9月に入り、ススキの穂も一人前に垂れ下がるようになって参りました。
朝夕の涼風はホッとする時間をしばし与えてくれております。
今朝の天気図を見ると、低気圧に包囲された日本列島となっておりましたが、このような天気図の時は、低気圧の間を温かくしめった空気が北上して雷雲が発生し、各地に雷雨をもたらすので注意が必要と予報していました。
このところ、各地でゲリラ的な豪雨により被害が出ておりますが、台風と違って予見しにくい状況が顕著です。
現在の経済状況も、最近の天候状態とどこか似通ったところがあるように思えてなりませんが、つい先日のこと、ある企業が不渡りを出したそうです。
企業所在地においては伝統と歴史を誇った中堅企業としての実績があり、業績は順調であったようでした。
実際のところは聞いてみないとわからない深い事情があると思いますが、経営者の責任の重さを自覚させる出来事でもあります。
小生が大阪に来てから5年余の間、把握できているだけでも実に倒産3件、廃業3件、連絡不能3件の出来事に遭遇しております。
関わりのある人達の次の人生はいったいどうなるのだろう、と他人事でも心配になりますが、善人の顔をして他人の心配をしていられる状況に今はないのが実情のところです。
本当にどうなるのでしょうネー
さて、日曜日にスーパーに買い物に行ってきました。
お店に入るとすぐのところに、鍋物グッズが満載です!
もう秋になったんだ…
と、今年も夏の終わりを告げて秋を知らせる光景をスーパーで知ることとなりました。
アキアカネの大群が三沢川の広い河川敷を、それこそ我が物顔に、所狭しと乱舞していた光景が久那土の今頃の風景で、懐かしい故郷の情景が昨日のことのように思い出されます。
あれだけの大群が、よく互いがぶつからずに舞っていられるものだと感心しながら飽きずに見ていたことを思い出します。
次第に薄闇に包まれていく河川敷には、どこからかリーン、リーン…キンキロリン…と虫の鳴き声が聞こえてきます。
三沢川の松虫はキンキロリンと鳴きます。
違う違う!どこの松虫もみんな一緒でチンチロリン!
と、誰かに言われそうですが、そのころの小生の常識も確かにチンチロリンでしたので、かなりの時間チンチロリンではないかずっと耳を澄ましておりました。
試しにチンチロリン!と復唱もしてみました。
でも、どうしてもキンキロキンとしか聞こえません。
キン、キン…キンキロ!
時々、へんてこりんな鳴き声を出すものもおり、新米松虫が賢明に練習している状況が感じ取れました。
何せ、三沢川の松虫は他所のものよりすこぶる元気がよいから、キンキロリン!と勢いよく羽を鳴らしていたのかもしれません。
日本国中の松虫全部が同じ鳴き声、というのも納得がいかないことですから、久那土の松虫は元気さが違う!ということでそのときの小生の疑問は解けた次第です。
物憂い秋の始まり…
もう少し爽やかな気候となれば、身も心も晴れ晴れとするのですが…
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