今日は特に感じたことがあります。
自ら考え動くことを「意識の発露」と見て、仕事に対する姿勢として小生の最も好むところですが、欠如している場合には大変やっかいな状態で、教育が必要と考えます。
「この様にしなさい。」と指示したにもかかわらず、できなかった場合のことを検証してみました。
「指示の意味が全く理解できていなかった。」
「目標が見えないためにやる気が出てこなかった。」
「頭では理解できても、実際にどうすればいいか分からなかった。」
「何をしたらいいのか全く分からなかった。」
「現状認識が全くされていなかったので、する必要がないと思った。」
「危機感がなかったので真剣に考えなかった。」
この様なことが考えられます。
この場合の動機付けは「創意工夫を加えて、自ら考え動くこと。」への誘導であり、大変難しいものと思います。
そこで「思いやり」を提案してみました。
今日は仲間が出張のため早朝から遠方に出かけています。
「気をつけて行ってこいよ。」と一言いい添えたか、「留守は任しておけ。」と安心させてやったか。
その思いやりが仲間意識を強固にして作業効率が高まり、確かな実績となって示されることにより「奮起」へと繋がるものと考えました。
自己中心的な考え方を持っている人が多いと言われている中で、他人への思いやりはどこかに置き忘れてしまっているような昨今ですが、実は日本人が最も郷愁を覚える「日本人的な意識」ではないでしょうか。
小生はそのように思います。