強い台風18号の進路が気になるところですが、三六会のK君から「郷里久那土の丸畑出身、木喰上人に因むレリーフ看板が完成した。」との近況報告を兼ねた挨拶状が届きました。
さらに「古義真言宗大徳の文章が出てきて、ご縁がある感じがした。」と続いておりました。
子供の頃から「木喰さん」と親しみを込めて呼んでいたのを覚えていますが、丸畑に関して残っているもう一つの記憶は母に連れられて行ったことです。
母は着物を数枚持っておりました。
母から外で待っているように言われ、何もわからないまま待っていると尋ねた家の人が干し芋を幾つか持ってきてくれました。
帰りの母の手には持って行った着物がなく、代わりにサツマイモとお米を持っていました。
成人してから察したことでしたが、そのようにして母は食べ盛りの小生らの食べ物を確保していたのでした。
遠い記憶の中にある丸畑は、懸命に生きた母の記憶が強烈に残っており、ただただ親不孝をしてきたことを詫びております。
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