誠にタイムリーな取材ではなかったかと思っております。
多くの方は「たで酢」というものの存在すら知らなかったと思います。ましてやいきなり、といいますか突然メジャーなテレビ「ちちんぷいぷい」で紹介され、ごく普通の食卓に上ってしまった調味料「たで酢」に驚いた方が一杯おられたようです。
長い間「鮎の調味料」の位置づけで、ごく一部の人々の間で知られていた調味料ではあったのですが、創業者は「料亭の味をご家庭に」のフレーズでいろいろと創意工夫を凝らしてまいりました。
しかしながら、なかなか思うようにはことが運ばないのが世の常で、小生は創業者のポリシーを引き継ぎ、何とか「家庭向け」の「安価」で「簡単便利」な利用方法を探ってまいりました。
「良品」としては間違いはない商品ですが、「知る」ことと「知らない」ことの差は山ほどの違いがあり、今回の出来事によってそのことを痛感させられました。
某デパートでは、一緒に展示されていた弊社商品がごっそりなくなってしまったそうです。
「良品」の判断を頂いた、と思ってよいのでしょうか?
「真面目な良品はいつか評価される」ということに小生は密かな喜びを感じております。
「正直」「愚直」「頑固」「頑な」「まっすぐ」「嘘をつけない」」「人の健康を気にするが自分のことは後回し」、だけど「人情にもろい」、これが小生を裸にしたそのまんまの姿です。
なんだか情緒不安定でバラバラのように思えますが、要は正義感があって人情もろい、ごく普通の日本人と声高に言いたいのです。
そして、通常の値段の○倍もする「JAS規格特級の再仕込み醤油などを使ってポン酢を作っていたのでは儲からないでしょう。」との声を聞き流しながら、愚直なまでに正直な商品を提案していきたいと考えております。