早いものです。
時候の挨拶では「盛夏」や「猛暑」を使用する季節になりました。
昨年の今ころは、いったい何をしていたのだろうかと、フッと思い出しまして10年日記を開いてみました。
小笠原島レモンに何とか道筋をつけて世に広めようと男のロマン?を見出して張り切っていたことを思い出しました。7月2日に大阪を出発し、千葉に2泊して、東京の竹芝桟橋出発の便で小笠原に出発しょうとバタバタしておりました。
これには後日談がありまして、栽培者と「共生、共に生きともに栄える」という目的達成のためにと当初はかなり張り切ってはおりましたが、やはり男のロマンだけではなかなか思うようにはまいりません。
自然に任せたなりものに、手をあまり加えない状態の栽培では島レモンも機嫌良く実を結んではくれなかったし、離島の生活という厳しい現実もあり、とうとう今年は収穫なしに近いほどでした。
手搾り「ムニンの島レモン」も、ようやくその地位?をジワジワと認知されつつあったのですが…
実を結んでくれなくてはどうすることもできません。
このままだと小笠原レモンパンも風前の灯火…になってしまいます。
何もないところから育てることとは、かくも難しいものですネ…
もう!じっとしていられない!
もう一度小笠原に行って、この目で島レモンが実を結んでいるところを見てみたい。そして、もっと島レモンの木を増やして栽培者の役に立ちたいし、手搾り果汁を多くの人に紹介したい。
昨年の日記を読みながら、いろいろ考えさせられております。