やっときました!
大望の小笠原島レモンです。
この小笠原島レモンは全て無農薬栽培されているものです。
ただ、残念ながらいろいろと事情がありまして、未だ大量に収穫されるところまでに至っておりません。
知恵と工夫を凝らせば何とかやりようがあると思って頑張ってはいるのですが…
大きいので803g、小さいので180gありました。
およそ300gほどのものが平均的な大きさでしたが、現地では通常9月ころから10月ころにかけて収穫しているそうです。
収穫しないで放っておくと、当然のこと自然落下します。
果実の完熟です。
この場合に評される完熟がもたらす意味合いは、「食べ頃」の表現とは完全に一線を画しており、まさに自然落下する状態の完熟を指しており、その説明には言葉を必要とせず「レモンが皮ごとガブリと食べられる。」ことにあります。
昨年1月に訪問した時には、自然落下した大きな島レモンがごろごろしており、木の上ではメジロやまれに飛来する天然記念物のメグロなどが盛んにつついて食べておりましたので、このころが収穫の限界ではなかろうか、とは農園主の話でした。
落下した果実を一ヶ所にまとめておくと、どこからともなくメジロの大群が押し寄せ、それはそれは賑やかなことでした。
この地には蛇や蛙などの天敵がいないため、メジロも地面におりてくるようです。
野生のメジロが人間のすぐそばまで来ることも経験のないことですが、レモンが皮ごとガブリと食べられることは常識を遙かに越えていることであり、不思議とさえ言えることです。
「完熟」とは、本来そういうものであり、私たちが知らなかっただけのことだったのかもしれません…
21,2,10 今回一番大きな(803g)小笠原島レモンです。
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たで酢を横に置いて大きさを比較しています。
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最も小さかった(180g) 小笠原島レモンです。
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二番目に大きい(629g)と思われた小笠原島レモンです。
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