通称ハカラメ、学名はセイロンベンケイソウです。
亜熱帯植物ですので寒さにはめっぽう弱く、今の時期に外に出したままでおくとたちまち枯れてしまいます。
温度管理さえしっかりしておきますと繁殖力は旺盛ですので、放っておいても葉っぱから勝手に芽が出てきます。
葉の周囲のギザギザのところから芽がにょきにょき出て来ることからハカラメ(葉から芽)の名前がついたことを聞きましたが、小生が平成6年2月に小笠原諸島を訪問したときには花が一杯咲いていましたので、上手に育てると2月頃にかけて可愛らしい花が見られるかもしれません。
(ただし、千葉で咲かせたものはおよそ1メートルくらいの高さに成長した3年ものでしたので、花を咲かせるまでにはやはり2~3年の管理が必要になると思います。)
ギザギザが20箇所ほどありますので、2~3枚の葉があればもしかしたら10株ほどの苗が採種できるかもしれません。
一日中温かい、いつも生活の中心になっている居間などに、小皿にひたひたくらいの水を張って浮かべておくと簡単に芽が出ますし、チョッとしたインテリアにもなります。
もっと簡単なのはセロテープで壁に貼っておいてもOKです。
10日位すればギザギザから白い毛根が出てきて、その後しばらくすると可愛い目がにょきにょき均等に出てきます。
真冬のこの時期に容易に芽が出ることや、その芽の出方がユニークで子だくさんを連想させ「幸福を呼ぶ」と喜ばれるなど、育て方が容易なことと併せて人気の要因となっております。
興味があり育ててみたいと思われる方がおられれば連絡(info@daitoku.bizu)を下さい、分けてやっても良いですよ。
19,12,5撮影
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