「タデ喰う虫も好きずき」の諺に出てくるタデ喰う虫の仲間です。
「カメムシの一種ではないか」とは、圃場管理者の弁ですが、他にナメクジも食べるそうです。
これらの虫はなぜ辛いタデを食べることができるのか聞いてみたところ、「虫には味が分からないからじゃないですか」とのことでした。
ホントかな?
と傾きつつも、なるほどと思い当たる節もあり、では農薬がかかっている野菜はなぜ食べないのかな、と別の疑問が湧いてきたので考えてみましたが、意外と「匂い」に秘密が隠されているのかもしれません。
殆どの農薬が嫌な匂いを持っているのは「毒」であることを匂いで人間に知らせるためのものであることを聞いたことがあります。
同じことはガスにも言えることです。
他方、人間が食用としている「食べられる」ものは決まって良い匂いがします。
ところが、独特の匂いを出すドクダミを食べる虫はいません。
虫たちは「食べられるもの」と「食べられないもの」との選別を匂いによって行っているのであれば殆ど匂いのないタデを食べることには合点がいきます。
葉に穴の空いたタデは料亭では嫌われるため選別されるそうですが、小生のところではそのまま粉砕して使うため、むしろ無農薬であるがゆえに虫に食べられる安全安心なタデ栽培をお願いしているのです。
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