夏季の雑草除去等の圃場整備も一段落したので少し圃場の整備を怠けていましたがそろそろ種ができ始めているころと思い出向きました。
タデ圃場には赤く染まった鮮やかな茎が目立ち始めていました。
タデ特有のものでポルフェノールの類だと何かの文献で知りました。タデの群生地を遠方から眺めると赤く見える情景を形成しつつあるところです。
穂が垂れてきており種の実入り状態が確認できます。
前回の圃場整備が9月半ばだったので1か月くらい放置していた状況でした。
農薬等は一切使用しておりませんので栽培中の雑草との闘いは大変でした。
このような栽培方法をいつまで続けることができるのだろうかと考えながらの作業でしたが「農薬を絶対使わない。」こだわりと、これからも続行するために体力と気力の狭間に揺れた1年の作業でした。
来年はさらに大きな試練が待っているだろうと思いつつ、こだわりというポリシーを貫き通したい思いも増してきているようです。
もう少し経つとさらに穂が下がってきますので来年のために種取りを行います。
圃場入口手前のところではまだ花を咲かしている状態のものも確認できます。
このタデは茎もまだ青く、種が形成されるのはもう少し先になります。
細長い葉は柳の葉に似ていることから「ヤナギタデ」といわれる所以です。
圃場の横に植えたマイヤーレモンが実をつけていました。
卵型果実のリスボン系とは違い、マイヤー系はボールのようにまん丸の形をしています。
優しい酸味と優雅な独特の香りを持っています。
いつの日かこの果実を絞ってぽん酢を作ってみたい、ついそんな風に考えてしまうのもぽん酢屋の宿命なのかなとつらつら思うところです。
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