とても温かな日が訪れています。
確かな春の訪れをプランターで育てているタデの発芽によっても確認できます
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一昨日、とても感動的な出来事がありました。
久那土中学校の恩師である二宮先生のご子息が古い卒業アルバムを携え私を尋ねて参りました。
二宮先生は、久那土中学校生徒会の歌を作られた方です。
一目見たとき、瞬間的に二宮先生の面影を感じ取りました。
桑の実を食べて、口の周りを真っ黒にした話など、久那土で幼いときに遊んだ旧知の仲であったように話が弾み止まることはありませんでした。
先生は81歳の現在でも、病気一つせずに健やかでおられる様子をお聞きし、この年になっても恩師が元気でおられることを知らせて頂き、無上の喜びと幸せを感じるとともにとても気持ちの和むひとときを過ごさせて頂きました。
卒業の年月日をお伝えすることができませんでしたが、私ども卒業生は還暦を迎えたときに「36会」の親睦会を開催しましたが、昭和36年の卒業生でしたので、卒業してから53年を数えます。
中学を卒業してすぐに故郷を後にし、働きながら高校に通いましたが、さらに上を目指して上京し、長い年月を経ていつの間にか郷愁に駆られる年齢となりました。
両親も既に亡く、人の住まなくなっている生家や走り回った野山の事を思い出す日々も頻繁となり、故郷の存在の大きさを噛みしめているところです。
いまではわずかに36会の同級生との暖かい兄弟の交流が故郷との接点となって存在しておりますが、思いがけなくその故郷とをさらに繋いでくれたのが恩師のご子息があったことは、この喜びをどのように表現したらよいかわかりません。
年端もいかないなにもわからない少年に、確かな道しるべを与えてくれた恩師に感謝しながら、いつまでも教え子の事を心にかけてくださっている恩師にはいつまでも健やかでいてもらいたいことを祈念するものです。