季節は冬に向かってまっしぐら!
今日は朝から気温が上がらず、いつもより寒く感じますので体調管理には十分注意する必要があります。
今年は台風の襲来もなく、農産物はまずまずの出来具合のようです。
みかんは裏年にあたるにもかかわらず、先日の日経新聞によると需給調整により卸値が上昇傾向にあることが報じられておりました。
例年、11月上旬からゆずの収穫が始まりますが、今年は裏年ですので収穫は例年を下回るものと思います。
ただ、台風の襲来がなかった分、良い果実が収穫できるものと期待しています。
3年ほど前から極端な数量不足となったゆずですが、需要と供給のバランスが崩れてゆず果汁の品不足がでたのは一昨年のことでした。
ゆず果汁が市場に行き渡らなかった理由として、気候変動による極端な収穫減に伴い、絶対数量不足による一部投機的売買から流通に異変が起こったことにあるようです。
栽培農家の高齢化に伴う栽培面積の縮小や困難な収穫作業に伴う収穫量の減少は需要とのバランスを崩す要因ともなっておりますが、さて、値段が高くなってしまったゆずの国内消費はこれからどのような方向に向かっていくのでしょうか。
中国を原産地とし、東アジアでしか栽培されていない柑橘のゆずは、寒くなるこれからの食卓には欠かすことのできない大変重宝する食材の一つでもあります。
特にあったか鍋から上る湯気とともに鼻腔に入る香気は、時の移ろいの使者となって食卓を賑わせ、家庭に貴重な「団欒」をプレゼントしてくれます。
「ゆず」はその独特の香気をして、冬の食卓「鍋」の名脇役といわれる所以です。
あったか鍋を囲んで、いつもより30分早く食事を始め、いつもより30分遅くまで食事を続けるのも、時流にあった今風の食卓と言えます
楽しい出来事が一杯聞かせてもらえる「あったか鍋」を囲んで、今夜はワインでゆっくり過ごしましょうか…
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