暑いという表現より「熱い」方が合っているような、そんな日々が続いています。
このようなときは体調をコントロールするのが大変難しいと思いますが、水分補給だけに頼らずに、野菜類を沢山摂取するなどのバランスよい食生活や十分な睡眠をとるなどの体調管理が大切になって参ります。
少し前?の年齢に戻しての小生の真夏の過ごし方のことですが、水分補給に失敗し食欲が失せてしまったときにどのようにして乗り切ったかについて思い起こしております。
具材はシンプルに、キューリ、味噌、タマネギ、かつお節、ニンニク、キムチの組み合わせによるご飯に合う「おかず」を自ら作ることにでした。
あらかじめ、味噌とおろしニンニクを混ぜたものを胡麻油で炒めておき、食欲のないときにそれをご飯に載せて食べてみたら、これが結構いけました。
その後、少し味つけに工夫を凝らし、干したホタテの貝柱を崩して入れてみたらそれだけで十分ご飯のおかずとして通用致しました。
次にタマネギのスライスにかつお節を載せ、ぽん酢を掛けてよく揉み込んだものをご飯に載せて食べてみたら、これまたどんぶり2杯いけました。
キムチは身近な食べ物として経験した人は多いと思います。
共通点として考えられる味噌やキムチなどの発酵食品とタマネギ、ニンニクなどの刺激物が食欲増進に効果的に寄与しているのではないかと思います。
キューリに味噌をつけてかじるのもいいですね。
食べるときは一度に3本くらいいきます。
夏は、発酵食品と辛味成分などを持った野菜を上手に利用することで食欲の減退を防いでいたと思います。
そして、なぜ夏にたで酢なのか?
についても、室町時代の書物に紹介されていることからみても、古来より伝統的に日本の夏の食生活に取り入れられてきたものと思います。
たで酢の辛味成分が食欲増進に寄与しており、「水辺のコショウ」のいわれ通り日本の夏の食べ方として利用されてきたことは意義深いものがあります。
体調管理は、自らが誰よりも最も正確に知り得なければならないものですので、人任せにせずにまずは自分の体調を正確に知ることが重要です。
そして、そのデータに基づき「体調管理」が為されなければなりません。
その「体調管理」データに基づき、今頃時分の食生活に十分気をつけていれば夏の終わり頃にやってくる「夏バテ」といわれる食欲減退に対する予防ができるのではないかと思います。