腕まくりした肌に当たる陽の光が痛く感じられるようになってきました。
子供も大人も皆がこの時が来るのをワクワクしながら持っていたのではないかと思います。

タデ圃場の春は、つくしんぼと共存してタデの芽が大量に発芽していました。
この小さな植物は、この葉芽の時から俗にいう「爛(ただ)れる」辛さを保有しています。

侮るなかれ、タデの葉芽!!
もちろん、素手で触ることは厳禁です。

自然界という空間において、すでに自己防御の術を持ち合わせているのがタデの特徴でもあります。

※圃場の葉芽

今年の葉芽は少し赤みが強く出ています。
タデは特有の植物成分としての辛みと色素を持っています。
よく観察してみると、赤色ではなく赤紫に青色が混ざった色模様に見えます。
文献などを拾ってみますと抗酸化作用を持つ色素でアントシアニンなどとあります。

※圃場の葉芽

少し拡大してみました。
枝葉は厚めで二枚葉です
緑色も混在していますがほぼ赤色が大勢を占めているように見えます。

この様相がタデの成長に伴いどのように変化していくかについて経過をみていくのも楽しみの一つとなります。

※拡大した圃場の葉芽