カーッ!と照りつける太陽とミンミン蝉の鳴き声は梅雨の終わりと真夏の到来を告げております。
既に関東方面では梅雨明け宣言が出されました。
うんざりする湿気の多い夏の暑さは日本特有のもので、全ての生き物の機敏な行動を阻害する要因となっていますが、皆さん!真夏を迎えて今が大事な時期です!夏を乗り切るための健康管理には十分な備えが必要です。
それでもこの時期は、ナスにキュウリ、トマトにトウモロコシなどなど、色とりどりの野菜が満載のしかも一年で最も野菜や果物が豊富に出回る時期でもあります。
古来より、日本の四季を円滑な生活スタイルによって過ごすのに、五味・五色・五法からなる和食が確立され健康維持に貢献されてきたものと考えておりますが、真夏を快適に過ごすのにはどのように気をつけていったら良いものか、夏ばてなるものを余り知らない小生の過ごし方が少しでも参考になればと思いますが…
五味はすなわち、甘い・辛い・酸っぱい・塩辛い・苦いことを指し、近年旨味が加わったことは一般に知られているところです。
そこで小生が夏こそ一番にお薦めしたいのは意識して苦みと辛みのある野菜や果物類を適度に食べるということです。
専門家ではありませんので苦みや辛み成分について説明することはできませんが、近年苦みや辛み成分が人間にとって有用な成分であるとの研究発表が盛んになされていることでも関心度の高いことが実証されておりますが、夏こそ苦いものや辛いものを機会に応じて食べることを小生は奨励致します。
ただし、刺激物ですので各自の体調に合わせほどほどにすることはもちろんのことです。
ゴーヤ、ウコン、キュウリ、ナス、ダイコン、柑橘類などはその代表選手です。
特にキュウリは味噌につけて野性的に丸ごと食べることをお勧め致します。
幹からぶら下がっている方にこそ苦みが集積されていますので、味噌を付ければ苦みも気にせず食べることができますので効果的です。
野草の代表選手はタデであることは論を待ちません。
愛知県佐久島にはタデ汁という夏料理もあることから、夏を乗り切るための食べ物にタデが利用されるなど、各地でいろいろと工夫が凝らされてタデの辛みと苦みが利用されているようです。
タデ汁は、だし汁(何でもよいと思いますが、煮干しだしや昆布・かつおなど) +タデ葉+ごま+味噌の簡単な材料のみで仕上げます。
タデの葉とすったごま、味噌をすり鉢に入れ、だし汁で溶いてタデ汁を作りご飯にかけて食べるものです。
タデは近くの水辺で簡単に入手できますので、タデを採取してきて是非タデ汁を作ってみて下さい。
食べられるタデがどれかわからない方は小欄「たで酢の話」を参考にして頂きたいと思います。
ちなみに小生は少し食べやすくするためにちょっとした独自の工夫を加えております。
コメントを残す