兵庫のタデ圃場に行ってきました。
タデは今年も順調に育っております。
鮎解禁が出そろうまではまだ少し期間があると思いますが、新鮮な川藻を食べながらどんどん成長していく若鮎は今頃どのあたりを登っているのだろうかと思うと、いつものことながら日本の伝統調味料であるたで酢と鮎との深い結びつきには、つい古代へのロマンに思いを馳せてしまうのも無理からぬことでもあります。
川辺のタデは圃場のタデほどまだ成長しておりませんので、若鮎と若タデの会うことのできる時期はやはりもう少し先になるのではと思います。
21,5,31撮影
タデの天敵!
タデ食う虫の一種です。
コクゾウムシに似た頭部を持っており、甲殻は結構固くて羽根を持っており飛びますし、葉の裏にサッと隠れたり素早い動作を致します。
他にもタデ食うムシがいるそうですが、農薬を一切使用しませんのでタデの葉は穴だらけです。
21,5,31撮影
虫食い状態のタデの葉
丹念に観察してみますとタデの葉は穴だらけであることがおわかりになると思います。
ムシが好んで食べており、穴だらけであることは安全・安心の証拠です。
21,5,31撮影
タデ食うムシの拡大画像です。
タデの天敵ですが、見方を変えれば安全の証人でもありますので少し評価してやらなければなりません。
21,5,31撮影
圃場全体の様子です。
緑色の絨毯を敷き詰めたような光景は圧巻です。
タデ葉の色は独特の緑色をしておりますので、この緑色を保持した「たで酢」を作るのは大変至難な技とされ、代々引き継がれてきた職人技といわれる所以がここにあります。
21,5,31撮影
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