各地から桜の開花宣言がもたらされております。
桜はコブシと同じに、葉がでるよりも先に花が咲きます。
身近なところではフキノトウやツクシ(花と言えるかどうか?)、イカリソウなど、同じように先に花を咲かせる野草がたくさんあります。
ようやく訪れた春に拍手!
さて、暖冬のせいもあるのでしょうか、このところ「たで酢」の問い合わせが増えております。
「たで酢」は、「たでず」と読み、「す」が濁るということを昨年、ちちんぷいぷいテレビ取材の際に教えてもらいましたが、このときは京都の川床料理、鮎、たで酢というつながりから、日本の夏の調味料として取材していただきました。
せっかく日本の夏の調味料としてテレビで紹介いただいた希有な機会を活用して、たで酢を鮎だけでなく、他の食材の調味料としてもっとたくさん使ってもらいたいと真剣に考えております。
そこで、先日、ブラックバスの駆除について、「たで酢」での食べ方が話題になりました。
今や、ブラックバスなどの外来魚は、ほぼ全国の湖沼、河川にその生息域を拡大しており、在来種の生態系を脅かすとともに、旺盛な繁殖力から駆除するのに難儀しているようです。これらの外来魚を「たで酢」で美味しく食べることはできないでしょうか。
「たで酢」の歴史は古く、古式料理法の元祖である「四条流包丁書(1489)」にも「スズキの刺身など、すべからず魚料理には、このたで酢を添うるべし…」と記されており、特有の匂いがあるスズキは「洗い」で匂いを消して食べているのが現代の食べ方の主流をなしているところから、「ブラックバスとスズキはよく似ているので、たで酢で食べたらいけるのでは。」との一押しの意見がありました。
実践してみる価値は大いにあると思いますので、ブラックバスを入手していろいろな食べ方で検討してみることに致します。
「たで酢」もこの様なところでいろいろな役に立ち、社会貢献ができるのであれば、その役割は大変なものと言えますので、是非とも試してみたい重要案件だと思っております。
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