原材料の値上げラッシュです。
石油関連製品の値上げがなされ、ジワリと攻め入れられました。また昨年は例年にない柑橘類の不作の年であったようです。少し前のことでしたが、ゆず果汁も値上げがなされ、多方面からいろいろな問い合わせがまいりました。
小生のところも順送りに値段の改定をしたかったのですが…
体感できる景気回復がなされていればそうでもないのですが、まだまだ体感できるまでにはほど遠い現状での値上げはかなり難しいものと判断し、今回の値上げを見送りました。
「景気回復はバブル期並み」と新聞記事にありましたが、いったいどこの何が回復しているのでしょうネ。 それにしても、体感として景気回復が認識できないこういう状況を経済用語ではなんと呼ぶのでしょうか。
工夫を凝らし、高付加価値を付与して値上げに対抗するのが一番でしょうが、頑固に、頑なまでにこだわり造りに徹していますと、いつの間にか利益率の圧縮という曲者の出現によりジワジワとボディーブローの如く効いてくる気配を感じます…
これら歩み寄りの難しさを実感しております。