タデの葉と醸造酢だけで作った「タデ酢」も確かにタデ酢でいいんでしょうが…
山形のヤナ場の料理長は「親方に教わった作り方はタデをすり鉢で細かくして、そこにおかゆを入れてとろみを出して作っていたけど、いまは面倒なので作らない…」と言っておりましたが、確かにいざ作るとなると「タデ酢」は面倒なのです。
某所で売っていたタデ酢を購入し試食をしてみましたが、封を開けてなめてみて「これでもタデ酢?」と疑問の声が…
タデの葉が入っていれば確かに「タデ酢」と呼んでも支障がないと思いますが…それにしても製造の方法が余りに単純すぎて「お酢ブーム」に便乗?して単純にお酢の中にタデ葉を入れて、色を付けて「タデ酢」を作ったとしか言いようがないか、それとも「うーんと安いタデ酢を作ってくれ。」と言われてこの方法で作ったかもしれませんが…まァー本物のタデ葉が入っていないものよりましかナと勝手に納得をしてみました…
食品の製造に携わる者は何ごとにも愚直に、しかも真摯に向き合って製造することの大切さを肌で感じております…