鮎タデ(タデ葉)を栽培して頂いている農園のビニールハウス内で育っている巨峰です。
農園主は「農薬が嫌いだからかけたことがない。」と言っておりましたが、全く手入れをしなくても立派な房になるそうです。熟れたころにおじゃまして食べさせてもらおうかと密かに思っております。
小生は甲州の出ですから、ブドウとは幼なじみ?です。
小生の生家は、道路をはさんだ先にネコの額ほどの庭があり、そこにデラブドウ(デラウェアー)が日除け目的で植えられておりました。
風通しのよいブドウ棚の下は真夏の涼を頂く特等席で、その下にイスと手造りのちょっとした机を置いて公務員になるための猛勉強をしていたことを思い出します。
毎年夏になるとたわわに実らせていたそのデラブドウも、今は主のない廃家と同じに、いつの間にか枯れ果ててなくなってしまい、人の手の加えられていない小さな庭も今はどうなっているのやら…
どの様な形にせよ、人の手を借りてさえいれば物言わぬブドウも、巡りくる夏が来ればたわわに実ってくれるものを…
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