一月は行く、二月は逃げる、三月は去るとは、年が改まってからの日々の過ぎることの早さを例えておりますが、日々の時間を大切に大事に過ごしたいものと今日のミーティングでの話です。
明日は鏡開き。武道の盛んな地域では寒稽古が挙行され、終わったあとは網で焼かれた熱々のお餅が入ったお汁粉が振る舞われます。
これは、神前に飾られた鏡餅をかち割って作られたもので、今年一年家族全員が無事に健康で過ごせられますようにとの祈りが込められております。
そういえば小生が子供のころ、甲州の田舎では門松や書き初めなどを持ち寄り、燃やした火で餅や蜜柑を焼いて、そのお焦げを食べたら風邪を引かないことや、字が上手になるように祈ったりした「どんど焼き」を楽しんだ記憶があります。
田舎では今でも同じようにやっているんでしょうか…
小生の会社では、今朝も若者が「行ってきまーす!」と元気にお得意先様への挨拶回りに出かけました。昨年末に突然中堅どころの営業マン一名が辞めたため、製造業務修行中の若者を営業に配転しました。
若いので先様に可愛がられるかどうか心配ですが、「真心を持ってすれば何ごとにも勝る。」と激励をして送り出しました。
「真心」は小生が前職を辞すときに「はなむけ」として、さる高名な書家から賜ったもので、似ても似つかぬ全く違う「ポン酢屋」という別の世界へ羽ばたく小生の胸の内に思いを寄せて頂いたもの、と受け止めておりますが、小生にとっては永遠の心の支えとなっている大切なことばです。
今度は小生がその大切なことば「真心」を若者に送ることができました。