びっくりしました!予想していたとおり、やっぱりありました。
以前、得意先から弊社製品「タデ酢」のカルシウム成分含有調査の依頼があり、可食部100g中3㎎の成分含有調査結果があったことを書きましたが、もしかしたら重要な鉄分も含まれてはいないか、と柳の下のドジョウ?をねらって調査致しました。
イヤーありました、ありました。なんと!可食部100g中0,1㎎ありました。
五訂食品成分表によれば、茹でほうれん草が可食部100g中0,9㎎、ゆずの生果汁とレモンの生果汁が0,1㎎ですので何とも立派な数値です。
ちなみに鉄分含有の雄はエゴマの可食部100g中16,4㎎というところでしょうか。
スクラップされた新聞記事によると、タデにはタデオール、ポリゴデオールという苦味の成分があり、その葉を噛むと舌が痺れ口がただれるくらい辛いところに、その葉を食べる虫もいるところから「蓼食う虫も好きずき」という言葉が生まれたとか。
古くから刺身など生ものの殺菌作用を目的とした薬味と香辛調味料として食用にされてきたとされるタデは大変優れた植物でもあることが分かります。
でも、よくよく考えてみたら実際にタデの生葉をすりつぶしてタデ酢を作っているのですから当然といえば当然ですよね。
タデ葉が入手しにくく、また高価でもあるところから食酢に色を着けただけのものとか、ほうれん草で代用しているところもあるとか聞いてもおりますが、それだけに本物のタデ酢を丁寧に正直に作ることが小生の使命と感じております。