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「蓼食う虫も好き好き」のことわざがある。
タデには虫にとって嫌気性のある匂いを発しているようで、このことがことわざの由来でもあるようです。

虫が嫌うそのタデを食べる虫がこの写真の虫です。

ゾウムシの一種だと聞いています。
頭部がゾウの鼻に似ているのでその名がついたのかもしれません。

普段なかなか出会うことのない虫でしたので遭遇できたことを喜んでいます。

姿を見せないのが得意な虫で、すぐにタデ葉の裏側に移動して姿を隠してしまいます。

今日は何枚か写真に収められて幸運でした。

今、まさに飛び立とうとしている瞬間をとらえています。
良いタイミングで出会えたことをとても喜んでいます。

タデ圃場ではすでにタデの穂が出ていました。
こうなるとタデ葉の収穫は終了となります。

タデは花を咲かせ種をつけます。

さすがに暑い日々が終わりを告げ、季節は秋に向かっていることを教えてくれています。

次々と花を咲かせ種を作りタデの穂も頭を垂れていくことになります。
外観の様子は稲穂によく似ています。

ただ、タデの種と稲穂とではその大きさが違いますので稲穂に比べるとその垂れ方も可愛い垂れ方をしています。

やっと、ようやく秋と呼べる季節の到来です。