小生ぐらいの年齢にもなると、身体にもいろいろとトラブルが出てくるようです。
食事事情が最悪の時代に生まれ育ったことから、空腹を満たすために子供の知恵を働かせ、春は山菜、秋は木の実や果物など、付近の野山でありとあらゆる食べられる物を探し歩きました。
おかげで、食べられるものと食べられないものとの判別を自然の形で覚えることができました。
同年代の皆さんはそんなパワーの持ち主ばかりであっても、いつの間にか年齢を重ねてきています。
追いつけ追い越せ!の時代をくぐり抜けてきた戦士は、その闘いに定年というもので終止符を打ち、それぞれの思いを胸に秘め、それぞれの道をまた歩き始めます。
ですが…やっかいなことに、今までに積み重ねたいろいろな疲れがドッと一気に出てくる年齢回りでもありますので注意が肝要です。
健康を害する要因は様々ですが、小生らの要因は積み重ねたいわば金属疲労と同じ内容のものでもありますので部品を取り替えることはできませんので誠にやっかいでもあります。
定年退職は緊張の緩む一つの要因といえますが、その点、小生に定年退職がないのはよいことなのかよくないことなのかは、実はそこのところは何とも言えません。
それでも、人間は常時緊張を維持することはできませんので、この辺は大変難しいところです。
最近小生の周辺では体調不良の話をよく耳にします。
激動の時代を生き抜いてきた戦士が、定年を迎えてホッとしたところであったと思います。
少し休んで身体をいたわる時間をくれたのだと解釈してますので、元々がタフな育ち方をしているのですから、この機会を活用して疲れ切った身体をいたわり、点検を実施し元気な身体に戻して頂きたいと思います。
この時期の定番文句…
冬来たりなば春遠からじ…
そう…まもなく遡上してくる若鮎も、水温む春を待ちわびております…