先日ある方のお見舞いに行ってまいりました。
話題は不作による極端なユズ果汁在庫不足の事が中心となりましたが、小生のところは何とか前年並みの量を確保できていることをお話しいたしますと安堵のため息を漏らしておりました。
その方の得意先である料亭はユズを中心に使って頂いているので、この時期にユズがなくなると死活問題になる、といっておりました。
他所では全くないところが出ており、新規のお客様の注文は全てお断りしている状況のようです。
なぜ極端な在庫不足に陥ったかは多方向から検証してみないと分かりませんが、極端な不作のほかに人気果汁に対する何らかの「操作」?があったのでは、といぶかることで真相は判明してくるものと思います。
今回のピンチ脱出は、50年の取引実績を高い信頼をはさんだ「絆」として認めて頂いたことにあり、仕入先の社長様も「長年のお得意様を裏切ることはできない。」ことを強調しておりました。
この様なときに入院している方の会社にユズの売り込みがあったそうです。他所にはないはずなのにおかしい?ですネ
それにしても、留守宅に土足で上がり込む方式はいかがなものか、はたまた商売とはこの様なもの、といってしまえばサザエの蓋論ですが、「商売とは信頼の構築から始まる」ことをポリシーとしている小生の考えは甘いのでしょうか…
「得意先様を裏切ることはできない。」ことに強い共感を覚える小生は、商売の本道として「信頼の構築」に的を絞って頑張っていきたいと強く感じた出来事でした。