メイン

2008年09月18日

一言!

「一言!」というメールが入っておりました。
うん?
ナンのことだろうと思い、メールを開く前にカーソルを合わせましたところ、右ブースに表示された内容は

「質問ではないのですが、一言」

の書き出しの文章が目に入りましたのでメールを開きました。
かいつまんだところの内容はこうです。

≪かにを食べるのにはいつも御社のかに酢を使っています。使い切ってしまったのでいつもの店に買いに行ったところ扱ってなく、やむを得ず他のものを購入してかにを食べたが全然うまくなかった。
何種類かのかに酢を試してみたがやはり美味くない。
かにを食べるときはやはりこのかに酢でず~と食べたいので、是非、末永く販売して頂けることを念願しています。
近くで販売しているところを教えてください。≫

とのことです。

嬉しいですネー
小生は、一方では無類の感激屋さんでもあるので、ついつい「プレゼントしちゃおうか。」と思ったほどでした。
食品を製造している者にとって、何が一番励ましになるかというと、商品を購入し消費された方が、その商品の中身を高く評価して頂き、そのコメントを頂けることです。
およそ、このようなことは面倒なことで、殆どの方は当たり前のように流してしまいます。
でも、名の通った場所での食事の席でよく目にする作法には、料理を作ってくれた職人に対する労を称える賛辞の儀礼があります。

「一言!」という端的な言葉で表現したセンスもすばらしいものが感じ取られ、頂戴したお褒めの言葉は自然とわき上がる「やりがい!」をもたらせる金言でもあり敬服するばかりです。
小生が百の褒め言葉を持ってしても、かなうはずもない何層倍もの威力がこの「一言!」にあることを教えられた貴重なメールでもありました。


2008年08月21日

夏の終わりに、なぜ「かに酢」?

…コオロギの 初音に夏の 終わりかな…

暑かった…
今年の夏もようやく終盤にさしかかってきており、朝夕の風も心なしか涼しく感じられるようになって参りました。
うだるような、との表現がそのまま当てはまる日々が続いた今年の夏でしたが、ようやく一息入れるところにきております。

初夏から始まった「鮎とたで酢」のシーズンも一息入り、秋からの定番である「鍋物とポン酢」とのバトンタッチの機会を伺っているところです。 
季節を感じさせる食べ物の脇役でもある調味料は、時には主役を引き立たせる役割を担っていることにより、季節の移ろいに愛着を覚えることとなるのはごく自然の成り行きだと思っております。
このように考えてみますと、季節の移ろいと食とには切り離せない密接な関係にあることかがおわかりになると思います。
人々は季節と食とを上手に融和させながら、いろいろと工夫を重ねて悠久の時を刻んできたのですね。

さて、昨日のこと、まだうだるような暑いさなかに「かに酢を購入できるところを教えてもらいたい。」との問い合わせがありました。
「美味しいかに酢を探していたが、仕出しに入っていたかに酢を食べて問い合わせた。」とのことでした。
ここのところは大変誤解されやすいところですので最初に断っておかなければなりませんが、小生の経験上から申しますと「美味しいかに酢」というものではせっかくのカニを美味しく食べることはできないと思います。
本当に誤解しないでもらいたいのですが、「美味しいかに酢」ではなくて、「カニを美味しく食べさせてくれるかに酢」であるかどうかが重要なのです。
本来もっているカニの甘みと旨味をいかに引き出してくれるかが「かに酢」の役割にほかならないからです。
ですから小生のところのかに酢を「美味しいかに酢」と説明したことはありません。
「カニを美味しく食べさせてくれるのがこのかに酢です。」と説明しています。
小生の言い回しについて説明不足のところが多々あると思いますが、ここのところは個々の味覚の問題としてご勘弁願いたいと思います。

カニは生きているものを焼いて食べるか、塩ゆでにしてその場で何も付けないで食べるのがベストであることはどなたでも知っていることです。
しかしながらここで問題なのは、生きているカニがいつでもどこでも簡単に入手できないことにあります。
流通の問題もあったりして「冷凍カニ」が手軽に入手できるカニの主流を占める所以となるわけです。
そこで「かに酢」の真骨頂が問われることとなります。

小生が最も強調したいことは、冷凍カニに生きているカニと同じ味を求めることは無理があるということで、むしろ全く別の美味しい食味を作り上げてくれるのが「かに酢」の役割である、ということです。
美味しさは個々の味覚の話ですので、異を差し挟むつもりはありませんが、誰が食べても美味しい生きているカニと冷凍カニを比較することにはかなり無理があると思いますし、ましてや、昨年捕獲されたものなのか、一昨年なのか、それとも…
表示記載がされたものを見たことがありませんですよね。
かに酢が介在することにより、冷凍カニがむしろ生きているカニとは別の美味しい食味を提供してくれるのであったら「美味しいかに酢」と表現しても違和感がありません。
問い合わせをされた方が最も言いたかったことはここのところだと思います。
そういう存在感のある「かに酢」であることを目指しております。


2006年12月16日

カニの季節

巷には冬の味覚カニの広告が嫌でも目につく季節になりました。
かといっても、そう頻繁に食べれるものでもないのが本音のところ…
そのカニをつけて食べるかに酢を作っているのもこれまた皮肉なものです。

昨日の日経夕刊にカニの産地直行列車の記事がありましたが、産地といってもその地で捕れるカニは数も少なく高価で、殆どは北海道産かロシア産の冷凍物とありました。
どこで捕れてもカニはカニですので、どこのカニであってもカニには間違いないので新鮮でさえあれば小生には異論がないのですが…

ポキッパキッと、殻から身を取り出すのも一苦労ですが、特にタラバガニを素手で処理すると痛いの何のって、それはもう大変な騒ぎです。
この場合、やはり手を守る軍手は必需品になりますね。
しかし、苦労して処理した大降りのカニの身を、大皿にたっぷりのかに酢にそれはもうドップリコンとつけて、ガブリッとやれるのも闘いの後の醍醐味!
たまりませんネ!
カニを食べるのは黙々と、が定番の食べ方ですが、食べ終わったカニの殻をかたづけるのも「美味しかったネ、もう腹一杯!」の言葉で、もう満足満足と相成ります。

2006年11月30日

かに酢の妙

先日北海道出身の方が来社され、かに酢の話しをされていきました。
何でも、母上は北海道から出たことがない?ちゃきちゃきの北海道人?とのことで、来社された本人同様カニをかに酢で食べるなんて邪道!と一喝され勧めたかに酢に見向きもしなかったそうです。

ところが、来社氏は既に小生の手玉に取られかに酢の信奉者になってしまっております。
そーなんです、かに酢の魅力にとりつかれてしまっている来社氏は、かに酢の美味しさを母上に知ってもらおうと一考、かまわずカニの上からかに酢をジャボジャボかけてしまったそうです。
イャー思い切ったことをしたものです。
結果は大当たり!
母上は300mℓ入りのかに酢を一人で半分ほど使ってしまったそうです。
当然のこと、「うまい!うまい!」と賛辞を連発して、すっかりかに酢の虜になってしまったそうです。

この話のあとに来客氏が小声で言うのには「カニはどこの産か分からないもので、身もやせ細っていて一杯500円で安売りしていたものを買ってきて食べさせた。」と…

何をおっしゃいますか!親孝行をするのになんの遠慮がいるものですか!

500円のカニだって、小生のところのかに酢で食べたら美味しかった!って言って喜んで食べてくれたら他に何もいらないでしょ!

まだ…親孝行ができる母上が健在でいる来社氏が羨ましい…


2006年02月28日

常神岬のカモメ?

福井県若狭国定公園常神岬をどこまでも車で行けるところまでいきました。途中、野生の猿が道路脇にたむろしている信じられない光景に出会いながら終点までいきました。
カモメか、ウミネコか区別ができなかったのですが、驚くほど身体が大きく肥えていて餌が豊富なことが分かります。
日本海でとれるズワイガニは、この周辺地域では越前ガニと呼ばれ、山陰地方に行くと松葉ガニと呼ばれます。身は甘く刺身が美味ですが、ゆでガニをかに酢で食べるとなお一層美味しくいただけます。

P1010656_320.JPG

2006年01月07日

「料亭味かに酢」が「カニ酢」で認知?

年末、海が荒れてカニ漁の水揚げが極端に少なくなっているところにきて、各所で「料亭味かに酢」の売り切れが続出したことを「異変」と捉えましたが、年明け早々にも受注が相次ぎ、いったいどうなっているのだろう、と分からないことだらけです。
「料亭味かに酢」の真骨頂は、やせ細った冷凍カニでもプチプチに身の詰まったカニと同様、美味しくいただけるところにあります。
特に、タラバガニは大振りな身のわりには淡泊な味で、絶対「カニ」本来の甘みを引き出す「料亭味かに酢」が必需品となります。
以前、伊豆半島の西伊豆で食べた「タカアシガニ」もそうでした。
ゆであげたその場で食べたので何とかいけましたが、冷めたらやはり「料亭味かに酢」のやっかいにならないと無理かなナ、と食べながら感じました。
小生は中ぶりで深めの皿にたっぷりの「料亭味かに酢」を入れ、ハサミで切り分けたムキガニをジャボンと放り入れ、たっぷりとカニ酢がしみいったところをガブリ!一噛み、二噛み…ムムム!ジワーッと広がるカニ汁特有の甘み…旨いッのことばを一気に飲み込んで、次をガブリッ!
三回ほどでカニ酢が少なくなってしまうので、カニの身が入っている残り汁をグビッと飲み、たっぷりとカニ酢を継ぎ足して、またまたバキッと折ったカニのアシからトロリ、とムキ出たカニの身をカニ酢に浸す作業を無言の中で繰り返すことしばし…
「カニにはカニ酢」の一幕でした。


2006年01月05日

大徳さんの「料亭味かに酢」の真骨頂

昨日、竹馬の友からメールが入りました。
ナンと!3人の孫に囲まれ、ゆったりとした時間の流れの中で正月を甲州の田舎で過ごしてきたそうです。田舎で過ごす孫との時間は、何にも勝る至極のひととき、ナンと羨ましいことか…
新年の元日、二日とメールや賀状のチェックに忙しかった小生には、ほど遠いところの話のように聞こえてしまいますが、致し方ないものと素直にあきらめております。
さて、今日は兵庫県の個人のお得意様から「料亭味かに酢」の注文をポン酢ショップに頂きました。
この方はポン酢ショップが立ち上がる前からの「料亭味かに酢」を長年ご贔屓にして頂いている特別なお得意様で、昨年、直接お話をする機会がありましたので「どうしてわざわざ弊社のかに酢をご購入頂けるのですか?」と、以前から疑問に思っていたことを聞いてみました。
その答えは、蟹を食べにいくのにわざわざ大徳さんの「料亭味かに酢」を旅行先に持って行くためで、『そこの旅館で出してくれる「かに酢」では食べない。』のだそうです。
「大徳さんのかに酢でないと食べれない。」と、総身の震撼する製造者冥利に尽きるお褒めのことばをも賜りました。誠にありがたいことです。
前職を辞すとき、さる方から賜った「真心」のことば通り、食品製造業に携わる者の一人として、まっすぐに進むことの大切さをこの方から学ばせて頂きました。


2005年12月27日

世相を反映しております。

師走に入って「料亭味かに酢」が出荷急増という異変に驚いております。
最需要期になったこの時期になって蟹漁が不振とのニュースが流れ懸念しておりましたが、保管されていた冷凍の蟹がドーンと出てきたのかもしれません。
冷凍の蟹には「料亭味かに酢」が必需品ですので、この異変はうなずけるものがあります。
もう一つの要因は、景気が上向いてきたのかと…新米ポン酢屋社長は分析しております。
この年末は…まだ一度も食べる機会がなかった蟹を「料亭味かに酢」で食べようかナー…

2005年12月13日

陰の立て役者「料亭味かに酢」

蟹はその身を口に運んだあと、一口二口噛んだときにじわッと蟹特有の甘みを感じるのが美味しい蟹と言えます。
もちろん、新鮮であればあるほど甘みは強く感じるはずです。保存技術が発達した昨今、大半の蟹が漁獲後すぐに冷凍され市場に流通している現状では生きている蟹を食する機会は極端に少なくなってきておりますが、高価な蟹をより美味しくいただきたいのは当然のことです。
どんな状況のときでも蟹特有の甘みに近づけてくれる陰の立て役者が「料亭味かに酢」であり、限りなく生きている状態の甘みに近づけてくれるのが「料亭味かに酢」の真骨頂と言えるかもしれません。

2005年12月07日

京都京丹後の松葉ガニ

カニシーズン到来!てなことで、今年も新鮮な松葉ガニを食べたい!!
去年のこと、一度でいいからお腹いっぱいカニが食べたい!で、京丹後まで行ってきました。そしたら、期待通りいっぱい出ましたネ、カニ、カニ、カニ、カニが食べきれないくらい(ホント、食べ切れませんでした。)。宿の女将さん「残ったカニはお土産で持って帰って!」ウワーどうしょう。
ムム、でもかに酢はないの?…
新鮮なカニにはかに酢は入らないッて、ことかナ…
薄いだし汁の中に入れて「カニすき」で食べさせてもらいましたが…ホント、勝手なんだけどそのほかにかに酢が欲しい!

2005年12月06日

カニにはかに酢の不思議

日本人のカニ好きはつとに有名だと言うことですが、カニ好きの要因は四方海に囲まれ気候の異なる東西に長い列島という特性から、漁業の発達とともにいろいろな種類のカニが漁獲されるようになったことにあると勝手ですが考えてます。
ただ、地方によりいろいろな食べ方があり、特に毛蟹とタラバガニ等の産地北海道では何もつけなくてそのまま焼いたり、塩ゆでしたりして食べるそうです。
11月半ばころ、小生の知り合いで北海道出身の方にその話をしたんですが、「蟹に何かつけて食べるなんて生まれてこの方したことがない!邪道ですヨ!」って、それはたいそうな剣幕で言うものですから、「ここは北海道ではないし…」ブツブツ。
「デモ、一度大徳の料亭味かに酢を試して見てください。」半ば無理やり自慢のかに酢を渡しました。
小生もすっかりそのことを忘れてしまっていたんですが、つい3~4日前のこと「本当に社長さんの言ったとおりでした。」と興奮度90℃。
何がですか?と尋ねると、「安い蟹が旨かった。」と言うので、図々しく「幾らで買った蟹?」と聞くと、なんと「タラバガニ足3本で500円!」と言うではないですか。いくらなんでもそんなタラバガニを売っているわけがないですよネ。
それくらい「安いタラバガニでも旨かった。」ということだったんだけど、ああびっくりした。