今日は大変な事件に遭遇致しました。
「ドン!」と大きな音とともにいきなり車が電柱にぶつかり大破しました。
後ろからぶつけた車は止まることもなくそのまま逃げていきます。
あれはナンだ!
ぶつけられた車からはガソリンが大量に漏れています。
危ない!近づくな!
110番!
記憶したナンバーと逃げた車の特徴、運転していた男の特徴を110番しました。
周囲は大変な騒ぎで、近隣の犬はおびえて吠え続けています。
おまけに高速道路の音までうるさい喧噪の中での携帯電話での110番はよく聞き取れません。
逃げた男を捕まえてもらうことと、救急車と消防車の手配をお願いして何とか目撃者のするべきことをなし終えました。
幸いにも、この事故を目の前で目撃した方がおり、前車が正しく左折しようとしていたことを見ており、到着した警察官にそのことを話してくれました。
また、ぶつかった電柱の横にある家のご主人は自分の車を出し、小生にナンバーを聞き逃げた車を追いかけていきました。
程なく、追いかけていったご主人が戻ってきて「逃げた車がこの先で動けなくなって止まっている。」と警察官に通報して、事故を起こして逃げた男は警察に捕まりました。
被害者も救急車に収容され、漏れていたガソリンの処理も終えて現場の方もだいぶ落ち着いてきた様子が見え、小生の目撃事情聴取も終わったので、目の前で事故を目撃した方と話をいたしました。
「目の前で事故が起き、車の破片が飛んできたので動転してしまいました。自分も携帯電話を持っていたがどうしたらよいかわからなかった。冷静に110番してくれてありがとうございました。」
「いえいえ、どういたしまして。」
事故を目撃した方々みんなが協力して助け合ったから被害者の救出と二次災害を防ぎ、しかも逃げた男を早期に捕まえることができたのです。
「ご苦労様でした。」協力し合った方々はそれぞれ挨拶を交わして現場を離れましたが、事故の被害に遭われた方には大変気の毒なことでしたが、今日は大阪人が持っている人情の厚さを目の前で見せて頂きました。
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