このところぐんと寒くなり、目が覚めてからも起きるまでの布団の中での時間が長くなってきています。
そして、12月のカレンダーもとうとう残り11日になってしまいました。
1年という月日の経つことの、なんと早いことか。積み重ねたもろもろの事柄を検証をしながら、どこが成長し、どの辺が後退したかについて振り返り、本年に得られた貴重な糧を来年の成長への足がかりに繋げていきたいと考えております。
先日、ある方が尋ねてきました。
聞くところによりますと、無類のぽん酢好きでいろいろなぽん酢を食べ比べしているとのことで、「最近のぽん酢は、味に奥深さが不足している。」との事を嘆いておりました。
なんでも「あるところで食べたぽん酢がいままでのものとは違っていて、他にもっと美味しいぽん酢があるかも知れないと思い、場所を探してきた。」とのことであった。
ぽん酢…
されどぽん酢…
ぽん酢の何がそうさせるのか、美味しさの秘密は…
わからないことだらけですが、このような方々の期待を裏切ってはならない、という強い義務感のようなものがわき上がって参りました。
先味、中味、後味と、味の評価を伝えるときによく使う言葉です。
つまりは、味はバランスが大事であることを教えています。
美味しさを、脳内感覚で感じたときが最も味のバランスがとれているときで、自然な形で身体全体が喜びとして反応するのではないかと考えています。