今日は祈念すべき日♪
そうです!日本列島に向けて春一番が吹きました。
これからは、温かくなったり寒くなったりの気温の変化にとまどいながらも、着実に春!を体感できる暖かな時間が少しずつ増えてくるものと思います。
春は「大地の躍動」も一緒に連れて参ります。
ふれあう風の柔らかさに驚くのも、ちょうどこの季節のころのことです。
今までは乾いた匂いでしかなかった空気の流れが、少ししめった鼻孔をふくらます微風に変わって参ります。
匂いの主を捜すのに、ついふくらませた鼻孔を差し出すのですが、どの方向にも匂いの主は見つかりません。
春は匂いを伴うのが春たる所以なのです。
もうすこしすると枯れ葉の下から顔を出すのがイカリ草の新芽です。
久那土の山々には、まだまだ寒い日が続くというのに、それでも頑張って顔を出します。
覆っている枯れ葉布団の厚みはかなりのもので、寒気からイカリ草の新芽を守ってくれています。
自然の営みは巡り巡って、お互いに助け合って成り立っておるのです。
人間の心配することでもないのですが、春先の久那土の野山での出来事にはいつも新鮮な発見があり、そして生きているその思いのいかに小さいことかを知り、むしろ生かされているのではないかと思いを巡らせます。
イカリ草は長い冬の間をじっと耐え、どの花よりも早く可憐な花を咲かせます。
そんなイカリ草をいとおしく思い自分探しをしておりました。