大阪の奥座敷、箕面公園に行ってきました。
電車の終着駅を降りて、しばらく遊歩道を登っていると可憐な山野草に出会いました。
蛍袋です。
子供の頃にタイムスリップして真っ暗闇の夏の田舎に思いを馳せています。田んぼと山と川だけの、墨を流したような真っ暗な夜に蛍が飛び交う幻想的な自然いっぱいのところでした。
田んぼに水を入れている沢に蛍はよく飛んでいて、周辺の身近な至る所に蛍袋はあって、蛍を捕って、この蛍袋の中に入れ先っぽをつまんで持ち帰ったような記憶がありますが、残念ながらはっきりとは思い出せません。
だいぶ遠い昔の話になってしまっています。
途中に、川床があり、京都・大阪周辺には夏には川床という風情たっぷりの食事処がたくさんあるのにはいつも驚かされます。
関東ではあまり見られない珍しい風景です。
自然と融合させた食事の提供の仕方には関西独自の食文化の香りがいたします。
遊歩道にはもみじがいっぱいあって、秋には見事な紅葉を見せてもらえるだろうと思いながら歩いておりました。
整備された遊歩道は自然の中にとけ込んでおり、全く違和感を感じません。
白花のセッコクが咲いていました。
優しい香りが疲れを癒してくれました。
みのお大滝です。
終点の阪急箕面駅を降りて、ほとんどの人々はみのお大滝を目標に箕面川沿いに歩きます。
途中、いろいろな見所があって、意外と歩きやすい遊歩道になっています。
7月中旬頃からライトアップされるようです。幻想的な大滝が見えるものと思います。
鮎の炉端焼きが1本500円で販売されていました。
うっそうと茂るもみじの大木が日の光を遮り、日陰の山道を歩きやすくしてくれています。
箕面山のもみじの葉は緑濃く、若葉の折り重なる緑を初夏の陽光が射し込んできます。
「姫いわ」との案内記載があります。
誰が名付けたのか、よく考えたものです。
箕面川の景観です。川の水量と巨岩の配置が都会の渓谷らしさを見せています。
数寄屋造り風の別荘らしき建物がありました。
渓谷美をいっそう引き立たせてくれています。
たまたまおしどりの夫婦らしきものが飛来してきました。
仲良く並んでえさを探していました。
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