世界中の至る所で人間同士のいがみ合いが続いております。
先日来客者との間で人間の「欲」の話しになりました。
「欲」は「人間の本能」からでるものと成長の段階で培われた「人間形成」の過程から出るものとがあるようですが諸説があり、論理の方向性によってはかなりの差異があると思います。
その「欲」の中でも、現代の人間が最も関心を持つのが「金銭」という「所有欲」です。
「人の価値感は歴史が評価する。」ことは既に周知の事実です。
有為転変の世とはいえ、あたら人生を賭けた尊い使命を「欲」によって雲散霧消の如くにさせてはならないと強く訴えたいと思っております。
仏教などの教えの中では、人間の「欲(煩悩)」を捨てさせ「無欲」に近づけるためにいろいろな形の修行をさせて、或いは自らしているのだと思いますが、小生は全くの凡人ですから、できる限り「所有欲」を追わないように、人の役に立つように心がけていきたいと思うこのごろです。