異常気象?か何か分かりませんが、昨年に引き続き柑橘類が極端な不作に見舞われました。
要因をたどってみると開花時の長雨と結実期の小雨が原因とのことです。
何年か前に、トイレットペーパー騒動がありましたが、調味料としての柑橘果汁は必需品とは少々かけ離れているものですので、風評によってそこまでの騒ぎを引き起こすまでの事もないようですが、極端な不作という正しい情報が伝わっていないところがまだあるようで、探せばどこかに保管されてあるのが見つかるのではないか、などと疑心暗鬼の様相も垣間見せております。
実際にないものはないのですが、正しい情報は信頼に繋がることでもあり、平素関係者との信頼の構築がいかに大事であることか、と痛感しております。
それにしても、この様なときに最も大事なことは「商品の安定供給」にあると思います。
最初から「なくなったら供給を終了します。」から出発しているものは問題ありませんが、得意先に安定供給を約束していて「なくなってしまったからどうすることもできません。」では完全に信頼を失うことになります。
こうなってくると「商売は難しい…」事になりますネ
元来、食品の劣化防止と品質保持、安定供給を目指して添加物は食品に寄与し進化してきたと考えております。その延長線上に、過去に例がなかった現在の危急を救う手だてがあり、見直すべきものがあるのではないかと考えております。
この考えは添加物等を排除しようとしている現況に逆行しているようにも見えますが、実はそうではなく進化している考え方ではないかと捉えております。
義を通そうとすれば角が立ち、情に竿させば流される…いつの時代にあっても、本当に困っているときは「助け船」が必要なのです。