コロナ禍は人々の生活に様々な変化をもたらした。
人々の考え方も変わっていった。

思いやりや謙虚さも無くし、自己中心的で社会生活に不可欠なルールを無視し、孤立し荒廃した心を持った人をたくさん作ってしまった。

その人たちの集団のみにだけ通ずるルールが、すでに社会生活に合わないことを薄々感ずいているのだけれども、その魔の手から逃れなくてもがいている。

実は、それが自己中心的考えだからと他の仲間に知られてしまうと天蓋孤独に陥ることを知っており、それを最も恐れているからに他ならない。

なんて可哀そうな人たちだ。

警察に捕まらなければ何をしてもいい。
そんなことを得意げに吹聴していた人もいた。

そんな中で、最近、コロナに関わる助成金・補助金等の不正受給が摘発されたニュースが世間を騒がしている。

不正は、社会ルールの無視によって発生するものであるから、時期が来たら発覚して必ず警察に捕まることを知っておかなければならない。

だから、警察に捕まらなければ何をしてもいいという考えは、この社会には絶対に通用しないことをもって知るべきということだ。

誰かに世話になったことがあれば、誰かにその恩返しをする日本人の美徳はどこに行ってしまったのか。

コロナは、そのような、かつて世界に誇った日本人の良心をも変えていってしまった。

しかし、悪いことばかりではない。
これまでに手の施しようもなく治しようのなかったことを洗いざらい流して綺麗にしていってもくれている。

良くも悪くもコロナ

そして、コロナという存在によって方向転換がされ、良い方向に向かって行ってくれていることもたくさんある。

今まで見えなかったことが見えて、善し悪しがはっきりしたこともあった。

だから、コロナは決して悪いことばかりが起きたのではなかった。

そのように考えてみると、コロナは良くも悪くも、どちらに取っても恐ろしい魔力を秘めていることにもなる。

今、私たちの会社は熱い! 会社を成長させたい熱い目的意識を持った有能な人材が集まったことにより士気の高い組織が形成され、業績に大きな成果が出ている。

これまでにはなかったことだ。

コロナによって、組織の自浄作用が有効に機能し、社会ルールを尊重し総意をもって活動する考え方が浸透した。

このことは、自己中心的な考えを排斥する特効薬として機能し、仲間が一緒に活動するための重要な手段であるコミュニケーションが取りやすくなり、さらには業務のブラックボックス化が皆無となるなど、組織として大きな成果を上げるに至っている。

いわゆる、目詰まりがなくなり風通しが良くなった。

クリーンな雰囲気が利益重視の手堅い営業業務となって業績を飛躍的に向上させている。

企業は人なり、人材こそが最大の財産、とはよくぞ言ったものだ。