新しい仲間THさんのプロフィールを少しご紹介します。
THさんの年齢?は小生よりかなり若いので、体力・気力・智力には期待が持てます。
特筆すべきことは、希少性の高い小笠原島レモン果汁を使って「小笠原レモンパン」を考案した日本で唯一のパン職人であったことです。
これは内緒にしていたことですが、実は小生はパンをあまり好みません。
ただ、干しぶどうが入っているパンだけは「好き」の部類に入っておりますが、生まれが山梨ですので子供のころから食べていたぶどうのイメージが残っているからだと思います。
そのパン嫌いの、しかも間食を戒めている小生の元に最初に焼かれた「小笠原レモンパン」が届けられたのは平成17年の夏のことでした。
「パンは嫌いですよ!」と念押しをして一ちぎりしたレモンパンを口に入れたとたん、何とも表現できない「マイルドな酸味」が口いっぱいに広がりました。
自ら戒めていた間食はダメ!の禁を破り、全部食べてしまったことはいうまでもありません。
あとで聞いた話では、レモンを使ったパンは酸味がきついため女性や子供に嫌われ、パンの世界ではタブーとなっている食材だとか…
小笠原島レモンの特性である「マイルドな酸味」を引き出したTHさんの技術とアイデアに喝采を送ったものでした。
タブーに挑戦し、そして成しえた今では唯一の小笠原島レモン果汁を使った「小笠原レモンパン」の灯を消さないように、いろいろな観点から復活への検討を重ねているところです。
小生にはこの灯の先に見えてくるものがあります。
それは「小笠原島レモン」を介しての連携事業です。
日本で唯一の「小笠原レモンパン」を多くの方に召し上がってもらいたいこと、手つかずの小笠原の自然を多くの方に知ってもらいたいこと、小笠原島レモン栽培者に利益還元ができること、などなどです。
THさんが小生の元に来られたのも、これらのポリシーが一本の見えない糸でしっかりと結ばれていたからだと固く信じております。
「小笠原島レモン」がパンやクッキーに姿を変えて、多くの方々に話題を提供するなどして集いの輪を作る架け橋となっていただけたら本望だと考えております。
今日はそのTHさんの歓迎会と新年のボーリング大会です。
交渉してハンディを20点いただきました。
そして来週は小笠原母島のレモン畑の現況を視察してまいります。
特別天然記念物ハハジマメグロが戯れているジャングル状態のレモン畑でどの様な形で小笠原島レモンが実を結んでいるのか興味津々です。