報告が遅れましたが、食品保存条件のすこぶる悪くなる梅雨期前5月の末に、大徳の「たで酢」の経時変化検査を東邦微生物病研究所に依頼して実施しました。
結果は最優秀の成績を出してくれました。
検査方法は2つの方法で行いました。
その一つは、冷蔵庫に入れない常温の状態で開栓し、毎日5~15分キャップを外したまま放置して、雑菌の増殖があるかどうかを調べました。
もう一つは、ごく普通の家庭での使用状態を再現し、開栓してから家庭用冷蔵庫に保管し、毎日冷蔵庫から出して5~15分キャップを外したまま常温で放置して、雑菌の増殖があるかどうかを調べました。
さすがに冷蔵庫での検体は、一般生菌1g中20個、大腸菌群・黄色ブドウ球菌はともに陰性。
常温での検体は、一般生菌1g中110個、大腸菌群・黄色ブドウ球菌はともに陰性でした。
光琳選書 農学博士 津志田藤二郎選著「食品と劣化」によりますと、「普段問題なく喫食している食品中の生菌数は、食品によりかなり違いはあるが、10の3乗~10の6乗/gと以外に多く含まれている。」との記述からすると、大徳のたで酢は一般生菌数が極めて少なく安全であることが分かります。
この様に、大徳では念には念を入れ、ランダムな検査方法により菌検査を実施するなど、安全・安心な製品作りに万全を期しております。