。」との記事が12日の日経夕刊関西版にありました。
京都大原女の花売りのことは知っておりましたが、桂女と呼ばれた鮎売りの女性が京都にいたことは初めて知りました。
京都に都がおかれていた頃のことでしょうから、海辺から遠い都には様々な方法でいろいろな海産物が運び込まれ、塩漬けにした鯖を運んだ「鯖街道」はその名を今に残しています。
日本海沿いにはヘシコと呼ばれる鯖などを糠漬けにしたものが土産物として売られていますが、地域によってはいろいろな保存方法があるものですネ

海から遠い都では、もっぱら近くの川辺で捕れる新鮮な川魚を好んで食べていたことが伺われ、鮎を持ってしても、京都には「桂女」といわれる鮎売りをしていた女性がいたという、都大路の古き良き日本の夏を彷彿させる情景がしのばれるところですね。

今年の鮎漁は豊漁が期待され、夏の走りのこの季節、店頭にはたくさんの鮎が並んでおります。
今夜は一つ奮発して、焼きたての鮎の身をひとつまみ、たで酢につけて召し上がれ!


2008年06月11日

たで酢と鮎

古くて新しい話題、それはたで酢と鮎の話。

たで酢(タデ酢)になじみのない方に、ざくっ!と説明させて頂きますが、これがなんと川魚に限らず海の魚とも相性が良いのです。
それでは肉には不向きなのか、と思われる方がいると思いますが、どうしてどうして、意外?なことに肉料理もまた相性がよいのです。
相性の元となるものはナンだろうかと考えてみましたら、「生臭さ」という匂いにあるのではないかと考えております。
たで酢は、一方で生臭い匂いを消してくれる効果が期待できるのです。
こんなところから、小生はたで酢に少量の醤油を垂らししたものを納豆など匂いの強い食品を食べるときに和えて食べて頂くことをおすすめしています。

それでは、いったい日本人はいつから鮎をたで酢で食べ始めたのでしょう。
万葉集には鮎を詠んだものが数種見られ、古の人々は、海の魚よりも鮎や鯉、スズキなど川の魚をこよなく愛していたことが伺われます。
大変興味があるところですが、鮎とタデ酢の関係についての明確な文献に出会っていないので、確信を持ってコメントすることができません。
一昨年6月に「日本の伝統調味料 たで酢」のテレビ取材があり、室町時代の料理書四条流包丁書(1489) に「魚料理にはタデ酢(タデズと濁るそうです。)が合う」と紹介されていることを映像で確認させて頂きました。
そもそも、選ぶのに一苦労するほどあふれている現代版調味料と違い、塩、酢、酒、醤など、限られたものだけで味を作っていた時代のことですので、当時のたで酢は大変貴重な調味料ではなかったかと推測することができます。

「清流の女王」といわれる鮎の遡上に合わせて、その水辺でこぼれ種から芽を出し成長していく「タデ」との関係は、どこか不思議なロマンを感じさせ、他方でいろいろな呼び名を持っているところも似ています。
氷魚、子鮎、若鮎、香魚、年魚、落ち鮎等々、季節や成長の移ろいに合わせてその呼び名を持ち、魚体はどこまでも美しく、そこから発する香りはメロンともスイカとも例えられております。
タデ(食べられるタデ)は、そのアユの遡上する川辺に育ち、マタデ、ホンタデ、ヤナギタデなどと呼ばれ、市場においては鮎タデ、笹タデ(いずれも栽培されているタデ)とも呼ばれております。
刺身のつまに出されるのは発芽後すぐの芽タデで、赤い色をした紅タデと緑色のアオタデを見たことがあると思います。

現代における「たで酢」の利用法は「鮎」のみ、のところからさほど進展をみておりません。
小生はこのことを真剣に考え、どうにかして「たで酢」をもっと利用して頂き、いいろいろなおいしい食べ方があることを多くの人に知ってもらいたいと願っております。
小生は最も伝統的なスタイルの「タデ酢みそ」が大好きです。
大阪では夏の定番として提供される「豚の冷しゃぶ」に特に合い、かけてもつけてもよしの優れものです。
タコのぶつ切りは、これもキュウリの薄切りを合わせて夏料理の一品となりますが、これにも実によく合います。
そうそう、できればみそは「白みそ」でお願いします。
他にも、タデ酢に醤油を少し垂らして野菜ドレッシングなどにもグーです。

梅雨が終われば夏本番!
古くて新しい食べ物「タデ酢みそ」で今年の夏を乗り切ることを是非!おすすめ致します。

2008年06月07日

たで酢への問い合わせ

各地で鮎釣りが解禁になったせいでしょうか、たで酢についての問い合わせが引きも切りません。
何でも、今年は例年になく鮎の遡上が増えているとの各地からの情報が入っているとのことです。
これも温暖化のせい?
昨年は増水による水の濁りのため、一昨年は渇水のため鮎の遡上が少なかったようですが、ともあれ、今年の鮎の遡上が増えてくれていることに感謝せねばなりません。

昨年は北海道の方からも問い合わせがあり大変驚かされましたが、結局、沖縄県に至るまで対応させて頂きました。
よくよく考えてみますと、四方海に囲まれている日本では、卵から孵化して若鮎になるまで海で育
つ鮎がどこの海から遡上してきても不思議ではありませんが、それにしても沖縄にも鮎がいるのかな、と少し疑問に思って聞いてみたら、実は関西から移住した方で、無性に鮎を食べたくなってこちらから郵送してもらったそうですが、届いた鮎をいざ食べる段になって「たで酢」がなかったために問い合わせがあったことがわかりました。

全国津々浦々にまでに「たで酢」を普及させることはなかなか至難のことかもしれませんが、「たで酢」で鮎を食べる食習慣を持っている関西人が全国と交流する際に「たで酢」の親善使節となって頂けたら意外と早くに普及するかもしれません。
その日のくるのを期待するためには、良い商品つくりをしなければいけません。
いま進めている「新たで酢」試作品は、まさにその期待を一身に受けていると言っても過言ではありません。
試作品は社員全員に持って帰ってもらい、月曜日に味についての感想を聞くこととしております。


2008年06月05日

非凡

世の中にはすごい人がいるものですネー

「人間は下から覗いて初めてその価値や真価が分かる」

若いころ心身の鍛錬の場で、有識者から聞いたことがありましたが、目の前で突然の形で語られたのにはただビックリ!です。

要は「浮浪者の仲間に入って道ばたに座り、歩く人の足を眺めているといろいろな人生模様が分かってくる。」ということです。
理屈としては分かるような気がしますが、恥も外聞も捨てて果たして浮浪者になりきって人の行き交う道路に座ることができるかどうかです。

その方は経営していた会社が倒産し、裁判の結果個人破産の手続きを経て、1年余の間浮浪の経験をしたそうです。
自ら滔々と語られ、さながら人生を超越した様が感じられ、全ての事象に対して悠然とした捉え方をしているように見て取れましたので心境を伺いました。

「物欲が消えて、今は一切そのようなものがありません。」

そのように答えてくれました。

ウーン… これは神か仏か、さてまたこれもまた非凡なるが故のなせる技か…

「自己破産判決に際して、債権者から恨み節や意義を唱える人が一人もいませんでした。裁判官も驚いておりましたが、自分でも不思議なことと驚いております。」

誠心誠意を尽くして整理をしたから債権者から理解を得られたのだと思います。

「今はおかげさまでこの様な生活をさせてもらっていますが、巻き返してやろうという心境はありません。」

ウーン だから物欲が消えたのかもしれません。

海舟翁は「毀誉恬然」と言われたが、この心境は非凡の領域にあるが故に出てくる言葉で、翁を切りにきたはずの坂本龍馬は翁に会ってたちどころに帰依したと伝えられておりますが、同様に翁が言われた「名利超然」たるところに実はこの非凡な領域があると小生は考えております。

平成の御代に人を切る刀はいらないことは当たり前のことですが、「生き様」というものに人生を掛けるところの「人生の達人」については、小生が特別興味を持っている領域になります。

2008年06月01日

目撃

今日は大変な事件に遭遇致しました。

「ドン!」と大きな音とともにいきなり車が電柱にぶつかり大破しました。
後ろからぶつけた車は止まることもなくそのまま逃げていきます。
あれはナンだ!
ぶつけられた車からはガソリンが大量に漏れています。
危ない!近づくな!

110番!

記憶したナンバーと逃げた車の特徴、運転していた男の特徴を110番しました。
周囲は大変な騒ぎで、近隣の犬はおびえて吠え続けています。
おまけに高速道路の音までうるさい喧噪の中での携帯電話での110番はよく聞き取れません。
逃げた男を捕まえてもらうことと、救急車と消防車の手配をお願いして何とか目撃者のするべきことをなし終えました。
幸いにも、この事故を目の前で目撃した方がおり、前車が正しく左折しようとしていたことを見ており、到着した警察官にそのことを話してくれました。
また、ぶつかった電柱の横にある家のご主人は自分の車を出し、小生にナンバーを聞き逃げた車を追いかけていきました。

程なく、追いかけていったご主人が戻ってきて「逃げた車がこの先で動けなくなって止まっている。」と警察官に通報して、事故を起こして逃げた男は警察に捕まりました。

被害者も救急車に収容され、漏れていたガソリンの処理も終えて現場の方もだいぶ落ち着いてきた様子が見え、小生の目撃事情聴取も終わったので、目の前で事故を目撃した方と話をいたしました。

「目の前で事故が起き、車の破片が飛んできたので動転してしまいました。自分も携帯電話を持っていたがどうしたらよいかわからなかった。冷静に110番してくれてありがとうございました。」

「いえいえ、どういたしまして。」

事故を目撃した方々みんなが協力して助け合ったから被害者の救出と二次災害を防ぎ、しかも逃げた男を早期に捕まえることができたのです。

「ご苦労様でした。」協力し合った方々はそれぞれ挨拶を交わして現場を離れましたが、事故の被害に遭われた方には大変気の毒なことでしたが、今日は大阪人が持っている人情の厚さを目の前で見せて頂きました。

2008年05月29日

平草原公園のバラ

先週の金曜日和歌山県にいって参りました。

天気の方は今ひとつというところでしたが、季節はバラの花が満開の時で、あたりは甘い匂いを一杯に漂わせ「私が一番よ!」とそれぞれが得意満面の様を見せながら精一杯「きれい」を強調しておりました。

20,5,23みなべ 026_320.jpg

2008年05月25日

タデの産地はどこ?

「タデの産地はどこですか?」

このような内容の問い合わせが増えております。
最近の「食の偽装問題」について、いろいろな諸問題が提起されている中で、このような懸念を持つことは至極当然のことと受け止めております。

小生のところのタデ酢に使用されているタデは、兵庫県の特定の圃場で農薬を使用せずに栽培していただいているものです。
このため、小生のところのタデは「兵庫県産の無農薬タデです。」と答えることができます。

良いものとは、栽培者と製造者の考えが通じ合い、土作りから栽培、収穫に至るまで、製造者の監視の目が行き届いていることが大切だと思います。
従いまして栽培者に熱い思いを伝え、意気投合して良い材料を提供してもらうことは製造者の大切な責任だと考えています。

毎年、栽培していただいているそれぞれの場所に何回も通うことは簡単ではありませんが、自分の目で確認するこのスタイルは続けていきたいと思います。

「良いものを作りたい。」という信念を貫き通すためにも…

2008年05月16日

5月の清水寺

京都の清水寺に詣でてまいりました。

あの清水の舞台は人、人、人で一杯でした。
産毛の様を見せる新緑の山々は、ところどころ浅黄色のマダラ模様を見せており、ほどなく深緑色に覆われるであろうその直前の装いであること強調しているかのようでした。

知名度の高いお水取りの場所には、長蛇の列が作られ、それぞれ順番を待っていました。
一度体験をしてみたかったのですが、元来不精者の小生は並ぶのが苦手で、長い時間をかけて順番を待つのには少し無理がありましたので次の機会に譲ることとしました。

それでも、健康でいて、今年も精一杯チカラを出して良い結果が得られるように念じながら下山しました。


P1050026_320.JPG

2008年05月15日

夢七福神

数日前のことですが大変気になる夢を見ました。

最初にお多福みたいなニコニコ顔のおばあさんが現れたので挨拶をしました。
そうしたらおばあさんはニコニコ顔のおじいさんを連れてきて紹介してくれましたのでおじいさんにも挨拶をしました。
今度は、そのおじいさんがお大尽を紹介してくれるとのことで、円卓に座っている5人のところに連れて行ってくれました。
皆さんニコニコして迎えてくれてます。

最初に紹介された方は広やかな顔をした人で、耳が大きかったのを覚えています。
次に紹介された方は女性のような感じがしましたが、挨拶を終わったところで目が覚めました。

夢か…

いや、待てよ!

最初の老夫婦は二人、そして円卓に座っている方は5人で合わせて七人です。
皆さんにこやかにゆったりしています。
もしかしたら七福神?

夢には、目が覚めても覚えている夢と思い出せない夢があることを経験された方が多いと思います。
夢の中の出来事とはいえ、しっかりと覚えていますので「今日はきっと良いことが起きる前兆!」と、爽やかな寝覚めとほのぼのとしたホットな状態が現在も続いています。

そんな折りのこと、昨日思いがけなくも「今、会議のため大阪にいる。急だけど終わったら行っていいか。」と久那土36会竹馬の友から電話がありました。
イヤー、ビックリしました。

竹馬の友は久那土を中心とした郷土の活性化について、それはそれは熱く語り始め、小生が話す隙間を与えてくれません。
ころはよし!と、今が旬のたで酢の話しを始めますといつの間にか丸畑が輩出した「木喰上人の一刀彫」を話し始めます。
これほど久那土の人間臭がする人も少ないのではないかと感心したりしていましたら「郷土を出た人の方が本来の郷土の良さが見える。」とも強調します。
言葉の端はしに、何かしら郷土の役に立ちたい真摯な気持ちがひしひしと伝わってきます。

小生も及ばすながら役に立ちたいと考えてはおりますが、さて…

久那土36会還暦の勇士立ち上がる!

ここらは一つ、団塊世代の固い団結を見せ、今ある生を育んでくれた郷土に何らかの恩返しをするのもこれまた人生の本懐なり!です。

人生60年を一つの折り返し点として恩返しの徳を積むことは、人生誠に清々しい限りのことで、竹馬の友が帰った後も、後顧に憂いを残さない友の生き様に喝采の声を挙げたいほのぼのとした心境に浸っているところです。

2008年05月14日

雨に濡れたスダチの花

昨日徳島に行ってまいりました。
午前中は晴れ間も覗いておりましたが、鳴門大橋を渡るころから雲行きが怪しくなり、市内に入るころにはポツポツと雨が落ちてまいりました。

勝浦川を右に見ながら上勝方面に右折してしばらく行くと、どこともなくスダチの花の香りがしてきて、「ああ去年もそうだったなアー」とホットするいつもの一時を過ごすことができます。
馥郁とした香の主はそのときには未だ目の中には入ってきませんが、スダチの里勝浦町にきたことを香を運ばせて主張してくれております。
今年も沢山の実を結んでくれることを期待しながら、雨の中その真っ白で可憐なスダチの花を写真に納めました。

20,5,13 勝浦町にて
P1050134_320.JPG

2008年05月10日

京都鴨川の納涼床

鴨川の測道を流れる人工的に作られた小川の上に設置された納涼床に灯がともったところを撮影しました。
5月1日に解禁になったばかりです。
京阪線四条駅を降りて四条大橋を渡り先斗町を歩いてみましたが、殆どの店先には「満席」の案内が張り出されておりました。
この鴨川の源流をたどり、貴船・鞍馬・八瀬方面に向かいますと、川幅がグッと狭まったところに設けた席は、こちらは「川床」と呼ばれており、京都の奥座敷の趣きを醸し出しているようです。

どちらも、真夏の時期に一度は席に座ってみたいところです。


20,5,5撮影 先斗町周辺
P1050051_320.JPG

2008年05月09日

タデ喰う虫

「タデ喰う虫も好きずき」の諺に出てくるタデ喰う虫の仲間です。
「カメムシの一種ではないか」とは、圃場管理者の弁ですが、他にナメクジも食べるそうです。

これらの虫はなぜ辛いタデを食べることができるのか聞いてみたところ、「虫には味が分からないからじゃないですか」とのことでした。
ホントかな?
と傾きつつも、なるほどと思い当たる節もあり、では農薬がかかっている野菜はなぜ食べないのかな、と別の疑問が湧いてきたので考えてみましたが、意外と「匂い」に秘密が隠されているのかもしれません。
殆どの農薬が嫌な匂いを持っているのは「毒」であることを匂いで人間に知らせるためのものであることを聞いたことがあります。
同じことはガスにも言えることです。

他方、人間が食用としている「食べられる」ものは決まって良い匂いがします。
ところが、独特の匂いを出すドクダミを食べる虫はいません。
虫たちは「食べられるもの」と「食べられないもの」との選別を匂いによって行っているのであれば殆ど匂いのないタデを食べることには合点がいきます。

葉に穴の空いたタデは料亭では嫌われるため選別されるそうですが、小生のところではそのまま粉砕して使うため、むしろ無農薬であるがゆえに虫に食べられる安全安心なタデ栽培をお願いしているのです。

P1050072_320.JPG

2008年05月08日

タデ圃場

本日、タデの生育状況を見てきました。
まもなく第一回目の刈り取りを致します。
全体的には、およそ30~40㎝くらいに成長しており、目に鮮やかな緑色のタデが確認できるものと思います。

新鮮な一葉を摘んで噛んでみましたが、辛いッ!てなものではありません!
目から火が出るッてことはこのような状況を指すのかもしれません。
しかしながら辛味がいつまでも残らないため切れがあり、辛さが持続しないのがタデの特徴でもあるのです。
この状況を「爽やか!」とでも表現するとしたらいかがでしょうか。

チューブに入っているワサビや洋辛子、そして唐辛子の辛味はいつまでも続くのが特徴ですが、タデの辛味はいきなりきますが消滅するのも早いため爽やかに感じさせてくれます。

「辛味」にはこの様に色々あって、「爽やか!」を後味で強調させてくれるタデは、大和撫子風に楚々として、それでいて芯のある可憐さを感じさせてくれております…

P1050058_320.JPG

2008年05月05日

たで酢瓶の金型

たで酢110mℓ透明瓶の金型です。
同じものが4丁、改善前のものが4丁の計8丁あります。
他に、12mℓ用の金型が2丁ありますが、こういう金型を見る機会はあまりないと思いますのでご紹介します。

いつ頃作られたのかは記録がないので分かりませんが、創業者が作ったのだけは確かです。
木型も残っており、いろいろと模索しながら作られたことが伺えます。

この瓶を基にした変形版のもので、意匠特許を申請した記録が残っておりますが、残念なことに実物が残っておりません。
残っていた図面を参考にして、小生はその瓶を復活させようかと検討致しましたが、金型を作るだけでウン百万円かかる話しを聞いて断念しました。

こだわることはお金がかかることでもあったのです。

P1040868_320.JPG

2008年04月28日

京都美山川の鮎

京都の奥、南丹と呼ばれる美山の茅葺きの里に行ってきました。
もう少し足を伸ばすと福井県おおい町です。
南丹市役所発行のリーフレットによると、約50戸の集落のおよそ8割がかやぶき屋根だそうです。
集落の前を流れる美山川には茅場があり、刈られて束ねられた茅が立ててありました。

村の入り口には美山川遊漁券販売所があり、「美山町遊漁券 オトリ販売所」の看板が吊されており、道路側には「あゆ友釣り6月8日午前5時解禁」の案内看板が掲示されておりました。
他に、あまこ、マス類のことも書かれてありましたが、こちらは既に3月16日解禁になっているようです。
川の水はとてもきれいで、まもなく迎える鮎解禁の日を待ちわびているようでした。

京都市街から美山に至までの間、鮎料理専門店やヤナ場がありませんでしたので、鮎やアマゴなどの川魚をたで酢で食べる習慣の確認ができませんでした。

たで酢の販促に繋がる何かが発見できたら嬉しかったのですが…

P1040913_320.JPG

2008年04月25日

手こねしぼりのたで酢

最も新しい「手こねしぼりのたで酢」です。
「手こねしぼり」は当社の商標登録です。

商標申請をする際に、「手でこねる、手こね」という動作は、実は「しぼる」動作とは逆の固める動作ですので、その解釈について関係向きと若干のやりとりがありました。
辞書で調べても「手でこねる」は固める意味として説明されており、「しぼる」という意味では載っておりません。
これは小生の頑なまでにこだわった思い入れの強い造語であることを伝えました。
この言葉遣いの違いには、「たで酢を製造する際にタデ葉を手でこねる」という工程があり、意味合いが違う言葉同士を繋げたらこのたで酢の特徴がより良く分かるのではないかと考え、命名に至りました。

そして、このたで酢には食用着色料赤2、食用着色料黄4、食用着色料青1が使用されておりません。
そうなんです!
画期的な出来事?だと自負しておりますが、証明書により確認できますので後ほどお見せ致します。


P1040888_320.JPG

たで酢と着色料

「手こねしぼりのたで酢」の検査成績書です。

検査書の文字が小さくて見えにくいと思いますが、食用赤色2号、食用黄色4号、食用青色1号検出されず」と下段3列にそれぞれ記されています。

ここに至るまでに足かけ4年の歳月を経ています。

P1040882_320.JPG

2008年04月23日

こだわりの味たで酢

このところ「たで酢」への問い合わせが多くなっております。

ところで皆さんは緑色の調味料「たで酢」をご存知ですか?

そうなんです。意外と知られていないのが「たで酢(古書にはタデズと濁ることが記されていることを取材のテレビ局関係者から教わりました。)」です。
その記録は古く、室町時代の料理書「四条流包丁書(1489)」に「魚料理には蓼酢が合う」と紹介されています。(このことも取材テレビ局の放映された映像で実際に確認させて頂きました。)
現在のように調味料が豊富でなかった時代のことですので、たで酢は重宝な調味料であったと推測されますが、いつのころから「鮎にはたで酢」が固定的な調味料になったのかについては是非とも知りたいと思っております。

古の人々は、いろいろな魚を食べるのにたで酢を用いていたのであれば、現在にも通用する食べ方ではないかと考えるのも自然な流れです。
実は、小生はその食べ方を日課としておりますが、ナトリウム分の検査をみますと100g当たり0,3~0,4gですので、小生の年齢層には合っているのではないかと考えております。
一節によると、酸味は塩辛味を感じさせるので、塩分のとりすぎに注意している方は酸味のある食材を利用すれば必然的に塩分を控えることになり、さらに酸味はクエン酸などを主要因として発現するものですので、夏場には欠かせない調味料となります。

小生共の「たで酢」は、手造り製法で仕上げていますので、瓶詰めに至までには気の遠くなるような工程を経て製造しています。
そこには食べられた方々の「美味しい。」の一言に期待がこめられており、こだわりの味は妥協しない偏屈からこそ生まれて来ると信じています。


2008年04月22日

次々と誕生している110mℓたで酢瓶

手前を流れているのが110mℓ透明オリジナル瓶です。
まだ赤い色が残っているのが確認できますが、もちろん素手でさわることのできない高温のままで流れていることが見て取れます。
中央で太陽のように輝いているのは、今、正に金型に落ち込もうとして火の玉となっているガラス玉で、温度は数千度となっているはずです。

この110mℓ透明瓶にこだわりのたで酢が充填され、ほどなく店頭に並べられることとなるのです。

P1040866_320.JPG

2008年04月21日

たで酢オリジナル瓶

誕生したばかりの当社オリジナル110mℓ瓶です。
瓶は鮎をイメージしてデザインされ、小生自慢の瓶ですが、他の瓶に比べセンスも良いとなかなかの評判を頂いております。

先日、金型を預けてある硝子製造会社を後継者に訪問させ、当社オリジナル瓶の製造状況を見せてもらいました。
金型は全8個ありますが、ネジ式のPPキャップ(アルミ製)であったものをポリエチレン製の現在風ヒンジキャップ用に4個改造しました。
当社が金型を持っていること自体が製品に対する大変なこだわりようですが、主にたで酢の110mℓ用に使用しています。
この瓶に入っているたで酢に出会ったら、小生のところのたで酢であることが一目で分かります。
なぜなら、この瓶は金型を所有している小生のところだけで使用できるオリジナル製品だからです。

瓶吹きは通常一回当たり10万本単位で行われるようですが、この容量の製品は今のところそこまで大量に流通しておりませんので、そこまで製造依頼はしておりません。従いまして製造コストはビックリするほど割高になっています。
しかし、商品に対するこだわりの先には、それに値する価値観が別途得られますので、小生はそれでよいと自信を持って答えることができます。
もちろん、一回当たり10万本の瓶吹きが可能となる時が限りなく早く来ることを密やかな闘志を持って狙っておりますが、一口に10万本と行ってもかなりの数になりますネ
それでも、いつか必ず、10万本の瓶を製造依頼できるようになって見せたいものです。

P1040862_320.JPG

2008年04月19日

良質なもの

ゴールデンウイークを間近に控えて、休日の案内が各社から頻繁に届いております。
毎年、ゴールデンウイークを目前にして、いろいろと計画を練ったりしていましたが、ついぞその恩恵に浴することもなく、60有余年の月日が経ってしまいました。
一体、小生にとってのゴールデンウイークはどんな意味があるのだろうかと自問自答してみましたが、適切な言葉も見つからず、とうとう60数回目のその日を、以前と全く同じように目前にして今日一日を過ごしております。

そんな中で、昨夜は炎やさんにちょいと一杯飲みに行ってきました。
炎やさんは4月14日に新規オープンしたばかりのおしゃれな居酒屋さんで「ホッとする時間を提供したい。」との店主の言葉どおり、木の香も新しい一枚板のカウンター越しに店主に話しかけながらくつろげる空間が自慢のようです。
分厚く切られた刺身は河内屋譲りでしたが、揚げ出し豆腐が評判で、とても美味しく頂きました。

これからの季節はチューワリが飲み物のメインになりますので、小生自慢のスダチ生果汁を少々入れて提供することを提案致しました。
結果は大成功でした。
右からも後ろからも「スダチ」「スダチ」と追加する声が飛び交っておりました。
何か分からない液体を入れて作られるチューワリが多い中で、歴とした生果汁でチューワリは何とも贅沢な飲み物となりますが、良質なものを選ぶお客様で千客万来となれば、決して高いものとはなりません。
小生はそのことを強く意識しております。


2008年04月18日

必死こそ成る

東京はいつ行っても元気ですねー
大都市東京の街は行くたび毎に変貌を遂げています。
以前はあまり気にしなかった高層ビルの灯りが新幹線の窓越しに林立して輝いておりました。
特に品川周辺に多い印象を受けます。
15日火曜日夕方に大阪発の新幹線に乗り、17日午後に帰ってきました。

千葉ニュータウン自宅周辺の町並みも大変貌を遂げつつあり、駅前にマンションが林立し、「オール電化マンション発売中」の看板やのぼりが至る所に立てかけられておりました。
どんな設備になっているのだろうかと、関心がありましたが、他方で、バス便の自宅付近では建築中の住宅が多く見られ、きれいに区割りされた土地に分譲中ののぼりが風にはためいておりました。
驚いたことに、近くには130数坪の分譲区画が売り出されており、今までに動きが鈍かった東京のベッドタウン住宅事情が明らかに変わってきつつあることが伺われます。

しかも、帰りのバスで見た光景は衝撃的なものでした。
小学生が今までとは反対方向に集団下校していたことです。
その下校方向に新居住者が増えたことが証明される出来事でした。

どこの地域でも、子供の姿が極端に少なくなる中で、反対に増加しているであろう千葉ニュータウンの情景はなんか別世界のものに見えてまいります。
20年前に野原?に基礎工事を真っ先に行った時のことを思うと、明らかに変貌を遂げつつある、そんな風に見えました。

さて、ある雑誌に「必死」のことが書いてありました。
「必死になって行えば成らぬことはない。」とも。
人間は我が身可愛さが優先し、必死になることは意外と少ないと思います。
また一方では、必死になる要素も持ち合わせず、ほどほどの場面で「まあーいいか」と妥協することの方が居心地が良いものですから、ついそちらを選択してしまうことが多いのではないかとも思います。
和歌に通じた信玄公は「為せば成る 為さねば成らぬ成る業も 為さずに捨つる 人のはかなき」と詠んだとされていますが、戦国時代に自国を護るには命を掛けての一所懸命、すなわち「必死」の意識が輝いていたのですね。

転じてこの太平の世に、一所懸命必死になって会社の行く末を小生は考えていきたいと密やかに念じているところです。


2008年04月09日

意識と教育

今日は特に感じたことがあります。

自ら考え動くことを「意識の発露」と見て、仕事に対する姿勢として小生の最も好むところですが、欠如している場合には大変やっかいな状態で、教育が必要と考えます。
「この様にしなさい。」と指示したにもかかわらず、できなかった場合のことを検証してみました。

「指示の意味が全く理解できていなかった。」
「目標が見えないためにやる気が出てこなかった。」
「頭では理解できても、実際にどうすればいいか分からなかった。」
「何をしたらいいのか全く分からなかった。」
「現状認識が全くされていなかったので、する必要がないと思った。」
「危機感がなかったので真剣に考えなかった。」

この様なことが考えられます。

この場合の動機付けは「創意工夫を加えて、自ら考え動くこと。」への誘導であり、大変難しいものと思います。
そこで「思いやり」を提案してみました。
今日は仲間が出張のため早朝から遠方に出かけています。
「気をつけて行ってこいよ。」と一言いい添えたか、「留守は任しておけ。」と安心させてやったか。

その思いやりが仲間意識を強固にして作業効率が高まり、確かな実績となって示されることにより「奮起」へと繋がるものと考えました。
自己中心的な考え方を持っている人が多いと言われている中で、他人への思いやりはどこかに置き忘れてしまっているような昨今ですが、実は日本人が最も郷愁を覚える「日本人的な意識」ではないでしょうか。
小生はそのように思います。

2008年04月06日

気分爽快

陽光が目映い、気分爽快な季節となりました。

淀川河川敷公園は、子供達の歓声と賑やかなかけ声で一杯です。
ついつい近くの草むらに寝転がっていたいこんな日は、新緑の匂いに抱かれてウトウトしたい気分になってしまいます。
河川敷公園の賑わいを横目に、仕事に向かう自分のことを恨めしくも思いながらも、小生は今日も会社に出勤をしています。

そうなんです。
経営革新事業計画「緑の調味料」の商品開発研究のためです。

今朝の某TVでは「所得が増えていないのに生活に直結した物価だけが上昇している。従って消費が進まず、景気が低迷し中小企業は困窮している。
しかし、この様なときでも良い商品を作れば売れるので、それを目指すべきだ。」というような趣旨の発言をしていました。

「良い商品」「すばらしい商品」「こだわった商品」「他の商品と差別化された商品」、表現の仕方は色々あると思いますが、この場合小生は「思い入れ」を是非とも推奨したいと思います。
作り手の思い入れがない商品は、幾ら頑張って作ってみても「○○作って魂入れず」で良い商品とは言えないし、できあがった商品に愛着が湧かないと思います。

「緑の調味料」の考え方は、生命の源である「緑」が人体に及ぼす適切な効果を胸一杯に受け止めて「必ずお役に立つんだよ。精一杯頑張って来いよ。」を期待しています。

simple is the best

「緑の調味料」の商品開発研究はこの考え方に共鳴しています。

2008年04月05日

乾坤一滴

非現実的?夢物語?
絶対に無理!やっても無駄!その道の専門家の方々から口を揃えてそう言われました。
この世の中で、誰にもできないんだったら、だったらやって見たら面白いことになる!
少しクセのある偏屈魂がムラムラと湧き出てくるのは小生の性格ですから仕方がありません。
真冬に足袋(現代人は靴下)もない貧乏な家に育ち、誰にも負けない○○魂?を養った頑張り屋さんが、60歳を過ぎた今、その○○魂がここ大阪で生かされるとは、だから人生は面白い!
誰にもできないことだからこそ面白い、だからこそ追い求める価値を見出す小生の偏屈、頑固なクセ。

足かけ4年の間、夢と理想を抱いての逡巡の日々が続きました…
大阪にきてからも多くの方々の支えをいただきました。
機が熟して…
ようやく巡ってきた乾坤一擲の大勝負!
故事とは多少趣きの違うところですが、気持ちと意気込みを伝えたくて…
ついチカラが入りました。

人の歩いた後を歩くな、真っ先に歩け!
いつも頭をよぎるこの言葉、正に、教科書にない道を拓こうとするのは冒険です。
でも、そこで得るものはとてつもなく大きな人生の果実です。

60歳を過ぎて、リキミがなくなってきたのと偏った欲がなくなってきたことが効を奏しているのかもしれません。

この勝負の結果は…

ほどなくリリースする新製品の評判、商品の出来不出来に掛かっていますので、もう少し先になります。

2008年04月03日

新しいこと

卯月になりました。

児童公園の桜も、満開を少し過ぎてやや色あせ、散り初めています。


そんなに、散り急がなくてもよいものを…


さて、今日は午前中から午後にかけてお客様で一杯でした。
午前中には、某銀行の支店長さんがわざわざおいで下さいまして名刺交換を致しました。

後継者の紹介をまずさせていただきました。
枯れていく小生より、伸びいく次の方が大事ですからネ
小生の職歴?や世間話を致しましたが、なかなかの人格者とお見受け致しました。

午後に来られた方はバイオの権威者?です。
このところ、小生の仕事に直結したバイオに関して興味があり、いろいろと勉強しているところです。


2008年03月30日

できちゃいました♪

念願のものができちゃいました♪
何?何?

新製品のリリース前ですので、もったいぶって言わせていただきますが、申し訳ありませんこれはトップシークレットです!

今日の大阪は雨…
それも冷たい雨です。

昨日バーベキューをやっていてよかった♪
隣の児童公園の桜は見事でした。
八分咲きくらいでしたので、この雨で桜の色もあせてくることでしょう。
何事も、勢いのある時が一番すばらしい。

機を見て敏!
的を外さない行動をとることが大切です。


2008年03月24日

桜咲く!

ポカポカ陽気になった今日、隣地児童公園の桜がいきなり咲いてくれました。
土曜日には、蕾が赤く見え始めてきており、来週から再来週にかけて花見だな、と予想していた矢先のことでした。
咲き始めたばかりの桜ですが、早くもメジロが甘い匂いに誘われ、花の蜜を吸いにきておりました。

一年ぶりの桜です!

風雪にじっと耐え、文句も言わずに、決まった季節が来ると今年もやっぱり咲いてくれました。

本当に正直で、律儀な桜です…

開いたばかりのピンクがかった花を眺めているだけで、胸の中に積もり積もったチリも洗われるようでした。

堪え忍んだ後の桜の花は物言わずとも、その純真な風情を見せるだけで自然と頭が垂れてまいります…

今年もきれいな花を咲かしてくれて、本当にありがとう♪


… 時を待ち 蕾を割りて 桜花 色染めし空に匂い移して …

20,3,24撮影
P1040820_320.JPG

2008年03月19日

恵みの雨

今日、大阪は雨です。
それもかなり強く降っています。
一雨ごとの…
の季節を早、通り過ぎ、草木の新芽にとっては慈愛の雨となりました。
昨年プランターに二株ほど植えた明日葉の周囲には、こぼれた種から早くも芽を出しているのが見られ、その隣にはやはりこぼれ種から芽を出した本タデが顔を出しておりました。

早春真っ先に咲くジンチョウゲやコブシからハクレンに、咲く花の種類も変化してきています。
このころになると、なんといっても花の咲くのを待ちこがれるのがサクラの便り…
日本という国の代名詞にも使われるのがサクラ…
花は桜木 人は武士 
などと、古の人々はそれぞれの頂点であることを称してそう呼んでいたとか…

話題を転じて…

今朝はTちゃんから頂いたフキノトウ味噌でご飯をいただきました。
久那土の香一杯のフキノトウ味噌は、特段、他のおかずを必要とせずにそのままご飯の上から掛けて美味しくいただきました。
ご飯茶碗を口元に近づけると、久那土の香りがプーン…
フキノトウ味噌を掛けたご飯を口中に入れると、口いっぱいに広がる久那土の香り…
ご飯を噛みながらも、そして飲み込んだ後からも、久那土の香りがプーン…

幸せ!

を身体一杯に感じて朝の一時を過ごさせて頂きました。

久那土36会のTちゃんにはこの感動と感謝の気持ちを「ご飯一杯の幸せ」に寄せて伝えさせて頂きます。

… 春告げて 友の送りし フキノトウ 思い遙かに久那土の山河 …  


2008年03月17日

春の温もり

久那土36会の大御所Tちゃんから香豊かなフキノトウ味噌や手造り味噌など、心のこもった久那土の春の温もりが一杯届きました。

昨日会社は休みだったのですが、取り組んでいる新製品について気になることが沢山あったため、一人で出社して試作をしておりましたところに久那土の春が届きました。
包み紙を開けたとたん、ビックリ!正に「春-!」の香と共に詰められた箱の中からフキノトウが一杯こぼれ出てきました。

久那土の春♪
こぼれ出たフキノトウと共に、瞬時に頭の中を駆けめぐる幼きころの日々の思い出…
ムカァー(ムカイ?)のイカリソウ、ワラビデーラ(ワラビダイラ?)のワラビ、カジヤザー(カジヤサワ?)のタンポポとフキノトウ…
小生が子供のころに食べたフキノトウ味噌は、いただいたような上品なものではありませんでしたが、味はまさしくフキノトウ味噌♪
料理の苦手な母は、単に味噌とゆがいたフキノトウを混ぜただけのものしか作ることができませんでしたが、懐かしさはその単純さにあるがゆえに残され思い出されるものだと、はたと気が付きました。

温もりと思い出がいっぱい詰まったTちゃんからの贈り物は、50年もの時を一瞬のうちに戻してくれたチカラがあり、懐かしさと湧き出る感動をそのままに、しばし時に任せてフキノトウを眺めておりました。

春風接人 秋霜持己

古武士の風貌を備えるTちゃんからの贈り物は、正に千金の値のするものでした。


20,3,16撮影
P1040797_320.JPG

2008年03月13日

相性

今年もとうとうやってきました春と呼ばれるすばらしい季節!
鳥のさえずりの声も、心なしかうわずっているように聞こえる季節です。

タンポポが咲き、フキノトウが一杯出てきて、固く芽を閉ざしていたクヌギやナラの木が芽吹き、花を咲かせます。
そうなってくると野山は次第に浅黄色に染まっていき、匂いも強まり、ときにはむせかえるほどとなります。
そのころになるとワラビとイタドリの場所取りの競い合いが始まり、ワラビとりに夢中になって喉が渇くと、そこかしこに群生している、中でもポキンと音を出して折れる若い太めのイタドリを選んで、その皮をむいて喉の乾きを潤していたのを思い出します。
イタドリは不思議とワラビと同じ場所を好んで群生しているので、喉が渇いたときなどは重宝しておりました。
ただ、「酸」が強いため、食べ過ぎますと身体の調子を崩しますので注意を要する野草の一つでもありました。
このイタドリはタデ科の植物であることをつい最近になって知りましたが、意外なところで現在の仕事に関連する植物に早くから接していたことになります。

さて、フキノトウですが、どこで食べたか忘れてしまいましたが、みそで煮込んだのか漬け込んだものかだったと思いますが、みそと和えたフキノトウの味は苦み走った絶品のものでした。
小生の作っているたで酢と白みそ和えも絶品ですが、日本の伝統調味料の中でも、子供のころから慣れ親しんでいる「味噌」との相性は特に抜群です。
これらのことを考えるとき、やはり、日本の気候風土に合っている食べ物同士、すなわち相性ではないかと考えます。
ですから、イタドリもみそと和えたら酸が和らいで、意外といけるかもしれません。
久那土36会のメンバーの中でどなたか試作してみてくれる方がおりませんでしょうか?

ついでですので「たで酢みそ」をご紹介致します。
小生の作っているたで酢を白味噌に少量ずつ入れて、使いかっての良い程度にこねるだけの簡単なものです。
たで酢のテレビ放映の際、ゲストの皆さんから大好評をいただきましたのでホームページで詳しく紹介しております。
たで酢みそのネーミングは和風のイメージですが、実際の使い方はドレッシングまたはソースのような使い方がベストです。
季節の野菜にそのまま上から掛けてドレッシングとして、またタコのぶつ切りなどにも同じような食べ方が抜群です。
極めつけは豚のバラ肉を湯通ししたもの(関西風に豚の冷しゃぶ)を皿に載せ、その上から豪快にたで酢みそをドバッと掛けて食べるやり方は、真夏に食欲が減退するに合わせて是非とも試してみたい早くて簡単の推奨料理です。
意外と感じられる食べ方としましては、白身の刺身にも相性がよいことです。
タコはもちろん、タイやヒラメなどにはピッタリ!といえるほどのものがあります。
こちらはつけて食べるやり方ですが、酸味が効いたたで酢みそはさっぱりと食べられるので、比較的味のない白身魚が合うのかもしれません。

夏とたで酢とみそとは、季節と食べ物の関係から伝統的にもとても相性のよい繋がりがあったものと考えております。


2008年03月10日

土筆(つくし)

小生の生まれ育った甲州の田舎言葉では、ツクシンボーと語尾を伸ばして呼んでいましたが、大阪での一般的な呼び方はそのままツクシでした。
筆が(この場合、毛筆のフデ)土を押しのけてスックと立っている様が文字そのままから想像できます。
ポッカポッカ陽気の昨日は近くの淀川河川敷公園の堤防では土筆を探している姿がちらほら見られました。
小生もつられて探してみましたが、残念ながら発見には至りませんでした。

土筆は筆の部位を摘んで、袴をきれいにして炒め物やおひたしにして食べることができるそうですが、「久那土村周辺における山菜の実勢状況について」などと試験問題が出されたら自信を持って?5が頂けるくらいの小生でしたが、ツクシが食べられるとはついぞ知りませんでした。
農薬などとは無縁のものですが、都会にもこんな身近に食べられる山菜があることを喜ばしく思うと共に、子供達には小さなうちから山菜を探す喜びと見つけた感動、そして自分で収穫したものを食べられる小さな喜びを教えていってもらいたいものと思います。
山菜は根を取らない限り、毎年同じ場所にちゃんと芽吹いてくれます。
こんな真っ正直なものは他にありません。

小学生高学年のときのことですが、立派な松茸(半信半疑で)を3本とって来て母親に自慢げに見せましたが、キノコが大嫌いな母親はそれを見るなり「毒だから食べてはダメ!」というなり河原にポイ!と捨ててしまいました。
子供心に「あんな匂いの良い立派なキノコは絶対松茸だ。毒キノコであるはずがない。」と、つい愚痴が一緒になって友達に吹聴してしまいました。
それからは愚痴ったことがどうも気になり、数日してその場所を見に行ったところ、なんとその場所は完璧に荒らされ、周囲至る所地肌が露出してしまっているではありませんか。
驚きなんてものではなく、大変なショックを受けました。
愚痴るのではなかった、と幾ら自分を叱っても元に戻るものではありません。
後の祭りでした。
何が悔しいかは、心ない行為が二度と松茸が自生しない、今後絶対再生しない山にしてしまったからです。
次のときのために、ソッとしておくのが大切なことなのに、です。

春がもうそこまで来ております。
山菜積みを楽しみながら、何が大切なことかを小さなうちから子供達には教えていってもらいたいと節に思うのです。

やがて…いつの日にか

真っ白な子供心を傷つけないためにも…

2008年03月07日

後味

「味には前味、中味、後味がある。その中で最も大事な味は後味です。」
とのコメントを某テレビで視聴しました。

ウンウン!
納得です!

「前味はラベルや瓶の形などの体裁から美味しそう、などと判断する。」と解説していました。
そして「中味は開封・開栓して匂いをかいだり嘗めてみたりしたもの。」であり、最も大切なものは実際に食べたあとに残る味で、「また食べたい。と思わせる味である。」といっておりました。

前述のコメントを小生の作る調味料に重ね合わせてみると、全体的に「美味しそう」と感じられる前味が足りないのかもしれません。
この様なものはいわゆる「センス」と称される分野での議論かもしれませんが、小生にセンスがあるはずもなく、少々武骨ではありますが、真心を持って作る後味においては誰にも退けをとりませんので、それに勝るものはない、ことを信じております。

センスについて思い出すことがあります。
田舎では手製の鳥かごを作り、その鳥かごでメジロを飼うのが中学生のころの流行でした。
上手にできれば自慢できるし、へたくそに仕上がれば鳥かごに入れたメジロが、粗めの竹籤の間からいつの間にか逃げていなくなっておりました。
小生が作る鳥かごは後者の方で、鳥かごとなっていませんでした。
しかし、そんなセンスのない鳥かごでも他のものがまねできない自慢できることがありました。

小生の作った鳥かごはビックリするくらい強固だったのです。
実際に、最年長の従兄弟が上に乗ってもびくともしませんでした。

小生の作るものにはセンスといえるものはありませんが、馬鹿正直な実用的?であったそのころの性格そのままの延長線上に今があるようです。

何に付けても思い出されるのは、久那土で育ったわずかな間での出来事です。


2008年03月06日

季節の不思議

弥生3月

地中深く潜っていた虫やアリも、地上の暖かさに連られ、つい、巣穴から這い出して来るような季節となりました。

不思議です。

小生のところでは、この季節になるといきなり?注文が来て、出荷される商品があります。

それは、たで酢という商品です。


いつ頃から製造していたのか記録を調べてみたのですが、厚生大臣(当時の)宛の製造所固有記号の届け出書類が、昭和52年4月20日付で守口保健所に受理されているので、少なくともこの時期には製造されていたことが確認できます。

ちなみに、製造所固有記号の届け出書類の役割は、他社で作っている商品を自社PBブランドとして販売したい会社に、メーカーはいわゆる記号を付与して厚生労働省(以前は保健所経由)に届け出ます。
記号の目的は、その商品がどこで作られたものか厚生労働省に問い合わせれば分かる仕組みになっております。
販売者名のあとに付いているアルファベット記号がそれです。

たで酢という商品はどちらかというとやや特殊な調味料の分野に入りますので、どこでも簡単に作れるというものではありません。
そのような理由からも自社ブランドで販売したい会社が多数あり、多くの届け出書類が残されているものと推察されます。


自社開発商品を他社ブランドとして販売委託する理由としては、販売ルートのない自社が他社の販売ルートに乗せてもらい、よって販路を拡大してもらえるメリットがある反面、その開発商品が他社の製品(他社PB)になってしまうデメリットもあります。

製造所固有記号は、他社がたで酢商品の実力を評価した結果ですので、それ以前に商品として販売されていなければ商品実力として評価できません。
現在までのところで確たることは申せませんが、31年も前のことですので実情を知っている者もおらず、従ってあまり詳しいことは分かりません。

この様なことから、たで酢は真に持って不思議な商品だと思うのです。


2008年03月05日

たで酢の話し

本日は二十四節気の一つ、啓蟄。
春がもうそこまで来ています。

不思議なものですネ

木々は葉を落とし、また虫たちは地中に潜り、人は重ね着をしてじっとこの時を待っていました。
前は冬、季節が移ろいますと、まず連れてきてくれるのが生気溢れる春です。
地中深く潜って辛抱強くじっと春を待ちわびていた虫やアリも、やっと訪れた暖かさに誘われて地上に出てくるときを啓蟄というとか…

一年を四つに区切り、それをさらに二十四に区切って、それぞれ地域の気候や風土に合わせ、或いは農耕を初めとした日々の生活の始まりや中間の手入れ、そして収穫などへの水先案内をしてくれるのが二十四節気の役割。
先人の知恵にはいつも敬服することばかりです。
三寒四温などの言葉が使われるのもこのごろですが、今日は寒の戻りでいつもより寒く感じましたが、どうもこの体感温度は交互に来る寒さと暖かさに「慣れ」ていないため、よけいに寒さを感ずるものらしいですヨ

こんなことも、春がすぐそこに来ている証ですね。

でも、冬から春に季節が移ると、とたんに忙しくなってくるのが小生の仕事の特徴です。
その主たる要因を作っているのが初夏から盛夏・晩秋にかけて食卓に上る鮎を食べるときに使われる「たで酢」を製造していることにあります。
清流の女王「鮎」は、春から初夏にかけて上流を目指して一斉に川を上ってきます。
目的は「種」の保存のための産卵です。
子孫を絶えさせないために生まれた川を目指して上ってきます。
海から川を上り始めた子鮎は、上流に向かいながら若鮎から成魚に育ち、産卵をして一生を終える一年魚です。

この鮎を美味しく食べる手伝いをしている調味料が「たで酢」です。
この「たで酢」はタデの葉を原料としているところから、緑色をしておりますが、小生は就任してまもなく、着色料のことが気になり、添加物である着色料についていろいろと勉強したり有識者の助言をいただいたりのにわか勉強を致しました。
このことにより、「天然の緑色を保持する。」という最も関心の高かった問題点の解決方法が現在の技術においても無理があるということが分かってきました。
それはそうですよねー
緑の草花を摘んで見て下さい、放っておけばいわゆる枯れ草となり、花瓶に活けておいても何日持つでしょうか。
そんな中で、小生のたで酢は賞味期限が1年ですので、気の遠くなるような時間を緑色で保持しなければなりません。
ましてや、PH2,4の酸性化の中で、またスーパーなどで販売されている場合などは長い時間蛍光灯の下で放置された状態で過ごさなければなりません。

でも、何でもチャレンジしてみるものですねー
苦節○年!
天然由来の着色料を用いての試作が成功致しました。
残念ながら全部の着色料を天然着色料に変えたわけではありませんので、完璧を求めるにはもう少し実験は必要ですが、取り敢えず初期の目的を達成できたことになります。

次は…その次は…そしてもっと先のその次は…

人が歩いたあとの轍を歩かずに、新たに道を切り拓くフロンティア精神を発揮していきたいと考えております。


2008年03月03日

厄介者

黄砂…
西日本から離れた関東方面では滅多に見られない現象が黄砂です。
本日の気象情報では、西日本から東海、北陸、東北南部までの広い範囲で黄砂が確認されたようです。
この厄介者は偏西風に乗って飛来して来て、空が黄色くかすんで見える現象となりますが、困ったことに硫黄酸化物などの大気汚染物質が含まれていることがあり、車などに落下すると簡単に拭き取ることができません。
一昨年はうっかり黄砂を吸い込んでしまい、その日からくしゃみや鼻水が出て花粉症と同じ症状になってしまった苦い経験があります。
そのときの視界はおよそ2~3㎞くらいでした。
マンションのドアを開けた瞬間「火事か!」と疑ったくらいの視界の悪さでした。
東京でも一度黄砂が舞っている空を見た経験がありますが、視界が悪くて車の運転に支障が出るほどではありませんでしたので、大阪での経験はビックリものでした。
今年はマスクとゴーグルで防御態勢をとろうとしておりましたが、今日の大阪は運良く雨が降っており、途中で落下したのか守口まで到達していなかったようです。

待ちに待っていた春がもうそこに来ているというのに、その春が花粉症や黄砂などの厄介者も一緒に連れてきてくれるというこの現実も片方にあります。
こんなものとは全く縁がなかった時代が懐かしい…
久那土のきれいな空気の中で生活している人36会のメンバーが羨ましい…

…春霞…という美しい日本語も、いつしか黄砂によって汚染されかすんでしまっております。
「夢うつつ…」の言葉も今や死語となるのも時間の問題か…


2008年03月02日

こだわり造りは健康つくり

…こだわり造りは健康つくり…

就任後に小生が考えたキャッチコピーです。
もちろん、製造する商品が沢山売れることを念頭に置いて考えたことは間違いありません。
でも、もっと何か大切なものがあるはず、と考え、誠実・真心などをキーワードにいろいろと推考を重ねたところ、いわゆる食品製造にはイズムがなくてはならず、イズムなくしてできあがったものに物語のある商品が生まれてこないと結論づけ、偏屈の意味を持つこだわりと健康を合体させました。

人間の生涯を広く定義づけたときに食と命とは隣り合わせでいて、どちらをも欠くことのできない重要なテーマの一つだと考えております。
その重要なテーマ「食」の製造に携わるものにイズムが必要であることは論を待ちません。
そしてそこには偏屈物語がなくてはなりません。
人間の誕生→家族→慈しみ→食べ物→安全・安心→健康→幸福→生涯
この営みを繋げるもの…それがイズムです。

小生には「これでいいのか」と自省していることがあります。

1.商品とは何を持ってよい商品と評価されるのか
2.評価するのは製造者なのか仲介者なのかそれとも消費者なのか
3.商品の判別を自己満足だけに頼っていないか
4.自分が自信を持って製造した商品を認めてもらうには何が必要か
5.会社の在り方と消費者へのサービスのあり方とのギャップをどう埋めるのか
6.価格と商品価値は合致しているか、または商品価値が上回っているか

等々です。
いずれも重いテーマです。
でも、あまり難しく考えなくても、小生が製造したものを食べた人が健康で幸せに暮らせたとしたら「こだわり造り」で作った甲斐が大いにあるというものです。

今日、平成の信玄入道?から健康に関してのメールが入っていましたので感動と感想を述べさせていただきました。

2008年02月29日

味覚と発酵

明日は名古屋に勉強に行ってまいります。
小生は常々、美味しさの先には発酵という微生物からの贈り物があるものと確信しております。
一般的に微生物には善玉菌と悪玉菌があると言われておりますが、中でも最も身近にあり知られているものが酒などを醸造する際に使われている酵母菌です。
明日はその酵母菌を自在に操っている醸造会社におじゃましてまいります。

酵母菌、すなわち微生物の勉強のついでにできたてのお酒の味見もできないかな、なんて勝手に想像しながらも本心は密やかに期待しているところです。

さて、発酵と調味料との接点はどこにあるのかとお思いになっている方が多いと思われますが、多くの和食料理に隠し味としてお酒を使っていることは誰でも知っていることです。
調味料としても使われているお酒の発酵の先に酢があることも不思議な縁ですネ
さらに熟成や寝かせるなどの製造工程がある調味料には、やはり醸造と密接な関係があるのではと思います。
調味料の世界は誠に奥の深いものがあります。

2008年02月28日

平成の信玄公の早とちり

平成の信玄公からもメールが入りました。


>ブログを閉鎖するということはこれも(メールのこと)送れないのですか…?
メールが打てないことは非常に悲しいことです。
どうすれば連絡できますか… 電話しかないのですか…

平成の信玄公は本当に早とちりなんだから…
しばらく閉鎖するのはブログのコメントだけです。

ただメールの方は相変わらずですが、毎日セッセと掃除をしておりますので安心してください。
こちらは日におよそ3~4回掃除をしておりますが、それでも連休のあとなどは悲劇ですヨ。
メールを開いて呼びこんでいるところを見ただけで本当にクラーくなってしまいます。
何はともあれ、何とか頑張ってまいりますのでよろしくお願いします。

それにしても、平成の信玄公の早とちりには本当にまいってしまいますネ。
だけど、案外可愛いところがありますでしょう!
久那土36会一番の人気者!の所以はこんなところにあったのかもしれません。

全く!
と、言いつつも意外と憎めないところがあります。
艶やかに輝いている?髪の毛の薄くなった頭を抱えて真剣に悩んでいる姿を想像すると、笑っていいのか、慰めていいのか…
やっぱり!この場は大きな声で笑ってしまうのが一番!

平成の信玄入道の人間味溢れる、里山を彷彿させる飾り気のない姿を見せて頂きました。


2008年02月27日

ごめんなさい…

つたない小生のブログを楽しみにして読んでくれていた方々にお詫び申し上げなければなりません。
実は、小生のブログにはブロックをかけていないため毎日500~600もの迷惑メールが寄せられ、掃除するのに大変な時間がかかっておりました。
かなり我慢して毎日せっせと掃除をしておりましたが、とうとう我慢も限界に至りましたので、しばらくコメント受付を閉鎖することをお許し願いたいと思います。

ポン酢屋社長は怒ってます!
「100人の悪者より一人の善人」の精神に則り、小生はブロックをかけないでコメントを受け付けておりましたが、掃除している間にもせっせと迷惑メールを送ってくる悪者がおり、きっと掃除とゲームをしている感覚になり迷惑メールを送ってきているのではないかと思っております。
卑怯な手段に負けたくはありませんが、掃除に時間がかかってしまい仕事になりませんので、しばらくの間コメント受付の閉鎖をお許し願いたいと思います。
そして、何も知らずにせっせとコメントを書いてくれていた方々には深くお詫びを申し上げます。

先ほどもジュピターさんから「コメントが入らない」とのご指摘がファクスで入りましたが、本当に申し訳ありません。
この場を借りてお詫び申し上げます。

ジュピターさんのコメントをご披露します。

二十四節気の一つである雨水も過ぎ久那土の山々も少しずつ暖かくなっています。
日陰には前回降った雪が少しだけ残っているものの確実に春に近づいています。
我が家の庭には、フキノトウがかわいい顔を沢山見せています。
いかり草は、まだその姿が発見できませんが、もうすぐ出会えるのではないかと思います。
週末には、久しぶりに「ムカァーの春」を探しに行きたいなぁ…等と考えています。



それから…

久那土36会のメンバーである韮崎の○○商店に、早くも麦わら帽子が入荷したとのニュースが地元新聞に掲載されたことも紹介されておりました。

ジュピターさんにはせっかくコメントを書いて頂いたのに本当にすみませんでした。
でも、庭にはもうフキノトウが顔を見せているんですか。
ポキッと折ると、あのフキノトウ独特の香が何とも言えませんですネ

どれくらい前になりますか、母親にフキノトウを摘んで送ってもらったことがあります。
「何でこんなものを…」と電話の向こうでいっていたのを思い出します。

久那土の山々が浅黄色に染まるのはもう少し先のようですネ

2008年02月26日

ムカァーの春…

氷雨?になりきれない、春を呼びこむ雨となっております。
梅一輪一雨ごとの…
随分昔に親しんだ?俳句のような記憶がありますが、さて、一体どなたの作品だったでしょうか。

何はさておき、この時期に降る雨は確実に春を呼びこんでおります。
通勤途上のそこかしこにみる風景も、何となく色づいてきたような気が致します。
そういえば、昨日は自転車に乗って通るいつもの場所で、フッと春の匂いを感じたものでした。
しばし、周りを見回してもそれらしき花が咲いている様子は見られませんでしたが、匂いを運んでくる様は、春がもうそこまで来ているものと思うと、子供のように素直に嬉しくなってしまいました。

この時期になると思い出されるのは中学生まで育った久那土の山々です。
実家の前の川を渡った先の山に畑があり、「ムカァー」と母親が呼んでいましたので、子供心にそのままの発音で呼んでいたことを覚えております。
いまになって思うと「向かいの畑」の意味を略して呼んでいたものと思います。
その畑の裏側にもう一枚の畑がありましたが、日だまりとなっている場所ではイカリソウが落ち葉を押しのけて可愛らしい顔を覗かせているころだと思います。
タンポポやフキノトウは最も早く顔を覗かせる野草だと思いがちですが、小生の記憶では久那土の「ムカァー」に限ってはイカリソウがトップバッターではなかったかと思います。

三沢川の水が温むと、魚も活動を始め、冬の間は一体どこに隠れていたのかと思われるような活発に動き回る魚影もたくさん見られるようになります。
もう少しすると、魚体を赤く染めたウグイの群れも見られることでしょう。
浅瀬に小石を敷き詰めた産卵の場所を作ってやると、メスを追いかけての群れの移動はすさまじいもので、ざわめきの固まりが押しかけては引き、引いては押しかけての光景は子供心にワクワクする自然の営みであり、飽きもせずに眺めていたことが思い出されます。

… 降る雨に ムカァーと呼んで 春想う …  

2008年02月25日

ポン酢と景気。

大阪では昨日も雪がちらつき、少し積雪を観測しました。
「春の淡雪」の運命でしょうか、午前中には殆どが消えてなくなりましたが、寒気はしぶとく居座っております。
今週末は弥生三月に突入するというのに、本当に恨めしい寒気の襲来です。
こうなってきますと、つい暖冬の日々が恋しくなってきたりしますが、こうした独り言が多くなってくるのは小生ばかりでしょうか。

「本年は昨年に引き続き暖冬」との予測をもって、昨年暮れから半額セールを実施している業態の方々は、厳しい寒気襲来にかなり困惑しているのではないかと心配しているところです。

他人事の心配をしている暇があったら…と、誰かにこっぴどく叱られそうですが、この寒さは鍋ものの消費が増えて小生のポン酢屋家業にとっては絶対!追い風!となるはずなんですが…
おかしいですネ
その追い風の実感があまり伝わってまいりません。

新米ポン酢屋社長は、季節の変動と景気が必ずしも消費をつれてくるとは限らない現状を早くも体験しております。

商売と言うものは、かくも難しく難解なるものを持っているものですネ!

2008年02月22日

こだわりの島レモンジャム

2月13日小笠原島レモンで「こだわりの島レモンジャム」を作ってみました。
一昨年の6月12日に精製ハチミツ(雑味を除去した透明状のハチミツ)や通常のハチミツ、果糖ブドウ糖、オリゴ糖などで試作以来のものとなりました。
なにせ、農薬類は一切使っていない完熟の島レモンで作るものですので、これ以上安心できるものはありません。
正にこだわりの逸品!
試しに前回作った(1年7ヶ月余経過)島レモンジャムの試食をしてみましたが、特に気になるものはなく、十分に美味しくいただけました。

今回は趣向を変えてグラニュー糖と上白糖で作ってみました。
全体的に糖度を押さ気味にして作ってみましたところ、とても優しい色具合で香りも良く、なかなかの出来具合でした。
糖度を測ってみましたところ、グラニュー糖は46,1、上白糖は39,8でした。
複数名による官能試験では上白糖に軍配が上がりましたが、島レモンはもともと酸味がとても柔らかい特性があるところに、さらに黄色くなった熟れたものを使用しているため、わざわざ糖度を上げて酸味を抑える必要がないこともここに実証されたことになります。
「果実の特性を知る」ことも加工製造における重要なポイントであることを再認識しております。
これら試作を繰り返しながら、身体に優しいこだわりのジャム作りにチャレンジしております。

並行して準備を進めているのが、ジャム製造許可と菓子製造許可の申請です。
既に工場内に製造スペースを別途確保し、必要設備・資機材を整えて着々と準備をしております。
この背景には、国内で初めて「小笠原レモンパン」を開発した菓子製造歴26年のベテラン職人の参画があります。
この方は食品衛生指導員の資格も有しており、食品衛生上最も厳格な消費期限(この場合は時間)の定められた調理パンの製造にも携わっており、いわば食品製造に関してはエキスパートとも言える存在です。
食品を製造するのは人の手ですので、食品衛生には「これでよし」という船着き場はないと考えております。
食品製造に携わる小生のところでは、この様な経験を積んだ資格者が必要であり、ここで製造される商品には安全というしなやかな強さが備わってくることにもなります。

20,2,13 試作されたこだわりの島レモンジャム
P1040773_320.JPG

2008年02月13日

大阪のポン酢雪だるま

立春を過ぎても厳冬のまっただ中!
大阪は今日も大変寒い日となっております。
昼過ぎに用事があって外出しましたが、時々陽が射しているのに雪がチラチラと舞っておりました。
頬に当たる風の冷たさは、今日は今冬一番の寒さと予報されたのにふさわしい?痛く感じる厳しいものでした。
甲州の空っ風に慣れ親しんだ身体は、当の昔に都会の柔風に慣れてしまい、今や完全防寒態勢での外出を余儀なくされています。

そうそう、先月小笠原でのことを思い出しました。
真冬の東京を出航するときは防寒衣姿でしたが、小笠原母島に到着した当日は気温20℃で、小生は船の中で半袖シャツに着替えておりました。
ところが、沖港まで迎えにきてくれていた農園主がフリースを着ていたのでビックリして聞いてみたところ、小笠原の気候に身体が慣れてしまっているので、こちらでは20℃でも寒いとのことでした。
身体が慣れるというものはそんなものだったのですネ。

昨年の暖冬と全く違う今冬の寒さは、やはり異常気象の兆しなのでしょうか。
体調の狂いがちなこんな寒い日には、皆さん!鍋ですよ!
チョッと冷蔵庫の野菜室をほじくり返して(小生のことを言っておりますので誤解しないでください。)見てください。
白菜、小松菜、棒ネギ、キャベツ、半分に切ったタマネギ、人参の使い残したもの…
たくさんありますネ
この際です!何でも入れて食べてしまいましょう!
ネーミングは何でも鍋?でいかがですか。
ポン酢は?
言わなくても分かっていますネ!
どんな残り野菜でも、ポン酢で決まり!ですので、皆さん試してみてくださいネ!

20,2,9 ポン酢を持った雪だるま
P1040729_320.JPG

2008年02月12日

ポン酢屋の独り言

「36会の同級生がお前のメルマガを読んでいるそうだよ。」と、平成の信玄入道からメールが入りました。

小笠原から帰阪し、しばらく時差ボケ?の状態が続いておりましたが、何とか通常の生活状態に戻ってきており、サァーこれからやるぞ!などと気合いを入れ直しているところでした。
なにせ、メジロもウグイスも、手の届くほんの1メートル近くまで寄ってくる楽園から、雀でさえも4~5メートル近づくと逃げてしまうところに帰ってきたのですから、多少ぼけるのも仕方がありません。

でも、同級生はありがたいですネー
いろんなところで、小生が全く気につかないところでもブログを読んだりして応援してくれています。
同級生の存在には本当に勇気づけられます。
それにしても、なんて気持ちのきれいな人たちばかりでしょうか。
山梨の久那土という地域の育ちだからでしょうか。

昨日某テレビを見ていて、これからの日本には36会みたいな同級生は極端に少なくなっていくのではないかという危惧を抱いてしまいました。
放映の内容は、今日本で一番大事にしていきたいもの等をテーマにしたような番組でしたが、小生自身、今大事にして未来に残したいものには一体何があるだろうか、と深く考えさせられました。
少し前の日本には、36会みたいな同級生の絆がそこらに一杯あったはずですが、果たして今の子供達が60歳の還暦を経てもなお、名前だけで呼び合い、それだけで意志を通じ合うことができる絆を作れるだろうかということです。

現在はあまりにも時間を短縮することにのみエネルギーを費やし、スローな生活をおろそかにしすぎてしまい、特に食に関しては国産ものの値段が高いがゆえに隅に追いやられがちでおります。
ところがここにきて「農薬入りギョウザ」の事件があってから国産ものが急に見直されておりますが、小生は大変よいことだと思っております。
丁寧に作る安全なものは当然コストアップすることは当たり前ですので、多少高くても目の届く範囲で管理されている国産ものを見直すべきであると声高に訴えたいと思います。

そういいつつも、小生も千葉に帰るときは新幹線を利用して時間短縮を図っておりますし、安いものから先に手を出しておりましたので大きなことは言えませんが、食の問題に関してこの場では少し立ち止まって「生きる」ことの大切さ、尊さを多方向からじっくり考えて見ることも必要ではないかと思っております。

そんな中で、昨日は何カ所かの食品売場を見て回りましたが、食に関する最近の事件からの反省からでしょうか、殆どの食品は国内産にシフトされておりました。
安全・安心が見直された結果だと高く評価しております。

現代に生きる者はその享受し得られたものを進化させ、未来へ伝える責任があります。
しかも、その責任は安全・安心なものでなくてはなりません。

生きることのその責任は今、大変重大な問題となっております。

2008年02月10日

小笠原島レモン(菊池レモン)の畑

周辺にある細い葉は銀ネムです。
畑一杯にはびこっていて、切っても切っても、次から次へと芽を出してきます。
なにせ、20㎝ほどの長さのさやに3ミリほどの種がびっしり詰まっていて、さやが開くと一斉に落下します。
畑の整理をしているときに、人差し指大の銀ネムをノコギリで切っていたらしかられてしまいました。
切ったらすぐに横から芽を出してくるので引き抜くのが正しいやり方だそうです。
島には島のやり方があるんですね。

写真をよく見ると手前の黄色い島レモンの奥の方に青い島レモンが確認できると思います。
このレモンが次に収穫できる島レモンです。
この写真にはいっしょに収まってはいませんが、手前には花があり、その横には指の爪ほどの生まれたばかりの果実がついておりました。
生まれたばかりの果実と青い若果実、そして黄色の完熟果実が同居しているこの島レモンは亜熱帯地方独特の四季なり豊産種とのことです。

島レモンの葉が見えるところは果実が確認できましたが、銀ネムが行く手を阻んでいる先は踏み入ることができなくて、畑というよりジャングルといった方がピッタリするようでした。


20,1,24 撮影
20,1,22~27小笠原出張 008_320.jpg

2008年02月09日

大阪の雪

大阪に雪が降っております。
小生が大阪にきて4年ほどすぎましたが、こんなに雪が降ったのは初めてのことです。
暖冬の影響?にしては逆行方向ですので、なんかおかしな気候となっていることを実感しています。

さて、一昨日保健所の立ち入りがありました。

世間では食の安全・安心が揺らいでおり、小生のところでも毎日衛生管理についてミーティングをしていたところでした。
食品製造に携わるものにとってはいろいろと専門的な分野からご指導頂けるのと、保健所の立ち入りがあることで緊張感を持たせた製品作りへの意識が増幅されますので保健所の立ち入りは大歓迎です。
賞味期限や返品された商品の扱いなどの確認や工場内の衛生管理について視察をして頂きました。
私共では原則として賞味期限切れ商品の返品は受け付けておりませんので、その旨を説明しました。

賞味期限の扱いについては、作る側と売る側(消費者)との意識の差に開きがあることは承知しておりますが、作る側では官能試験結果の二分の一にも満たない程度に狭めた期間を賞味期限として設定しているところもあることを売る側(消費者)には知ってもらいたいナーと思っております。


20,2,9 AM11:00 会社近くの淀川河川敷公園にて
P1040715_320.JPG

2008年02月05日

野鳥がつついた島レモン

野鳥がつついて落とした小笠原島レモンを少し並べてみました。
野鳥の頭部が入る程度の穴を開けて食べ始めていることが分かります。
野鳥が好んで食べると言うことは、もちろん!農薬をかけていないことの証拠にもなると思います。
それにしても、国内で売られているレモンは皮のまま食べると顔をしかめるほどの苦さと酸っぱさを連想させるはずですが、まさかレモンを野鳥がつついて食べているとは考えてもおりませんでした。
実のところ、最初に黄色いレモンが農園一杯に落ちているところを見たときには、収穫が遅れたため熟れすぎての自然落下と勘違いしておりました。
通常は濃緑色で完熟といわれているこの小笠原島レモンをさらに黄色になるまで木にならせているため糖度があがり、そのため本来の酸味を和らげてくれていることもこの黄色になった島レモンの特徴の一つで、野鳥に好まれる要因だと考えております。
ただし、無農薬・完熟のリスクは日持ちがしないという致命的な欠点がついて回り、今回収穫した島レモンも大阪に着いた時点で10㎏ほど痛んでおりました。

早く痛むものは反面では安全とも言えますが