枇杷の花です。今頃の時期に咲くことは全く知りませんでしたが、春は芽吹きの時期ですのでなんの花が咲いても不思議ではありません。
子供のころ、枇杷を食べたあとに種を土に埋めていたら「枇杷の樹を家の近くに植えてはいけない。」と母親にしかられましたが、理由は樹勢が増しても果実が実るまでにはかなりの年数が必要なことと、その樹には毒気があり、その昔枇杷の木で作った木刀でたたかれるとその傷はなかなか治らなかった所以だとか。
常緑樹で樹勢もかなりのものになり、日差しを妨げることにより家の雰囲気が暗くなることが理由の一つであろうかと思っておりますが、でも現在では高級な果物として珍重され、葉を煎じた汁はあせもに効くとか…
昨日から降り続けていた雨もやみ、漂う匂いもほんのり春らしく感じさせる今日のひとときを枇杷の花で楽しんでください。
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