蝉の声が急になくなりました。
不思議な現象です。
朝・夕に吹く風も涼しげです。
秋が近づいているのですネ
吹き抜ける風の音や木々のざわめきなど、季節の移り変わりを周辺の雰囲気から感じられるのは本当に久しぶりのことです。
秋への始まりは冬への始まりでもあります。
実はこのときを待っていたことも去りゆく夏を惜しむことも、季節の変わり目が交錯するこの時期が持つ日本的な情緒感でもあります。
待ち望んでいた秋は実りの秋でもあります。
今年はサンマが極端な不漁とのニュースで流れていましたが、半割したスダチを振りかけて食べる焼きたてのサンマが食卓から遠のくことを考えるととても残念でたまりません。
この不景気間時代に、いつもなら家計を助けるはずのサンマまでもが家計の助けにならないとはなんということでしょう。
でも、それなりの値段になってもやはり焼きたてのサンマは食べたい!
秋の始まりを、焼きたての熱々のサンマにスダチの搾り汁をチュッとかけて食べたい!
21日付日経新聞夕刊によると「生育が若干遅れているが価格は前年並み」とのことで、現地情報も格別な違いはありません。
近年、柚子やスダチなどの香酸柑橘が持つ機能性成分に多方向から注目が寄せられています。
これまで、人間はうまいものを食べてまずい物を捨ててきました。
戦後の市民生活の向上による食生活の激変が後押しをしていることもあると思いますが、ここにきて食べるものの中にはまずい物の方が健康に寄与することは雑穀や豆乳などが見直されてきていることからも明白です。
柑橘の皮の苦みなども体質改善に寄与する食物の一つだと小生は注目しています。
多く摂取する必要はないと思います。
ほんの少しだけでよいと思います。
昨日も関係者と会う機会がありましたが、出されたスダチの半割を絞ったあと、がぶりと噛んで「いつもこうしている」と実演してくれました。
機能性成分の大半は果皮に含まれていますので、噛んでチュッと吸って頂ければ必要量が摂取できるものと思います。
食生活は日頃の心がけとちょっとした知識を養い実践することが大切だと思います。
特に柑橘果汁には抗酸化作用の強いフラボノイド類を含んだ精油成分が大量に混入しているようですので、日々これらの食品の摂取を心がければ「健康つくり」に役立つのではないかと思います。