小生明日から夏休みです。
とは言ってもずっと留守にすることはできませんので、結局は出勤を余儀なくされてしまうのではないかと思いますが…
多くの方は親兄弟に会われたり墓参りなどで故郷へと行かれているのだと思いますが、故郷の夏はまた別の意味で強い郷愁を感じさせます。
そのわけを精査してみるときに、先祖の墓参りは故郷に帰るための単なる理由付けであって、実は「私」、つまり自分というものの存在を確かめるために故郷に帰っているのではないかと小生は考えております。
どこの地にいても先祖の墓参りのために帰るところがある、ということは人の精神衛生上とても重要なことだと思います。
特に、年を重ねてきますとなおさらのこととなります。
そして、風雪に耐え苔むした石塔に、何事もなかったかのように知らない人が訪れて、また人の営みは続いていくのです…