とうとう大晦日がやって参りました。
本年中頂いた小生へのご支援に対し、厚く感謝申し上げます。
来る平成21年(2009年)が皆様にとって飛躍の年でありますよう心より祈念致しております。
大掃除を終へ、年が改まるのを待ちます。
ですが、平成21年の経営戦略・戦術を立てなければなりませんので、昨日、財務管理と会社資本に関する専門書を購入しました。
この休み中に読もうかと思っております。
そして、一方では平成20年(西暦2008) という年のことを思い返しております。
この日本において、同じ空気を吸って、同じ空間で、同じ大地の上で生きている人たち。
仕事にあぶれることもなく、食べるものにも困らない、したいことができる「自由」を享受していることが「幸せ」であると言えるはずであった。
また、つい数ヶ月前までは「コンビニが捨てる消費・賞味期限切れの弁当の数量は○○屯も捨てられ、或いはブタのエサとなっている。」ほどの生活を謳歌していた私たちは、ここにきていきなりモノを買うことをためらわせ、誰もがそそくさと家に帰って食べる節約の生活を始めました。
何でもそれを「巣ごもり」と称しているそうです。
それにしても活力の見られない、覇気が感じられない言葉ですネ
「全国民中流階級」と言われていたことも、みな突然泡のごとくに記憶の彼方に消え去りました。
世界一安全の国、お金持ち、戦後奇跡の復興を遂げた日本というところで一体何が起こったのか。
「前触れは○○年前から始まっていた。」「いや、○○年のあのときから!」などなど、諸説紛々です。
ニートと呼ばれる就職しない若者のことや、派遣社員というわかりにくい新しい社会システム。
安定と言う窮屈より手軽さを自由とはき違えた中で選んだ報いと、一口で切り捨てられない現実がここにあります。
その荒れた2008年も今日で終わりです。
日本人は何かでけじめをつけることを好む民族であるといわれていますので、ここはタイミングよく大晦日でけじめをつけると致しましょうか。
… 巣ごもりに けじめをつけて 初春の 大志を挙げて 柏手を打つ …