今日は朝から激しい雨が降り、いつもより涼しく感じます。
タデの花が今を盛りに咲いています。
タデの花が咲くと、夏は終わりに向けて駆け足で走り去ろうとしています。
この場所にはイヌタデ、オオイヌタデ、ボントクタデなどがひしめき合って花を咲かせておりますが、これらのタデはいずれも辛味は全くありません。
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花を拡大しています。
別に、赤まんまと呼ばれ、昔はご飯の代わりにしてままごとで遊んでいたところからそのように呼ばれていたと言われています。
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この花の葉は、斑入りがありますのでボントクタデと思われます。
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ボントクタデの特徴は、葉に黒点紋様があることです。
辛味は全くありません。
一説によると、辛味がないことからあまり用をなさない「ぽんつく」からきているようですが、花房は大きく見事ですので観賞用としては十分に用をなしております。
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こちらはヤナギタデですが、まだ花芽を出していません。
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ヤナギタデの群生地の様子です。
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ヤナギタデを拡大しています。
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今までの小生には、川辺にたくさんのタデが群生していてもただの生い茂る夏草どもとして気にもとめていなかったのですが、このごろでは他の夏草と明確に違いが判別でき、向こうからパッと目に飛び込んでくるのが不思議です。
何事も関心を持ってさえいれば向こうから勝手に知らせてくれる、という常の中にある教えの一つだと思います。