酷暑の夏を頑張って乗り切った身体がアツアツの鍋物を求めています。
秋から冬へと、季節の移ろいも急の様を見せており、ここ淀川の児童公園では紅葉から一気に寒風に舞い散る桜の木からの乱舞が見えます。
いわゆる酢ミカンといわれる香酸柑橘の収穫もすだちからゆこうにバトンタッチされ、11月は黄色の柚子へと移行してきております。
生食やジュースが主要用途である温州みかんなどと違い、酢ミカンは主に調味料としてぽん酢などの原料に使われます。
酸味が強いことから、ハチミツや砂糖などを加え稀釈して飲料とする「柚子茶」などは知られているところですが、最近では生姜汁と柚子果汁とで濃縮飲料を提供するところが増えており、冬はホットで、夏は氷などを入れてほどよい酸味の飲料として好まれて利用されております。
理由の一つに生姜と柚子とで身体が温まる効果が得られ、冷え性の人から支持されていることがあります。
古より生薬として利用されてきた生姜と、国内ではほぼ全国的に栽培され知られている柚子との組み合わせはなじみやすさもあって多くの人に好まれて利用されているのだと思います。
酢ミカン類がもたらす「酸っぱい」効果が、人の健康にどのように寄与するのかは正確にはわかりませんが、運動をして汗をかき身体が疲れたときに甘いものか酸っぱいものかどちらかを欲しがったことを経験した人がいるかと思います。
身体が欲しがることは自然の成り行きで大切なことだと思います。
補充或いは補填することで、摂りすぎにはならないからです。
ほどほどのことに留意していれば健康が得られると信じています。