Tっちゃんから郷里久那土の春の香りが届きました。
早速、お礼の℡を入れたら、相変わらず大きな声で「いま、大雪が降っている!」
そうかぁー
まだそんなに寒いのに、久那土の春を伝えるために頑張って顔を出した少数精鋭の「蕗のとう」だったんだ。
貴重なものを本当にありがとうございました。
おかげさまでこのところ、おかずいらずの楽しい食事が続いております。
少しずつ、本当に少しずつご飯に蕗味噌を チョコッと乗せて頂いております。
口に運ぶ前にちょっと箸を止め、香りを鼻腔一杯吸い込むと久那土の春の香りが全てを包み込んでしまいます。
そして、たちどころに野山を駆け回っていた頃に連れ帰ってくれました。
十分に堪能してやっと口の中に運び、そしてフッと我に返ります。
苦みばしったその味はまさしく子供の頃がスッと思い出される郷里久那土の味でした。
味は正直、母のものとは比較にならない美味しさです。
それでも、抵抗なく母が思い出されるのは蕗味噌だからだと思います。
脳裏のずっと奥底にしまっておいた思い出が、昨日の如くに鮮烈に思い出されます。
生まれ育ったところの香りの威力にクラクラしながら、今夜もタイムスリップに期待をして、しばしの夜を過ごしたいと思います…
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