数日前の猛暑が、まるでなにもなかったかのような過ごしやすい一日となりました。
夕方になるとコオロギが鳴き始め、厳しかった夏の終わりを告げているかのようです。
季節の移ろいは、小生が作る製品群に色濃く現れ、夏のたで酢から秋のぽん酢へと明らかに移行しつつあります。
数多くのぽん酢が出回っている中で、そのぽん酢への意識が少し変わりつつあることを感じておりますのは小生だけでしょうか。
元々ぽん酢は、醤油を使っている加工品でありながら比較的塩分の少ない調味料として認知されております。
近年の健康志向に後押しされながらも、さらに減塩のぽん酢を探している方がおられます。
いろいろな理由がおありだと思いますが、健康志向も視野に入れた極力減塩に向けたぽん酢を作るのもぽん酢屋の役割だと思います。
従来のぽん酢から、醤油を極力減らして試作をしてみましたが、満足のいくものは作れませんでした。
意外に思いましたが、なかなか手強い相手です。
ぽん酢屋の真骨頂の見せ所と、日々研鑽に励んでいるところです。